2009年9月15日 (火)

希望

木工家志望の方ご来訪。

こんな時代なのに・・
あるいは、こんな時代だからこそ・・?

もはや、私自身も良く分からなくなっており、アドバイスらしきこともなかなかできにくい状況にある。

以前は・・

会社員=安定
木工家=不安定 先行き不透明

なんて図式だったけれど、最近ではいずれも不安定、不透明のようになってきており、その境界線は不明瞭だ。
このような紋切り型の区分けはすでに過去の遺物になりつつあるかもね。


昨日、NHKのクローズアップ現代で面白い特集をやっていた。
希望学 なるものがあるらしい。

その中で印象に残った言葉。
「希望は、先行きが全く見えなくても、あるいは見えすぎていても、持つのは難しい」
「希望が持てるのは、先行きがある程度曖昧模糊としている状態にあるときだ」

う~む、なるほど。
ちょっと考えさせられる意見だった。


これを適用するならば、今の時代、将来が適当に曖昧な木工家の方が希望を持ちやすいのかもしれない・・
なんて、麦茶でせんべいをかじりながら思ったりした。


とまあ、戯言でございます。

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2009年6月 6日 (土)

仕事モード 趣味モード

いくつか面白いアイテムを手がけている。
新たなデザインで、今までに用いたことのない構造。

大変だが、面白い♪

今までにやったことのないものを手がけるのは、物づくりの大きな醍醐味であるに違いなく、その楽しさを噛み締めながら作業をしているのだ。


好きな物づくりが存分にできていいですね・・
と、言われることがある。

また、多くの木工家志願者は、この物づくりどっぷりの生活に限りないロマンを感じるようだ。

でも・・
実際の製作現場はかなり淡々としている。

物づくりといっても、注文家具といっても、いつも新しいものを手がけているわけではない。
過去の作例と全く同じものを作ることも多々あるし(そちらの方が多いかも?)、また、デザイン違いでも基本構造や仕口などは標準化されており、毎度毎度同じルーチンを繰り返すことになる。

そう、木工といえども他の仕事と変らない。
日常の多くは同じことを繰り返しているのみだ。

もちろん、そのルーチン自体を改善し、より合理化やスピードアップを図るのは言うまでもないが、それらは全て地道で地味な作業だ。


が、時に全く新しいものを手がけることがある。
このときは 面白い。

木工家志願者が思い描くロマンがそこにある(大げさ?)

ともあれ、今がその時。
ちょっとこの数日は、仕事モードが趣味モードに変ってしまいそうだ。

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2009年5月23日 (土)

年齢と決断と

木工家志望の方ご来訪。

今年中に退社し、来年訓練校へ行かれる由。
決意は固いとのことであった。

このようなご時勢なのに?
という気もするが、
いや、このようなご時勢だからこそ・・とも言えるかも。

ううむ。

年齢的なことも少々・・

20代ならば、思いのままイケイケGOGO。
30代ならば、よく分析して判断しましょう。
40代ならば、成算を持ち、不退転の決意で・・

と、盛り上がったりする。


木工家志願者から良く聞かれることであるが・・
まず行動すべきなのか?
それとも、よく考えて判断すべきなのか?

という質問。

これ、どちらが正解と言うわけではないのだよね。

どちらも正しくも思えるし、間違っているようにも感じられる。
二者択一と言うよりは、この間のグレーゾーンで決着することが現実的には多いのだ。

そして、この両者の中でどちらに比重がかかるかは、各自の性格に拠るところが大であるが、それ以上に多分に年齢が関係する。

若年層ならばまず行動となるだろうし、アラフォーからそれ以上ならば、抱えているものが多すぎるので何も考えずに行動するわけには行かなくなる。

つまりは、人それぞれ、置かれた環境で自ら判断、あるいは決断するしかないわけで、コレばかりは私にもなんとも答えようがない。


ここのところ、木工志願者からのお問い合わせもまた増えつつあり、来年も訓練校はバラエティーに富んだ人材が集まりそうだ。

木工も、人気職種になったのかいな??

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2009年4月 2日 (木)

女性木工家

新入学の季節。
訓練校の入学式はまだ少し先だが、新しく始まる木工への道を前に期待に胸を膨らませている方もいらっしゃるだろう。

ところで、最近は訓練校へも女性の進出が目覚しく、例年20~30代の女性が数人は入学してくる。

先日も、一人の女性から訓練校へ合格した旨のメールをいただいた。
以前、お問い合わせをいただいた方で、会社を退職してゼロからの挑戦だ。

職業に性差を持ち出すのは少々はばかられることだが、でも、女性にとって木工は、実際、大変なチャレンジだろうと思う。

まず、重い(無垢材は重いよ~)
埃まみれ。

指先は傷だらけ。
そして、刃研ぎに夢中になると、指紋が消えたりする。

裏押しをするときは、指先は真っ黒。
洗っても消えない。

爪を伸ばすことも、マニキュアもできないだろう。


おそらくは男以上の覚悟を背負ってのこと・・
なので、女性の方が総じて男どもより優秀だとは良く聞く話だ。

このように、苦難を乗り越えても、なお木工の道を進もうとする淑女に敬意を表する。

ところで、巷では草食系男子なるものが増えているらしい。

まあ、いつの時代も若年層は頼りなく見えるものだから、その信憑性については差し引いて見ねばならないが・・・
だが、この現象は人間様のみのことではなく、どうやら地球上の全生物において男性らしさが衰退しているという少々不気味な話も聞く。

いずれ、木工も女性木工家に席巻されるときが来るかもしれない。


ともあれ、木工を目指す全ての女性にエールを送りたい(頑張れ~)
そして、男子にも・・(負けるなよ~)

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2009年3月26日 (木)

羽ばたこうとしている方へ

さて、昨日は木工家志望の方ご来訪。
つい先日、訓練校を卒業されたばかりのほやほやで、フレッシュなイメージが好感度アップ♪

そうだよな、この時期は全国の訓練校、木工科から、新たな木工家志望者達が羽ばたいていく時期だ。
なので、独立に際してメールでの問い合わせなどもちらほらとあったりする。

そして、それに対するお答えも毎年同じ。

・「事業計画書」を書きましょう。
・綿密な資金計画を策定しましょう。

これに尽きる。

このブログやHPのコアな読者の方ならば、もうミミタコの言葉だが、こればかりはどうにも変りようがない。
お問い合わせがあるたび、上の二つの言葉(アドバイス?)をお返しするばかりだ。

どうしてこのように分かりきったことを繰り返し言っているのか?
と、ご不審に思われる方もいらっしゃるかもしれない。

実は、それにはある事実があるのだ・・(ジャジャジャーン)

この数年で、私の工房へおいでになられた木工独立志願者は、おそらくは50人を越える。
そして、その中で、事業計画書を持ってこられた方は、いままでに一人しかいない。

繰り返すのだが、たった一人しかいないのだ。
驚嘆すべきこと・・と言える。


事業を立ち上げるに当たって事業計画書がないということは、家具を作るのに図面がないことに等しい。
なので、お話を聞いても、その方がどのような方針で、どのような商品展開を予定し、どれくらいの収益計算をしているのか? 

それらが全く分からない。
そして、それらを尋ねても明確なお答えが返って来ることは・・ない。

つまり、図面なしに家具の説明をされているようなもので、漠然とした輪郭程度は何となくわかっても、細部は全く不明で、これではどうにもお話が先に続かない。

なので、会話はどうしても抽象論に終始し、時には精神論などへも飛び火し、あちこちへ迷走する。
あまり生産的とはいえない。


さらにもう一つの事実・・・

事業計画書の必要性を説明し、それを理解してもらったように思える人でも、その後本当に事業計画書を書いて再訪された方は・・・ゼロ だ。

ゼロ!!!!!!!!


その後、50名の方々がどのような道を辿られているのか、私には分からない。
ただ、それがよい方向であることを願うばかりだ。


さて、昨日ご来訪のTさんは、まだ20歳過ぎのフレッシュマンだ。
独立はまだ先のことかもしれないが、木工は人生をそれにかけるのにふさわしい、やりがいのある仕事だ。

未来を見据えて、しっかり頑張ってくださいね。
そして、独立前には・・・

そう、事業計画書を書きましょう(こればっかり)

全国の木工家スタートラインの方!
頑張れ!!

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2009年2月 7日 (土)

動機がどうであれ

季節柄なのか? あるいは最近の雇用状況を反映したものなのか?
ここのところ、木工志願者からのご相談が増えている。

昨日も、そして今日も、木工家志望の方、ご来訪。
昨日はご年配の方、そして、今日は若年の方。


ここのところ、木工は一躍人気業種になったような気がするのは私だけだろうか???


どうして木工を目指すのか?

その動機は様々だろうし、でも、動機の中身はさして問題ではない。
動機の優劣などを考えても、あまり生産的とはいえない。

若い時の無鉄砲であろうが、雇用状況を見越して手に職をつけようとしているのであろうが、なんだって良い。

だが、動機がどうであれ、木工の道を志したのであれば、その習熟にはきわめて真面目で熱心であって欲しい。

木工は、いや、木工に限らず何においても継続は力。
そして、真面目に努力したものは必ず報われる。
技は力・・・

このような雇用状況でも、それは絶対に間違いない。

木工を目指す全ての人に・・
意志あるところ道あり!

木工所は、真面目で前向きな人を求めていますよ。

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2008年12月20日 (土)

ちょっと待って2

雇用状況の悪化。
こんな時代でも、いや、こんな時代だからこそ木工起業にロマンを感じたりするのかな?

私が木工を目指して離職したのは今からちょうど8年前の頃。
まだ、構造改革だの、新自由主義だの、規制緩和だの・・ そのような大合唱が聞こえる前だった。


好景気ではなかったが、雇用はあり、訓練校の同級生は開業資金を稼ぐためにトヨタの季節労働工になった。
1年ほど愛知県に滞在し、そして本当に資金をためて開業した(たいしたもんだ)

もちろん、技能を磨くために木工所や建具屋などに就職したものもいる。

そう、望めば雇用はあった。


そのような原体験があるので、この道を目指す人には肯定的、積極的なアドバイスとエールを送ってきた。

「たとえどんな状況に陥っても、日本にいる以上は野垂れ死にすることはないよ」
と言うのが当時の決まり文句で、アドバイスと共に、自分自身を鼓舞する言葉でもあった。


が、状況は変った。

同じようなことを、つい ひと月ほど前にも書いたが、その後、状況はさらに悪化。
連日の報道が雇用問題一色になってしまったのは周知の通り。

木工の開業資金を貯めるために効果的だった自動車の季節労働は消滅した。
技術を磨くための木工所、そこからの求職はまだ続いているのか?


私が木工を目指していた8年前とは明らかに雇用環境が異なる。
それを目の当たりにして、今木工を目指して離職をしようとしている人に、果たしてどのような言葉をかけるべきか?

それを、迷っている。

離職を考えている人。
ちょっと待って!
もう一度よく考えてみよう。

訓練校の願書締め切りまでは、まだふた月ほどあるのかな?
自身の環境、周りの状況、雇用の可能性、自己資金・・・
それらを総合的に考えて、くれぐれも短慮なきよう。

くれぐれも・・


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2008年12月19日 (金)

ちょっと待って

大量解雇時代。
連日報道される派遣切り・・大変なことになってきた。

一体、いつから日本の企業はこれほど冷酷になってしまったのだろう?

今から20年ほども前のこと・・
当時新入社員の研修で、人事部長からいろいろな理念を聞いた。

印象的だったこと。

「会社は誰のためのものか?」
と言う問い。

部長の答えは・・
「まず第一に、会社は社員のものである」 と言うこと。

そして、会社は公器であるとも。
なので、以って社会の発展と幸福に寄与しなければならない。
とも教わった。

当時の上司からは、「会社は人だ!」との至言も学んだ。

崇高な理念。
そして、その真価が問われるのがまさに今なのだが・・

企業の競争力を高めるために改正された派遣法。
それを踏み台として大きな利益を上げたのではなかったのか?

確かに、この経済的な暴風雨を目の前にして立ちすくむことも十分に理解できるが、果たしてその内部留保は一体どうなったのだろう?

と、思ったりするが。


地方からコミュニティーが消えてしまった現代。
つながりが溶解して、個が浮遊し始めた時代にかろうじてそれらを引きとめていたのが会社であり、組織であったと思う。

人間関係は情の関係だ。
そして、良くも悪くも情が支配し、惻隠の心が熱く残っていたのが日本型企業の生理ではなかったのかなぁ。


などと、このブログのタブーを破って世間のことをぼやいてみたのはなぜか?

今日、木工家志望の方からメールをもらった。
離職して、訓練校に行かれる由。

・・・

ちょっと待って。

と言うわけで つづく・・

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2008年11月26日 (水)

木工起業の前に・・よく考えて

木工家志望の方ご来訪。

来年訓練校へ入学を希望されている由。

ご相談を・・と言うことで、おいでになられた次第。

聞くと、まだ現職にあり、離職はされていないとこのこと・・
であれば、ワタクシの基本スタンスとしては、勧めることも諌めることもしない。
ただ、現状ありのままを語るのみ。

今までにも数多くの方が訪ねてこられた。
そして、実際に離職し、訓練校に入り、木工の道へ進んだ人も少なくない。

独立した人も何人もいる。

その結果については積極的に触れることはしないが、起業の厳しさは木工に限ったことではない。
必然として、淘汰はどのような分野にも厳然とある。
10年間生き残れる確率は数パーセント程度と言われていることは知っておかねばならない。


当初は、やる気のある人にはその志を励ましていたが、最近はそのようなことは控えるようにしている。

ここ数年、いわゆる新自由主義なる経済思想が作り出したゆがみを考えると、正社員の立場を放り出すことの重さは、10年前とは比べ物にならぬほど大きい。

時々、NHKなどが非正規雇用、派遣社員などの生活実態についてドキュメントなどをやっているが、これは正社員にある人の立場から見ると、対岸の火事のように感じられることだろう。

が、離職を経験すると、これが現実として恐怖の網のように覆いかぶさってくる。
そして、その恐ろしさは私が離職した8年前とは比べ物にならないほど大きいはずだ。

8年前は、たとえ一時的に落ち込んでも必ず再起できるようなきがした。
が、今は、一度坂道を転げ落ち始めると、それは不可逆変化となって最終的には奈落へ落ちてしまうような底知れぬ恐ろしさがある。

ここ数年で、日本の雇用状況は大きく変っている。


これを読んでいる、日本全国の木工家志望諸氏!

くれぐれも短慮なきよう・・
人生の選択は慎重に、よく考えて!

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2008年11月 2日 (日)

2か月分ほど

と言うことで、昨日ははるばる軽井沢よりお客様をお迎え。

このブログにもリンクをさせていただいている、木工家おでみつさん。

お昼過ぎに到着。
まずは、アタクシの狭い工房でなんだかんだとお話。

その後、場所を飲み屋に移して、なんだかんだお話。
で、気がつくと、二次会、三次会と連れまわしてなんだかんだとお話。

おそらく、2か月分ほどの会話をしたような気がする(汗)

木工家が二人寄ると姦しいと言うが(ウソ) まあ、会話が尽きることはないね。

しかし、このようなコミュニケーションができるのも、インターネットあってのこと。
普段は2千キロも離れているところにいるのに、旧来の知己のように盛り上がることができる。
いい時代になったものだ。


これで、昨日から連続で・・ 訓練校に行く前の人、訓練校に通っている人、プロ木工家として独立した直後の人、プロとして独立して数年の人・・ と、まるで時系列的に話をする機会を得た。

共感するところもあれば、新しい発見や刺激もあったりして、とてもエキサイティングな二日間だったなぁ~


ただ、その中から見えてきたことは、ワタクシのHPなどが少なからず他に影響を与えているらしきこと。
今までも何となく感じていたことではあるのだが、改めて指摘されるとちょっとドキッとする。

もし影響があるのであれば、それが良い方向に作用していることを願うばかり・・・


改めて・・・
HPのQ&Aにはかなりの毒、偏見、思い込みなどが含まれております。
今、改めて読み返すと赤面するところも多々。
なので、いっそ全部消去してしまおうと思ったことも度々。

でも、今回のように時折評価いただくことで、それなりの存在意義を感じ、いまだにHPのコンテンツとして残しているのが実情。

とにかく、くれぐれも行動は慎重に。
そこのところ、よろしくお願いしますね。

本日はここまで。

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2008年11月 1日 (土)

ドラマチックな一日

昨日は朝から晩まで出ずっぱり。

まずは、お客様宅でフレームの取り付け。
その後、門司港へ移動して写真撮影。

そして、知人の工房へ。
工房を開設したばかりの木工家だ。

いろいろとお話など・・・

お昼過ぎに辞して、高速を走って田川の技術専門校へ。
一年ぶりの母校。

ここで、木工家志望の方と会う。
来年専門校へ入学を希望されている由。
手押し鉋の刃を研ぎながら、いろいろとお話など・・・

夜は、専門校近くの温泉でお食事会。
今年の訓練生6名に先生を加えての会。
やはり、いろいろとお話など・・・


そう、今日は面白い一日だった。

・専門校を目指している方
・専門校の訓練生で、木工家を目指している方々
・プロ木工家として緒に付いたばかりの方

一日で、三者三様の位置にいる方々と話をする機会を持ったのは初めてのことで、おそらく今後もこのようなドラマチックなことは起きないだろうね。


話しをしていると、自分の昔がフラッシュバックのように甦ってくる。
そう、どれもこれも、以前自分が悩み、考えた問題ばかりだ。

質問に対しての答えはなかなか難しいが、できるだけありのままが伝わればよいのだが・・

おそらく、悩みの質は同じ。
だが、解決の方法論や、結論の出し方は十人十色だろう。

皆さん、頑張ってくださいね。
(もちろん、ワタクシも頑張りますよ、まだまだ発展途上人です)


そして、今日は軽井沢からご来訪の方が・・

今週末は人と会ってばかり。
でも、一人孤独に作業している身からすると、ちょっとわくわくするね。

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2008年10月27日 (月)

襟を正さねば

木工家志望の方からメールをいただいた。
いろいろとお悩みのご様子、その気持ち、よく分かる。
十数年前の自分が、メールの向こうに透けて見えるような気がする。

当時、インターネットはまだ普及しておらず、かろうじてパソコン通信なるものがマニア的にあった程度。
私もパソコンは所有しておらず、木工の情報は時々発行される「手作り木工事典」がほとんど唯一だった。

周囲に木工家なる人々がいるかどうかも分からず・・
木工を学ぶための方法論も分からず・・・

本屋に立ち寄るたびに、ウッディーライフや、田舎暮らしの本、その他、地方の情報がのっている雑誌などを片っ端から漁って情報を集めたものだった。


それが今は・・

木工家を目指す人にとっては、情報は溢れるほどに手に入ることだろう。
インターネットへアクセスをすれば、木工というマニアックな分野にも、いまや数百を越える情報源がひしめき合っている。

そのような中で、弊弱小工房にも問い合わせが来たりするのだ。
隔世の感があるね~


どのようにお答えするかは毎度頭を悩ませる問題だが、とりあえずあまり主観を交えずに現状をありのままお伝えすることを心がけるようにしている。

もちろん、踏み出すか否かは本人の決断となる。

ただ・・
木工家を目指そうとしている人たちに、木工と言う仕事が人生を掛けるに値する価値を持つものであることを伝えたい。

もちろん、そういう思いが強い。

そして、それはおそらく言葉ではなく、まずは我々現役の木工家が生き生きと創造的な仕事をすること。
その活力が自然と後進に伝達される・・ そうなれば良いし、そうすべき責務があるように思う。


インターネット全盛の時代。
ネットでの発信は、迷える子羊にとってはそのまま生き死にに直結するかもしれない。

ちょっと襟を正さねば・・と思った。

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2008年10月 9日 (木)

馬車馬のごとく

朝から納品行脚。

今日は近隣ばかり・・
車で東へ西へ♪


しかし、それにしても 暑い。
夏が戻ってきたみたいだ。

エアコンの効かないポンコツはつらいね。


そして、午後からは送金や、郵送手続きや、その他なんやらかんやらの外出事。

ふひ~


落ち着いて製作する時間が無いよ~(叫)


今年の残り時間も徐々に短くなっていく。
どうも、今年もやはり例年のごとく馬車馬のように終ってしまいそうだ(寂)


この仕事を始める動機。
「マイペースで納得の行く仕事をしたい!!」

・・・・・
・・・・・

はぁ~????

理想と現実。
認識、甘すぎ。


木工家志望の皆さん、よくよくお考えアレ。

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2008年7月24日 (木)

いざ行け

昨日の記事に「きすべ~」さんよりコメントをいただいたので、続きを少々。
学び方 を考えてみたい。

木工科の訓練生を長年見てきての印象なのだが、およそ2種類に大別できるようだ。

・指示待ち、受身の人
・目先が全て、がむしゃらの人


<指示待ち、受身の人>
学校なのだから、とにかく教えてくれることを吸収しようと言う姿勢の人。

結構積極的なのだが、言われた範囲のことしかやろうとしない。
先生からの指示を首尾よくこなせばそれで満足してしまう。

そして、次の指示をじっと待っていたりするのだ。


<目先が全て、がむしゃらの人>
ものすごく積極的で、人が休憩しているときにもわき目を振らず刃を研いでいたりする。

しかし、思いばかりが先行するため、うまく行かないときにそれを理詰めで考え、自身にフィードバックすると言う帰還作用が働かない。

このタイプの最もまずいところは、がむしゃらにやることで満足してしまう傾向が強いこと。

どうも、私の印象としてこれらの人が多いように感じる。
積極性は評価できるが、もう少し学び方を工夫することでさらにワンステップ上達するようにも思うのだが・・・


技能は、理論と実践のバランスが大事。
いずれに偏りすぎてもうまくは行かない。

例えば刃の研ぎや、鋸の引き方など、最初からうまく行くはずはない。
やってもやっても、満足するどころか、だんだんおかしな方向へ行っているような気になるものだ。

そんな時には、理論に立ち戻ってみる。
研ぎや、鋸の引き方についても、正しい姿勢などは教科書に載っているし、もちろん授業でも教わるだろう。

そこに立ち返って点検してみる。
そして、自身の姿勢を修正し、再度実践してみる。

この繰り返し・・

そして、必ず壁に当たる。

技を盗むのは、このタイミングなのだ。


そう・・・ 盗むためには、自身で問題点の整理ができており、それに対する実践的検証もできていないとダメなのだ。

理論と実践で問題意識が極限まで達し、飽和点にある時点で先生の動きを見ると、突然目の前が開けたように光が見えてくる。


うまく行かなくて悩んで、考えに考えて、眠れない夜を何度過ごしましたか?


少々説教っぽくなってしまって反省!
今日はちょっと訓練校の先生の気分を代返してみました。

いざ行け 訓練生!
求めれば、かならず宝はあなたの手に入りますぞ。


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2008年7月23日 (水)

技の伝承

おなじみの NHKプロフェッショナル。
昨日は、板金職人の話。

熟練の板金職人が、自身の最後の仕事として、その技の伝承に悩むと言う話。

「職人として最も大事なことはなんですか?」との質問に・・

「辛抱ですね」 との答え。
もうこの言葉・・現代では死語かも?

10年ぶりに入社した若い新人に、気を使いながら指導をする姿が印象的だった。

「続けてくれるといいんですけどね」 
職人とは辛抱・・ 辛抱のない時代には徐々に消え行く運命なのかもしれない。


そんなことを考えていたら、今日の朝刊に斑鳩工舎の小川氏のインタビュー記事が載っていた。
やはり技の伝承の話・・

「技は、教えない」

よく言われるように、技とは盗んで覚えること。
長い道のりでも、回り道でも、結局はそれがもっとも強い力となる。

ただし・・ と小川氏は言う。

「これが通用するのは、教わる側に技を貪欲に吸収しようとする強い意思がある場合のみです」

「本当は教える方がはるかに簡単なのですがね・・」


そうなんだよな!
職人に限らず、どのような仕事でもその伝達や伝承に悩むことは多々あるが、唯一、教わる側に貪欲な意志がある場合は、どのようなスタイルでも必ず良好な伝達が行われ、世代交代による新陳代謝が促進される。


で、訓練校の皆様。
あなたは今、宝の山に囲まれているのだ。

それを生かすも殺すも自分しだい。
貪欲さが決め手。

ぎらぎらモードで行きましょう。


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2008年7月 8日 (火)

大江さんへ

開業して間もない頃、何人かの先達に同じ質問をしたことがあります。
皆、答えはさまざまでした。

ある方は、「言われたものは何でも作らなきゃ!」と言ってました。
矧ぎ合わせのスタイリッシュなテーブルから、一枚板耳付きの重厚なそれまで何でもござれ。

北欧風、ミッドセンチュリー、シェーカー、カントリー、ミッションスタイル・・
ご要望に応じて作ります♪

そのような話を聞きながら、これが木工を生業とすることのリアリズムなのかな? と思ったりしました。

どのような要求でも、どのようなスタイルでも製作できると言うことは、木工職人としての資質としては優れており、必要なことなのかもしれないと思いました。


そのような原体験があり、私も初期の頃はその教えの通りの作品展開をしました。
つまり、どのような嗜好の人が訪ねてきても、必ずその人の目に留まるような作品を必ず一つは準備しておくこと・・・
それを戦略的に考え、展示会で実行したものです。

結果としては、成功だったように思います。
それで、しばらくそのようなごった煮的作品群を備える時期が続きました。

でも・・
ダメなんですね。

大江さんのおっしゃられるように、精神的にまいってくる。
気がすすまないものを作るのは、忍耐の修行にはなっても、やはり長く続けると疲れてきます。

また、仮にも木工家として独立している限りは、たとえ引っかき傷ほどでもよいから自身の作風なるものを確立し、それを世に問うてみたいと言う抗しがたい顕示欲が出てきます。

その狭間で迷いながらやってきました。

結果として、初期のごった煮的な作品群から比べると、だいぶその範囲は絞られてきたように思います。
そして、その結果、同じ嗜好をお持ちのお客様からのお問い合わせが増えて来たのでしょう・・ 最近ではお客様の要求との間に大きなギャップを感じることは少なくなってきました。

今後どうなるのか?
それは分かりませんが、昨日も書いたとおり、これは遮二無二結論を出すものでもないように感じていますので、当面このまま続けてみようと思っています。


同じような悩みをお持ちの皆様。
な~んの参考にもならなくてスミマセン。

みんな悩んで大きくなった(どこかで聞いたような?)
と言うわけで、大いに悩みましょう♪

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2008年7月 7日 (月)

パートシュクレさんへ

やはり、この問題は物作りに携わる人にとっては共通のことなのかもしれませんね。

ファインアートであれば、もちろん自分の好きなものを作れば良い。
一方、便利屋さんであれば、とにかくどのようなことでも拒まずお客様の要求に応えれば良い。

これら両極端にある人は、ポリシーが強力で、一貫していて、すごいな~と感心します。

でも、私を含めて大多数の人は、大なり小なり、いずれからも一定の距離を置いた位置にいるのではないかと思います。
その中間地点、緩衝地点であっちへフラフラ、こっちへフラフラ。
くらげのように漂っているようでもあります。

この居心地の悪さ・・
これがジレンマとなり、何とかしゃんと腰をすえようと自分なりの基準を考えたりします。

でも、パートシュクレさんもおっしゃられているように、結局明確な基準線を引くことは困難で、答えはなかなか出ないですね。

なので、いっそ開き直って、答えを出す必要はない。
そもそも、答えを出すようなものではない。
と、考え方を改めたところ、目の前が開けるような思いがしました。

つまりは、明確な基準など設けず、個別に悩みながら判断していけばよいのではないか?
と考えてみました。

問題の棚上げ? とも取れますが、あえてそうすることによって考えが硬直化するのを防止し、常にニュートラルな立場からものを見ることができるのではないのか? と思ったりしました。

果たしてこれでよいのかどうか?
それも分かりませんが、とにかく今しばらくこのような考えで進めて行こうと思います。


でも・・・
会社員だった頃は仕事を選ぶことなんてできませんでした。
それを考えると、これはかなり贅沢なジレンマなのかもしれませんね。


明日は、大江さんへお返事をいたします。

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2008年7月 6日 (日)

きすべ~さんへ

昨日の記事、「難しい質問」にコメントをいただきました。

お礼を兼ねて、それぞれへのご返信を記事にしていきたいと思います。


きすべ~ さんへ

プロとして受けられることなら、受ければよいのでは? とのこと。

そうですね、基本的には私もこのスタンスで考えているかな。
お客さんが喜んでくれるならば・・それが何より。
自分の力が役に立つのであれば、本望じゃないか。

そのようにシンプルに考えるならば、格別難しい問題ではないのかもしれませんね。


ただ、きすべ~さんも指摘されているように、木工を含め、物づくりには必ず作風と言うものがあります。
良くも悪くも、それがその木工家の個性となるもので、きわめて大事なものですね。

ただ、一般のお客様から見ると、作風の違いが必ずしもストレートに理解されるとは限りません。
そこにギャップが生じ、これが作り手を悩ませることになるのですね。

私だって・・
木工科へ入学する前は、家具も建具も大工も同じようなものだろう・・なんて思っていましたからね。
ましてや、家具屋の作風なんて・・・ねぇ


過去のことですが、開業当初は、そりゃ大変でした。
そもそも、仕事なんて全くないわけで、選べるような状況じゃありません。
来るものは拒まず、何でもやりました。

でも、それらの雑多な中から、結構新しいアイデアが生まれることもあったりするから面白いものです。

そして、いろいろなものを引き受けているうちに、自身の作風も変わっていきました。
なので、ホームページに初期の作品はほとんど残っていません。
消しちゃいました。

つまり、私に限れば作風と仕事は相互依存の関係にあるもので、不可分と言えるように思います。

どちらが卵で、どちらが鶏か?
いまだに分からないのです(苦笑)


うん? 一体何を言っているのやら??


まあ、いまだにあやふやな状態ですが、ただ、年月の経過と共に、お客様とのギャップは確実に小さくなってきているのを実感します。

そうなんです、悩みながらも長年続けていれば、歳月が解決の道筋をつけてくれるようです。

なので、あと数年もすれば、自然と収斂してしまうのかなぁ?
と、気楽に考えている今日この頃です。


明日は、パートシュクレさんへお返事をいたします♪

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2008年7月 5日 (土)

難しい質問

木工家志望の方ご来訪。
いろいろとお話を・・

その中で、ちょっと面白い・・でも、難しい質問をされた。

「気がすすまない仕事を頼まれたら、どうしますか?」


う~ん  難しい!

難しいな~


う~ん

どうするかな~


そうなのだ。
これ、私はいまだに答えを見出せていない。


とりあえず、今のところ・・
お見積もり、納期などでご了解をいただければお引き受けしている。

そして、お引き受けしたからには、できるだけ集中してこなすように心がけている。
そうすると、気がすすまない仕事でも面白くなることもある。
また、それらから新しいアイデアが生まれることもあったりする。


まあ、これについてはいろいろな意見があることだろう。
仕事は選ぶべき・・ と言う先達もいらっしゃる。


どちらが正解?
それは分からない。

どちらも正解かもしれないし。
どちらも間違っているのかもしれない。


ともあれ、答えが見出せない以上、迷いながらやっていくしかない。


そうさ、 そのうち見つかるだろう♪

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2008年4月 9日 (水)

訓練校での心構え

入学式の時期。
今年訓練校へいく皆さんも、入校の準備中だろうか?

とても楽しい一年になることと思う。
できることならば・・うう、アタクシももう一度通いたい。

さて、余計なおせっかいとも思うが、入校される皆様にちょっとアドバイス。
なお、HPでも、このブログでも何度も書いているので、繰り返しになることご容赦!

訓練校は木工技術を学び、技能を磨くところ。
これ、周知!

一年という限られた時間ではあるが、情熱をもって計画的に取り組めば、かなりのレベルを習得できる。
ご心配無用。

なお、老婆心ながら・・
情熱なき計画、そして計画なき情熱 ともに無意味ですのでご注意!


さて、ここから本題。
訓練校で学ぶことのできない唯一のこと。
それは何でしょう?


それは・・

・・・

時間管理。


加工スピードの追求。


もちろん、訓練校によっても方針は様々だと思うが、おそらくスピードに関してはあまりうるさくは言われないことと思う。
それよりは、確実に、丁寧に・・ ということに重点が置かれることであろう。


しかし、木工の実際の現場では、時間管理が最も重要なポイントとなり、加工スピードは、独立した弱小工房などでは大げさでなく死活問題になる。

なので、訓練校といえども自らに時間的な負荷をかけ、スピードと丁寧な仕事を両輪としてバランスよく習得していくことが大事。


時間は自己管理!

これを念頭に置けば、この一年がより濃厚な経験になるに違いない。


ともあれ、ご入学おめでとうございます。
充実した訓練生活を送られますよう、ご健闘をお祈りしています。


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2008年3月24日 (月)

希望と不安と

木工家志望の方ご来訪。
もう、すっかりおなじみの風景かも?

この四月から訓練校へ通う。
入校前に、弊工房へいらした次第。

希望と不安がない交ぜになった気分とのこと・・
う~ん、その気持ち、痛いほどよく分かる。

ひょっとすると、やはり入校前の木工家志望の方がこれを読んでいるかもしれないが、おそらく同じ気持ちなのではないかと推察する。


訓練校の一年間は、そりゃ楽しい。
夢のような日々だろう。

だが、卒業後には圧倒的な重圧で現実が圧し掛かる。

天国と地獄が一年で入れ替わるめまぐるしさ。
それが今から感知できるから、希望と不安の複雑な心持になるのだ。

その解決策は??

ない と言明する。

どれほど考えても、不安からは自由になれない。
まあ、天性の楽天家は別だけどね。
私の同級生には、このような稀有な才能を持ったものが少なからずいて、その楽天ぶりに常々うらやましさを感じていたものだ・・・

閑話休題
不安からは自由になれないが、一つだけ処方箋がある。
それは、不安を感じる暇がないほど訓練に打ち込み、開業準備を進め、日々忙しくしておくことだ。

継続は力。
結果は必ずついてくる。

Kさん、頑張ってくださいね。

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2008年3月19日 (水)

春雨じゃ

雨。
しとしと降る。

暴風警報が出ているらしいが、午後は穏やかで静かな雨だ。

春先の雨は風情があり、いいもんだ。

工房の窓を閉じて作業をすると、屋根を叩くかすかな雨音。
ラジオからは、昔のフォークソング。

それに、反り台がんなを使うシュッシュッという音が混じる。
少し肌寒いが、鉋を使うほどに温まってくる。

時間が静かに流れる。

このような時、物づくりをしていること、木を扱っていることの快楽、
そして、それを仕事にできることの幸福をしみじみと感じる。

理屈を超えて、何かの根源に作用するような磁力を感じる。
ウッドワーカーハイ? なんてあるのかしらん?


予定より早く完了。
さて、次の仕事にかかろうかとも思ったが、ちょっと時間的に半端。

そういえば、温泉無料招待券があるのを思い出した。
春雨の中、露天に浸かるのもオツなものかも?
と思うと、もう我慢できず、タオルを持っていそいそと出かける。

小雨の露天風呂。
さっぱりしてリラックスルームの椅子に寝そべって、缶コーヒーを飲みながら読みかけの小説をめくる。

車で10分ほど、2時間のリゾート。
いや~、今日はよい一日だった。

木工家志望の皆様。
木工家と言うもの、大変なこともたくさんありますが、このように心身ともにとっても充実した時間を持つこともできますよ。

いい仕事ですよ~


さて、リフレッシュしたので、明日は全力で仕事??
・・あ いや 

明日は家族サービスでオフ(汗)

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2008年3月16日 (日)

天気の良い日は

事務仕事、事務仕事、何はなくとも事務仕事!
そう、事務なしには何事も進まない。

外は快晴。
でも、事務仕事。

この仕事を始める前・・:・訓練校に行っていたころは、この仕事を始めたら物づくり三昧の生活で、木工に首までどっぷり浸かれると思っていた。


浅はかだった・・・wobbly


そりゃそうだよな。
仕事なんて、ただ作っているだけで成り立つもんじゃない。

それに付随する様々なもの、それらがあって初めて仕事として成立する。


会社員の頃はこれが分からなかった。
開発部だったので、ひたすら物づくりに専念していればよかった。

当時の、購買、企画、総務など・・ 事務を扱う部門の苦労なんて分からなかったなぁ。


ともあれ、何はなくとも事務仕事。
木工家を目指している皆様・・ デスクワークも大事な資質ですぞ!
くれぐれも軽んじることのなきよう・・・よろしくね。

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2008年3月10日 (月)

訓練校の存在は

木工家志望の方ご来訪。
弊工房のホームページをご覧になられて、訪ねてこられた由。

家具作りがしたい。
そして、そのためには職業訓練校の木工科へ行くという選択肢がある・・
と言うことを、私のホームページで初めて知ったとのこと。

う~ん、そうか。
私のように木工を志した転職組では訓練校を経ることが主流で、ほぼ当たり前のコースになってるのだが、まだまだ一般には知られていないようだ。

自分のことを振り返ってみると・・
職業訓練校の存在を知ったのは雑誌の記事だった。

手作り木工事典だったか、ウッディーライフだったか?
その記事に、木工家を目指すためのコース選択について特集が組まれており、そこで初めて訓練校の存在を知った。

当時はインターネットなんてものはなく、そのような雑誌が唯一の情報源だったな。

調べてみると、当時はここ九州にもほぼ全県に木工コースがあったように記憶している。
それが、一つ減り、二つ減り・・
今では、九州で唯一残っているのは、ここ福岡の田川訓練校のみとなった。

木工は斜陽産業。
なので、就職するための技能を身につけることを目的とする訓練校にあって、木工科の存在意義は徐々に薄れていっているという事なのだろうか。

木工は斜陽産業。
なので、国産機械メーカーも汎用木工機器の分野から撤退してしまった。

近い将来に、程度の良い中古機械を手に入れるのも難しい状態が到来するかもしれない。

訓練校といい、機械といい。
取り巻く環境はさらに厳しさを増す。

今、いろいろとお考えになられている諸兄、あるいは諸姉。
行動は早い方がよいかもしれません。


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2008年1月10日 (木)

集塵

椅子作り。
椅子はとにかく曲面が多い。
なので、仕上げにサンディングをする頻度も多くなる。

これが大変!

何が大変なの?

埃!!

サンディング機械・・ 別名、ほこり大量製造機。
そりゃすごいよ。

そして、わが工房は集塵がかなりいい加減なので、全身真っ白になる。
眼鏡はほこりで曇って見えない。
拭くとレンズに傷が入る。
眼鏡は消耗品だ。

もちろん、防塵マスクは必須のアイテム。
完全装備で臨むのだ。

しかし、いい加減集塵システムを改善せねばならん。
と、いつも思いつつ、ついつい・・・

今工房をお考えの皆様。
機械の選択も大事ですが、集塵の設計も念入りにすることをお勧めします。
機械が入ったあとでは、なかなか難しいぞい。

さあ、シャワーを浴びてすっきりしようっと。

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2007年12月 2日 (日)

覚悟して行動せよ

昨日は今年初の忘年会。
いつもはジョギングのためにアルコール類を節制しているので、その反動が一気に出て飲み過ぎ。

若干二日酔いの体で作業。
しかも、木工作業の中でもとりわけハードな椅子の座面彫り。
一気に四枚を仕上げる。

しんど~


さて、昨日の昼間、木工独立希望の方ご来訪。
来年の三月に工房設立との由。

いろいろとお話をさせていただいたのだが、やはり申し上げるべきことは同じ。

・資金計画をしっかりと立てること
・それを元に、事業計画書を書くこと

これに尽きる。

どれほど計画を立てたって、その通りには行かないのがほとんどだ。
増してや、計画なしで独立するのは、羅針盤なしに大海へ乗り出すのと同じ。

自殺行為だ(言明する)

考える前に行動せよ・・
なんて、インチキなコンサルタントがいうような根性論があったりするが・・

大嘘だ!!!


考えて、考えて、頭から煙が出るほど考えること。
それが第一歩。

それくらい突き詰めて考えると、どれほど考え抜いても分からないものは分からない。
ということが分かる。

そこまで考えて、分からないことに対してリスクを背負う覚悟をする。

そうなのだ。
行動には”覚悟”がいる。

安直な行動は厳に慎むべき。

独立は遊びではない。
自分探し(良く分からん言葉だが)でもない。

仕事なのだ。

覚悟すること。
そして、行動すること。

頑張ってください。

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2007年9月14日 (金)

第三者の目

木工家の方ご来訪。
開業されたばかり。

いろいろと四方山話など。

開業直後は大変だ。
なんだかんだと、やることが山積み。

あ いや、 山積みなのは今でも同じだが・・(汗)

ともあれ、開業直後のプレッシャーは大きい。

このような時、必要なのは第三者の厳しい意見だ。
そして、その第三者とは同業者であってはいけない (これ、重要)

誤解を恐れずにいえば、同業者の意見など、むしろ聞かない方がよいかもしれない。
(誤解されそうだな~)

とにかく、木工など全く知らない一般の方の意見が大事なのだ。

私事・・
そりゃ一生懸命手間暇掛けて作った作品があった。
その評価・・

「なに これ?」

きびし~

でも、これがありがたい。
第三者の情け容赦ない評価が自分を鍛えるのだ。


えっ 私にとっての第三者とは誰かって??
それは・・・

秘密です♪

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2007年8月31日 (金)

夢想と現実

昨日の続き。
工芸家同士の懇親会。

ジャンルは異なれど、皆、それを専業としている。
つまりはプロだ。

そして、ジャンルは異なれど、共感や悩みの方向は大体同じ。
お互いの実務体験が参考になる。


それにしても・・・ と、しみじみ思うのだが・・

私も含めて、皆、夢想家で現実主義者だ。

夢想家でなければ工芸で独立しようなんてそもそも思わないし、
現実主義者でなければ、独立後の継続は難しいだろう。

夢想と現実。
相反する概念が、各自の中で融合し、消化され、矛盾なく落ち着いている。

いや、正確に言うと矛盾を抱えたまま、右に触れたり、左に振れたりしながら、少しずつ前へ進んでいる。
と言うのが正しいのかもしれない。


夢想家で現実家。
そして、基本的には楽天家であること。

それが、工芸をうまくやっていく秘訣なのかもしれないね。

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2007年8月25日 (土)

どちらを選択??

木工家志望の方ご来訪。
もはや、おなじみの風景ともなっている。

それにしても・・
木工家志望が世の中にこれほど多いとは知らなかった。

まあ、私もその中の一人だったので他人のことをあれこれとはいえないのだが・・
退職して木工をやろうなんていう酔狂者など、ほとんどいないだろうと思っていたのだが・・

それが、

この仕事を始めて、一体何人の木工志願者と会ったことだろう?

メールなどでの問い合わせも含めると、おそらく百人を軽く超える。
こうなりゃ、木工家なんてのは結構人気職種なのかもしれないね。


いろいろな悩みなども聞く。

大いに悩んでください。
悩んで悩んで悩みぬいて・・・

それでも諦めることができないとき、そこになにか強力な磁力が現れる。
それに引かれるまま、勢いをつけて飛び込む、

その後は・・・さて??

将来の成功を担保した挑戦などないよ。

一度の人生。
飛ぶも人生、守るも人生。

さて、あなたはどちらを選択しますか?

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2007年7月12日 (木)

頑張れ

友人が離職した。
独立のため。

いろいろと話をしながら、自分の当時のことを思い出したりした。

あれからもう7年。
早いな~

離職直後は、解放感と、期待と、不安が入り混じった複雑な気持ちだった。
糸の切れた凧のよう・・・
しっかりしていないと、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、
下手をすると、どこへ飛んでいって消えてしまうかも分からない。


あれからもう7年。

とりあえず、軸足は定まったかな?


ともあれ、新たな道を歩む全ての人にエールを送りたい。

頑張れ~!!

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2007年5月 1日 (火)

ひたすら研ぐ

訓練校、木工科の方ご来訪。

訓練校は、授業が始まったばかり。
実習はまず・・刃の研ぎだ。

簡単なようで難しい。

できたように思えても、次から次へといろいろな難問が待ち受ける。


機械の使い方ならば、専門書などを参考にしながら効率よく学習することもできるが・・
手道具の習熟に近道はない。

ひたすら研ぐ!
愚直に、粘り強く。


今年入校した全ての訓練生の方へ、
結果は必ずついてきます。

とにかく・・研ぎましょう!

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2007年4月29日 (日)

重き荷物を負うて

木工家志望の方ご来訪。

なんと、はるばる関東よりお越しいただいた。
GWの混雑期に、お疲れ様でした。

同世代。
独立に際し、いろいろな悩みも・・

そりゃ、悩みますとも。
悩みのない独立なんてありえません。


この悩みをどうすればよいか?

この永遠の命題。
残念ながら、特効薬はない。

しかし、対症療法的な方法はある。

これ、以前も書いたので繰り返しになるが・・・

悩み緩和の方法!
それは・・

事業計画書を書くこと。
そして、そこに必ず具体的な数値目標を入れること。


そうすると・・・
現実がリアルにわかって、悩む暇がなくなってくるヨン♪

こりゃ大変!
顔が青ざめて、悩んでいる時間がとてつもなくもったいなく思えてくる。

これで、悩み解消!


で、目の前には解決すべき膨大な項目が山のように、壁のように立ちはだかることになるのだ。


人の一生は、重き荷物を負うて遠き道を行くが如し(徳川家康)

悩みも、重い荷物も、それを楽しんでしまおう。
そう、独立に必要な資質は・・楽天家であること。


志があるから、悩みもある。
充実した人生かもしれませんよ!

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2007年4月27日 (金)

プロとは?

時々、プロとアマチュアの違いは何か? と聞かれることがある。
大体、酒の席のことが多い。

これ、考え始めると実にいろいろな考察ができて面白い。
様々な側面から、様々な回答がありそうだ。


暇なときに考えたり、いくつかのHPを参考にしたことがある。
その中で、最もシンプルで、最も納得がいった言葉。

「それで、生計が成り立つか立たないかという違いです」

木工家、矢澤金太郎氏の言葉。
簡潔、明瞭。

考えてみれば、至極当然のこと。
以来、この言葉を自らへの箴言として肝に銘じている。


ところで、最近面白いブログを読んだ。
リンクさせていただいている「マサムネ工房」さんがブログの中で紹介されていたもの。

「料理人の休日」

フランス料理のシェフ、小川氏の修行時代の話が興味深い。
いや、その厳しさは半端ではない。
これに比べると、自分はまだまだ甘ちゃんだな~などと思ったりした。

さて、このブログの中で、小川氏の考えるプロ論の記述がある。

「プロとは制限ある時間と限られた材料費の中で日々何十人前、何百人前の料理を安定して生産できることであると思います」

これに続いて、あるシェフの言葉として紹介されている文言。

「料理に愛情なんて言っている奴はまだまだだ」


う~ん、考えさせられる。
この言葉、受け取る人の器に応じて、重くも軽くもなる。

愛情とか、情熱とか・・・
心地よく響くが、プロのありようを投影する言葉としては曖昧だ。

これらの単語を並べて陶酔しても、それは単なるナルシズム。

プロは結果が全て。
甘ったるい言葉は入り込む余地がない。


でも、これも考えてみると当たり前のこと。

巡り巡って当たり前に回帰する。
何事も、シンプルが良いようだ。

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2007年4月25日 (水)

悩んでいても

ここのところ、独立希望の方からのお問い合わせがちらほらと・・
工房見学に来られた方も、これから来られる予定の方も・・

時節柄??


さて、良く聞かれる質問。

「木工でやって行けるでしょうか?」


ううむ。
このような質問をしたい気持ち、よくわかる。

かつての自分もそうだった。


でも、ちょっと厳しいことを言わせてもらうと、
このように考えているなら、独立はしないほうがいい。


独立には大変なエネルギーが要る。
そのような時に、問題を疑問系や受動態で考えていると、一気にマイナスの連鎖に落ち込んでしまう。

やって行けるでしょうか? ← 疑問系、受動態


そうではないのだ!
やって行けるかどうかではなく、やって行かねばならないのだ。

そして・・
やって行く為には、どうすればよいのか?
足りないものは何か?
それらを解決する具体的方法は何か?

常に、能動態で考えていかねば重圧に押しつぶされてしまうよ。


不安は常にある。
それは否定しない。

だから、不安を抱えながらも能動的に物事を処理していく。
その覚悟が必須。

その覚悟がないうちは・・
独立はしないほうがいい。


為せば成る、為さねば成らぬ何事も。
成らぬは人の、為さぬなりけり。


悩んでいても、何も生まれない。

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2007年2月27日 (火)

面白きこともなき世を

木工家志望の方ご来訪。
この時期は多いのだ!

まだ木工にはまったく手を染めてなく、これからとのこと。

今の仕事にやりがいがなく、将来も展望できないとのこと・・

にわか人生相談みたいになってしまった。


とは言え、他人の人生にあれこれ言うほどの見識があるはずもなし。
できることと言えば、話を聞くことくらい。


面白きこともなき世を面白く・・ とは、高杉晋作の辞世の句(上の句)


では、どうすればよいのだろう??


一応下の句として・・・
住みなすものは心なりけり とあるのだが、これは他人の作で、高杉のものではない。


これによると、心しだいというわけなのか。
一つの回答だろうね。


でも、この句の本当の面白さは、下の句を自分であれこれ考えてみるところにあるように思う。


仕事にやりがいがない・・
毎日がつまらない・・
木工やれば面白いかな?
独立するとどうなるんだろう?


面白きこともなき世を面白く・・・

どうすればよいのだろうね?

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2007年2月 7日 (水)

4月開業を考えている方へ

木工家志望の方ご来訪。

時節柄か?
ここのところ、訪問者が多い。

今年から訓練校へ行かれるとの由・・
頑張ってください。


さて、今訓練校へ通っていて、卒業後に開業を考えられている方へ・・

事業計画書を書きましょう。
もちろん、売り上げ・利益計画など、数字入りのものです。

そして、忘れてはなりません。
注文をとるための営業を始めましょう。

そうしないと、4月から完全無収入状態になります。

月当たり数千円や、数万円程度でも良いのです。
とにかく、少しでも売り上げが上がるように今から営業活動をしておくことをお勧めします。

実体験ですが・・
微々たるものでも、売り上げが上がると精神的に多少なりとも余裕が生まれます。

が・・
売り上げゼロで、収入がまったくないと、やはり不安や焦りなど、ネガティブな気分に支配されてしまいますので、精神衛生上よろしくありません。

準備は早いほど良い。

頑張ってください。

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2007年1月11日 (木)

たくさん失敗しましょう

昨日の反省をもとに、気を引き締めなおして製作に当たる。
で、今日はミス無しで無事工程を終えた。

まあ、当たり前のことだわね。


とは言え、製作にトラブルはつきもの。

ミスすることもあるし、思い通りの材が取れなかったり・・
一つの家具を作り上げるまでに、そりゃもう、いろいろなことがあるもんだ。

そのようなトラブルに当たったとき、いかにそれを解決、あるいは回避し、全体の工程を遅滞なく進めることができるか?
これも一つの技術と言っていい。

そして、面白いことに、画期的なアイデアはトラブルへの対処から生まれてくることが多い。

そのように考えると、トラブル歓迎♪
とも言えるかな?


訓練校に通っている皆様。
そろそろカリキュラムも終盤に近づいてきた頃でしょうね。

今のうち・・
どんどん失敗しましょう。

失敗を恐れず・・・なんてやってられるのは今のうちです。

失敗し、それを修復する過程をたくさん経験してください。

就職するにしろ、独立するにしろ、その経験がとても大きな財産になります。


変な言い方ですが、たくさん失敗するように、頑張りましょう(???)

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2006年11月10日 (金)

知的生産の技術

朝から事務仕事。

放っておくと・・・いや、決して放っているわけではないのだが・・
どんどんたまる事務仕事。

パソコンと図面の前で格闘。


木工家志望の皆さん・・

木工技術と同じくらい、いや、それ以上に知的生産の技術を勉強しましょう。
これを身につけておかないと、独立後に苦労します。

放っておくと大変なことになりますよ(ブラックホスピタル)


かく言う私も事務は褒められたもんじゃない。
整理術、修辞法など、もう一度勉強せねば・・


事務にひと段落つけて打ち合わせへ。
お客様宅で、テレビボードのお話しを聞く。

やはり、お客様と直接お話できるのはありがたい。
会話の中にヒントはたくさん埋まっている。

あとは、それを掘り出すことができるか?
それが大事なポイントだ。


帰宅後、少し製作してまた事務へ。

う~ん、アイデア、アイデア・・・・・!!

どこかにアイデアのなる木はないかしらん?

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2006年10月 4日 (水)

理屈じゃないんだ

木工家志望の方ご来訪。
いろいろと四方山話など・・・

木工で開業する という目標!

なんであれ、目標があるのはいいことだと思う。
味気なく感じる日常も、目標を実現するためのステップと考えれば、少しは輝きを増すかもしれない。

な~んてね、 ちょっと詩人?


ともかく、自力で未知の世界へ突入するわけだ。
不安も、重圧もあるに決まってる。
胃が痛くなったり、眠れない夜も度々だろう。

そんな思いまでして、なんで木工家になんてなりたいのか?

でも、なりたいものはなりたいのだ。
理屈じゃないんだ。

そんなもんだ。


木工家になるための秘訣は??

難しいことはない。
木工家になると強く思い、強く念じること。

そして、それを持続させること。

思い続ければ必ず実現する。

Bさん、そして、木工家を目指すすべての皆様・・
信じるものは救われる。
払いたまえ、清めたまえ~

頑張ってください。

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2006年9月21日 (木)

progress 2

実感、あるいは主観なのだが・・

理想と現実のギャップって、絶対に無くならないような気がする。

理想は、現実との相互関係で捉えられるものであり、理想だけが周りから独立して超然と存在するものではない。
そのように思ったりする。


10年前。
木工を生業とした生活をするのが理想だった。
現実は、会社通勤の日々。

5年前。
木工で起業して、軌道に乗せるのが理想(目標)
現実は、訓練校で鉋を研ぐ日々。

そして今。
理想はもちろんある。
現実は、もろもろの事々でがんじがらめの日々。


理想って・・・少し近づくと、少し遠ざかっていく。

そして恐らく、永久に到達することはないのだろう。

それでも、やはり前に進む。
それが自身の存在意義でもあるし、それがまさに自分自身なのだろう。

自分探しなんて変な言葉があるが・・
どこを探してんの?

自分は自分。
我思う故に我有り (ちょっと意味が違うか!)


progress の最後の歌詞。
 
 あと一歩だけ前に進もう♪

う~ん、しみるね~!


ちなみに、実際に聴きたい方は以下をクリックくださいませ。

 http://www.youtube.com/watch?v=rsWTBVEHglw

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2006年9月19日 (火)

幻想 空想 妄想

台風やら、家族サービスやらで二日ほど休みにしてしまった。
週休二日・・
ああ、何という甘美な響きだろう・・・(うっとり)

勤務時代は当たり前と思っていたが、今改めて考えると、天国のような話だよん。

今現在の勤務体制、週休半日。
トホホな状態でごんす。


田舎でのんびりと、マイペースで家具作りして、スローライフなんて考えている木工家志望の方いらっしゃいますか??

それは、幻想、あるいは、空想、いやいや妄想かもしれません。

くれぐれも、ご注意くださいませ。


さあ、目の前のことを一つ一つ、確実に ね!
こなしていくしかありません。

でも・・・
今週末もどうやら連休らしい。

家族内圧力団体からの情報。

そして、来月にもなにやらあるらしい。

・・・・


スローライフをお考えの皆様。

家族はそんなこと知ったこっちゃありません。
この点にも、くれぐれもご注意を!

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2006年9月16日 (土)

工房見学

午前中ご来客。
木工家志望の方。

まあ、私なんかの話でお役に立てるのであれば、いつでもおいでください。


私も、訓練校で勉強しているときは、あちこちへ工房見学に行ったりした。
どこも快く対応してくださったので、その恩返しとも思っている。

作業を妨げてしまうのでは? などと遠慮は無用です。
事前にご連絡をいただければ、お話をお聞きするくらいの時間、何でもありません。

また、制作上の秘密なんてものもありませんので、機械であろうが、ジグであろうが、いろいろご参考くださいませ。

午後から・・・
本当は温泉行きのはずであったのだが、微妙な空模様。

結局、断念。

残念。

かわりに、家族で近所の屋内スポーツセンターへ。
ローラースケートで、疲れたべ。

明日は??
う~ん。

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2006年8月 9日 (水)

一番難しい

昨日の訓練生の方々との話でも話題になったことだが・・

継続させること・・・
これが難しい。

打ち上げ花火のような華々しいものではなく、地道な事々を日々こなしていくこと。
これが難しい。


しかし、この地道な繰り返しがないと足腰はいつまでたっても強くならず、いくら華々しさを演出しても、所詮はその場限り・・・いずれ淘汰されてしまう。


夢を見るのはいいことだし、目標も高いほうがいい。
しかし、夢の実現や、目標の達成は、日々の積み重ねの先にしか見えてこないだろう。


急がなければならないが、あせってはだめだ。

息が上がらない程度の駆け足で、日々を駆け抜けていけばいい。

でも、おそらく、それが一番難しい。

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2006年8月 8日 (火)

みんな悩んで

訓練校の方、三名ご来訪。
私と同じ、田川訓練校。

まあ、つまりは、後輩に当たる。


夏のこの時期、基本工程が終って応用に入る時。
いろいろと悩みも多くなるときだ。


お話をしながら、当時のことを懐かしく思い出したりした。


あれからもう五年。
早いね~


みんな悩んで大きくなった(古い??)

頑張ってくださいね。

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2006年8月 4日 (金)

数値化するということ

昨日の数値目標の話。

「もう少し詳しく」との依頼メールをいただいたので、少々書いてみる。


二年ほど前のこと。
木工家志望の方との話(実話)


「子供椅子を主にしたいんです」

「なるほど」

「どう思いますか?」

「月の売り上げ目標はどのくらいですか?」

「30万円くらいでしょうか」

「椅子の単価は?」

「一万円くらいでしょうね」


ということは、子供椅子をひと月30脚販売しなければならないことになる。


「販路は?」

「ギャラリーや、喫茶店、雑貨屋さん・・そんな感じ」

「仮に、店舗あたりの売上率を20パーセントと考えると、30脚売るためには150店舗に置かねばなりませんよね」

「・・・ そうですね ・・・」

「150店舗においてもらうためには、おそらく500店舗以上に売り込みをしなければなりませんね」

「・・・ そうですね ・・・」

「一日5店舗行くとして、100日かかりますね」

「・・・ そうですね ・・・」

「そして、150店舗確保したあとも、納品やご挨拶周なんかで定期的に顔を出しに行かねばなりませんよね」

「・・・・ そうですね ・・・」

「一日5店舗行くとして、30日かかりますね」

「・・・・ そうですね ・・・」

「製作時間が全く無くなってしまいます」

「・・・・・・・・・・・」

このやりとり、実話である。

数字を考えるとはっきりするが、この計画は、机上ですでに破綻している。
この計画は、専用の営業マンがいないと成り立たない。

しかし、複数体制になると、月30万の売り上げではやはり成り立たないし、ギャラリーマージンも減算されていない。


軌道修正が必要である。


一つの例であるが、これが計画を数値化するということ。
数値を入れると、その計画の実現可能性が実感を伴って分かる。


とまあ、そのようなことであるのだが・・・・
あまりえらそうなことはいえない、私なんて未だに破綻一歩手前の計画で遮二無二やっているのが現実。

最後は・・・やはり 気合だ~!!

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2006年8月 3日 (木)

継続は力なり

午後、工房見学の方ご来訪。

今から木工房を立ち上げようと計画中。
私と同じ脱サラ組みだ。


いろいろとお話をさせていただいた。


どのようなものでも、ゼロから何かを立ち上げるのは大変だ。
でも、継続するのはもっと大変。

事業継続のためには、やはり綿密な事業計画が欠かせない。

その事業計画書に、いろいろな数値目標を入れ、そこから個々の事例に数字を展開していくことで、より計画がリアルになり、同時にシリアスになる。

机上で厳しい計画は論外だ。
机上で可能なはずのものでも、現実はその十分の一も実現できないことが常なのだ。


事業立ち上げに熱気や根性は不可欠だが、それらはやがて資金不足の前に雲散霧消してしまう。

継続するには・・・冷徹な現実認識と、実現可能な計画。
そして、なによりも、それらを日々実行していく地道な努力が不可欠だ。

なんてね・・・
同じことばかり、繰り返し。
それを、定期的に自分に言い聞かせているんだよ。

Kさん、頑張ってください。
私も頑張ります。

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2006年6月 6日 (火)

楽天家で行こう

今年度も6月に入り、ここに来て新しい木工サイトも徐々に立ち上がってきているようだ。
さあ、今年はどのような人が出てくるのだろうか?
楽しみだ。


一昨年の開業ラッシュはすごかった。
昨年は少し落ち着き気味で、さあ、今年はどうなるのかな?


いろいろな人が、いろいろな考え方、いろいろなスタイルで木工業界を盛り上げていってほしい。
バリエーションが増えると楽しいではないか♪

もちろん、起業は遊びではない。
生活がかかっているわけであるから、中途半端なことでは立ち行かないのは自明だ。

しかし、だからと言ってなんだかんだ考えすぎて、それだけで疲弊して、余裕がなくなって、暗い顔をしてしまったら、お客様だって声をかけにくくなるよ。

綿密な計画とそれを推進する気概はもちろん必要だが、どこかに楽天的なところを残していてほしい。

批判、非難を受けることもあったりするだろうが、三分の一はありがたく拝聴して、残りは聞き流してしまおう。
ありがたいアドバイスについても然りだ・・

他の意見、評価を尊重することも大事なことだが、それを全て受け入れて忠実に履行するだけでは決して現状を打破することはできない。

新しいものは、ある意味において、現状否定やそれを打ち破るところから生まれてくることが多い。
在来のもの、価値観を尊重しつつも、それを無視、破壊する。

そんなパワーを持った人・・・そんな人を期待していたりするのだ。

今年はどうなるか、楽しみに待っていたい。

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2006年5月18日 (木)

天井は・・

学習机に一区切りをつけ、本棚の加工へかかる。

板組みの本棚。
これ、出来上がってしまうと何気なく見えるが、どうしてどうして、その仕口の加工は結構大変。

いろいろなやり方があるが、考えた末、あられほぞ組みで行くことに決めた。
やっぱり、ほぞが一番安心。

そして、ここにもう一工夫する。

ほぞとほぞの間にビスケットをかませ、これを第三のほぞ、あるいは雇いざねとする構造。
伝統工法と、現代技法との融合。

強度もあり、加工時間も短縮できる。


とは言え、1.8メートルもある板を振り回してほぞを加工するのは結構大変。
大型機械の上に立てて加工をするのだ。

機械とあわせたときの高さは2.8メートル!
天井が高くないとこの加工はできません。

これがベッドだったりすると、その高さは3メートルを超える。

工房をお考えの皆様・・・
このようなことも検討に加えてください。
許す限り、天井は高いほうが良いですよ!

でも、冬は寒いけどね。

ともかく、大型家具の加工は大変だ。
ゆっくり、慎重に、少しずつ・・・でも、最大限効率を上げて・・・

雨にも負けず、頑張りましょう。

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2006年4月26日 (水)

ついでに・・・

ついでに、もうひと言・・・

木工で起業・独立するというと、それだけでなにやら犯罪を犯したかのように批判、あるいは非難されることが多い。

私の場合もご多分にもれず、それはそれはいろいろと言われたものだ。

これらの助言(?)は、もちろん、その人を心配しての親心であると解釈したいところだが・・・
さて、どうなんでしょう?


でも、ここで言いたい。

起業・独立することはどんな分野でも大変なことで、木工だけがことさら困難なわけではあるまい。

ある統計によると、起業して成功するのは500人に3人とのこと・・
まあ、信頼できる数字かどうか定かではないが、でも、なんとなく実感としてはそのくらいかな? という気もする。


木工家予備軍の皆様・・・
この数字、どのように思うでしょうか?


一ついえることは、このような数字を見たり、先達からの非難にさらされて決意が鈍ったとするならば、それだけで起業家としての資質を欠いていると思ったほうがいい。


進む道が困難なほど燃え上がる・・・
あまり好きではない気合・根性論になってしまうが、しかし、根底にそのような熱気を帯びてないと、なかなか乗り切れないこともまた事実。

木工だろうと何だろうと・・・・ 起業は大変だよ~!

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2006年4月25日 (火)

一年で家具を作れるのか? その2

昨日はコタツで眠ってしまい、ブログが書けなかった。

で、改めて・・・


前記事について、むらぼんさんよりコメントをいただいた。

>1年経ってモノになる人はほんの数人

う~ん、確かにそれが現実かもしれない。
厳しいのだ。


家具作りをマスターするには、一年はあまりにも短い。

では、どうすればよいか?


考えてみよう・・そう、一日は24時間あるのだ。
そのうち、学校の授業時間はせいぜい6時間ほどしかない。

で、私の場合は終業後に居残りをしていた。

田川訓練校の場合、定時は午後四時だが、毎日3~4時間程度居残りは通常。

となると、単純な延べ時間で1年半以上の経験をしたことになる。
これでも全然足りないかもしれないが、限られた時間をいっぱいに使う努力はすべきだと思う。


ただ、居残りは先生の好意によって許可されていたもので、これが全ての訓練校に当てはまるものではないかもしれないが・・・・

しかし、各自の置かれた環境下で、この一年を最大限に有効に使う知恵を必死になって考えていると、必ずどこかに突破口が見えてくるのではないだろうか?


繰り返して言う。

一年は短いよ~

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2006年4月23日 (日)

一年で家具を作れるのか?

季節がら・・・
今年訓練校に入校された方からメールをいただいた。

「一年で、家具が作れるようになるでしょうか?」との質問。

いろいろなお問い合わせをいただくが、ダントツで多い質問であろう。

で、これに対するお答えもあちこちでしているので繰り返しになるのだが・・

一年で家具が作れるようになるか? と、不安になるよりは・・
一年で家具が作れるようになるためには?
という命題を己に課し、それを達成するための方法論と工程表を立案する。

そして、その計画に従って黙々と努力を重ねるようにするのが前向きで、生産的なのではないかと思う。

では、どうすればその方法論が見つかるのか?

これに対する唯一の解答は、おそらく・・・ない!
解答は、各自を取り巻く環境(学校の指導方針、授業内容などなど)や、どのような家具を作りたいのか、という向かうべき目標によって様々に変化するだろう。

また、入校したてで右も左も分からない段階で解答を探すのも困難な話だ。
自分のことを考えても、この時期は暗中模索、暗いトンネルの中にいるような気分だったなぁ。


なので、今できることは・・・
授業を熱心に聴き、与えられた課題を一生懸命に練習することだろう。

そして、先生や同級生と良いコミュニケーションを保ち、忌憚のない意見交換をどんどんしていくべきだ。

それを繰り返しているうちに、必ず自分にあったベストな方法論が見つかるはずだ。

一年はあまりにも短い短距離走のようなものだ。
スタートダッシュから一気に突っ走ろう。

苦しくとも、楽しい一年になること、間違いない。
きっと、一生思い出に残るぞ!

あぁ・・・できることなら私も、もう一度訓練校に入りたい~♪

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2006年4月21日 (金)

頑張ってください

本日は、木工家予備軍の方が三名いらっしゃった。

まずは午後・・
今年、訓練校を卒業された方。

開業前の参考にと、弊工房の見学に来られた由。

頑張ってください。


夕方から二名。

今年訓練校に入学された方。
私と同じ、田川訓練校。
つまりは後輩になる。

まだまだ授業は始まったばかり。
鉋の刃をひたすら研いでいる段階だ。

一年は長いようで短い。

頑張ってください。


そんなわけで、この時期はいろいろと来客も多い。

この道を目指す方々にとって、私がその参考になるのであれば、どうぞいらしてください。

秘密がどうとか、授業料とか・・・そんなけちなことは言いませんのでご安心くださいませ。

参考にし、あるいは反面教師として、また新たな木工の可能性を広げていってください。

頑張ってください♪

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2006年4月11日 (火)

訓練校(木工)リンク集

工房通信 悠悠の管理者である artisan殿よりトラックバックをいただいた。


訓練校に特化したリンク集を作り、この道を目指す方たちへ寄与したいとの趣旨。
とても画期的なことだ。

私が訓練校に通っていたのは、今から5年前のことになるが、当時、訓練校関連の情報は皆無と言ってよく、どのようなカリキュラムで、卒業後の進路はどのようになっているのかなど・・・学校選択の上で必須とも言える事々は、全て厚いベールで覆われていた。

もちろん、調べていけば最低限必要な情報は収集することができるのだが、いずれも通り一遍等のものばかりで、訓練生の忌憚のない意見など、本当に知りたい生の情報を得ることなどできなかった。


このブログを読んでいる方の中には、今年訓練校へ通う方もいらっしゃるだろうし、予備軍としていろいろと人生の選択を思案中の方もおられることでしょう。

私としても、半ば自分に課した義務のような感じで自分なりの感想をブログなどでも発信してきたが、このようなリンク集によって、さまざまな先達・現役の意見に接することができるようになるのは、とても画期的なことだと思う。

5年前にこのリンクがあったら・・・ 自分も・・・!
なんて思ったりして。


とにもかくにも、興味のある方、是非アクセスしてみてください。
また新たな発見があることでしょう。


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2006年4月 3日 (月)

不器用のススメ3

器用・不器用と直接関係ないかもしれないが・・
木工は、事前の段取りで工数、仕上がりが大きく左右される。

不器用な人でも、段取りを工夫することで、素早く、良い品質を作り出すことも不可能ではないのだ。

段取りには、これが絶対正しいというような基準はない。
各自が、それぞれのおかれた環境下でベストな状態に近づけていくこと・・その努力をすることが大事なのだと思う。


段取り上手になるためのコツとは何か??

それは、作業に制限時間を設定することだ。

制限時間を設けることで、自ずから作業の段取りを工夫するようになる。
小さいことの積み重ねが、大きな効果を生む。

例えば、縦に置いていた物を、横にするだけで劇的に作業がやりやすくなり、時間が短縮されるなんてことがある。


この、時間感覚は訓練校のときから養っておいたほうが良いと思う。


手間暇かけて良い物を作りたい・・・
と言う、よく見る文言があるが・・・

それは、必要な手間を十分にかけることであって、不要な、あるいは、無駄なことをやることでは決してない。


だいぶ話が脱線してしまったが・・・

不器用な人でも、大丈夫大丈夫。
段取り上手で、生き生き職場!!

頑張りましょう。

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2006年3月31日 (金)

不器用のススメ2

不器用な人が家具を作るためには、どうすればよいのか?

まず第一に、粘り強いこと。

家具作りというもの、道具の習熟が不可欠だが、不器用な人はこれがなかなかうまくならない。
あっちでつまづき、こっちでつまづき・・

そのうち、いやになってくる。

投げ出してしまいそうになる。

もしくは、これくらいでいいんじゃない? と、妥協してしまいそうになる。

そこをぐっと我慢する。
または、気分転換に体操をしたり、将棋をしたり(?)して、またチャレンジする。

すると、あるとき突然できるようになる。


訓練時間と、習熟度は綺麗な比例関係にはない。

上達しない時間が延々と続く。
それでも粘り強く繰り返していると、あるとき、おっ・・できるじゃん! と言う感じで、突然できるようになる。
不思議なものだ。

この感じ・・・楽器の練習をしたことのある方なら分かるのではないかと思う。

ギターの場合、どうしても音が出なかったFコードが、あるとき突然弾けるようになる。
ドラムの場合、やはりあるとき突然ダブルストロークができるようになる。

器用な人は、この上達しない時間が短くてすむようだ。
反して、不器用な人は、その倍、三倍とかかるので、いやになるのだね。

ホント、器用な同級生がうらやましかったこと・・・

つづく

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2006年3月30日 (木)

不器用のススメ

この仕事をしていると、「器用でいいですね~」と、よく言われる。

と~んでもない!

何を隠そう、この私、自他共に認める不器用人間。
この為、会社を辞めて家具作りをする・・・と宣言したとき、周囲の誰からも本気にされなかった。

まあ、人はともかくも・・・
この自分自身が一番不安で、果たして本当に家具作りなんてできるのだろうか? と、思ったものだ。


今は・・・
相変わらず不器用で、この生来の特性は、そう簡単には直らないようだ。


訓練校でも、あまりできの良い生徒ではなかった。

研ぎでも、のこぎりでも・・器用な同級生はすぐこなしてしまうが、こちらはそりゃ大変。
研げば丸刃、のこぎりは曲がって切れる・・と言う具合。


でも、不器用でも家具は作れるのだ。
いや、家具に限らず、どのようなものでもそうだと思う。

不器用ばんざい??

と言うわけで、不器用のススメについて書いてみよう。
と言っても、たいしたことは書かないと思うが・・・

つづく

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2006年2月 6日 (月)

仕事の流儀 事務

もちろん事務仕事だってあるのだ。

日によっては、一日中事務をやってることだってある。

零細の個人事業とは言え、とりあえずも事業である以上は、それなりに諸々の事務は発生する。
そのもっとも主なものはお客様との文書のやり取り。

お近くにお住まいの方ならば、直接お会いしてお話しすることができるのだが、遠方の場合はメールなどでの文書の交換が主なやり取りになる。

これが会社だったら・・・
出張・・ということで、出かけていく場面だろうが、そんな金も暇もアリマヘン!

貧乏暇無しって、ホントによく言ったもんだわ。
なんて、感心している場合ではないのだ。

面倒なメールやFAXの交換にお付き合いいただけるお客様各位に感謝!!


その他、やはり頭がいたいのが会計。
月々の売り上げ計画、実績・・・そして、恐怖の支払い。

チェリー、ウォールナットなんて高級木を大量に使ったときは、その支払いに胃が痛くなりそう。

また、家具の仕様積算と、お見積もりの算出。
これも書き始めると終わらなくなるので、今は書かない。

さらに、ホームページの更新と、このブログを書くこと。
毎日、ネタを探すのも一苦労だったりして・・・
そのうち、ネタが尽きるだろうな~
どうしよう?

もういっちょ・・
カタログの更新、写真やドキュメントの整理、データのバックアップなどなど。

これに展示会が絡んだりすると、もう何やらカンやらぐちゃぐちゃになって頭が爆発したりする。

そして、最後の決め手・・確定申告が・・あぁ


放っておくと、どんどん増殖する事務仕事。
これも、木工房の現実なのである。

事務仕事の流儀・・
今日できることは今日すること!
これに尽きます。

そんなわけで、仕事の流儀シリーズ、ひとまず終わり。 チャンチャン!

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2006年2月 5日 (日)

仕事の流儀 営業2

営業の流儀って、実はよく分からない。
誰か教えてください~

そんなわけで、分からないので、知人の話を書く。

以前勤務していた会社で、営業の鬼のような人物がいた。
会社から支給されるものではなく、自費で名刺を作っていた。

「24時間 いつでもお電話ください」
との文言。

実際に、24時間、携帯を肌身離さず持っていた。

もう一つ・・・
メールなど、もらった文章については、必ず24時間以内に返信する・・
これを実践していた。

夜の12時までお客様と会い、それから会社に戻ってメールチェックをしていた。

彼曰く・・・
お客様のことばかり考え続けていたら、自然とこのようになっていた・・・とのこと。

彼にとっては、ごく当たり前のことであったようだ。

当たり前が最も難しい。
当たり前を突き詰めると、特別になる。

この二つを究極まで煮詰めて蒸留すれば、彼のような行動に行き着くのかもしれない。

良い悪い・・ではない。
そのような人物がいる・・・ということだけ記す。


木工で起業したとき、営業についてはこの知人が向かうべき目標であった。
今四年目を迎えて、まだ足元にも及ばない。

メールの返信もままならない状況。
休日無し体制で製作するも、納期遅れが常態化している体たらく。

当たり前の実践・・・
本当に難しい。

そんなわけで、少々内省的になりながら・・つづく

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2006年2月 4日 (土)

仕事の流儀 営業

製作以外の仕事について、開業後一年目は営業が多かった。
家具を作っても、それを売る場所がないとどうにもならない。

もちろん、工房からの直販ができればそれが最も良いが、開業したてでは、そのように都合よく売れることなど望むべくもない。

販売ルートの開拓・・・
それがさし当たって急務であったので、試作品や、写真などを持ってあちこち回ったりした。

闇雲に回っても仕方がないが・・・と、今考えれば思うが・・
当時は、そんなこと理詰めで考える余裕もないまま、ギャラリーなどを飛び込み営業する日々。

その中で見えてきたのは、家具に対する嗜好は地域によって大きく異なるということ。

都市部と郊外でも大きく異なるし、都市部であっても、やはり場所によって好みは変わる。
また、イベントなどでも、その内容によっては求められるものが180度違ったりするから面白い。

それらを反映してのことだが、ギャラリーごとに要求も異なり、もちろん、マージンなどの条件も大きく変わる。

これらは、実際に自分で足を運んで、直接肌で感じないとなかなか分からない。


余談だが・・・
木工家志望の方と話しをしていると、人付き合いがあまり好きでないので、一人でこつこつとやれる仕事を・・ということで木工を希望する人が少なからずいることに気づく。

これは、大きな認識不足だ。

人付き合いが苦手ならば、どこかの工房へ就職して職人になるべきだろう。
職人ならば、直接お客様とお話をすることもなく、製作に専念できる。

もし、職場の人間関係も、どうも・・・と思う人がいたならば・・
それは、木工に限らず、おそらくどのような仕事も難しいのではないか?

木工で独立したならば、少なくとも2年くらいは営業が主な仕事になる。
どれほどの技術を誇ろうと、売れなければ事業にはならない。


では、営業の流儀・・・ってあるのだろうか??

つづく。

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2006年2月 3日 (金)

仕事の流儀3

木工仕事の流儀・・・
と言っても、特別のことはない。

今までも書いてきたことなので、繰り返しになってしまうのだが・・・
つまりは、他の仕事と同じように、日々の工程をあたりまえにこなすだけだ。

木工は、とかく技術面がクローズアップされがちで、それが木工愛好家をこの仕事にひきつける磁力になっているのだろうが、実際には技術面においてなにか特別な感慨を感じることなどほとんどない。

難しい仕口や組み手をするときは、緊張もするし、気分も高揚するが、よほど特殊な構造的要請がない限りはそのように複雑なことをすることは、私に限ってはない。


製作現場は、淡々と進むのみ。


そして、あまり知られていないことなのだが、製作以外の仕事も実にたくさんあるのだ。

職人ならば、製作に専念することが仕事だからそれでよいが、開業すると小さいながらも事業主となる。
なので、事業を回転させ、発展させていかねばならないと言う責務を負うことになる。

ならば、製作以外でどんなことをしているのか??
そのあたり、明日へつづく!


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2006年1月19日 (木)

願書出しましたか?

訓練校の来年度募集が始まっているからだろう・・・
木工家志望の方からのお問い合わせがちらほらと来る。

木工ブームはまだ続いているようだ!


木工サイトもどんどん増え続けており、木工関連の検索エンジンもにぎやかになってきた。
良い傾向だ。

木工房が増えると、過当競争のサバイバルゲームになるのでは? との意見も聞くが・・・
私はそうは思わない。

一般の方に、家具がオーダーできるという認識はまだまだ根付いていない。
家具を求める大多数の方は、既製品の洪水の中を、あっちへこっちへと、さまよっている。

そして、満たされない思いを抱きつつも、既製のもので妥協している。
と言うより、妥協せざるを得ない状況にある。


家具はオーダーできるのですよ!!

と言うアピールを、もっともっとしていかねばならない。

そのためには、孤軍では限界がある。
多くの家具工房が、いろいろな手段でアピールし、家具がオーダーできると言う認識が広がるほどに、この市場も拡大していくに違いない。


幸い、木工家を目指す人はどんどん出てきている。

市場活性化とともに、お互いに刺激しあえる関係になれればいい。

切磋琢磨のない世界は澱む。

木工家志望の皆さん・・
願書出しましたか~??

来年、再来年あたりには一緒に頑張れる関係になりたいですね。
健闘を祈ってます。

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2005年11月27日 (日)

工房を開設する場所は?

お問い合わせをいただいた。
工房を開設する場所は? 
どのようなところが適当か?

難しい問題。

これがベスト・・・という立地条件をクリアするものはなかなか無いだろう。
と言うよりは、どこがベストか、あるいはベターかというのは、各自の環境によって異なる。

木工で独立開業する場合、下の二つの視点から立地を考えねばならない。

・生産拠点
・営業拠点

生産拠点の視点で考えると、近隣に騒音などの迷惑がかからない場所が良いし、材木や金物などの資材調達が容易というのも大事なポイント。

営業拠点としては、お客様をお迎えしたり、打ち合わせに出かけやすいところ。

これに、月々のランニングコストが絡んでくる。

一番良いのは、生産拠点と営業拠点を別々に構えることだが、一人での開業時にそのようなことは望むべくも無い。


難しい!

生産拠点としては田舎のほうが良いだろうし、営業拠点は都市部にあったほうが何かと便利だ。
これらの折衷案としては、都市部の外れあたりに広がる田園地区・・なんてことになるのだろうが、そう都合よくそのような場所があるかどうか?

いずれにしろ、各自の置かれた環境で最もよいと思われる場所を選定していくしかない。


なんてことを考えていたら、お昼過ぎに来客。
同業者の方・・・

ゆくゆくは海外で工房を開設したいとのこと・・
むむむ、そのような考えもあるのか。
ちょっと刺激的な話だった。

木工も、まだまだ考え付かないようなものがあれこれ転がっているかもしれないね。
頭が硬直化しないように、常に柔軟な考えを持っておきたいものだね~
フニャフニャ 

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2005年11月12日 (土)

修行と独立と4

とかくこの世界、新しく入って来るものに対する風当たりは少々強い。

前も書いたが、面前で罵倒に近いことを言われたこともあるし、そこまで露骨でなくても、お手並み拝見といったようなシニカルな見方をされることはままある。

まあしかし、それもこれもまとめて引き受けていくしかない。
そのようなこと、商売を軌道に乗せるという大命題の前には些細なことに過ぎない。

大事なのは、同業者からの評価ではない。
自分の技術的欲求で自己満足することでもない。

全てはお客様に喜んでいただくこと。
そのために、一年目の家具とはどうあるべきか?
それを考えていた。

そのようなとき、木工の先達でいろいろとアドバイスをしてくださる方がいた。

良いものとはどのようなものか?
ギャラリーとのつきあい方は?
収益の考え方は?

など、実践的なご指導をいただいた。

この中から、自分の方向性が決まったように思う。

訓練校を出て直ぐ開業することの弱みも、強みも自分なりに分析できた。
弱みばかりのようにも思えるが、いやいや、大きな強みがあるではないか。
それに気がついた。

それは・・・


内緒!!


木工家予備軍の皆様へ・・・
いじわるではないよ。
これは、各自が見つけていかなければならない命題であります。

もし卒業して直ぐ独立を考えられている方がいらっしゃったら、
修行に行かないことの強み!
それを発見して、それを基軸とした事業を展開すれば必ず将来は開けると思います。

いろいろな批判など気にしない気にしない。
それよりは、どうすればお客様に喜んでいただけるか、それを考えましょう。

私はここに軸足を置いて、今は四年目の家具を作っております。

これら、そのうちまとめ直してメインサイトの「木工Q&A」にアップしようと思っているので、気長にお待ちくださいませ。

おわり

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2005年11月11日 (金)

修行と独立と3

このように、訓練校でたての開業というものは何かと苦しい。

予想していた事態ではあるが、一人の孤独感と焦燥感が交じり合って、それが重圧となってかかってくる日々であった。

しかし、ピンチはチャンスでもある。

いかに経験が浅いと言えども、学校では15を超える作品を作ってきた。
その中で繰り返し使った技法であれば、今の自分でも十分な自信を持って用いることができる!

ならば、技術的な背伸びをすることなく、今の自分にできる範囲の技法で魅力的な作品を作っていけばいい。
そう思った。


しかし、葛藤もある。


木工家の性のようなものだが・・・
木組みなどの技法に凝るという性質がある。

それも、だんだん難しいものへ行こうとする。
そのような指向性がある。

私もそう。

そもそも、訓練校の木工科に入学した人など、総じて木工オタクだ!
薄い鉋屑を出すことにしのぎを削り、それを眺めてうっとりする。
無邪気なものなのである。

私もそう。

趣味ならばこれほど面白いものもないだろう。

でも、開業したら、それは趣味ではなく商売になる(当たり前)
例えば、15,000円のスツールならば、一日以下で製作しなければ利益は上がらない。
これが、木工を商売にすることのリアリズム・・

そのような環境で、上端下端留め蟻組継ぎ・・なんて、悠長にやってられない。
いや、もちろん、その時間を売価に乗せ、その価格でも売り切れる営業力、作品力があれば話は別だ。

しかし、ぽっと出の、どこの馬の骨ともイカの頭とも分からないような人間が作ったものなど、そんな高価な価格で売れる訳もない。

在学中に見学に行った木工房の親方は・・
「一年目は一年目、二十年目は二十年めの家具を作ればよいのです」
と、おっしゃっていた。

これが身の程を知る・・ということなのか。

そうに違いない。

と思ったのである。

つづく ・・・・だろう

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2005年11月10日 (木)

修行と独立と2

一昨日のつづき・・・

訓練校を出てすぐ独立して、最も苦労したのは、やはり技術的な事柄。
修行に行けば、他の職人さんなどと並んで仕事をする訳なので、必然的に人のやり方など見る機会も多いだろうし、その中で、自分の技術レベルを客観的に把握することもできるだろう。

一人で、しかも初心者マークをつけた状態だと、そりゃもう不安で不安で・・・

果たしてこの方法で良いのか?
それに確信がもてない。

専門書を見ると、構造などはかなり詳しいところまで書いているので、とりあえず設計はできる。
しかし、それを何十年もの使用に耐えうるものにするためには、専門書ではおさえきれない実践的ノウハウが必要になる。

例えば、ほぞ一つとってみても、材種、木目(柾目?板目?)、比重、赤身・白太、含水率・・・などなど、挙げていけばきりがないが、そのような要素を勘案しながら、ベストな形をとらねばならない。

同じ設計寸法でも、実際の製作に際しては、その部分部分において微妙に寸法を変化させねばならない。

また、専門書も日本のものは絶無に近く、ほとんどはアメリカのもの。
しかし、ここに書かれている構造についても、必ずしもベストとは限らない。

欧米のように乾燥しているところと、日本のような温暖湿潤な気候とでは、木の動きも違ってくるし、必然的に木組みの技法も変えていかねばならない。

これらは、なかなか普遍化しにくいところで、いわゆる経験と勘が必要になってくる場面なのだが、もちろん経験もないし、勘も働かないのである。

どうしよう~!
泣きべそをかきそうになったものだ。

まさに、今だから言える恥ずかしい話である。

つづく  かな?

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2005年11月 8日 (火)

修行と独立と

木工家志望の方からメールをいただいた。
訓練校を出たあとに、どこかに修行に行ったほうが良いのか? とのご質問。

なんとも答えるのが難しい問題。
私自身、訓練校を出てすぐ独立したので、修行に行く功罪については良く分からないというのが正直な感想。

修行・・・
適当な受け入れ先があり、自身を取り巻く環境も含めて行く事が許容される状況であるならば、行ったほうが良いのだろうね。

もちろん、行くならばきちんとした目的意識を持っていなければならないのは言うまでもないだろう。

修行無しで独立すると、それだけでかなりのハンデを背負うことになる。
訓練校の一年間で習得した技術程度では、できる家具の構造もデザインも限られてくる。

その限定された範囲で魅力的な商品を開発していくのは、相当に智恵を絞らないと困難だ!
このこと、一年目は本当に骨身に染みた。


今は、修行して独立する人と、訓練校や各養成機関を出た後にすぐ独立する人と、はたしてどちらが多いのだろう?

元来は、どこかで5年や10年の修行をしてから独立するのが常だったようだ。
このため、訓練校を出てすぐ独立することには、いろいろと批判も多い。

私も、独立前のことだが・・・
木工の先達から、延々3時間半にわたって説教をされたことがある。

曰く・・修行もしない、苦労も知らないやつが、家具を作ってうまく行くわけがない。
身の程を知れ・・・ ということ。

これは、かなり堪えた!

しかし、私の性格として、批判されればされるほど、絶対にそれに屈したくないという、きわめて厄介な性分が頭をもたげてくる。

身の程を知れ・・・

良く分かった!

しかし、身の程を知るためにはまず実行して、「甘くない世間・現実」の中で揉まれ、自分の未熟さをひしひしと体感しないことには分かるまい!!
などと、今考えると全く無茶な理屈で遮二無二突っ走ってきたというのが現状。


とりとめもない身の上話のようになってしまったが、開業後3年半を経過して一つの総括として思ったことを書いている。

もう少し続けてみようかな。
明日へ続く!


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2005年11月 2日 (水)

木工家志望の方へ2

昨日の記事について、いろいろとコメントもいただいたので、続きを少々・・

縄文人さんからご紹介いただいたHPに書かれていたことである。

・開業するならば、専門外のことを知る
・市場調査をし、裏づけのあるデータをとる

ということ。

これらについて、さらに・・・
専門知識、良心的、地域密着 ということのみで経営は成り立たない・・・
これを、近所の肉屋、八百屋などが大型店の進出で淘汰されてしまう現実をふまえて書いている。

読みながら、私も少々背筋が寒くなるような思いがした。

そうなのだ。
地道に、技術を磨き、良いものを、良心的な価格で・・・
そのような当たり前のことをやっても、それだけで将来が開けるほど現実は甘くない。

これらは必要条件であって、決して十分条件ではない。


木工も全くその通り。

木工で開業というと、とかく技術面がクローズアップされがちだ。
もちろん、技術は大事な要素であるには違いないのだが、それは経営に必要な条件のごく一部にしか過ぎない。

私の実感では、必要な条件の中で技術が占める割合は2割に満たない。

なのに、木工家志望者は、技術を唯一の光源として、それをもって自身の夢や目標を照射する傾向が極めて強い。
技術を磨くほど、夢に近づく・・・将来は明るい と思うのか?

しかし・・・
繰り返して言う。

技術は必要な条件のごく一部でしかない。
あって当たり前。

その上で自分に何ができるのか?
足りないものは何か?
それは、どうやって補えば良いのか?

この命題の先に、成功への鍵がぶら下がっているかもしれない。
健闘を祈る!

 ・・・だから、人に言っているばあいかって・・! (一人突っ込み)


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2005年11月 1日 (火)

木工家志望の方へ

午前中打ち合わせへ。
センターテーブルのご相談。

サイズや使い勝手など、いろいろと探されたとのこと。
でも、市販では見つからない、ということでご相談をいただくことになった。

お客様から、直接いろいろなご要望をお聞きできるのはとてもありがたいことだ。
このようなご意見が、商品開発の上でとても貴重な財産となる。

これからも、生活に密着したものを作って行きたいと思うのであった。


さて、木工家志望の方からメールをいただいた。
木工を生業にするのは厳しいのか? とのご質問。

よく聞かれる質問でもある。

厳しいのか? と問われれば、厳しい・・・と答えざるを得ない。

でも、これは別に木工に限ったことでもないだろう。
起業するのだから、どのような業界でも楽なはずはない。

起業家のうち、成功するのは2%以下だそうだ。
まあ、何をもって成功とするのか? 
そのあたりの定義も良く分からないので、真偽は定かではないが・・・

ともかく、リスクのない起業なんてありえない。
リスクを背負う覚悟はあるのか? それがまず第一の資質ともいえる。

ただ、ここでありがちなのだが・・・
特に、若い人に多いのだが・・・

あふれるばかりの情熱を持ち、夢を語る人。


あ、いや、それが悪いと言っているのではない。
情熱・夢・・・とても大事なことで、それがないとリスクを引き受ける覚悟なんてできるわけはないだろう。


問題は、それ以外のリアルな現状把握ができてないことが多々ある・・ということ。

起業するのに、事業計画書を描かない人がなんと多いことか。
少なくとも、今まで私の工房を訪ねてこられた方、または、メールなどでお問い合わせをいただいた方の中には、事業計画書を作っていた人は一人もいなかった。

計画書は収益計算などの数字と無縁には作成できない。
数字が入るほどに、計画はよりリアルになり、その困難さが骨身に染みるようになる。

情熱や夢に冷水を浴びせられるような気持ちがするものだ。

もしこれを読んでいる木工家志望の方がいらっしゃったら、是非、自分の夢や目標に、数字という冷徹な現実を乗せてみてください。

天秤の片方に夢・情熱、もう片方に数字というリアリズムを乗せ、全体としてバランスをとりながら、徐々にその振幅を小さくして安定させていくこと。

どちらが欠けてもだめなのではないかな?

そのバランス感覚を持つことができるか?
それが第二の資質かも。

その上で、飛ぶか飛ばないか。
それは、ご自身でご判断くださるように・・・

応援してます。 
頑張れ~!!

(なんて、人に言っている場合か~??)

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