2019年2月13日 (水)

ミスの誘発

連休明けでカンが鈍ったのか?
昨日は細かな失敗が連続しました。

誤って反対側を切ってしまったり、穴の位置がずれていたり。

細かなミスを修正する過程が新たなミスを誘発するという悪循環。

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


大きなミスならば諦めて、気持ちを入れ替えて一からやり直しをするのですが、細かなミスについてはなんとか修復をしようと考えるのが心理。
出来るだけ早く修復して先に進みたいという気持ちが焦りを呼び、それが新たなミスを生んで収拾がつかなくなる。

結局、一からやり直したほうが時間的に早かった。。 というオチでございます。

長年やっていても、まだ初心者のようなことを繰り返している。
間抜けなことでございます。

さて、気持ちを入れ替えて・・・
今日は慎重に進めることにしましょう。。

そう、結局は、それが一番の近道なのです。

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2019年1月23日 (水)

冬場の接着剤

冬場、、気温が下がると木が動きにくくなるので精密な加工などには良いのですが、反面、塗料は乾きにくくなりますし、接着剤は固まりにくくなります。

特に接着剤については気温は重要で、接着剤ごとに使用可能な温度が決まっており、これを外して用いると接着不良を起こすことがあります。
なので、この時期は温度計とのにらめっこになります。

数ある接着工程においても最も気を使うのは板矧ぎ。
テーブル天板などは複数の板を矧いで(接着して)作るのですが、将来に渡って矧面が切れること無く、不具合が起こらないようにするためには、木の管理、接着面の調整などなど、、地道な工程を着実にこなした上で、適切な接着剤を適切に用いなければなりません。

接着剤の可使温度はカタログ上8℃以上ですが、若干の余裕を見て10℃以上で用いるようにしており、そのタイミングを見計らうのがこの時期の工程決めのポイントです。

で、今日の昼間の温度は14℃になる予報で、チャンス到来。
満を持して、板接ぎを行う予定です。。

午前中に刃物を取り替えて、キレキレの刃で、ピシッと決めたいところです。
頑張ろう。。

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2018年11月22日 (木)

悩んだ末の

さて、悩んだ末のキャビネット。
アイデア、アイデア・・・

湧きましたflair

やはり、考え続けていると出てくるものですね。

面白いもので、アイデアというものは考えている時は出てこず、休憩中とか、風呂に入っているときとか・・気を抜いた時にふっと思いつくことが多いですな、経験上。

しかし、気を抜いてばかりではダメで(当たり前) 頭から煙が出るほど考え抜いた先のふと気を抜いた時に出てくるような気がしますね。

・・・・

中心となるパーツを、ある特殊な形に作れば問題点はすべて解決し、構造はシンプルになり、組み立てもやりやすくなる。
しかし、その特殊な形にするためには・・・?

ああ、こうすればいい・・・

と、段階的に進めて実作、、うまく行きました。

この扇の要ができればあとは早く、目下鋭意製作中。
寒波が来て工房は寒いですが、気持ちは熱いですよ!

さ、今日も頑張ろう。

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2018年11月 8日 (木)

見切り発車で

さて、キャビネット縛りの今日このごろ。
一つは工程も終わりに差し掛かってきましたが、もう一つは今から佳境。

こちらもかつてない構造で、、細部の構造については未だ定まっていません。

(-_-;)

物づくりのやり方は各自様々ですが、まずはきっちりと設計をして、図面を書いて、その通りに作るのが原則です。

人によってはまずは木を見て、木と対話して、その木がなりたいものにしてやる・・なんて言う木工家もいらっしゃいますが、私は20年近く木工をやってきてもそのような境地には達しておらず、未だに木と対話もできず、木の思いも分かりません (@_@;)

まあ、そんな訳ですので、私の場合は最初にしっかりと図面を作るという工程を踏みます。

が、稀にではありますが、どうしても机上で構想を詰めきらないこと、、確実な設計が出来ないことがあり、この場合は見切り発車で製作しながら考えるということもやったりします。

さて、今がその時。

二次元の図面が、実際のパーツとなって立体的に立ち上がってくると、今まで見えなかったものが見えてきて、アイデアも浮かんできます。

さて、どのようなアイデアで進めるか?
今日は、手と頭をフルに働かせる一日になりそうです。

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2018年11月 1日 (木)

先進的と原始的と

弊工房は注文家具屋ですので、全てのアイテムはお客様からのご要望をお受けして一品一葉での物づくりを手がけています。

が、稀にではありますが、全く同じものを製作することもあるのです。

同じものなら製作も楽だろう・・・と思われるかもしれませんが、、
確かにそうなんです、、図面が残っている場合は。。

・・・

開業当初、図面は手書きでした。
これはファイルして残ってます。

次に、3次元のグラフィックソフトを導入。
これは使い方の習得が極めて大変だったですが、慣れてからは設計効率は飛躍的に向上しました。

特に便利だったのは、完成イメージをいろいろな立体角度で確認できること。
これで、完成の姿を確認しながら設計をすることができ、そのままお客様へもプレゼンテーションもできるので、双方とも安心して話を進めることができるのです。

で、今。
3次元グラフィックソフトを別のものに切り替えて継続中、、であります。

・・・・

と、このように3段階を経て今に至るのですが、問題なのは、2段階目のグラフィックソフトを今開くことができないこと。

なので、この時期に設計したアイテムについては図面を含めた設計データが残ってないのです。
ペーパーレスの弱点ですなぁ。

今手がけているのもこの時期のもので、頼りになるのはその時の仕様をまとめた文書と写真。
写真とにらめっこしながら、各部の寸法を採寸していくという極めて原始的な方法でやってます。

これなら、新しいものを設計したほうが楽だわね。

・・・・

さて、今日は採寸も終わる予定で、改めて図面におこすこととしましょう。

先進的なものと原始的なものが入り混じった制作現場。
これもリアルな木工事情です。

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2018年8月 7日 (火)

どうなる北米材事情

昨日お客さんと話していて材木の話になり・・

ウォールナットが手に入りやすくなるんじゃないですか? とのこと。

(・・?

( ゚д゚)ハッ!  

そうか、、米中貿易戦争。

ウォールナットを筆頭とした北米材の高騰は言うまでもなく中国需要に拠るもの。
中国国内の建築バブルと、それに伴う内装材への用途としてウォールナットを始めとする北米材が買い占められている。

その勢いは凄まじく、材木屋さんから聞くところに拠ると、中国資本は北米現地の製材所をすっ飛ばして直接山林経営者にコンタクトし、山ひとつ分まるごと買い付けるのだとか。。

めぼしい資源は直接中国へと運ばれ、そこで仕分けされる。
日本商社も北米材を中国で買い付ける始末で、最近のロットでは上海経由のタグ付けがされているものを頻繁に見るようになりました。

・・・

そこに今回の米中貿易戦争、、関税の引き上げ です。

中国側の報復関税に材木が含まれているか? 詳細はわかりませんが、今後の状況如何で北米材の流通環境は激変する可能性は十分考えられますなぁ。

すでにそれを見越した動きもあるとかないとかで、少しでも良い方向へ進んでくれればと願う次第。
中国の住宅事情も実態は空洞化しているとの見立てもあり、加えて関税が発動されれば一気に値崩れを引き起こすのは必至。

いや、値崩れではなく、正常な状態に戻る、、という方が正確か?
とにかく、ウォールナットの価格は私が開業しした17年前に比べて倍ほどになってるんですからね。

・・・・

さてさてどうなるか? 予断を許さない状況となってきました。

本当は、このようなときに国内の森林行政、材木業界などの奮起や長期的視野に立った戦略を期待したいのですが、ごく一部の例外を除けば、これらについてはず~っと無策のまま。

言いたいことは山ほどもありますが、ごまめのはぎしり・・でございます。

さて、今日も暑くなりそう(すでに暑いけど)

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2018年7月17日 (火)

ネット通販で熱くなる

犯罪的に暑いっす。

この暑さの中、、朝から金具探し。
今までにもこのブログで書いてきたように、現代の金具探しはカタログをめくることではなく、問屋に問い合わせることでもなく、ネットで探すこと。。 であります。

箱買いならばともかく、、小口買いの場合はネットが独壇場となっておりますな。

・・・

しかし、便利な半面、大変でもあります。
特に、一般的な市販品の場合、どこから買うのが最も安く、かつ速いのか?
ということを見極めるのが肝要で、同じものを買う場合でも数千円から、下手をすると数万円単位で支払い金額が変わることもあって要注意でございます。

最も安価に買うならば、その製造元の直販を利用するのが良いのですが、しかし詳細は割愛しますが大人の事情などで必ずしも直販で手に入るとは限らず、残念な思いをすることもしばしば。

・・・

が、今回探していたものは、、ありました、、直販。
見積り金額は、なんと一般的な通販の3分の2ほど。

これで決まり・・と購入手続きを進めたところ、最後の最後で送料がぁ
送料が、、なんと金具の金額を上回るほど高い。

(@_@;)

で、あちこち調べて最安値は楽天。。
送料無料。

ポチっ


・・・・

ちなみに、アマゾンも送料無料だったのですが、しかし、なぜか見積もりが楽天よりもはるかに高い。

どのような事情かわかりませんが、同じものを買うにも金額の差が大きすぎてそのたびに振り回されていますな。

探している時間を金額換算すると??(超汗)
ネット通販、高いか安いか? 便利か不便か?

暑い中、朝からさらに熱くなってしまった出来事でありました。

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2018年6月 6日 (水)

梅雨であるからこそ

本格的な梅雨です。
高湿度下での製作は気を使いますね。

現在キャビネットの製作中で、外郭は板組ですが内部の造作は框組み。
板組は湿度の影響で伸び縮みするのに対し、框組は動かない。

動くものと動かないもの。。
この2つを組み合わせて構造的に成立させるのが木工の妙味であります。

框にあえて隙間をもたせて、これが伸縮時の遊びになるようにするのですが、湿度変動でこの隙間が微妙に変化するのが今でも見ていて面白く、天然木の息遣いが感じられるような気がします。

・・・

と、一般の方にはよく(全く)分からない話で恐縮ですが、木工にとって最も厳しい梅雨であるからこそ、天然木の面白さがより感じられる、、という話でございました。

さて、今日の隙間はどのくらい・・でしょうか?

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2018年5月29日 (火)

固定概念をブレークスルー

ラックの設計中。
お客様からのご要望をもとに形を作り上げていくのが弊工房のスタイルですが、しばしば困難に直面します。

どうやって加工しよう?
どうやって組み立てよう?
果たして強度は十分か?
耐久性はあるのか?
伸縮、ねじりなど、将来的な安定性は?

などなど。。

天然木は将来に渡って伸びたり縮んだりします。
このため、この動きを見越した設計をしなければならず、これがいつも頭を悩ませる元凶となるのであります。

動かなければ、、合板であれば何でもない構造が、天然木を用いることで極端に難しくなる。
日々頭を悩ましているのであります(ボケ防止には良い)

・・・

で、ずっと悩んでいたところに、お客様から一つのアイデアが。。

・・・

・・・ おっflair

・・・

・・・ うん

・・・

この方法なら、これを応用する構造なら、、できる かも?

長く木工をやっていると、経験値が上がっていく反面、経験値にしばられた固定概念というものが生まれてきます。
できるだけそのような硬直した考え方を持たないように努力しているつもりではあるのですが、しかし、知らず知らずのうちに・・・そうなってしまうんですよね~

このようなとき、木工家ではない人からのアイデアが問題を一気にブレークスルーするきっかけになることがあり、今回もまさにそのようなケースと・・・なり・・そうです。

果たしてうまく設計ができるか?
最後の知恵の輪を、、外さねば。。


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2018年3月27日 (火)

春と鉋と

昨日も書きましたが、急激に春めいてきました。

昨日、鉋がけをしたのですが・・
どうもうまくかかりません。

刃を研ぎ直しても・・ダメ。

ということは、そう、台の問題。
鉋は台で切る・・という言葉があるくらい、鉋台の調整は大事です。

で、下端定規を当ててみると、、
やはり・・・狂ってる。

狂いはコンマ数ミリ程度ではあるのですが、このわずかな差が切れ味にとっては決定的な差となるのです。

・・・

鉋台には台癖のようなものがあり、長年使っているとだいたいどこがどのように狂うか・・という事がわかってきます。
また、狂いやすい台がある一方、狂いにくい台もあり、一品ずつ個性があるのも鉋の面白さです。

・・・

で、この鉋。
比較的台の狂いは少なく、冬場などは摩耗による凹みをちょっと調整するくらいで順調に使っていたのですが、ここのところの急激な気温の上昇と湿度の低下に反応したのでしょう、、微妙なネジレが出ていました。

使いはじめて10年ほど。
それほどの年月が経っても、まだ木は環境によって動き続ける。

木は生きている・・なんて言葉を聞いたりしますが、鉋を使っているとそれを実感できますね。

・・・・

ほどよく手に馴染み、無くてはならない私にとってのナンバーワン鉋。
しっかり調整して、今日もせっせと鉋がけをしたいと思います。

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