2020年11月11日 (水)

うまくいきますように

着色中です。

家具作りの最終工程は塗装で、通常はクリア仕上げですが、時々は着色することもあります。
この着色、、とても気を使う作業です。

まず、木肌の素地をきちんと均一に仕上げていなければなりません。
どこかにムラがあると、着色によってそれが強調され、仕上がりの品位が大きく損なわれてしまいます。

また、着色工程そのものも繊細な配慮が必要で、油断をすると着色ムラができ、やはり良い仕上がりになりません。

しかも、着色工程はやり直しができず、失敗すると全てが水の泡。。
天板などの平滑なものであれば削り直しもできますが、キャビネットなどのように組み合わせたものはもうどうしようもありません。

今まで散々の失敗もしてきて、それなりの経験も積んできてはいますが、やはり刷毛を落とすときは今でも緊張しますね。

慎重に慎重に・・今回もうまくいきますように。。

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2020年10月16日 (金)

金具を買う場合

金物を買う場合、問屋へ行く、ホームセンターへ行く、ネットで買う、という3つの方法があります。
開業当初は、家具専用の金具は問屋にしか無かったので、わざわざ往復150キロ以上を走って大川市まで買いに行ったものです。
(今となっては懐かしい)

問屋購入の場合、バラ買いはまずできませんので箱買いとなります。
もちろん一個単位で考えれば安いですが、2娘必要なのに50個も買わされる事となったりします。
さらに、往復にかかる時間を賃金換算して、高速代や昼食代まで入れると相当高いものについていました。

次第にネット通販が充実し、家具専用の相当にマニアックなものまでバラ買いできるようになりました。
が、一個単価は相当に高い(@_@)
加えて送料がかかるので、例えば50円の金具に対して1,000円ほども送料がかかったりしますし、代引き手数料まで加えると単価の30倍以上を払うことになったりして釈然としない、、という時代がしばらく続きました。

今は、アマゾンの品揃えがかなり充実していて、極めて特殊なものでなければ大体手に入ります。
プライム会員だと送料が無料だったり、お急ぎ便で翌日には着荷するのもありがたい。

が、まとめ買いでないと購入できないものもあったり、同じものでも出品者によって価格、送料が違ったりと、それはそれでややこしい。

これらを考えながら、最も合理的な購入先を考えるのも大変で、昨日は半日ほどかけてネット検索をしてしまった次第。
時間を賃金換算するといくらになるのか? (;´Д`)

一生懸命検索してポチったものが、普通にホームセンターにあったりして、あら~っと思ったり。
次に、それを当てにしてホームセンターへ行くと、もう取り扱ってなかったり。。。

金具を買う場合・・・ それは毎度悩ましい葛藤がある、、という木工屋のボヤキでした。

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2020年1月20日 (月)

板接ぎ 接着剤の掻き取り2

接着剤の掻き取り・・半乾きの時にやるとうまくいくのですが、そのタイミングが難しい。
乾きが足りないとヘラにまとわりついて全く取ることができませんし、乾きすぎると硬化して掻き取れない。

なによりも、半乾きになるまでしばらく放置していなければならないので、時間もかかります。

いつも、この養生時間の間に他の作業をするのですが、作業に熱中して気がつくと硬化が進んでいることも度々。
なので、頃合いを見計らうためには、作業中にも度々確認に行かなければならなく、これが結構面倒なのであります。

そんなことを20年近くも繰り返してきました。

が、、前日、ふと気がついたのです。
エアブローをしたらいいんじゃないか?

エアガンを片手にはみ出した接着剤に風を当てると、なんということでしょう~ 見る見る間に表面が固まってくるではありませんか。
この、表面が固まったときが頃合いで、表面は固く、内部はレアな半熟卵状態。
この時にヘラを当てると、本当に気持ちの良いくらいにポロポロと取れてくれるのであります。

コロンブスのたまご。
これに気づくのに20年の歳月を要しました _| ̄|○

この裏技を発見したことで、今後は板接ぎ作業が一段と効率アップしそうです。
お悩みの方・・・是非お試しください。

って、知らなかったのは自分だけかも、、多分(-_-;)

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2020年1月16日 (木)

板接ぎ 接着剤の掻き取り

板接ぎのときに、クランプをかけて締め上げると接ぎ面から接着剤がはみ出してきます。
接着剤が多すぎるとはみ出し量も多くなり、拭き取りに苦労しますな。

逆に、はみ出し量が少ないと、接着剤不足だったのではないかと不安になります。
(まあ、それで今までに接ぎ切れしたことはありませんが・・・)

はみ出し量が絶妙だった時には、それだけで今日はなにかいいことありそうな気がするものです。

さて、このはみ出した接着剤ですが、皆さんどうしていらっしゃいますか?
これは人によって様々で、すぐに拭き取る人もいますし、拭き取らずに硬化するまで放置する人もあるようです。

また、拭き取る場合でも水やお湯で湿らせる人や、そのままヘラのようなもので掻き取る人もいる。
様々です。

ちなみに、私は・・・掻き取り派です。
接着剤の種類にもよりますが、私が使っているタイトボンドⅢは、半乾きの状態でヘラを当てると、かさぶたが落ちるようにポロポロと取れるのです。

が、悩みも・・・  つづく

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2019年9月 5日 (木)

座刳り

木工には様々な力仕事がありますが、その中でも5本の指に入る重労働は。。?
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これ、、座刳り。

椅子の座面をお尻の形に合わせて彫り込む作業です。
やり方は色々あり、それぞれの工房の流儀によって様々ですが、私はグラインダーで荒彫りをして四方反り鉋で整形するというやり方です。

ジグを作ってハンドルーターで彫り込む方法なども試したことがあるのですが、木理が交錯しているような場合に木の繊維を大きく弾いたり、むしり取ったりすることがあるため、手作業に戻して続けています。

なかなか体力のいる作業ですが、削るほどに座面の形ができあがってくるのを見るのは楽しく、完成したときの達成感は手作業でなければ味わえない心地よさがありますね。

今回の座面はパインなので削りも容易。
室温は高いですが、まあ盛夏時に比べるとしのぎやすくなってますので、作業効率もそこそこ。

さて、今日は残りの枚数を仕上げなければ。
週末は、、筋肉痛かなぁ?

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2019年6月 5日 (水)

著作権 意匠権 手作り作家のマナーについて

著作権や意匠権という言葉があります。
これは、オリジナルの知的財産を守るための法的根拠となるのですが、法云々を持ち出す前に、類似品を製作販売することは商道徳に照らして不適切であり、物づくりを手がける者であるならば決してやってはならない最低限のマナーです。

なぜこんな事を書いているのかというと、先日、弊工房の作品に形や名前までそっくりな品物が、大手手作り品販売サイトで堂々と売られているのを発見したからです。

最初見たときは目を疑いました。
現在その作者に問い合わせを行っているところですが、ことは穏やかに収まりそうもない気配。。
ツイッターは速攻でブロックされてしまいました(^O^)

昨今の手作りブームと、それを販売するための大掛かりな手作りマーケット、あるいは大手の販売サイトの伸長で、アマチュアでも気軽に手作り品を出品できるようになりました。
このため、知的財産を尊重するという最低限のマナーについてもその意識が希薄な人も多く、事態は混沌としているようにも思えます。


製作の過程において盗用したか否かを検証することは実質上は不可能に近く、また、盗用しないまでも結果的に似てしまったということも無くはないでしょう。
しかし、経過はどうであれ、作品の外形に照らして類似の物が先行品として存在していた場合、それを尊重するのが作家としてのあるべき姿であり、またそれが物づくりを手がける者の矜持ではないのでしょうか?

この段階で相手側の具体名や作品の写真などを晒すことはしませんが、今後の状況推移によってはそのようなことも視野に入れていかざるをえない状況になるかも。

合わせて、法に基づく処置も検討中。

もし貴方がこのブログを読んでいるのなら、私の要請について直ちに善処いただきますよう。
決して泣き寝入りはしません!

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2019年5月22日 (水)

新機構に挑戦

さて、いつものように金具を物色中。
と言っても、今回はいつも使っているものを購入するつもりなので、特に問題はなし・・・・

と思っていたら、、新たな金具を発見。
今までのものよりちょっと(いや、だいぶ)高価ではあるのですが、今までの不備な部分がすべて解消されている(と思われる)優れ物で、こりゃいいものを見つけた。

しかし、金具というものはとかく取り付けにコツが必要で、果たしてうまく適用できるかどうかは未知数。
寸法図を見る限りは問題なさそうなのですが、必ずしも寸法図通りに行かないことも多々あるため、さてどうしたものか??

従来どおりのものを使って無難に収めるか?
もともとそのつもりで設計し、製作を進めているのでそれで問題はないのですが、、

いや、ここはやはり新機構にチャレンジして、守備範囲を広げるべきだろう・・なぁ
と、目下寸法図をガン見しながら検討中でございます。

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2019年4月19日 (金)

瞬間接着剤にはホチキス針

暖かくなると接着剤の管理が大変、、ということを昨日書きましたが・・・
早速固まってしまいました。

瞬間接着剤。
様々な場面において、瞬間接着剤は木工に無くてはならない物です。

ただ、気温が上がるとノズルの出口がすぐに固まってしまう。
蓋の閉め方が甘いとてきめんですが、しかし、しっかり閉めていても固まることも頻繁で、難儀しますな。

このようなときは、針釘などをノズルに差し込んで固まった塊を取ったりするのですが、針釘であってもノズルには若干太く、やりづらい。

(+o+)

で、ふと思いついたのが・・・
ホチキスの針。

試しに使ってみたたところ、これが大変具合が良い。
太さも長さも程よく、そして、針の曲がりを利用してノズル奥を細かにさらうことができるので、塊の除去にも大変効果的であります。

ずっと悩まされ続けて18年、、ようやくたどり着いた結論。
瞬間接着剤にはホチキス針!
お困りの方、、ぜひお試しください。

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2019年4月16日 (火)

ジョイントカッター不調

ジョイントカッターが不調。

動作はするのですが、どうやらスイッチの固定部分が甘くなっているらしく、ほんのちょっとの刺激でスイッチが解除され、カッターが止まる。
ゆっくり動かしていれば良かったのが、最近ではそれでもダメになってきており、甚だしく作業性が悪い。

もう18年以上も使っているので、不調も仕方ない。
修理に出すか?
それとも、買い換えるか?

M社製のものなのですが、実は設計があまり良くありません。
特に、フェンスの微調整や水平セットの甘さ、そして、カッター出口の垂直性を妨げているすべりどめシート。
同じ製品をお使いの方ならおそらく同意してもらえるはず。

木工をやったことのない者が設計しているんじゃないかと思わせる代物ですが、それでもだましだまし18年以上も使ってきました。
致命的な故障ならば買い替えもするのですが、おそらくスイッチ部だけの交換で済むはずなのでどうしたものか??

やはりこのさいラメロ社のものを手に入れるか?
それとも、M社の最新型にするか?(さすがに今では改良されてるだろう)

悩み中(小市民でございます)

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2019年4月12日 (金)

ノミで仕上げる

メイプルの加工中。
メイプルは固い材ですが、木質が緻密なため割とかんなの通りも良く、仕上げやすい木です。

但し、素直な木目ならば・・・

今使っているのは縮杢という木目がある材で、カーリーメイプルと呼ばれて珍重されたりするもの。。
縮杢は、文字通り木目がギュッと押し縮められたような独特の表情をしていて、その部分は固いところと柔らかいところ、そして順目と逆目が密集しているため大変削りにくい。

鉋を慎重に調整して、歯を研ぎ上げて、、いざ望むも・・・ (-_-;)

私の腕では、、そして、この鉋の仕込みでは仕上がりはいまいちでございます _| ̄|○

で、鉋ではなく、ノミで仕上げることにしました。
木工関係者ならご存知のとおり、ノミを立てて表面をこすることで表面をなめらかにしていくのです。
西洋ではスクレーパーを使うところでしょうが、私にとっては研ぎ上げたノミのほうが具合が良い。

時間はかかりますが、そして、鉋のような平面性直線性が担保しにくいため注意が必要ですが、まあまあうまく仕上がりました。

さて、今から塗装。
これで、カーリーメイプルの特有の輝きが出てくるでしょう。

楽しみ~

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