2017年6月16日 (金)

山を越える

一つ山を越えました。

試作をしながら進めてきたアイテム。
仮組みから本組へ・・・

本組は、鉋でひと削りするごとに嵌合を確認しながらの作業でした。
なかなか大変なことでありましたが、無事完了!!

ヽ(´ー`)ノ

何度も確認して満を持しての本組でしたが、それでも接着剤を塗っての最終組立ての時は、かなり緊張しました。

とにかく、接着剤を塗ってしまえば後戻りはできません。
構造上、組み立て方にも細心の注意が必要な作業で、一歩間違うと立ち往生し、進むも引くもできなくなってしまいます。

静々と、しかし急いで、落ち着いて、、
吸い付き桟を所定の位置まで無事に挿入できた時には、全身の力が抜けるようでありました。

私にとっては大きな山でしたが、これを乗り越えられたことで、一つ経験値が上がったような気がします。


さて、あとは残りの工程を仕上げて、、
明日から塗装にかかることにしましょう。

(晴れが続いているうちに、、塗装しなくちゃ)

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2017年6月 6日 (火)

見込みと違う

で、試作をしてみました。

う~ん。。

((+_+))

見込みと違う。
出来上がってしまえばシンプルな構造になるパーツなのですが、そこに至るまでには複雑な構造を作り、それに手加工を含む追加工を施して仕上げていかねばなりません

机上検討ではなんとかやれる・・と踏んでいたのですが・・・

実際に試作をしてみると、想定外の問題が出てくるものです。
(そのための試作なんだけど・・)

さて、どうするか?

今日は一日、試作品とのにらめっこになりそうです。

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2017年6月 5日 (月)

新しい技法

長年家具作りをやっていると、良くも悪くも自分の流儀というものができてきます。
デザインはもちろんのこと、構造や設計なども幾つかのパターンがあり、それらを組み合わせTて進めていくのが一般的です。

皆そうですよね。。。

が、時々、在来技術ではできないことに当たったりして、その際にそれを極力回避する方向に行くのか、新たな技法を考えてそれに挑むのか?  悩ましい選択を迫られることもあります。

このようなこ時、NHKのプロフェッショナルならば、新たなものに敢然と挑むというドラマチックな展開になることでしょうが、リアルな製作現場においては事はもうちょっと複雑であり、様々な制約や、思惑や、打算や、いろいろなものが絡み合って悩んだりするもんでございます。

能書きが長くなりましたが・・・・

今、新しい技法に挑んでおります。

と言っても、まだ机上段階ですが、どのようにやればよいのか・・ということを検討中。
果たして、うまく行くのか?

先はまだ長いぞ。。


出来上がってしまうと、その構造は全く見えなくなるんですけどね~

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2017年5月10日 (水)

組手加工は延期

組手加工をする予定なのですが、あいにくの雨rain

木工作業の中でも、最も高い精度が要求される組手。
葉書一枚程度の厚み誤差も許されません。

雨が降ると、湿度の影響で木が伸長し、これが微妙な寸法誤差を引き起こします。

まあ、素早く加工し、素早く組んでしまえばいいんですけどね・・ぶっちゃけ。
でも、そんなスキルはないしなぁ~

以前、やはり雨の日に組手加工をして、大変難儀したことがありました。
午前中に仮組みして良好な嵌合であったものが、夕方の本組ではきつくなったり、ゆるくなったり。。

(´ε`;)ウーン…

しばし考えて、やはり加工は延期することに。。
天気予報を確認しながら、改めて工程を考えているところであります。


連休中は好天続きであったものが、連休明け以降は乱高下模様。
休みが晴れで、仕事日が雨になるのは望ましい天候パターンではありますが、木工に関してはさにあらず。

休みも仕事日も、ずっと天気が続いてくれないかなぁ。。と、空を見上げているのであります。

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2017年2月22日 (水)

カビが・・

久しぶりにメイプルを削っています。
白い木肌が魅力の材なのですが、、、ゲゲゲ・・カビが入ってる。

このメイプル、、一年半ほど保管していたものですが、その間に入ったんだろうなぁ。

弊工房の材木置場は半露天で、屋根はあっても壁はなく、雨が吹き込むとどうしても濡れてしまいます。
ベニヤやブルーシートで覆ってはいるんですけどね、端の方の防雨効果は十分ではありません。

まあ、濡れたとしても即問題が起こるわけではないのですが、その状態で長い時間置いておくと、端の方から(木口の方から)割れが入ったりします。
また、梅雨時期にずっと雨が降り続いたりすると、カビが付いたりするのですね。

カビに関しては、他の材はそれほどでもないのですが、どうもメイプルはカビが入りやすいようです。


削って、削って、カビの浸透具合を調べながら進めます。
が、、所定の厚みまで削り込んでもまだカビは残っている。。。

(-_-;)

廃棄(仕方ありません)

結局、両端から50センチずつを廃棄処分にすることとなりました。
(これだけで、ウン千円の損失・・・ブツブツ)


小物やオブジェなど、、一品物についてはあえてこのカビや腐朽菌などが入り込んだ文様を活かして作品に仕立てることもあるようですが、家具ではダメ。。


さらなる雨対策。。今年の課題ですなぁ。。

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2017年2月 6日 (月)

十数年ぶりのキャビネット

久しぶりに門司港へ行ってきました。
キャビネットのメンテナンスの打ち合わせです。

今から十数年ほど前、駆け出しの頃に門司港のギャラリーへキャビネットを納めたことがあります。
名付けて、門司港キャビネット。

Artmuraten20018

当時、まだ未熟だった頃に、精一杯の背伸びをして作ったキャビネットです。
改めて今見ると、色々と稚拙な部分が目立ち、ちょいと恥ずかしい感じも・・

このキャビネット、ギャラリーの展示用としてずっと置かれていたのですが、この度これを是非購入したいという方がいらっしゃった模様。
しかし、年月を経ていろいろな不具合も出てきているので、メンテナンスをしてもらえないだろうか? との、ギャラリーからの依頼でした。


そんなわけで、久しぶりにいそいそと門司港へ行ってきた次第です。

見ると、扉の取っ手が欠損しており、また、ガラスの押さえ縁に割れが・・
それと、ずっと冷暖房が入った過乾燥な環境に置かれて続けていたため、全体的に木が痩せており、合わせ部に微細な隙間が空いているところなどもありました。

しかし、思ったほど深刻なダメージはなく、程度の良いアンティーク的家具。。と言えるような感じ。
なので、奇特ながらもお客様がついてくれたのでしょう。

担当者の方としばし打ち合わせをして、後日お見積りを提出することで合意。

きれいに修理をして、十数年越しにお客様へと無事納品できれば嬉しい限りです。

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2017年2月 3日 (金)

意外と知られていない木工作業

月例の出荷も終わり、ちょっと一息。

意外と知られていないことかもしれませんが、出荷作業はけっこう大変な作業なのです。
大型家具については、専門の業者さんに頼むので手をわずらわせることはないのですが、宅配便サイズのものについては、ダンボールなどに梱包しなければなりません。

使うのは市販のダンボール。
幾つかサイズがあります。

このサイズにピタリと合えば良し。
でも、手作り家具という特性上、毎度寸法はまちまちで、ピタリと合うことは稀でございます。

このような時は、ダンボールを切ったり貼ったりして改造し、アイテムの形に合うように作り直さねばなりません。

これがね・・パズルを解いているようで滅法大変。

ダンボールが完成したら、中に詰めるクッションなどのレイアウト。
大体は古新聞をクッション材に使いますが、必要に応じてエアーパックやポリ袋なども。

蓋をしてガムテープで封印し、さらにナイロンロープで縛って完成。

昨日は、二つのアイテムを梱包するのに半日かかりました。


意外と知られていない梱包作業。
これも木工の大事な作業なのであります。

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2017年1月24日 (火)

良くも悪くも

寒さの底にあるようです。

工房内の室温は5度で冷蔵庫のよう。
小さな電気ストーブだけではせいぜいプラス2度ほどしか室温も上がりません。
接着剤を使うのはちょいと厳しいね。。

オイル塗装はできますが、乾きは極めて遅く、手離れも悪くなります。
時間はかかりますが、しかし、悪いことばかりでもありません。

オイルは、塗り方によってはムラになりやすく、これがいつも難儀するところです。
ぱっと見た目には分かりませんが、斜めからライトを当てたり、日光を背景にして表面をつぶさに見ると刷毛ムラなどがうっすらと見えることがあり、どうもよろしくない。

なので、これを無くすためにいろいろな工夫やノウハウを駆使して仕上げていくわけなのですが、夏場などの乾燥の早いときにはそれは大変で、この時に電話がかかってきても受話器を取り上げる余裕はありません。

対して、今のように気温が低い時は塗料の乾燥も極めてゆっくりしていますので時間的に余裕があり、しっかりとムラを無くすための作業を落ち着いてやることができます。

このように、良くも悪くも天気や気温に左右されるのが木工という仕事・・・
現在塗装中のアイテムも、なかなか良い仕上がりとなっております。


でも、もうちょっと・・せめて10度ほどになってくれるとありがたいけどなぁ・・・

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2017年1月17日 (火)

必需品はストーブとポット

日本列島全体が、冷蔵庫・・いや冷凍庫に入ったみたいですね。

寒いこと・・・

ただ、寒くなるほど木は動きにくくなりますので、その点は楽かも??
夏場などは、昼休みの間にちょっと目を離したスキにたちまち反ったりしますが、今の時期はそのような心配はありませんので、精神的には楽です。

ただ、人間はちと辛い。。

特に刃の研ぎなどは、微妙な研ぎ上がり具合を指先で判断しているのですが、その指先がかじかんでよく分からなかったり、キンキンに冷えた刃物を不用意に取り扱うと割れてしまったりします。

また、接着剤が硬化不良を起こす可能性があるのは昨日書いたとおり・・・・


必需品はストーブとポット。
この2つが、この時期欠かせないアイテムです。

さて、今日は鉋がけが待ってます。
指先を温めながら、頑張りましょう。


まあ、鉋掛けすると、体は温まるけどね・・・

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2017年1月10日 (火)

胸突き八丁

さて、はやいもので、いつの間にか今月も三分の一を過ぎました。

昨年より手がけているキャビネットもいよいよ佳境。
私にとってはじめてのデザインで、さらに各部に様々な新機構が盛り込まれているため、都度試作などをしながら手探り状態で続けてきました。

一つ一つの関門をクリアしながら、なんとか胸突き八丁というところ・・・

まだ最後の関門が控えていますが、これも友人の知恵と力を借りて無事仕上げたいと思います。

残された時間は一週間。
寒さに負けず、頑張っていきましょう。。

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