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2014年9月12日 (金)

クラフトマン

お客さまご来訪。
ちょっと、変わったもののご相談でした。

大きな刃物・・その取っ手が破損しており、これを新たに製作できないだろうか? とのご希望です。

この仕事をやっていると、しばしばユニークなご相談をいただきます。
都度の対応も、正直なところなかなか大変ではあるのですが、しかし、このように家具以外のご相談というものは、その解決のためには普段と違う発想が必要となるため、硬直化した頭に刺激を与えるにはちょうどよいテーマでもあります。

また、そのようなご相談の中から、思いもよらぬ加工法やアイデアが生まれることもあり、大きな収穫があったりもしますので、できるだけお引き受けするようにしております。

それで、今回のご相談なのですが・・・

これは・・・・大変・・・・難しい。

(-_-;)

と言うのも、取っ手を差し込む部分の形が不定形であるため、これに合わせて取っ手を加工するのは至難の業、、限りなく不可能に近い。

また、もともと取り憑いている取っ手の形状や構造が極めて不適切で、これをそのままコピーしても、早晩破壊するのは必至。
現取っ手が破損しているのもこの設計のまずさが原因であることは疑いなく、どうしてこのような形にしたんでしょうね? と、お客さんと顔を突き合わせて考え込んだものです。

結論として、このままでは如何ともしがたいため、取っ手の差込み口の形状を定形に整形した上、改めて取っ手の形を考えることといたしました。


中途半端ながらも、とりあえず落着。

ところで、、、このような大きな刃物、一体何に使うのでしょう?
と、聞いてみたたところ、、、靴を作るための木型を整形する刃物だそうです。

えっ ということは、貴方は?

そう、靴職人さんでした。


聞くと、靴の本場である英国で靴作りを学んで、この度開業予定とのこと。
同じ手作り職人、クラフトマンでありました。

業種は違えど、同じクラフトマン。
開業前の苦労など、話が盛り上がったことでありました。

オーダーメイドの靴、、昔からのあこがれでもあります。
開業したら、一足注文しようか? などと、夢想しているのであります。

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つぶやき・独り言」カテゴリの記事

コメント

秋晴れのとてもさわやかな一日です。靴といえば、足がむくんでいるので、はける靴がありません。お年寄り向けの靴なら履けるけど、少し可愛くしたいのです。靴選びは、困難です。

投稿: ハナコ | 2014年9月12日 (金) 15:02

私も靴と刃物の柄で苦労させられています。
刃物の研ぎにみえるお客様の中には柄の交換をお願いさせる方も見えます。
でも、その刃物に合わせた絵を仕入れてくる事は極めて難しいですし、仕入れるルートもありません。
また大量に仕入れて在庫を抱えてしまうと棚卸しが偉い事になります。
なので柄の交換はお断りしております。

 また靴はすぐに履き破ってしまうのです。
かかとが減って穴が空くのではなく、親指の付け根の辺りの真下に穴が空くか、親指か小指で靴を突き抜いてしまいます。
どうも靴よりも体の方が遙かに頑丈みたいで、普通の靴では3ヶ月持ちません。
仕方ないので今は鉄板入りの安全靴履いています。

投稿: 酔仙 | 2014年9月12日 (金) 16:18

ハナコさん
靴選びは大変ですよね。
私は脚の幅がひろいタイプなので、市販の靴ではなかなか合うものがなく、苦労しています。

身近に、オーダーメイドできる靴屋があったらなぁ といつも思ってます。

投稿: 栗原@simple | 2014年9月16日 (火) 12:02

酔仙さん
う~ん、やはりそうですか。
刃物の柄は難しいですね。

せめて、挿入部分の形状を定型にしてくれていたら・・と思うのですが。。

靴選び・・
ある意味、靴は家具以上にその人に密着した存在ですので、できれば自分にぴったり合うオーダーメイドといきたいものです。

木工で一攫千金して、いっちょ誂えるか、なんて夢想してます。
(無理かも?)

投稿: 栗原@simple | 2014年9月16日 (火) 12:07

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