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2014年6月13日 (金)

お客さんからの電話

電話がありました。
受話器を取ると、8年ほど前にテーブルのご注文をいただいたお客さんでした。

すわ・・何かトラブルか?
板が反った? 接ぎが切れた? 傷がついた? 捩れた? 逆立ちした?? それとも・・
など・・・ 悪いことばかりを想像してしまう、木工屋の性です。

が、さにあらず・・
テーブルは今でも変わらず愛用しているとのことで、ありがたいことであります。

電話の内容は、庭の木を切り倒すことになったのだけど、この木を利用して家具などができないだろうか?
とのご相談でした。

このようなご相談は時々頂くのですが、なかなか難しいところがあります。
まず切り倒して、丸太の状態である程度養生し、そこから板に挽いてさらに養生し・・という按配で、長い時間をかけて判断していかねばならず、時間的なこと、また、経済的なことを考えると現実的には難しい。 というのが偽らざるところです。

ただ、木を扱うものとして、お客さんの気持は痛いほど分かります。
長年庭にある愛着のある木です。
伐採業者の話では、切り倒したものはそのまま処分するとのことで、しかたがないこととは思いつつも、どうしても割り切ることができない。

それで、我が工房へお問い合わせをいただいた次第です。

何とかできないものか??
受話器を握りながらあれこれ考えていて、思い出しました。

あれは10年以上も前のこと。
やはり、庭木を伐採した後、輪切りの状態で庭に放置してあるたくさんの丸太を、何かに利用できないか?
との相談を頂いたことがありました。

その時は、当時知り合いであった木彫家に打診したところ、それは願ってもないということで、全部引き取ってくれたことでした。


そのことを思い出し、彫刻家のような芸術系の方面ならば用途が広がるかもしれないことと、そのあたりの問い合わせ先としては、区役所の地域振興課などが良いのではないかとの旨をお答えしました。

さっそく問い合わせてみます。 との弾んだ声をお聞きし、なんとかいい方向に話がまとまってほしいと思った次第です。


考えてみると、間伐材などに代表されるように、我々の周りには木があふれているのに、なかなかその利用方法が見つからず、処分されたり放置されたりするものが多いですね。

最近では、間伐材を地面の液状化現象防止のために使うという用途が開発されているなどの朗報も聞きますが、更に利用の範囲が広がってほしいものです。


庭木が、素敵なアートに生まれ変われるよう・・願ってます。

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