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2014年4月17日 (木)

立った 歩いた 自由だ

術後二日目の朝、絶食のため朝食もなく、変化のない朝です。
看護師さんが定例の検診に来ました。 体温、血圧を測ります。

その後、相変わらずすることもなく、ラジオを聞いていたところ、朝の回診となりました。
主治医のM先生・・「変わりはありませんか?」  「ありません」

「状態も良いようなので、背中の麻酔を抜きましょうかね」
背骨のところに留置していた、麻酔の針が抜かれました。
一つ自由になりました。

しばらくすると、看護師さんが輸液の交換に来ました。

「動けそうですか?」 「まあ、なんとか・・・なる・・と思います」

「それじゃ、尿道管を抜きましょうか?」 「是非、お願いします」

もう、恥ずかしいとか何とかはどうでもよく、ただひたすら、早くこの管を抜いて欲しい。
その一点でした。

ゆっくりと抜いていくのですが、大変気持ちが悪い、そして、ちょっと痛みも。
(>_<)

「はい、抜けました。 最初はおしっこした時に痛みがあると思いますが、そのうち良くなりますので・・」
そのとおりでした。

さあ、尿道カテーテルも抜け、これで残っているのは輸液点滴のみ。
これで、かなり自由になり、歩くこともできるようになります。

「あとで歩く練習をしましょう・・ナースコールしてくれれば、介助に来ますので」

いやいや、こんなことで介助されるわけにもいかない。
なんとか自分で立ち上がらねば・・・

スイッチを押してベッドの角度を立て、体を起こして、その状態で腹筋を使わず、腕だけの力で体を右側に捻ると・・足がベッドの外に出ます。
その足を床におろして、腕の力で体を前に出し、体重を足に乗せます。

立てました!!
まるで、クララが初めて立ったときのような感動でございました(ホントにホント)

まず最初にヒゲを剃り、顔をタオルで拭きました。
さっぱり。

と・・ちょっとめまいが。
そして、なんだか体がきつい。
ああ・・と、ベッドに腰を下ろしました。

改めて感じたことですが、手術というのは想像以上に体にダメージがあり、体力を減退させるものだな・・ということです。
これは、その後も事あるごとに感じることとなり、術後二十日ほども経った今でも、まだまだ完全復調とはいえない状況が続いています。


疲れたといえ、またベッドで寝る気はありません。
歩く練習をしよう。

まずは、病棟内を一周(60メートルほど)するのだ。
病室の扉を開け、廊下に出ました。
自分の足で歩く感動に浸りながら、ゆっくりと歩くのですが、ダメ!
5メートルほどで体がきつくなり、こりゃまずい・・と思いながら、病室に戻りベッドに腰掛ける。

しばらくしてまたトライ・・少し距離を長くして、病室に戻る。

これを繰り返し、夕方にはついに病棟を一周することができました。
この達成感・・・術後初めて「俺は自由になった」と、感じた出来事でもありました。

その翌日も、ひたすら病棟を歩き、体力の回復に努めました。
この日は腹部のレントゲン撮影があり、内臓の状態を確認。

そして翌々日・・・術後四日目・・・ついに絶食が終わり、食事が始まったのです。

つづく

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