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2014年1月12日 (日)

しっかりしろ田川高等技術専門校

先日、木工の訓練校を志願している方がいらっしゃいました。
当地の訓練校、田川高等技術専門校の木工家具科です。

私の母校でもあります。

願書の受付が始まる時期で、試験は二回にわたって筆記、面接と続きます。
で、面接の要領について教えて欲しい・・とのことでしたので、思うところをお話しました。

まあ、飾らず、熱意を見せれば大丈夫ですよ♪
てな感じでございます。

私が訓練校に通ったのは、13年前のこと。
月日のたつのは早いものですな~

思い返すと、あの一年は今までの人生の中でも最も内容の濃い一年だったかもしれません。
会社員としての職を辞し、全くやったこともない木工を職業にすることを決意し、そのための技術習得として背水の陣で臨んだ一年でした。

幸いなことに、先生や同級生にも恵まれ、お互い切磋琢磨する中で、連日夜の8~9時頃まで一心不乱に修行に励んでいました。
時には、そのまま同級生の下宿へなだれ込み、徹夜で飲み明かしたことも・・・
30代後半で、学生のノリで宴会ができるとは思ってませんでした。

その時は、2年に一度の技能祭が開催される年で、11月の当日に向けて皆で競いあうように家具を作りました。
訓練校では、機械を使っての本格的な家具作りは9月頃から始まりますので、実質二ヶ月強の準備時間しかありません。

その限られた時間に集中し、各班がそれぞれの作品を作るのですが、そこにライバル心がメラメラと燃え上がるのです。
そうやって完成した家具群は壮観で、今考えても、よくあれだけの短期間にあれだけの規模のものを作ることができたものだなぁ・・と、感慨深い思いにとらわれます。

その時、ワタクシは38歳。
遅れてきた木工職人の卵のようなもので、明日のことなど何もわからない不安を抱えながらも、とにかく一心不乱に家具作りに打ち込んだ第二の青春のような一年でした。

そう、訓練校とはそのような場所であったのです。


が・・・

変わりました。

3年前のこと・・・
技能祭を見に行った時のショックはあまりにも大きなものでした。

展示されている家具(のようなもの)の量、質共に惨憺たるもので、まるでカルチャーセンターの発表会のような有り様・・
メインの展示物は、木馬の形をしたこどもの乗り物と、積み木・・!
開いた口が塞がらないとはこういうことを言うのでしょう。

およそ、プロの養成機関とは思えない体たらくで、早々に帰路についたことでありました。

一体何があったのか?
漏れ伝わってくる話はいろいろとありますが、伝聞ですのでここに書くことは控えたいと思います。

ただ事実として、展示される家具群の次元があまりにも低くなっているということのみ指摘しておきます。
これでは木工のプロを目指している人が行く学校としては不適切で、お勧めはできません。


今、日本中で訓練校の木工科が減りつつあります。
ここ九州も、以前は各県に一科あったのが、一つ減り、二つ減りして、今では田川のみになっています。

孤塁を守ることができるのか?
それは、ひとえに訓練内容の充実にかかっている・・はず。

田川高等技術専門校 木工家具科  その再浮上を心から願ってます。

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