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2012年10月 9日 (火)

門司港キャビネット

門司港での展示会、無事終了しました。
期間中、おそらく1500人ほどのご来場をいただいたと思われ、心地良い疲労感が漂う閉幕でした。

ところで、私にとっては久しぶりの門司港。
ちょっと感慨深いものがあります。

開業当初、当地の工芸集団である「門司港アート村」というところに2年ほど所属していました。
廃校になった小学校を、クラス単位で工房として貸し出しており、私は旧保健室に工房を構えていた頃があるのです。

自前の工房と、アート村の工房・・・
当時は二足のわらじを履く日々でした。


アート村での生活。
いろいろな分野の工芸家が集まっており、それは楽しい日々でした。

みな若く、駆け出しばかり。
色々な思いや、将来のことなどを語った日が懐かしく思い出されます。

そのような日々、秋に門司港アート村展が行われることになりました。
門司港を象徴するようなものを作れ・・との激を受け、その当時に持っていた全ての技量を投じてキャビネットを作ったことがあります。

お蔭さまで高評価をいただき、門司港レトロ倶楽部にお買い上げいただいたのですが、この度数年ぶりにそのキャビネットと再会しました。

20121006_015


名付けて、門司港キャビネット。
出窓風、アールデコを少し意識したデザインで、側面側の窓には門の字をアレンジした格子を仕込みました。

今改めて見ると、様々に稚拙なところばかりが目について赤面してしまいますが、その当時、肩を怒らせ、血走った目をしながら、ひたすら背伸びをしまくっていた日々が思い出されます。

こんなややこしい形、よく作ったもんだわね。

20121006_016


素材はウォールナット。
あの赤貧の時代に、無理して高価な材を張り込んだんだよね~

ホント、買い取ってくれなかったら、大変なことになっておりました。

そのウォールナットも、10年ほどの年月を経て色が抜け、チョコレートブラウンの穏やかな色調に落ち着いていました。

しばし眺め、この10年を振り返ってみたりしました。
あれからどのようにやってきたのだろう?
最近では惰性になっていやしないか? (汗)


そんなことを考えた3日間でした。

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コメント

このキャビネット、僕も見たことありますよ。

って、一緒に見に行ったんですよね。

2年前の話しです。
もっと、ずいぶん前のことのような気がします。

投稿: jucon | 2012年10月 9日 (火) 17:37

そうそう、一緒に見ましたよね。

2年前だったですかね・・
もう4年ほども経ったような感じもしますが、年のせい??

あれ以来の再会でした。

でも、自分の作ったものがしっかり役に立っているのを見るのはいいものですね。
これも、モノづくりをしている者の特権かもしれませんね。

投稿: 栗原@simple | 2012年10月 9日 (火) 18:52

simpleさん、展示会お疲れ様でした。お会いできずに残念ではありましたが、又の機会という事にしましょう。
あの2階のキャビネットはsimpleさんだったんですね。撮影禁止になっていたので、30分ぐらい見て記憶に留めて帰ろうと、穴の開くほど見たんですが、帰ってきたら殆ど忘れてました。どこかに穴でも開いてなかったかしら?
ウオルナットは経年変化で色が薄くなるんですね、知りませんでした。

投稿: OYA-G | 2012年10月10日 (水) 12:07

OYA-Gさん
今回は都合が合わず残念でしたが、また例会などでお会いできることを願っています。

門司港キャビネット、ご覧になったのですね。
撮影禁止・・とは知らず、ついバシャバシャとシャッターを切ってしまいました。
まあ、製作者だから・・いいですよね(汗)

当キャビネットについて、ご不明な点などありましたら、いつでもお問い合せください。
と言いつつも、私もどうやって作ったのか? 記憶が定かではありませんが(-_-;)

ウォールナット
実は、この材は経年変化で色が抜けてきます。
色抜けすることで木目が際立ち、さらに奥行きが深く感じられますよ。

高級材の面目躍如というところでしょうか・・

では、またお会いできる日を楽しみにしています。

投稿: 栗原@simple | 2012年10月10日 (水) 21:04

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