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2012年8月31日 (金)

薄削り 厚削り

今朝は冷え込んで、風邪を引きそうになりました。
押し入れから掛け布団を取り出しましたわよ。

というわけで、今日は涼しく、鉋をかけるには絶好の日です。
台を調整して、刃を研いで・・削ります。


鉋といえば、どのくらい薄く削れるかということが専らの話題となっており、それを競う削ろう会という大会もありますが、木工の実際の場面では、薄くということよりも、むしろ、厚削りをすることのほうが多いかもしれません。

まあ、厚い・・と言っても、一般の方が思っているよりは薄いことだろうと思いますが、向こう側が透けて見えない程の厚いかんなくずを目指し、そうなるように鉋を調整するのです。

理由は様々で、目違いを払う時だったり、自動カンナなどで深めについた逆目を取り去る時だったり・・・

厚くなるほど引きは重くなりますし、また、逆目などが起きないように鉋をうまくコントロールするのも大変ですので、薄削りよりはよほど気を使います。

午前中格闘して、なんとか完了。
いや、涼しくてよかった。


でも、涼しくなった分、蚊の活動は活発になったようで、奴らとの格闘も今から佳境を迎えそうですね。

8月も終わり。
確実に秋は近づいてきています。

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2012年8月30日 (木)

仕上げ

先日、お客様宅まで打合せに行って来ました。
テーブルの打ち合わせなのですが、話の主な内容は仕上げについて・・・

家具の仕上げにも色々種類がありますが、大別するとオイル仕上げとウレタン仕上げに分類されます。
どちらがどうで、どのようにメリット/デメリットがあるのか? という疑問に対していろいろとお話をさせていただいたのですが、これ、なかなかお答えが難しい問題でもあります。

私のホームページには、これについての見解をまとめて記してはいるのですが、それを書いたのはもう8年ほども前のことですので、情報としてはかなり古くなってます。

そうなんですよね~
ホームページの各種記事については、それを書いてからすでに10年ほどを経過した古いものもあり、今では必ずしもその通りではないことや、状況が変わってしまったものなどもあったりしますので、何とかせねばと思ってはいるのですが・・・

結構な量になるので、訂正もままならず・・
いっそ全て消去してしまおうかとも思ったりもしますが、時々、参考にしているなどのお便りをいただくこともあったりしますので、まあ、そのまま置いとこうか・・と問題先送りで現在に至ります。


話を戻して・・・

オイルとウレタンの違いについては、主に耐水性、耐久性の違いで語られることが多いと思いますが、ここ数年の間にオイルの性能は飛躍的に向上していますので、これら紋切型の切り口は、今では必ずしも適当とはいえません。

ウレタンのようなオイルがあったり、オイルのようなウレタンがあったりと、状況は混沌として、種類があふれるほど選択肢は広がりますが、ベストなものの選定はより難しくなったとも言えます。


と、何を言っているのだか分からなくなりましたが、そのような話をさせていただき、最終的にはオイル仕上げで決定!

めでたし、めでたし!
という顛末でした。

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2012年8月29日 (水)

時代を渡って行くには

材木屋さんがお見えになりました。
この度、友人の木工家からの紹介で、初めて弊工房をご訪問いただいた次第。

この材木屋さん・・・材木といっても取扱商品は主にツキ板ベニアですので、無垢材を扱う我が工房としてはちょっと毛色が違うものにはなりますが、それでも場合に応じてはツキ板などを使うこともあったりしますので、入手ルートを確保できるのはいいことです。


いろいろとお話をさせていただいたのですが、ツキ板以外にも、集成材やシナ合板、そして金具類なども扱っており、また、刃物の研磨も取次してくれるということですので、これは大変ありがたい。

そうなんですよね。
木工って、材木以外にも色々なアクセサリー類や、また、各種消耗品なども結構使いますので、欲しい時に欲しい分だけ注文できるのは大変ありがたいことです。

もっとも、ネット全盛の今にあっては、ほとんどは画面クリックで入手することは出来るのですが、いちいち画面を操作したり、支払いをしたりする手間もかかりますし、また少量買いの場合に送料が加算されるのも積もり積もれば馬鹿になりませんわよ。


聞くと、何かしらで毎日この近辺を回っているとのこと・・
サザエさんの三河屋さんのように、御用聞きに回って来てくれたなら嬉しいですね。


社長も、小規模なところへの取引を広げていきたいとのこと・・
そうなんですよね、小規模なところほど堅実で、細いけれど長く付き合えるというもの。

ネット全盛にホームページは無し。
営業戦略は、ほとんど口コミ  らしい。

いや、天晴!
厳しい時代を渡っていくためには、このように地味だけど、地にしっかり足をつけた営業がやはり大事ですよね。

良いところと知り合うことが出来ました。
さて、何を発注しようか? と、只今思案中でございます。

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2012年8月28日 (火)

チェリーの学習机セット

新作のご紹介

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チェリーの学習机です。
デザインは弊工房定番のもので、引き出しの取っ手なし、ワゴンも前面がフラットになる最もシンプルな形です。

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実は、6~7年前に同じデザインで製作をさせていただき、この度、下のお子様用として同デザイン、同材種でお引き合いをいただいた次第です。


定番のデザインといっても、細部の造作などは常に改良を加えており、また、その時々の材の状態などの絡みもありますので、全く同じ形を再現するのはかなり難しいところもあるのですが、過去の図面を引っ張りだし、また、過去の写真なども参考にしながらできるだけ忠実に再現を試みました。


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改めて、シンプルな机です!
シンプルなだけに材の美しさが際立ちますし、また、大人になってもずっと使っていただけることでしょう。

どうぞ、長くご愛顧いただきますよう。

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2012年8月27日 (月)

台風接近中

過去最大という台風が近づいています。
ここ北部九州は、進路の予想範囲からは少しそれていますが、それでも昨晩から風が吹き出し、今は工房の屋根に張っているトタンがバタつくほどの風となっています。

この程度であればたいしたことはありませんが・・・進路が変わらないよう願ってます。

台風は沖縄を通過して、今は奄美諸島付近にいる模様・・
これらいずれもお客様のお宅があるところですので、大過ないことを祈るばかりです。


台風といえば・・・
以前、台風の直撃を受けたことがあり、この時は屋根のトタンが剥がれて表通りまで飛んでいくのを、ただ呆然と見守るしかありませんでした。

その後、雨漏り。

幸い雨量はたいしたことはありませんでしたので、バケツなどで防ぐことができましたが、台風が過ぎ去るまでは気が気ではありませんでした。

余談ながら・・・
台風通過後、修理のために工房屋根に上がり、トタンを打ち付けて完了。
地面に足をつけた直後のことでした・・・

福岡県西方沖地震!

グラグラとした揺れで、工房機械ががたがたと音を立てたものです。
もし屋根の上に載っていた時だったら・・・(大汗)


とにかく、自然には勝てません。
全国的に被害が無いよう・・・ 祈っています。

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2012年8月24日 (金)

どうやるんだっけ?

めったに使わない金具があります。
特殊な用途のためのもので、使うことは稀で、常備もしていません。
そのつど取り寄せとなります。

それが今手元にあり、そのレアな金具と格闘しているのですが・・・

ハテ、どうやって取り付けるのだったっけ??

いや、取り付けそのものはビス止めで済むので簡単なのですが、スムーズな動作を確保するために、取り付け方にノウハウがあったはずなんだよなぁ~

説明書のようなものを読んだ記憶があるのですが、今回取り寄せた金具には付属してなかったし・・
ハテ、前回は何を見て取り付けたのかいな?

わからないまま金具の構造をじっと観察して、動かしてみて、金具各部が描く軌道を丹念にたどってみます。
え~っと、この部分がこう動くから、ここにこうやって取り付けると、あれがこうなって、どうなって、そうなって、うまく行くのか行かないのか?

分からないので、試作品を作って仮取り付けしてみます。
あれこれ試して、そうしているうちにだんだん思い出してきました。

ああ、そうそう、そうだった。
ここをこうして、ここにスペーサーを挟んで、仮置きして・・ああして、こうすればよいのだった。

と、悩みながらも無事取り付けは完了したのでした。
(めでたし、めでたし)


で、この滅多に使わない金具・・
次回の使用予定は全くなし。
だって、そのような注文がなければ使いませんものね。

なので、注文があり、また取り寄せるときにはこのノウハウはまた綺麗に忘れていることでしょう。

このような金具が・・・何種類かあるのです。
ちょっと厄介な話でした。

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2012年8月23日 (木)

一人用ローテーブル

新作のご紹介。
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一人用ローテーブルとでも申しましょうか・・・
横に長いローテーブルです。

これは、実はある用途のために設計したもので、何気なく見えますが、各部の寸法はこれでなければならない・・・というところまで設計を煮詰めております

例えば、天板サイズは1095×530ミリ。
どちらも極めて半端なサイズですが・・・ 深~い意味が隠されているのでございます(多少脚色あり)

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デザインはオーソドックスな四本脚ですが、エッジが立たないよう、細部には大小の面取りを施して、ちょっとしたデザイン上のアクセントにしています。

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素材は人気のホワイトオーク。
どのようなお部屋にも合うオールマイティーな木です。

ちなみに・・・
今年はホワイトオークでのお引き合いが多く、9月以降の製作予定のうち8割方はホワイトオークです。

材木置場はホワイトオークが最も容積を占め、置ききれない分は材木屋さんに一時保管してもらってるのも例年にはない状況。

ともあれ、ホワイトオーク。
繊細な木目の綺麗な木です。

どの材にしようかお悩みの方・・・
迷ったら迷わず・・ホワイトオークですよ♪

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2012年8月22日 (水)

一脚足りない

大物家具の工程が一段落し、工程の谷間が数日できました。
このような時は気分転換で温泉にspa となれば良いのですが、貧乏ヒマなしというわけで、小物関係を進めています(寂)

こども椅子。
盆前に仮組みしていた仕掛り在庫を取り出し、これに背板をつけて、座面をつけて・・

これはこれなりに結構な手間がかかっており、採算超ギリギリのところでやっとるわけでございます。
(そういう意味で、こども椅子 お買い得ですぞ・・)


で、仕掛品を確認したところ・・

あん????


あれ (・・?


なんで??


1脚少ない。


変だなぁ
盆前に仮組みして、工程表や数量も確認していたはずなのに。

もう一度在庫置き場を探すも・・無い。
そんなバカな。

周囲を見渡しても、天井を覗いても、床下を覗いても(ウソ) 無い。
一脚足りな~い うらめしや~ (幽)


椅子だけに脚が生えてどこかに逃げていったんじゃろう?
と、昭和の時代におばあちゃんから言われた冗談が頭の中をグルグル回ります。

ともあれ、無いものは無い。
となると、つまりは勘違いで一脚少なく作ってしまったのでしょう。
(暑さでヤキが回ったかいな)


というわけで、今から追加で作るのですが、一脚だけではあまりにも無駄が多すぎるので、来月予定の分を先取りしてまとめて作ることに決め、現在工程検討中です。


暑い夏。
体調とともに、頭も鈍ってしまったようです。

(えっ 今に始まったことじゃないだろうって?  そうかもね~・・・)

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2012年8月21日 (火)

あ~あ

あ~あ という話。

昨日、昇降盤で板を引き割っていたらキーンという甲高い金属音。
うわっ 嫌な予感。
きっとそうに違いない。

切り口を観察してみたところ・・・やはり・・・・ 。゚(゚´Д`゚)゚。

切り口にあったのは金属片。
掘り出してみると、木ねじでした。
板に埋没していたのですね。


実は、板に金属が混じっているのはそれほど珍しいことではなく、北米材などからは時々ライフルの弾などがでてくることがあります。
ただ、弾類は鉛なのか、黄銅のようなものなのか、金属でも比較的柔らかく、それほど大事には至らないのですが、木ねじは・・・う~ん、相手が悪い。

チップソーを確認してみると、やっぱり!!
チップの一部欠損が数カ所に。  

あちゃ~


確認のために空転させてみました。
音質はそれほど変わらず、ダイナミックバランスも異常はありません。

試験的に板を切ってみると・・・
やはり・・いけません。
切削抵抗は明らかに大きくなっています。

最も心配したブレはありませんが、切り肌には明らかにツールマークが増え、滑らかさは失われていました。


ああ~
これ、まだ一度しか研ぎに出していないチップソーだったのにぃ。
がっくりです。

今度、機械屋さんが来た時に再研磨でなんとかなるか相談してみようと思っていますが、ちょっと難しいかもな。

あ~あ というお話でした。

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2012年8月20日 (月)

展示会のご案内

先日はアマチュア木工家の方々との恒例オフ会でした。

10月に展示会を控えており、その打ち合わせも兼ねての・・まあ、飲み会ですね。
木工が取り持つ縁で、自然発生的にこの会が立ち上がって・・・はや8年、いや9年??
そしてこのたび、満を持して展示会を開催することになった次第です。

アマチュアの方がもちろん主役ですが、私も小物を数点ほど協賛として出展させてもらう予定で、さてどれをどうしたものかとあれこれ算段をしております。

日取りは 10月6~8日 の三連休。
場所は、北九州市門司港 レトロ地区  旧大阪商船ビル1階の大きなスペースを使います。

詳しくは、またこのブログやHPでお知らせをしていきますので、興味のある方は是非おいでくださいませ。


私自身、展示会をやらなくなってから久しく、実に7年ぶりの出展となります。
まあ、出展といっても小物数点ほどがせいぜいですが、それでも不特定多数の方に見ていただく経験は長らくしていなかったので、さて、どのようにやったら良いのか?  遠い記憶を呼び覚ましているところです。


う~ん、何を作ろうか??

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2012年8月17日 (金)

盆休みは

盆休みは恒例の四国行きでした。

毎年、高知の梼原という町に拠点を置き、ここをベースとして四国の山林をあちこち動きまわっております。

四国は国道から少し脇へそれると美しい風景がそこかしこに広がっており、はじめて来た場所であっても懐かしさを感じます。

青い空、入道雲、蝉の声、草熱れ、陽炎、水田、川のせせらぎ・・・
正しい日本の夏を求めて、毎年この地に出かけていくのです。


今年はあいにく雨に祟られましたが、それでも一日だけは仁淀川で川遊びを堪能することができました。
仁淀川の支流、土居川が流れる集落で、ここは川の流れが様々な造形を作り、静かな所あり、流れの速いところあり、また、飛び込みのスポットなどもあって大人でも飽きません。

飛び込みスポットからは、地元の子供達でしょうか? 10人ほどが代わる代わる5メートルほどの岩場から次々と飛び込んでいました。


それ以外は雨模様だったので普段は行かない高知市や、桂浜の龍馬像、龍馬記念館などを巡ったり、石鎚スカイラインを走って渓谷美を堪能・・したかったのですが、ガスで何も見えず(-_-メ)

食はなんといってもカツオですよ♪
かつおのたたき・・・ もう、絶品。


泊まりは前記の梼原で、ここは標高が高いため夜は肌寒さを感じるほど・・
下界の蒸し暑さとは無縁の5日間を堪能しました。


さて、九州に帰って今日から仕事再開。
まずは・・・事務事務事務・・

おまたせしております皆様、今から順次ご連絡を差し上げますので、どうぞよろしくお願いします。

休暇終わり・・
次は・・・年末かぁ~  ( ´Д`)=3

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2012年8月11日 (土)

盆休みのお知らせ

12日(日)~16日(木) 盆休みです。
この間、携帯も不通となります。

メールはもちろん常時受け付けておりますが、返信については恐れ入りますが17日以降とさせていただきます。
ご理解の程、よろしくお願いします (_ _)

オリンピックももうすぐ終わりですね。
昨日はボクシングの銅メダルを見たところで力尽き、サッカーに未練を残しつつも寝てしまいました。

朝起きると  あちゃ~

昨日はあの不愉快な事件が起こっていただけに、サッカーで撃破して溜飲を下げようと思っていたのですが、残念な結果でしたね。
まあ、オリンピックに政治を絡める愚は重々理解しているのですが、理屈では分かっていても、感情はなかなか制御できませんわ・・

なんだかんだ言っても、オリンピックやワールドカップはナショナリズム圧力の逃がし弁的な役割を担っている側面は否定できず、それ故にやはりこのような因縁の対決には血が騒ぎますね(寝てたけどzzz)

まあ、でも、2-0で完敗なので、逆にすっきりしたかも?

い~や、よ~し、こうなったら女子バレーだ!!
と、懲りない気炎を上げているのでございます。

すっきりして盆休みを迎えたいもんだわね。

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2012年8月10日 (金)

楽天家で行こう

先日、木工起業志望の方がいらっしゃいました。
と言っても、今から訓練校に行くという方ではなく、すでに7年ほどの実務経験を積み、生まれ故郷である九州で起業すべく、このたび関東から帰郷された由・・

私よりも一回りほど下の30代半ばの方で、起業するには調度よい年齢かもしれませんね。

お話を聞くと、最も心配しているのは工房の場所についてとのこと。
できれば街中が良いが、やはり様々に条件が厳しく、候補として上がるのは郊外が多くなる由。

郊外、あるいは田舎に工房を構えて、果たしてうまくいくのか? 


確かに、起業に際して最も問題になるのは場所です。
街中であれば営業的には有利かもしれませんが、騒音やホコリ等が問題になりやすく、また、工房の賃借料といった固定費も多くかかります。

一方、田舎であれば、広い物件を格安で借りることができるでしょうが、営業をしたり、また部品調達などの便宜などは厳しくなるでしょうね。


ただ、私見ながら・・・
私としては、場所はどこでも良いと思ってます。

場所選定に対しては様々な切り口がありますが、それらすべての条件を充たすものはまずありません。
必ず、あちらを立てればこちらが立たず ということになりますので、どこかで妥協せざるをえないのが現実でしょう。

ならば、その場所で可能な最良の方針を考えることに注力したほうが生産的であるのは間違いありません。
この場所で不利なところをあれこれ考えて悩むより、有利なところを最大限生かした戦略を立てることで必ず活路は開けると思います。


起業に際してはもちろん知恵を振り絞って、あらゆることを考えぬかなければなりませんが、しかし、究極は楽天家であるべき。

どれほど考えても、分からないものは分からない。
でも・・・まあ、なんとかなるだろう♪


そうですよ、世の木工家って・・・ホホホ
私の知る限り、 皆、天性の楽天家ですわよwww

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2012年8月 8日 (水)

記録として

先日、訃報を聞きました。
旧職場の大先輩で、縁薄からぬ方です。

確か、まだ還暦を少し超えたくらいの年齢のはずで、早期退職後は悠々自適に時々テニスを楽しんでいるなどの噂を聞いていましたので、にわかには信じられませんでした。

別ルートで確認してみると、やはり確かとのこと・・・ 愕然。


聞くところによると、自宅で倒れ、発見されたのは一週間ほど後のこと。
発見時には息はあったものの衰弱が激しく、入院していったんは回復へ向かったようですが、残念ながら息を引き取った由。


先輩はついに結婚せず、一人暮らしでした。

いつも飄々とした態度で、世間に逆らうわけでも媚びるわけでもなく、年下である我々に対しても常に同じ目線で接してくれていました。
なので、私とは一回り以上の年齢差がありながらも、先輩と言うよりは友人としての感じが強く、時々はタメ口をきくなどのずいぶん失礼なこともしたものですが、いつもニコニコと受け流してくれていました。

一人暮らしといっても、もちろんまだまだ人の手が必要な歳ではなく、テニスやギターなど多彩な趣味を持ち、時々は会社のクラブにも顔を出しているとの話を聞いていましたので、なんとも羨ましい引退生活を送っているものだと思っていました。

脳内出血・・ということだそうですが、詳細な原因はまだわかりません。

ただ、残念なのが、倒れてから発見されるまで一週間もかかってしまったことです。
この間、一体彼は何を思っていたのだろう?
いや、意識はもう無くなっていたのか?

など、私が考えてみてもしかたのないことではあるのですが、あの陽気な先輩が一人で自宅に倒れているところを想像すると、やりきれない思いがこみ上げてきます。

無縁社会や孤独死 などと言う言葉が最近は増えてきていますが、身近な人に、しかも、まだ60歳そこそこという若い年齢の人にそのような事態が起こると、この言葉の持つ底なし孔を覗いているような・・深く暗い空洞を見つめているような虚無的な感じに襲われます。

先輩は決して孤独ではなかったはずです。
しかし、その最期は、あの陽気な先輩にはとても似つかぬ寂しいものとなってしまいました。

それが、本当に残念です。


なので、たいへん小さなことではありますが、このブログに書き記すことでずっとその生と死を記録にとどめておきたいと思います。


Mさん、安らかに眠ってください。
合掌

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2012年8月 7日 (火)

異型の机

先日納品した作品のご紹介。

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ご覧のとおり、妙な形をしておりますな。

机は斜めに設置されており、その下には小さなラック。
そして、机から連なるキャビネットの3点セットです。

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それにしても、面白い形です。

これは、お部屋の形に合わせて制作したためのもので、それでこんな形になったんですね。

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で、こうなるわけですね♪
お部屋の隅が45度で切り取られており、ここに据え付けるための形です。

このような場合、お部屋の寸法にピタリと合わせないと据付がうまくいきません。
傾斜がつくと大変なんですよ・・・

なので、採寸の時には最新の注意を払いました。

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さすがにこのような机は市販品で見つけることはできません。
お客様のご希望にぴったり合わせることができる、手作り家具の独壇場です。

材種はオーク・・ 着色仕上げです。

異型のお部屋の家具をお探しの方・・・
どうぞ、ご相談くださいませ  14角形くらいまでなら対応可ですよ・・ホホホ ??

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2012年8月 2日 (木)

盛夏のオイル仕上げは

昨日は柔道、卓球、体操、サッカーと、疲れました。
今日も寝不足 (-_-;)

ところで、昨日は台風が接近していた影響で昼夜風が吹き、おかげで涼しく、しのぎやすい日でした。

気温も心持ち低めで(と言っても30度は超えてますけど・・) これはチャンスとオイル塗装をしました。

オイルは自然乾燥によって硬化しますので、その仕上がりは周囲の環境に大きく左右されます。
冬場は乾きにくく、夏場は乾きやすい。

なかでも、盛夏では硬化が加速度的に促進されるので、非常に気を使います。
できればやりたくないのですが、そういうわけにも・・・いきませんわね。

ポイントは、溶剤の添加量と、塗布後の拭き取りのタイミング、そして拭き取りの仕方。

20度くらいの気温であればメーカー推奨値でも問題はないのですが、30度を超える環境下では、その通りのレシピは全く役に立たず、試行錯誤で自分なりのレシピを見つけていかねばなりません。

しかし、それでも油断していると取り返しのつかないことになってしまいますので、暑い中神経を使います。

で、まあ、なんとかかんとか無事下塗り完了。
数日置いて、中塗~仕上げ塗りとなるのですが、この時もまたレシピを変えて最適な状態を狙っていきます。

暑い夏。
とにかく神経を使いますが、癒しは連日の日本人選手の活躍です。

今日もまた、焼酎片手のテレビ観戦。
暑い夏。
オリンピックが私の清涼剤です (逆にストレスも溜まったりして・・)

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2012年8月 1日 (水)

暑さ対策

暑いですね~

梅雨は雨と湿度に悩まされ、夏は熱波に閉口します。
昨日、工房内温度は38度  もう一歩で40度(惜しい)

ちなみに、過去最高温度は一昨年に記録した41度で、さすがにこの時は全く仕事になりませんでした。


この暑さでは、木が云々という以前に人間のほうが参ってしまいます。
熱中症にでもなったら大変ですものね。

対策として、まずはスポーツ用のポリエステル製のTシャツを着て、その上から上半身全体に霧吹きをします。
霧吹き用の水に重曹水を使うと汗疹の防止になり、また、消臭効果もありますので急な来客にも安心です。

霧吹きをして上半身を湿らせてから、長袖の開襟シャツを着こむのが私流。
長袖? と思われるかもしれませんが、襟を広めにして風が通るようにしてやると、霧吹き効果と合わせてこれが意外と涼しい。

半袖よりも疲労は少ないように感じます。


一時間に一度程度これらを繰り返すと、40度近い熱波でもなんとか活動することができます。


また、濡らしたタオルなどを首筋に当てたり、定期的な水分補給も欠かせません。


さて、今日は台風の影響か、少し風があり、昨日よりはしのぎやすくなってます。
と言うことで、今から午後の作業にとりかかることとしましょう。

全国の同業諸氏・・・ 熱中症に注意して、この夏を乗り切りましょう。

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