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2012年7月 5日 (木)

大発見と寂しさと

昨日はヒッグス粒子発見のニュースで大騒ぎでしたが、物理学者たちが大興奮している映像を、ぽかーんと口を開けて眺めていました。

 ( ゚д゚)ポカーン

私は物理は大好きだったのですが、私の知識は相対性理論と量子力学までで止まっており、それ以降の素粒子論については全くの門外漢です。
工学部でしたので素粒子論の講義そのものがなく、自習しようと図書館に行ったこともありましたが・・
ダメ!!

ぜ~んぜん分からん。
ということで、儚く挫折を味わったのはもう30年ほども前のことです。

それでも、物理の最前線に対する興味は常にあり、科学雑誌などを読みながら通俗的な解説を追いかけることはやっていたのですが、その習慣も就職後の繁忙の中でいつしかなくなり、退職して木を相手にすることになってからは、木工技術の習得がすべてを占めるようになって、日常生活から物理は消えてしまいました。

時々、本屋さんで面白そうな科学雑誌があったら立ち読みしたり、時々は買って読んでみることもありますが、学生の頃のように旺盛な探究心があるわけでもなく、ながら読みというか、開いた時間を埋めるためにページを捲るのがこの頃身についた習慣です。

なので、昨日の大発見も、ちょっと前にニュートリノが光のスピードを超えたと報じられた時の大興奮に対してあまりにも衝撃度は低く、この興奮を共有できない寂しさと、もどかしさを感じたことでした。


この世界は一体どのようにできているのか?
それを追い求めるのが古代よりの人類の夢であり、その問い求める方法として宗教や哲学が生まれ、それらを基礎にしつつ近代以降に出来上がってきたのが自然科学であり、物理学です。

特に、実験物理が進んだ現代にあっては、どのような宗教経義も、哲学も、物理学の知見を無視することはできず、逆に、古代に考えられていた世界観が、現代の物理上の発見によって裏付けられるというようなこともあって興味はつきませんね。


ヒッグス粒子の発見が、果たしてどこへ、どのように波及していくのか?

それも興味深い問題で、これを機に、もう一度通俗書などをながめながら、物理の最前線について、それが巻き起こす風のほんの一端でも感じることが出きればなぁ・・なんて思ってます。

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物理はロマンだ。
全世界の物理学者に拍手を送ります。

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コメント

標準理論で、最後まで見つかっていなかった粒子が見つかったのですから、物理学者が大騒ぎするのも当然ですかね。

理論で予測され、その実在が確認されていくというストーリーがすごいですね。

ニュートリノの話は、最初から些か危ういと思っていたので、そんなに関心もなかったのですが、ヒッグス粒子は宇宙の誕生からその終焉に至る物語に、主役級の登場者として現れましたから、今後の展開が楽しみです。

と、偉そうなことを言ってますが、一介の物理好きには計り知れないことばかりです。

ヒッグス場、ヒッグス機構。

余剰次元、プレーンワールド。

理解も想像もできない世界です。

しかし、量子力学のように一般にはほとんど理解できなくても、ほとんどすべての人がその恩恵に預かっているという例もあります。相対論もそうですよね。

数千億円を投資した実験施設(LHC)は、実は人類の未来への入り口かもしれません。

投稿: 宮下 一万太 | 2012年7月 6日 (金) 09:02

ヒッグス粒子の発見は、おそらくは実験物理が成し遂げた史上最大の業績で、科学史に残る大発見であることは間違いないでしょうね。

しかし、忘れられた物理小僧(オヤジ)は、その大発見を目にしてもその実感を持つことができず、寂しい思いをしました。

相対論では時空間の捉え方に驚き、量子論では不確定性という幽霊のような粒子の振る舞いにロマンを感じたりしたものですが、それも昔のことです。

素粒子論はあまりにも難解で、もはや物理と言うよりは純粋数学のような領域に入っているような感があり、もはやこれまで・・
このあたりが限界だなぁ~と、挫折を味わいました。

画面の中の物理学者たちは、言うならば神に選ばれた幸せな人達だと思います。
羨ましい。

これから、物理のフロンティアがどのように動いていくのか?
興味はつきませんが、ちょっとでも着いていくために本屋で通俗書でも物色してみようかと思ってます。


それにしても・・・
世界的に財政が厳しい中で、このような大規模実験に投資が為されているというのは、まだまだ捨てたもんじゃないですね。

現代の世界はコンピューター抜きには考えられませんが、それは量子力学の応用である固体物理学(半導体物理学)が支えていますし、GPSなどは相対論抜きには成立しません。

ヒッグス粒子もいつかは実用が・・・

いやいや、そんな実利を考えてはいけませんね。
この世界は一体どうなっているのか?
宇宙とは一体何なのか?

人類が追い求める永遠のテーマであり、ロマンです。
宮下さんが言われるように、LHCは未来への扉を開く、その入口であることでしょう。

投稿: 栗原@simple | 2012年7月 7日 (土) 09:47

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