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2012年5月31日 (木)

こんな商法が・・・

先日のこと、妙なダイレクトメールが来ました。

宛名は、私の息子 そして、その保護者様 
開封してみました。

内容は、とあるコンテストの審査結果で息子の作品が準入選になったとの由。
そして、準入選の中でも将来有望と思われる人に個別に審査結果の詳細を伝えたい旨と、希望に応じて今後のアドバイスもしたいとのこと・・・ついては、その説明会を開くので参加しないかとの勧誘。

う~ん??


なんだか腑に落ちないのでもう一度丹念に読み返してみました。

う~ん・・・


やはり、今ひとつ納得できない。 
何か胡散臭い。

しかし、ダイレクトメールの差出人は、とある大手出版社(の関連会社)です。
連絡先や住所などもしっかりと書いているし、いわゆる怪しげな金融関連のそれとは大きく異なります。

このようなメジャーな会社が、そのような怪しげなことをするとは思えないし・・
相談会は無料で、その他一切費用はかからないと丁寧に書いているし・・・

でも、費用はかからないとわざわざ書いているところが逆に引っかかるしなぁ・・・
むしろ、費用がかかる方がよほど信用できるよなぁ・・・


ネットで調べてみました。

すると、出てくるわ出てくるわ・・・

つまりは、説明会と称して人を呼び寄せ、その作品を褒めて持ち上げ、そのまま通信教育への入会を促そうとする商法らしい。

やっぱりね。

ちなみに、大手出版社の名前が冠されているにもかかわらず、その出版社との関係は一切ないとの情報もあり、まったく何を信用したら良いのやら??


私は、この手の商法に対するリテラシーにはちょっと自負もあったのですが、認識を改めなければならないようです。

この商法は多分違法なことではないと思いますが、そのあざといやり方は一般通念に照らして決して愉快なものではないし、コンテストに対して真剣に向き合った人を持ち上げて歓心を買おうとする手口は悪質とも言えます。

違法ではない故にむしろ巧妙で、ネットからの情報がなければひょっとしたら話に出かけていたかもしれません。


まあ、世の中いろいろな商法があるようです。
息子にはありのまま伝えましたが、そのような現実を知ったのは良かったのかもしれません。

うまい話にはウラがある。
騙されないように・・・と諭したのでした。

ヤレヤレ

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2012年5月29日 (火)

ロット間の差

椅子強化月間も後半戦に入りました。

というわけで、5脚分の木取りをしているのですが、毎度のことながらこれが大変です。
適材適所の選択はもちろんのこと、木目や色合いも悩ましい問題です。

特に、材のロット間差は悩ましい・・・

今日も、それで悩んでいます。


材は、ある程度の量をまとめて仕入れており、この仕入れの単位をロットと呼びます。
同一ロット内であれば、木目や色合いなどはだいたい同じようなものが揃うのですが、ロットが別になるとだいぶ風合いが異なったりします。

二つのロットからサンプルを切り出し比べてみたところ・・
う~ん、違う・・・

個体差などもあるので一概には言えないのですが、どうも並べてみると違和感が・・・

困ったなぁ (-_-;)


まあ、二つを織りまぜて使っても悪くはないのですが、でもね・・やっぱり気になるなぁ。
仕上がりを想像すると、ちょっと二の足を踏んでしまいます。

もちろん、同一ロットのみを使えば良いのですが、また別の様々な事情などもあり、それも難しいところ。

こんな調子で、小一時間ほど作業が止まっており、息抜きにこんなブログを書いております。
ブログ書いても解決するはずないんだけどね・・

困った困った。
さて、どうしよう?


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2012年5月28日 (月)

ウォールナットのアームチェアー

新作のご紹介!
ウォールナットのアームチェアーです。

20120525_015


お手持ちの、やはりウォールナット製のテーブルに合わせるためのご依頼ですが、このウォールナットテーブルが2メートル超で、厚板天板の大変重厚なもの・・

このため、通常サイズのチェアーでは、その圧倒的なテーブルの存在感に太刀打ちできません。

20120525_028


どうしよう?

お客様と打ち合わせを重ね、通常よりも二回りほど大きなサイズでお誂えすることに決定しました。

しかし、大きくすると言っても、単純にパーツの長さを伸ばすだけではダメで、サイズアップにともなって各パーツの太さや厚みなども微妙に変化させなければ、組み上げた時にどうも落ち着きのない見栄えになってしまいます。

基本的なプロファイルはCGによって確認するのですが、しかし、やはり最終的には現物を組み立ててみないと分かりません。

このため、適宜仮組みなどを行い、現物で確認しながら少しずつ最終寸法を追い込んで行きました。

20120525_033


素材はウォールナット・・
テーブルと同じ素材です。

重厚な家具に用いるには、黒いウォールナットは最適の素材です。

20120525_031


ダイニング用のチェアーですが、これは一人用のソファーといっても良いサイズ。
ゆったりと座れます。

ウォールナットのゆったりチェアー。
自分専用の椅子として、いかがでしょうか?

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2012年5月24日 (木)

洗濯機

洗濯機がいよいよ寿命になってきたようです。

考えてみると、結婚する時に買ったものなので、もう20年以上も使っていることになりますので、こりゃもうしょうがないですよね。

動作音も大きく、静御前という名前なのに、今ではすっかりうるさ御前となっております。
また、5回に一回は脱水できないなど、もはや洗濯完了が確率論という自体になっており、梅雨を前にして心配でございます。


で、新機種を考えているのですが、20年も経つと洗濯機も様変わりしていますね。

あの、ドラム式 とか言う奴。
なかなかできそうな面構えをしておりますなぁ。

乾燥機能がついているのは魅力ですが、省エネが叫ばれているこの時代、ちょっと気が引ける。
まあ、夜に回せば良いのでしょうが・・・

でも、話しによると乾燥時の音や振動などもあるそうで、ううむ (-_-;)

やはり通常の縦型かな? (安いし)

そんなこんなで、しばらく洗濯機モードになりそうな今日この頃・・
今日も価格comを見ながら頭を悩ませております。


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2012年5月23日 (水)

今更ながら

今更ながら、天然木とは厄介なものです。

昨日はせっせとパーツ加工。
製材して、ほぞなどの必要加工をして、その後切り出しへ・・

このパーツは曲面で仕上げるデザインなので、まずは必要な加工などをすべて施した後、最後にバンドソーで切り出しをするのです。

で、切り出したところ・・・出てきましたよ、クラックが。

これ、乾燥時に起こる内部割れなのですが、切りだす前は検出できなかったもの・・
どうしよう? と悩んだのですが、ここは使用時に応力がかかる場所なので、やはり使用は不可!

廃棄、そして作り直し。

トホホホでございます。


今更ながら、厄介な天然木。
でも、厄介だからこそ  面白い。

それも天然木です。

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2012年5月22日 (火)

組み立て 立ち往生  そして・・・

昨日の天体ショー 皆さんのところでは金環食は見られたでしょうか?
こちら北部九州は、あいにくどんよりとした雲が垂れ込め、挙句に雨まで降ってきて全くダメ・・
テレビの中継でお茶を濁したのでした。


さて、昨日の仕事・・
組立です。

組立は木工の醍醐味の一つで、今まで作ってきた部品が組み合わされ、二次元から3次元へと家具が立ち上がっていく瞬間です。

いつもの様に接着剤を塗り、打ち込み、最後はクランプをかけて少しずつほぞを入れていきます。

順調、順調♪

と思っていたら、突然一点のパーツの挿入が固くなりました。
???

おかしいなぁ。

クランプのハンドルを回しても、ほぞが入って行かない。
胴付きは5ミリほどの隙間が開いたままです。

さらにハンドルを回すと、メリメリっという音が。

さすがにこれはおかしい。
過去の経験がフラッシュバックされます。
そうだ、ほぞが底づきしているのに違いない。

ほぞが長すぎて、ほぞ穴の底に達してしまっているのか??

感触としては、確かにそのような状況です。

しかし、他のパーツは問題なく胴付き面はぴったりついています。
同じセッティングで加工したので、このパーツだけほぞの長さが違うことはありえません。

そうだ、そうだよ。
底づきしているはずはないよなぁ。

しかし、入らない・・・・

混乱してきました。
アドレナリンが上昇してくるのが分かります。

組立で立ち往生すると万事休すで、もはや修復は不可能となります。

落ち着け!
このまま強引に組立を続行するのか、解体するのか?

のんびり考えている時間はありません。
この気温では、あと数分ほどで接着剤の硬化が始まり、もはや組立も解体もできなくなります。


数秒ほど考えて、解体することにしました。
とにかくほぞを抜いて、落ち着いて、原因を探るべきと判断。

しかし、組立を開始してからすでに10分ほどは経っています。
果たして・・・抜けるのか?

あて木をセットして、玄能で叩く。
「頼む、抜けてくれ」  祈るような気持ちです。


すると、少しずつ・・・抜けてきました。
慎重に慎重に・・・  まずは右ユニットを取り外しました。

ますは一安心。

そして、次は左のユニットへ。

固い・・・(汗)


叩く力も自然と強くなりますが、強すぎると部材を破壊する可能性もあるため慎重に・・・

固い・・・固い  けど  少し胴付きが離れてきました。
こうなると安心、慎重に叩いて、すこしずつ引きぬきます。

解体、完了。
全身には汗が吹き出ていました。

すぐに接着剤を拭き取り、当該のほぞを確認。

ほぞには問題なし。
問題はほぞ穴側にありました。

なんと、小根付きほぞにしていたのに、小根部分の穴を掘り忘れていました。
そうだった、ここ、後で掘ろうとしてそのまま忘れていたのでした。

これじゃ組み立てられるわけないよなぁ。


で、小根部分を掘り直して、再度組立て。
今度は問題なく・・・無事組み立て完了。


いや~疲れました。
精根尽き果て、そのまま椅子にへたり込んでしまった次第です。

しかし、なんとも単純な、初歩的なミス。
反省です。

でも・・・
迷った時、解体へと進めた判断は正しかったよね。

これも経験のなせる技かも?
そうなんです・・・訓練校時代に、ほぞの底づきで立ち往生したことが・・
その経験が、10年後に生きました。

訓練生の皆さん・・今のうちに、たくさん失敗しましょうね!!
失敗も、大事な経験です。

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2012年5月21日 (月)

マーケティングの変遷

最近、ステマという言葉をよく聞くようになりました。
嫌な言葉です。

ステマとは、ステルスマーケティングの略語で、消費者に宣伝とは気づかれない方法で売り込みを行ったりすることです。
ちょっと前に食べログでのヤラセ書き込みが話題になりましたが、この他にも、例えば個人のブログでさり気なく商品をアピールしたり、いろいろな掲示板へ一般人を装って書き込みを行ったり・・ということは頻繁に行われているようです。

まあ、平たく言うならば詐欺と言い換えても良いようなもので、ネットの普及にともなってこのような手法が現れてきたということでしょう。

それにしても・・・
このような詐欺まがいの商法にマーケティングという言葉が使われるのは残念なことで、時代とともにマーケティングという言葉はどんどん軽くなり、権威は地に堕ちたような感があります。

そもそも、マーケティングとは単なる広告宣伝や営業手法のことではなく、物の価値を顧客に正しく伝え、正しく理解してもらうために行う様々な活動の総称です。
そして、その根底にはお客のことを真剣に考え、考え、考えぬくという真摯な姿勢と行動哲学があり、考えを系統的にまとめ、組み上げていくために必要な知識と情熱が不可欠とされていたはずです。

単なる利潤追求や、売れれば良いといった軽薄なものではなく、もっと深い商業哲学とでも言うような重さを伴うものがマーケティングであったはずで、ちょっと前に有名になったあのドラッカー博士もそのようなことを何度も著書で言ってます。

それが、いつの間にか・・・
おそらくは先に述べたように、ネットの普及に伴って様々な手法が現れ、効率ばかりを求めてそれらが取捨選択される過程でマーケティングの根底にある哲学がすこしずつ失われていき、手っ取り早く顧客に伝達することばかりがクローズアップされ、その成れの果てがステマ・・と言うことになっていったのでしょうか?

また、ステマほど下劣ではなくても、例えばamazonなどに見られるリアルタイムでの販売価格操作など、あざとさを隠すことなく、臆面もなくやっている姿も今では日常のことになっています。

なんだか、資本主義の変遷と似てますね。
プロテスタンティズムの倫理とやらはどこに行ったのやら???


とまあ、ぼやいても始まらない。
まあ、アタクシは時代遅れで結構・・・

今日は久しぶりに、15年前のマーケティング教科書でも開いてみようかな?

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2012年5月20日 (日)

ほぞの選択は?

先日、同業の友人とちょっと話をしたのですが、話題はいつしかほぞのことへ・・

ほぞは、言うまでもなく木工の継手に用いられるものですが、一口にほぞといっても実は間口も広いし、奥も深いものです。

色々なバリエーションと、詳細な寸法の組み合わせを考えていくと、ほとんど無限とも思われる種類があり、それらから最も適当と思われるものを選択するわけなのですが、その選択は木工人によって様々で、個々の設計思想が如実に現れます。

ただ、ほぞは組んでしまうと見えなくなってしまうので完成品を見ても詳細はわかりませんが、その内部は製作者そのものが宿っていると言っても過言ではありません。


そして、もうひとつ頭を悩ませるのは接着剤です。

接着剤にもいろいろな種類があり、どこにどの接着剤を用いるべきなのか?
ほぞのバリエーションに加えて、接着剤の種類も絡んできます。

例えば、頑丈にしたいからといって、厚く大きなほぞと、強力な接着剤を組み合わせれば良いというわけでもなく、柳の強さのように、しなやかさによって強度を担保するという考え方もあり、ならばほぞは薄めで弾力性のある接着剤を使う・・という方法もあるわけです。

以前、木工の先達から聞いたことですが、頑丈に作った椅子は皆壊れてしまったけれど、細い材を用いて作った座るとあちこちしなるようにした椅子は今でも現役で働いているとのこと・・・
もちろん、デフォルメも入ったある種の例え話のようなものではあるのでしょうが、なかなか含蓄がある言葉で、今でも深く印象に残っています。


そんなこんなで、話は盛り上がったのでした。

ただいま椅子強化月間真っ最中。
今日作る椅子は・・・・さて、どうしましょうか?

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2012年5月18日 (金)

仕事ハッケン伝

昨日のNHK「仕事ハッケン伝」 ご覧になりましたか?
この番組、芸能人がいろいろな職場に入り、数日ほどその専門職を体験するという内容です。

芸能人という特別扱いは一切なしで、ガチンコ勝負の番組なのだそうです。

昨日は、ダイノジの大地洋輔さんが木工職人体験をするという内容。
体験先は、あのオークビレッジです。


オークビレッジは、その昔、私にとって憧れの職場で、カタログを取り寄せてはいろいろな家具の写真を舐めるように見て、ため息をついていたものでした。

このような家具を作りたいと思い立って訓練校に行ったわけですが、その後の紆余曲折を経て、今ではだいぶその思いからは異なるモノづくりをしています。

とは言え、今でもオークビレッジの家具は私にとってのアイドルであるには違いなく、時々HPなどを見てはやはりため息をついております。


さて、番組は大地さんがこども用の新作おもちゃを開発するというもので、とても感動的な内容でした。
しかし、私にとってはその感動的なストーリーもさることながら、時々映るオークビレッジの材木倉庫や、機械や刃物などの備品に目が行ってしまいましたね。

大量の一枚板のストックを見てはため息をつき、カッターの刃を見てはフムフムと思ったり。

職業病ですな。


まあ、ともあれ・・・
木工家具の制作現場が全国放送で取り上げられるのも画期的なことで、これを機に、また木工志願者が増えるかもしれませんね。


ちなみに、録画しました♪
落ち着いて、また見ようっと。

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2012年5月16日 (水)

当世求人事情

小ネタです。

ラジオで聞いた話しですが、小売業のドンキホーテがレジスタッフの求人で、不採用となった人の理由をネットで紹介しいるとのこと。

その内容があまりにも可笑しかったので、以下ご紹介。

・ドン・キホーテ、レジスタッフ不採用にした理由

 履歴書が名前以外、白紙だった

 志望動機が、「ひまつぶし」

 履歴書の証明写真が、プリクラ

 面接なのに、モヒカン

  2時間遅刻して、第一声が「ちぃっす」

www ネタかと思うほど、面白すぎ。


ほんとにこんな人いるんかいなぁ?


当世求人事情・・・
ユニークな品揃えのドンキホーテも、求人については普通の人を求めているそうです。
(当たり前か・・)

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2012年5月15日 (火)

プチ腰痛

腰が痛くなりました。

鉋の引きすぎ? 

いや・・・これは材木の積み下ろしによる疲労の蓄積でしょう。
この数日、木取りのために材を積んだり降ろしたり、はたまたひっくり返したりとやっていましたので、その影響が腰にきたのに違いありません。

このようなときは用心が必要。

もしぎっくり腰になったりしたら、大変です。


ぎっくり と言えば・・
昔、ぎっくり背中になったことがあります。

背中の筋肉が突然激しく痛み、床に寝転んだまま硬直して起きられなくなったことがります。
この時は、相当に焦りました。

床から動けず、ただ引きつるばかり。
まるで、死の間際にある昆虫のようです。

幸いなことに、この時は数分で痛みが和らぎ動けるようにはなったのですが、その後数日は後遺症のようなものが残りました。

考えてみると、この時も少し前から背筋や僧帽筋などが傷んでいたなぁ・・

なので、今回のプチ腰痛は体からの警告として受け止めねばなりませんね。
幸い、今日は材を振り回す工程はありません。
でも、鉋は引かねばなりませんので、腰に負担がかからぬよう注意して行うことにします。

体が資本。
同業者の皆様、同病相哀れむ? お互い気をつけましょうね。

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2012年5月14日 (月)

ハードワークの季節

今月は、さながら椅子強化月間のようになってます。

ウォールナットの椅子、メイプルの椅子、チェリーの椅子、そしてパインのソファー・・
形もサイズも材種も様々・・・

さて、これらをどのような工程で進めていくのか??
悩ましい問題です。

下世話な話で恐縮ながら、椅子というのは採算をとるのが難しいアイテムで、椅子が多くなる月はいろいろな面でハードです。

工程をまとめたり、合理的な加工方法を取ったりするのはもちろんながら、最後はやはり力技だぜイ。
つまりは、残業・・

まあ、残業しても残業手当が出るわけじゃないんですけどね・・もちろん。

てなわけで、梅雨入り前のさわやかな季節・・
ハードワークの季節でもあります。 

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2012年5月11日 (金)

石見銀山

連休中に出かけた石見銀山のことをちょっと書いてみます。

場所は島根県大田市、5年前に世界遺産に登録されたのでご存知の方も多いでしょうが、その詳細はあまり知られてはいないことと思います。

私も、行く前は殆ど予備知識はなく、旅行ガイドを見る程度・・・
ガイドによると坑道が一般公開されているらしく、これなら子供たちも面白がるだろう、なんてノリで出かけてきました。

現地に行って最初に感じたのは、大変地味なところであるということです。
同じ世界遺産でも、例えば法隆寺や姫路城は圧倒的な存在感があり、また歴史的な背景なども知られていますので、誰が見ても満足、納得することでしょう。

しかし、石見銀山はそういった構造物がなく、ただ静かな集落が道沿いに伸び、200メートルに満たない坑道が公開されているだけという程度で、印象としては極めて地味な感があります。

中世にあって、世界有数の銀の産出量を誇ったのであれば、もっと派手な何かがあるだろうとか、銀をふんだんに使った遺産などもザクザク置いてあるのでは? など、勝手に思っていたのですが、そのようなものは皆無で、ただ静かな集落があり、竹や樹木に覆われた坑道入口が点在するのみです。


意外な・・・と思いながら歩いていたのですが、歩くに連れ少しずつ印象が変わってきました。

派手なものがないのは考えてみればアタリマエのことで、銀山なのですから、人間が自然と関わった証は全て地中なのです。
地下に縦横無尽に張り巡らされた坑道こそがこの遺産の本体なので、苔むした坑道入口から伸びる、深い地下の世界に静かに思いを馳す・・というのが石見銀山の正しい見方なのかもしれません。

また、たしかに地表には派手なものはないのですが、それでも製錬所跡や、選鉱所跡、また寺社なども宝探しのようにあちこちに点在していますので、山歩きが好きな人にはたまらない面白さがありそうです。

私もそうで、次に行くときは山歩きの格好をしていこうと思ってます。

さらに、気になったのはガイドマップにも載っていないような廃寺とおもわれる跡地があったり、転地された墓地かな?と考えられるような一角があったりしたことで、想像ながら、これらは連日の作業で命を落とした鉱夫たちを埋葬する場所だったのかなぁ? などと思いを巡らしたりしました。


など、歩きながら考えていると俄然興味が湧いてきて、帰ってからインターネットなどでいろいろ調べてみると、いろいろなことが分かってきました。


銀の生産地なのに、どうして銀の遺産がないのか?
どうして地味な集落しかないのか?
集落半ばにある、五百羅漢は一体何を意味するのか?

などなど・・・


中世にあって、日本を支え、また世界経済にも多大な影響を与えた石見の銀。
しかし、それを産出する地元は決してそれで潤っていたわけではなく、天領地として収奪される運命であった過去など・・・

また、過酷な労働で、坑夫の平均寿命は30歳ほどであったことなど・・

静かな集落と、地中に眠る無数の坑道は、そのような悲しい歴史も含めて世界遺産として保存される価値があると判断されたことであるでしょう。
鎮魂の山・・それが石見銀山なのかもしれません。


とにかく、必ずまた行こうと思っています。
今度は、いろいろと調べて、あちこち自分の足で回ってみたいものです。

山好き、歴史好きにとってはたまらないところ・・・
それも石見銀山です。

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2012年5月10日 (木)

ホワイトオークのテレビボード

昨日に引き続き新作のご紹介。

テレビボードです。

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幅180センチの大きなボードで、新築されるご自宅のお部屋に合わせて採寸いたしました。
最初の打ち合わせは図面で、次の打ち合わせは建築中の現場で・・と、ご自宅の進行に同期するように進めて行きました。

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左右に扉を備え、中央はラックです。
特徴的なのはラックの仕切りが幅違いとなっているところで、これはお客様お手持ちの小箱に合わせて設計したものです。

このようなこと、手づくり家具ならではのことですよね♪

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素材はホワイトオーク。
無垢の床ともよくマッチします。

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このように収まりました。
小箱も綺麗に収まりました♪

まだ仮配線の状態ですが、これからお手持ちの機器に合わせて色々なレイアウトが考えられますね。


ところで、お客様のご新居は高台にあり、目の前に下界が一望できるとても素敵なロケーションです。
お部屋は無垢材をはじめとして、天然素材で作られており、玄関に入ると木の良い香りが漂います。

お持ちしたテレビボードも、裏板を含めて全て無垢材でのお誂え。
雨の日には、きっとホワイトオークの芳香も漂うことでしょう。

どうぞ、ご愛顧いただきますよう (_ _)

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2012年5月 9日 (水)

ショートアームチェアー

新作のご紹介。

連休前にお届けしたショートアームタイプのチェアーです。

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白いメイプルのチェアー。
清潔感のある素材です。

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ショートアームと、広い背板・・・
お客様からのご要望で設計いたしました。

20120423_009


私にとっては、5年ぶりくらいの新しいデザインの椅子です。
構想から設計、試作、そして本制作と・・・久しぶりにモノづくりの醍醐味を味わうことができました。

さて、この椅子、定番化することができるのか?

商売の話・・椅子は採算をとるのが最も難しいアイテムで、お見積りと製作手間とをいかにバランスさせていくかということが悩ましいところです。

今までの工程を整理し、再検討し、できるだけ無駄のないようにしていかねばなりません。
作って終わり・・だったら楽なんですけどね。
商売である以上はそうもいかないところが難しいところでございます。

とりあえず・・この椅子については当面2脚以上のご注文について承ります。
ご興味をお持ちの方は是非お問い合わせくださいませ♪

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2012年5月 7日 (月)

島根県の美しさ

連休も終わり、本日より業務再開します。

連休中にいただいたお問い合わせについて、今から順次ご返信をさし上げますので、恐れ入りますが今少しお時間をいただきますようお願いします。


連休中は島根県へ行ってきました。
三瓶山と石見銀山が主な目的です。

三瓶山では美しい景色を堪能し、石見銀山ではいにしえの鉱山作業に思いを馳せたものでした。


それにしても・・・
島根県はとても良い所でした。

中国道を降りてからは、山、また山の連続。
しかし、道はとてもよく、快走路が続きます。

時折現れる集落がまた美しい。
石州瓦の産地だけあって、屋根は皆赤い瓦で葺かれています。

古い家も、新しい家も、この赤い瓦が屋根に乗る日本建築であり、まるで景観条例でもあるのではないかと思われるほどに統一された美しい景色でした。

集落の中には派手な看板などの類もなく、家の前には丹精された椿などの花が咲き誇り、山を見ると天然の藤が盛です。
川の横をJRのローカル線が走り、対岸には水田が広がります。

撮り鉄にとっては、おそらくはどこを切り取っても美しい日本の鉄道風景になりそうで、まるで桃源郷にでも来たのかと思わせる気分でしたよ。

今回は観光スポットがメインでしたが、次回はこのような集落内を散策するようなのんびりした時間も過ごしたいと思ったものでした。


さて、今日から業務再開。
休日モードから切り替えて、進めていきます。

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2012年5月 2日 (水)

連休の休みについて

本日まで仕事をして、明日から世間並みに休みます。

5月3日~6日までお休みです。
この間にいただいたお問い合わせについては、7日以降のご回答とさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。


連休前半はずっと仕事でしたが、世間が静かなので仕事もはかどりますね。
住宅地の奥のほうで一人でやっている仕事ではありますが、それでも静かな街の雰囲気は伝わってくるもので、なんとなく集中力が上がるようです。

さて、今日は納品。

その後は、組立や木取りをして、連休明けのための準備をする予定です。
夕方までに終わらせて、一杯やって・・

明日からは正月以来の休み フフフフフ

何するかって?
それは、秘密です。

この間、メールも携帯も閉じておりますので、連絡はつきません。
悪しからず、ご了承くださいませ。  (_ _)

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