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2011年12月16日 (金)

匠と大工と木工家と

先日のことですが、訓練校木工科の訓練生がおいでになりました。
小一時間ほど、お話など・・・

聞くと、元々は大工さんをしていたそうなのですが、最近の建築現場では鉋を使うことなどは稀で、思い描いていたような世界ではなかったとの由。
その後、変遷を経て訓練校へ入学したとのことでした。

大工さんと言えば、匠という言葉が浮かんでくるイメージがありますね。
先日も、NHKのプロフェッショナルで数寄屋大工が取り上げられていましたし、過去には宮大工などを扱ったドキュメンタリーもありました。

これらは、確かに匠と呼ばれる人たちばかりで、鉋もノミも古来よりの技を駆使し、精緻な造作をしていくプロフェッショナルという感があります。

しかし、それらはごく一握りのことで、通常の民家建築においてはプレハブ、ユニット工法などと呼ばれるように工場で出来上がったモジュールを現場で組み上げていくといったやり方が主流となっているようです。

かれこれ15年ほども前のことですが、我が家を新築した時は在来工法でした。
木造軸組とも呼ばれていますが、いわゆる一般的な木造建築ですね。

棟上げ後は棟梁が一人で黙々と作り上げていきます。
時々進行状況を見に行ったりして、棟梁とも話をすることもあったのですが、やはり現場で鉋などを掛けることは稀だったようです。

のこぎりの代わりに電動丸ノコ・・・
金槌の代わりはてっぽうと呼ばれる電動釘打機 です。

これらを駆使して短納期で作り上げるのが、現代大工の一般像のようです。


話を戻して・・・
訓練生氏としては、やはり鉋などを駆使したモノづくりをしたい ということであるようでした。

現代において、鉋が必須となっている分野といえばもはや家具作りのみといえるかもしれず、必然的に木工家を目指すことになっていくのでしょう。

既に就職も決まりつつあるとのこと。
斜陽の業界といえども、しかし求人はあるところにはあるもので、やはり技を身につけるということは大きな財産となるようですね。

ゆくゆくは自分で工房を開くのが夢であるとのこと。
とても穏やかなnice guyでした。

30歳を目前として、まだまだ若い!
夢に向かって頑張ってね♪

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コメント

先日、工房にお邪魔させて頂いた深江と申します。為になる話を色々聞かせて頂き有難うございました。ブログにも話を載せて頂きお恥ずかしい(*^^*)
早速、訓練校の先生に「幅の広い削りにくい材はないですか?」と、聞いたところ、幅250厚さ40長さ2500のメイプルをひっぱり出して来てくれました。
今まで削りやすくて幅の狭い材中心だったのですが、初メイプルは何とも言えない粘り!?独特な感触がありました。仕上げる事自体はできそうですが、時間かかり過ぎました(((o(*゚▽゚*)o)))時間を考えながらすると、なかなか難しく感じました。
これからも色々な種類の木を試し、時間短縮に励みます。しかしメイプルすきだわあ( ´ ▽ ` )ノ

投稿: 深江 まさる | 2011年12月17日 (土) 19:01

深江さん
実名でのコメント、ありがとうございます(^^)

メイプル・・ 私もよく使いますが、綺麗な材ですね。
鉋でうまく仕上げた時の透明感はうっとりするほどです。

訓練校生活も残り数ヶ月・・
どうぞ、悔いの残らぬよう充実した時間を過ごされることをお祈りしています。

では、これからもよろしくお願いします。
お時間のあるときは、また遊びにおいでください。

投稿: 栗原@simple | 2011年12月18日 (日) 18:46

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