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2011年4月21日 (木)

工程表と風評被害と

原発のこと・・

東電が燃料の一部メルトダウンを認めました。
いまさら・・という気がしないでもないですが、一挙一動が世間からの激しいバッシングに晒されている立場からすれば、精一杯のところだったのでしょう。

心配なのはそれに伴う再臨界(ふたたび核分裂反応が始まること)ですが、仮にそれが起こったにしても局所的なものに限られ、暴走や格納容器破壊などの破局には至らないというのが大方の専門家の見方のようです。
(ただ、今でも十分に破局的ではありますが・・・)

再臨界については、それをを示す核種であるクロル38が発見されたとか、間違いだったとか、情報が錯綜していますが、真実は藪の中です。

これら放射性物質の測定当事者は東電ですので、どうしたって大本営発表となってしまいますね。
なので、東電陰謀論はますますヒートアップしているようです。

しかし・・・
もはや福島原発の問題は国内に留まらず深刻な国際問題になってます。

AREVAからの技術支援に代表されるように、国際対策チームとしての様相を呈していますので、その中で都合の良い捏造を繰り返すようなことはちょっと考えにくいのではないか?

また、今までの経緯を検証してみると、進め方に稚拙な部分が多々あったり、その結果として対策が後手後手に回っているということはありますが、悪質な捏造などということはないように思われます。

ただ、データの発表が遅くなったり、また、SPEEDIなどですべてのデータが公表されていないなどの問題もあり、これについては政府において善処してもらいたいところです。

この事態に至っては、もはやデータ公表によってパニックが誘発されるとは考えにくく、むしろ公表しないでいることによる不安と不信の増幅のほうがはるかに深刻であることをいい加減認識してほしいと思います。

まあ、ともあれ今後の対策は工程表も示されていますので、今からは工程表に照らして進捗状況を厳しく見ていくことが肝要で、メディアの方々には逐次これを報道して欲しいと願います。

さて、放射能の風評被害がいろいろと報告されています。
幼い兄弟が差別的な発言を受けたとか、福島県からの移住者に放射能検査の証明書提出を求めたとか・・

このような被害が広がるのは、もちろん放射能に対する正しい知識が広がらないということがあるのは間違いありませんが、この問題を調べていくと、いろいろと根が深いことが分かってきました。

その根っこは、学者陣の不誠実・・ということに帰着されるように思っていますが、これについてはもうちょっと整理してまた書きたいと思います。

ただ、一言だけ・・・
この機に反原発の勢力を広げようとしている人たちへ・・

それはもちろん結構なことです。
(私もだいぶ反原発に傾いてきましたし・・)

ただ、それが為に科学的態度を失い、客観性がないことを撒き散らすのはフェアではありません。
それがいらぬ風評被害を広げる大きな要因になっていることを認識し、不誠実な態度は改めてほしいと思います。

それでは、あなた方が批判している政府や東電と質的に変わらず、一般からの理解は得られにくいでしょう。

せっかく広がりつつある反原発の火を消さないためにも、ここはぜひ自省してほしいと願うばかりです。

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