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2011年2月 2日 (水)

新燃岳噴火

霧島山系、新燃岳の噴火が続いています。

霧島は、その山々が織り成す風景が素晴らしく、ここ数年、毎年出かけている地です。
テレビニュースで映るあちこちも見たことのある場所ばかりで、他人事とは思えず気を揉んでいます。

霧島は複数の山からなっており、一番高い韓国岳からはそのすべてを眼下に見渡すことができます。
見下ろすと、新燃岳は山系のちょうど真ん中辺りに位置して、大きな火口がポッカリと口を開けています。

新燃岳から先は、中岳を経由して傾斜は一度下りとなり、その底にある霧島神宮古宮へと至ります。
そして、神宮を起点として天孫降臨の舞台となった高千穂峰への急峻な登りとなり、その頂は天に向かって突き上げているような山容を誇っています。

高千穂峰が霧島山系の最終となり、その先はなだらかな傾斜で広大な裾野を広げながら、数十キロ先の錦江湾へと落ち込み、その先には噴煙を上げる桜島を・・ そして、左右にある大隅半島と薩摩半島を先にたどっていくと、行き着く先は本土最南端、そして太平洋の水平線へと至ります。

山々の美しさもさることながら、はるか眼下に錦江湾、桜島、そして太平洋まで納めることのできる風景は他ではなかなか得難く、これに魅せられて毎年せっせと登りに出かけるのです。


新燃岳には三年前に登頂しました。
このあたりは人気のトレッキングコースで、道もよく整備されており、登山経験がない人でも気軽にスニーカーで登れるほどの気楽さです。

火口の縁から見下ろすと、底にはエメラルド色の湯だまりがあり、すり鉢内部の斜面のそこかしこから細い噴煙が緩やかに立ち上っているという風情です。
その日は天気が良かったこともあって実にのどかで、火口縁の草むらでお弁当を食べてのんびりしました。


それが・・・

月並みな表現ながら、自然の猛威・驚異とは凄まじいですね。
あの穏やかだった火口から、あれほどの爆裂が発生するとは・・・ ただ、驚くばかりです。

その昔、新燃岳の隣にある韓国岳は、火口からの水蒸気爆発によって山の北側斜面がそっくり吹き飛んだ履歴があるそうで、今でも北側は山全体が大きく抉り取られた異型の形をしています。
そのような話をビジターセンターで聞き、実際にその爆裂火口の跡に立ってもなかなかその凄まじさが想像できなかったのですが、今回の新燃岳噴火の映像で、多少はその場面を思い浮かべることができるようになりました。


天災のことです・・ この先、活動がどのような経緯をたどるのか分かりませんが、人的被害が広がらず、一刻も早くこの事態が収まってくれるのを祈るばかりです。

今年も、霧島に行けることを願っています。

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