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2011年2月28日 (月)

安物買いの・・・

少々前のことなのですが・・
久しぶりに充電式電動ドライバを購入しました。

某海外メーカーのもので、ホームセンターの安売りにつられてつい衝動買いをしてしまったものです。
どうも、セールとか、特価とか、限定品などという言葉に弱いのですね、これが・・

電動ドライバは木工には必須のアイテムです。
我が工房も数台を所有しているのですが、そのいずれも電源コード付きの物。
充電式(バッテリー式)はありません。


いや、正確に言うと、充電式も一台所有しているのですが、電池寿命が尽きてからはや6年ほど・・
工房の肥やしとなっております。

だって、バッテリーが非常に高価なのですもの(-"-)

開業当初、4万円近い大金をはたいて導入した充電式。
それなりに使ってはいたのですが、まずはその重さに閉口してしまいました。

とかく、重い。

次には、その大きさ・・
キャビネットなどの内部で使うときには、その大きさがどうにも邪魔臭い。

そして、アタリマエのことですが、充電式なのでバッテリーが切れてくると徐々にトルクが落ちてイライラすること甚だしい。

さらには、バッテリー保管中の自然放電や、メモリー効果によるバッテリー持続時間の低下など、とかく欠点が多いのに難儀をしたものです。
(このあたり、最近では改良されているようですが・・)

極めつけは、消耗品であるバッテリーの高価なこと・・
バッテリー2個分の投資で、コード式ドライバが3台も替えてしまう計算です。


で、アホらしくなって、それから全てコード式に切り替えた という訳なのです。


が・・・
コード式の最大の欠点は もちろん、そのコードの存在です。

いや、もちろん、プラグをコンセントに挿せばよいだけのことではあるのですが、頻繁になってくると、これがとにかく面倒くさい。
そして、コードの引き回しも何かと厄介。

あちらを立てれば、こちらが立たず。


そんなとき、バッテリー式がセール特価限定品本日限りもってけドロボー てな具合で陳列されていましたので、思わず買ってしまったという顛末でございます。


ところが、これが・・
失敗でした orz

重い、大きいは了解済みのこととして・
このドライバ ドリルビットのチャッキングに難があります。

チャッキングが甘く、ちょっと固い木になると、ビットが滑って回転しないのです。
挙句、ビットが木につきさったままで抜けなくなり、それをペンチで取り去らねばならない始末。


ムカムカムカムカ  (`´)


安物買いの銭失い。

トホホなことですが、処分するわけにもいかず、さて、これをどのようにだましだまし使っていこうか?
と、悩みを抱える今日この頃です。

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2011年2月26日 (土)

逃げる2月

月末は出荷の時期です。

小さなものから大きなものまで(ヤンマー♪)


出荷前の最終チェック。
傷はついていないか? また、エッジは立っていないか?

目と指先を使ってすべての面と角をチェックしていきます。

そして梱包。
せっせ、せっせ・・・

結構疲れます。


その後、自動鉋の刃を交換。
同時に、内部機構のテンションなどを調節。
切れ味が蘇りました。

さて、一段落の間もなく、明日からは別の仕掛品を進めます。

逃げる2月。
後ろ髪をつかみたくなる思いです。

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2011年2月25日 (金)

木工家をおむかえして

木工家の方がいらっしゃいました。
昨年開業された方で、福岡方面へ所要があり、その帰り道に立ち寄られた由です。

弊工房には木工志願者はよくいらっしゃいますが、木工家として独立した方をお迎えするのはめったにないことです。

独立すると、なかなかあちこち訪ねる暇はなくなりますからね・・


色々なお話など・・

その中で盛り上がったのは、やはりこの話。
自分が作りたいものと、お客さんが望んでいるものとの間にギャップがあるとき、それをどのように解消するのか?

木工を職業としたときにつきまとう、永遠のテーマとも言えますね。

作り手としては、好きな木工を通じて表現したいものが必ずあります。
このようなテーブル、このような椅子を作りたい!

同じように、お客さんにもこのような物が欲しいというイメージがあって、これらが一致すればメデタシなのですが、そううまくはいかないところが悩ましいのです。


Tさん(いらっしゃった木工家)は昨年開業したばかりであり、今はまだ作品を作り溜めている段階とのこと・・
この時期は、まだ作風が固まらず、作品数も少ないために、よくも悪くもその工房の特色が見えにくい時期です。

そのため、いろいろなタイプのお客さんが、いろいろなことを言って来られます。

特色が薄いということは、裏返せば間口が広い・・ということでもありますね。
なので、木工というキーワードだけを頼りに、様々なタイプの打診があったりします。

私も、開業一年目のこと・・・
耳付き一枚板漆仕上げのような希望から、アメリカンカントリー様式のような物、果ては、ベニヤ板やコンパネなどを用いる物・・そして、企業からの外注下請けにいたるまでいろいろな話があり、それらのうちのいくつかは、実際に手がけたこともあります。

独立した以上は、まずは食べていかねばなりません(職業木工の辛いところ・・)
仕事を選り好み出来る立場ではありませんでした。

不本意ながらも現金収入を得るために引き受けたこともしばしばで、割り切りも必要と自分に言い聞かせたりしました。


ところが・・
引き受けてみると、結構意外な発見があったりします。

それは、技法あったり、デザインであったりと様々ですが、今まで自分がやらなかった技法や、忌避してきた様式であっても、それを実際に手がけてみると、「おお、これ、意外といいじゃんか」 とか 「なるほど、ここはこのようにすればうまく収まるなァ」 など、思わぬ発見に目からウロコが落ちるようなことも良くありました。

食わず嫌い・・という言葉がありますが、自分の作風というものを大上段にかざして肩に力が入っていると、それが知らず知らずのうちに自分を縛る手枷足枷となって作用し、新たな可能性を未然に潰してしまうことになるかもしれません。

無形のマイナス効果は  意外と大きいかもしれません。

しかし、全てお客さんに合わせれば良いという単純なものでもなく、それをやってしまうと作風や特色は永遠に固まることはなく、方向性は分散し、便利屋さんとして終わってしまいかねません。

便利屋さんを否定しているのではありませんが、しかし、便利屋さんを目指して木工を志す人はあまりいないでしょうし、これも仕事と割りきってしまうには、モノづくりを手がけるものの矜持に照らして少々寂しい物があるように思います。


ここまで書いて、結局コレという結論は出ないまま終わるのですが・・
自分の信念を持ちつつも、職業木工としてモノを売って現金を稼がねばならないという現実を目の当たりにしたときに、それらの間に横たわる溝をどこまで埋める努力をするのか?
 
ここまでは歩み寄れるけれど、ここから先は受け入れられない・・
その線をどこに引くのか?

この永遠のテーマについては、木工一年目も、十年目も、いや、三十年ほどやっても、永久にコレといった答えは出ないのかもしれません(先達の方・・いかがでしょう?)

いや?
でも?
ひょっとすると、その溝は我々が勝手に想像しているだけの架空のものであり、見方を変えるとそもそも溝などというものはどこにも存在していないかもしれませんよ・・・


と、煙に巻いて終わることとします。


ps
Tさん、昨日はありがとうございました。
私よりもひと回り以上も年下ですが、その考え方には私も大いに刺激されました。
改めて木工を考え直す、良い機会となりました。

今後のご発展を心よりお祈りしています。

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2011年2月24日 (木)

逃げる

2月は逃げる。

ちょっと、今日はブログ書く余裕がありま温泉。

また明日 (^_^)/~

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2011年2月23日 (水)

タワーリング・インフェルノ

昨日、NHKのBS2で、タワーリング・インフェルノをやっていましたので、思わず見てしまいました。

高層ビルの火災を扱った映画で、パニック映画の走りとも言える作品ですね。

日本で封切られたのは1975年(昭和50年)のことで、当時小学生だった私は隣町の映画館まで親に連れていってもらいました。
満席で、唯一空いていた一番前の席で首を痛くしながら見たのを覚えています。


主演はスティーブ・マックイーンとポール・ニューマンという、2大スター共演。
その他にも、有名どころをずらりと揃えた群像劇という作りです。

大画面で見る火災の映像に子供だった私は圧倒されてしまい、すっかりこの映画の虜のようになって、パンフレットやら、ポスターやら、これを紹介している雑誌(スクリーン、ロードショーなど)やらを買い込んで、日々眺めていたのを思い出します。


その後、ビデオなどでも何度か見ましたが、見るごとに新たな発見があって面白いですね。
昨日も・・ おお、こんな場面があったのか  と、トリビア的な発見をしてひとりニヤニヤしたりしました。


マックイーンとポール・ニューマンの両雄も文句なくかっこ良く、懐かしさもあいまって、画面の周囲ごと30年以上前にタイムスリップしたような・・ そんな気分に浸った極上の時間でした。


パニック映画なのですが、しかし、この映画は当時進められていた建築の高層化に対して警鐘を鳴らしている側面もあります。

映画のラストシーンで、消防隊長のマックイーンが建築家のポール・ニューマンに対して言うセリフ・・

いつか、このような火災で一万人が焼け死ぬだろう。
俺達は煙をかいくぐり、遺体を運び続けるのだ。
いつか、誰かが、ビルの建て方を教わりに来る日まで・・・


幸いにして、この映画以降、このような事態は現実にはなっていませんが、それでも安全性を無視した建築が問題になったのはまだ記憶に新しいところです。

人間の思い上がりを戒める。
30年以上も前の映画ですが、それが描いたテーマはいささかも古びれることはありません。

ところで・・このBS映画劇場・・
アカデミー賞の特集をやっている模様で、明日は「戦場のピアニスト」だそうです。

これも必見です。

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2011年2月22日 (火)

車検を乗り切る

車検を受けました。

毎回、車検というのは私にとって悪夢の時です。
ここのところ、ラジエターや排気管の全交換などの大型修理が相次ぎ、直近3回の車検金額はそれぞれ20万円超、30万円超、30万円超 と続き、それで中古車が買えるほどの出費を強いられてきました。

で、今回の車検・・

ビクビクしながらディーラーへ持って行きました。

・店員さん 「どこか気になるところはありますか?」

・私 「い~え、全然ありません。 そもそも、最近ほとんど乗っていませんし(事実)」

・店員さん 「あ~ そうなんですね」

・私 「だから、今回は大丈夫、すんなりと行きますよね」

・店員さん 「    ・・・・  ・・・ それはなんとも~ 」

・私 「    ・・・・  ・・・  もう古い車ですからね(自嘲)」

・店員さん 「  ・・・・ そう・・ですね・・・」

沈黙  そして、軽い笑い。


ともかく、預けて帰りました。


その夜、電話!

きた~  


ビクビクしながら受話器を取りました。

・店員さん 「今回は、なんとか基本整備だけで済みそうですよ」


HAPPY (^◇^)


とたんに目の前がパッとひらけたような気分になりました。
このうれしさ・・ 10年前に木工科に合格して以来のことかも??

見積金額は、前回よりも20万円も安く済みましたので、早速これは材木屋さんへの支払いに充当することとしましょう。


悪夢を乗り切った私。
春はもうすぐ。

いや、めでたしめでたし。

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2011年2月21日 (月)

蔵開き

新酒の季節ですね(じゅるる)
というわけで、今日は仕事を午前中で切り上げ、酒造の蔵開きへ行ってきました。

なんと、我が家から車で10分ほどの距離に造り酒屋があるのです(この幸せlovely
生産量も少なく、こじんまりとした酒造なのですが、毎年美味しいお酒を造ってくれています。

溝上酒造

その蔵開き・・・
酒造を開放して、いろいろなおつまみを扱う露店が立ち並びます。
たこ焼き、やきとり、アジの開きの炭火焼、イカの一夜干し、いわしのみりん漬け、さつま揚げ各種・・・ いや、たまりません。

もちろん試飲もあり。
100円で試飲用のおちょこを購入すれば、あとは飲み放題。
人列に並んで次から次へと新酒を楽しみました。

にごり酒、生酒、純米酒、吟醸酒、純米吟醸、大吟醸  オールスター揃い踏みというところです。


あれこれおつまみをつまみながら、敷地内にあちこち誂えられたベンチでゆっくりとお酒を楽しみます。
幸いにして今日はぽかぽか陽気・・ 暖かなひだまりには善男善女が集い、それぞれのスペースで宴会が繰り広げられていました。

中にはお弁当を持参している強者も・・

見上げると、壁の向こうには梅の花が満開です。
春ですね~

生酒を一本購入・・
そして、試飲後は周囲をブラブラと散歩。
渓谷、川沿いの道はすこしずつ春の装いを見せ始めていました。


その後、喫茶店へ移動してモカマタリ。


いやいや、今日はフルコースでした(満足)


さて、来週からは寒さも緩むとのこと。
今日のことを英気として、2月の終盤を乗り切りましょう(オウ!)


ps
ちなみに、運転手はカミさん。
飲酒運転は、もちろん厳禁でございますですよ!

もひとつ、久しぶりにHPも更新していますので、ご照覧くださいませ。

木工房シンプル

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2011年2月20日 (日)

プレミアムビスケット

プレミアムビスケットというモノを買ってみました。

木工人ならばおなじみのものですが、一般の方には????でしょうね。
ビスケットと言っても、食べ物ではありません。

何かと言うと・・
専用のカッターで溝を掘り、その溝に埋め込む部品の事で、形がビスケットに似ているためにこのように呼ばれています。

これ、結構便利な部品で、我が工房でも年間に数千枚のビスケットを使っています。


さて、このビスケット、厚みに微妙なばらつきがあって溝に挿入するときスポスポだったり、あるいは固すぎて入らなかったりという事態がしばしばで、それに難儀していたのでした。

ところが先日、某通販サイトでプレミアムビスケットというシリーズを発見。
試しに購入してみました。

プレミアム・・というだけあって、さぞやプレミアムなものに違いないだろう・・と推察( ゚Д゚)ハァ?
でも、プレミアムなのでそれなりに高価でもあります。


プレミアム・・・ さて、どんなもんかいね?
と少々半信半疑でもあったのですが・・


当たりでした♪


挿入具合が絶妙で、今まで悩まされていたばらつきが殆どありません。
よくみると、ビスケット表面に二箇所の帯のような部分があり、この帯が厚み寸法を保証するポイントになっているようです。

製造工程において、ここの寸法公差をどのように管理しているのか?
切削でもしているのか? と思って帯をしげしげと眺めてみても、どうもそのような気配はありません。

不思議な気がしますが、ともかく、ばらつきが殆ど無く、挿入抵抗も絶妙です。
同じような構造のドミノチップと同様の感触で、加工をしていても非常に気持が良く、精神安定上極めて優れています。


価格が高いのが玉に瑕ですが、しかし、それを補って余りある利便性があり、コストパフォーマンスは良好と言えるように思います。


ちなみに・・・
ビスケットにはエコノミータイプという安価なものもあるのですが、これは大きな声では言えませんが・・・・でございました。


いいものはそれなりに高価。
ビスケットも、木工家具も・・・同じですね  (^^ゞ

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2011年2月19日 (土)

沈まぬ太陽

映画「沈まぬ太陽」を録画で見ました。
先日ノーカットで放送されたものを、ハードディスクに撮っておいたものです。

言うまでもなく、山崎豊子のベストセラー小説の映画化です。
フィクションということになっていますが、日本航空の内幕を描いた限りなくノンフィクションに近い位置付けであることは疑いがありません。

小説を読んだのはもう10年以上前の事になります。
新しい巻が出るごとに本屋に走ったのを覚えています。


社会派の小説であるのが山崎豊子の持ち味で、白い巨塔や、華麗なる一族をも凌駕するほどの筆致で読者に迫ってきます。
特に、この小説は日航機の御巣鷹山墜落事件がその核となっており、未曾有の大遭難事件として記憶に新しいために読み手にとっては感情移入が激しく、読み進めながら涙腺が緩んできたりしました。


さて、映画ですが・・・
力作、あるいは秀作だと思います。

この大きなテーマを正面から捉えて、それを映像で再現しようとした試みには敬意を表したいと思います。

また、主演の渡辺謙をはじめ、脇を固める役者陣も主役級の人がズラリと並んでおり、それだけでも豪華なディナーを食べているように満足感がありますね。

ただ、3時間を越える長丁場の映画であっても、山崎特有のドロドロとした人間の内幕を抉り出すような人間ドラマを映像化するのはちょっと厳しかったかなぁ? というのが率直な印象でした。

読んでから見るか? 見てから読むか?
読んでから見た人にとっては、そのあたりがちょっと食い足りない という感じではないでしょうか?

3時間超でも、あの複雑な利害関係や労使対立に関わる醜悪な構図、政官財の癒着の内幕、自己保身や昇進のための変節といった人間ドラマ・・ それらを全て描こうとした姿勢は評価できるのですが、すべてを目指した結果、それぞれの掘り下げ方が浅くなってしまったという感は否めないように思います。


と、ちょっと辛口の評価となってしまいましたが、これはあくまでも小説との対比で論じているからのことであって、映画単独として捉えるならば、重厚で見ごたえのある3時間であり、日本映画の秀作として後世に語り継がれる作品であるように思います。


余談として・・
日航の内幕を描いた作品として認知されている「沈まぬ太陽」ですが、一方で、事実誤認や、事実を意図的に曲げているといった批判があることを記しておきます。

フィクションということになっていますので、そのような批判には当たらないという受取り方もできるでしょうが、戦国時代などを扱っているならばともかく、まだ記憶に新しい事故をメインテーマとして、現在も存続している企業を名指ししているのが明白である以上、フィクションという一文字で免責となるのか??

これについては、小説の有り様を考える上で、もっと議論がされて良いことであると思います。


しかし、何にせよ、面白い小説、映画であることには違いありません。

見てから読むか、 読んでから見るか・・
さて、貴殿はどうしますか?

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2011年2月18日 (金)

お孫さんへのプレゼント

我が工房の小さなベストセラー 丸いこども椅子について、お客様からかわいい写真をいただきました。

20110215


お孫さんへの贈り物です♪

生後二ヶ月、まだ自分で座ることは難しいですね(^^)


ご出産のため、お嬢様が帰省中であるご実家へお届けしました。
来月にはお孫さんと一緒にご自宅へ帰られるとのこと・・

2脚のご注文で、一脚はお孫さんと同じくご自宅へ、
もう一脚は、将来の帰省に備えて実家へ置かれるとのことでした。


あと一年ほどすると、この椅子も丁度よい按配になることでしょうね。


2脚の椅子・・じっと出番を待っています♪

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2011年2月17日 (木)

午前十時の映画祭

先日、映画ブリットを観に行ってきました。

ブリット と言っても、えっ何それ (・・? と思われる方も多いことでしょう。

スティーブマックイーン主演、1968年の作品です。
これが、リバイバルで掛かっていた というわけなのです。


実は、これは「午前十時の映画祭」と銘打ち、往年の洋画名作50本を選び、午前十時に上映するという企画です。
週替わりで50本が一年をかけて次々と上映されていくという、映画好きにはたまらない企画です。
しかも、料金は1000円ポッキリ 追加なし  太っ腹です。

この企画がはじまったのは昨年ことでした。
ラジオで聞いて、これはたまりませんな~ とヨダレを流したのですが、その時はこの上映館は近隣においては50キロほども離れた福岡市のみで、我町での上映はありませんでした。

それが、今年からついに我町北九州市でも上映が決まり、一年遅れながらこの企画を楽しむことができるようになったというわけなのです。


ベン・ハー
アラビアのロレンス
雨に唄えば
ゴッドファーザー
大脱走
戦場にかける橋
ニューシネマパラダイス
チャップリンの独裁者
鉄道員
ローマの休日
明日に向かって撃て
スティング
太陽がいっぱい
カサブランカ
十二人の怒れる男
羊たちの沈黙
薔薇の名前
ミクロの決死圏

ざっと揚げただけでもこのとおり。
古い映画ばかりで、テレビやビデオで見たことはあっても、映画館では未体験というものがほとんどです。

特に、ベン・ハー、アラビアのロレンス、大脱走などは、是非とも映画館の大画面で見てみたいという思いを40年ほども抱き続けてきましたので、それが叶うこととは大袈裟ではなく夢をみるような思いがします。

50本全て見たいところですが、仕事への支障を考えて厳選して・・せめて30本ほどは 見たいなぁ~

感想については、折りに触れこのブログにもアップしていきたいと思ってます。


この企画をまだ知らない方へ・・以下ご参照あれ。
あなたの町でも、上映されているかもしれませんよ。

午前十時の映画祭


ちなみにこの企画・・ 往年の洋画の面白さ、楽しさを広く知ってもらいたいとの思いで始めたとのことです。

素晴らしい試みだと思うのですが、昨年1年の実績において、興行的には赤字とのこと・・
それでも、今年も企画が継続し、また、昨年の上映館では第2段として新たな50本が上映されています。

関係者諸氏の努力と情熱にひたすら感謝です m(_ _)m


ブリット・・
油が乗り切った頃のスティーブマックイーン 文句なくかっこ良かったですよ。

今から、チャールトン・ヘストンにも、オードリー・ヘップバーンにも、チャップリンにも、ポール・ニューマンにも会うことができます。

ほんとうに楽しみな一年になりそうです♪


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2011年2月16日 (水)

メイプルの学習机 つづき

先日ブログにアップしたメイプルの学習机・・

お客様から、設置後の写真をいただきましたので、以下ご紹介します。

Dscn2193

ご姉妹仲良く使われている様子で、作り手として嬉しい限りです(^^)

白い床に、白い壁  そして、白いメイプルの机が映えて明るい学習空間になっています。
きっと、勉強も今以上にはかどることでしょうね。


もちろん、おとなになっても使えます。
どうぞ、長くご愛顧をいただきますよう・・・

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2011年2月15日 (火)

無縁社会3

木工を志してから退社をするまでに3年の考慮時間を要しました。
事業計画、そして何よりも大切な資金計画など、自分なりに綿密に詰めました。

そのように計画をして、その計画の中に確保した半年間の遊び。
開業をすれば最低10年は休むことなどできないだろうという覚悟がありましたので、この半年間は10年の休みを先取りするということで、自由を満喫してバイクで日本一周でもしようか? てな気分でありました。

ところが、思いがけず襲ってきた孤独感。
これは本当に意外なことで、このようなことは全く予測していなかった事態であり、非常に面食らってしまいました。

困難やトラブルなどであれば、それを克服するための方策を立案し、それを進める過程においてどこか困難を楽しんでいるようなマゾ的な快感があるのですが、それに対し、孤独感やそれが進んだ先の虚無的な思いというのはどうにも始末が悪いのです。

底なしの穴を覗き込んでいるような、なんとも言えない重苦しさなのです。


結局、バケーションとなるはずの半年間はわずか数週間で終わり、残りの日数は事業計画をさらに精査する期間に充てられることとなりました。
自分を忙しく追い込むことで、孤独感と虚無感から逃避しようとしていたのですね・・

でも、まあ、これが事業計画のブラッシュアップになって、結果的には良かったのでありますが・・


無縁社会とは、人とのつながりが切れてしまった社会のことをいいます。
この怖さは、それを経験した人にしか実感のできないことだと思います。

実際、私も職を辞することがなければ、おそらく今でもピンとは来ていなかったことでしょう。

しかし、とは言いつつも、私も無縁の深い穴を覗き込んだだけで、それに落ち込んだわけではありません。
それでも、覗き込んだだけでもあれだけの不安感があるのです。
もし、落ち込んでしまったらと思うと、底知れぬ恐ろしさを感じます。


無縁社会は、派遣切りなどを原因とする貧困の拡大と密接にリンクしています。
そして、貧困の拡大は、経済の収縮と新自由主義が産み出した弱肉強食原理の必然的な結果とも言えるでしょう。

明日は我が身・・
勝ち組にいるつもりでも、一瞬先は穴の縁に立っているかもしれません。
その時に周囲から言われるのです・・・ それは自己責任だろ!! と

無縁社会・・それを作り出しているのは、我々一人ひとりの心のありようなのかもしれませんね。


暗い話になってしまってスミマセン。
でも、希望もあるのです。

そう、広がりつつある伊達直人現象。

自己責任論渦巻くこの日本にも、やはり互助的精神は消えていなかった。

まだまだ・・・日本は捨てたもんじゃないですぜ!


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2011年2月14日 (月)

無縁社会2

続きです・・

最初の数週間は、開放感に浸った生活でした。
早起きしなくても良いし、残業で夜遅くに帰ることもありません。

適当に起きて掃除をし、ワイドショーを見て、その後ゲーム(ドラクエ7)を楽しみます。
そして昼食、ワイドショー、ゲーム、買い物、そして温泉 という具合♪
酒とバラの日々。

しかし、そのような生活も、数週間も経つと退屈になってきます。
有り余るような自由を次第に持て余すようになるのです。

そして、次にはそれが苦痛になってきます。
朝起きて、この長い一日を一体どのように過ごしたらよいのか?
考えても分からず、時間つぶしにワイドショーを見る毎日・・・ しかし、それを見るごとに脳が融解していくような、そこはかとない不気味さ、背後から怪物が近寄ってくるような恐怖を感じるようになりました。

この恐怖の正体は一体何か?
それを考え続けて・・気付いたのです。


俺は今、世間から全く必要とされていない!


そうなのです、今までは組織に属し、仕事をすることによって社会とつながりを持ち、人間関係を築き、仕事の成果によって社会の生活文化向上に寄与しているという多少の自負がありました。

ところが、今はそれがない。
あたり前のことながら、自分が抜けても会社は回り、業務は進み、世間は普段と何も変わらず忙しく動いています。
皆がネクタイを締めて先へ進んでいるときに、自分は温泉でぼーっとしているだけ・・

社会とのつながりが切れてしまった孤独感。
これが背後から忍び寄ってくる不気味さの正体でした。


思いがけず、長くなってしまって つづく・・・ 

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2011年2月13日 (日)

無縁社会

NHKの無縁社会を取り上げた討論番組を見ました。

無縁社会・・ 2年前に初めてNHKが取り上げてから、現在の世相を表す代名詞のようになった感があります。

最初の特集は孤独死に関する問題に焦点を当てていましたが、今回は派遣切りなどで仕事を失った若年層や、リストラなどにあった働き盛りの現役世代を取り上げ、社会との縁が切れてしまった孤独について論じる展開となっていました。

色々と考えさせられることもあり、またいくつか言いたいこともあったりするのですが、暗い話題になってしまうのでここに書くのはやめておきます。


ところでこの問題、現在正社員などでバリバリと働いている人にはあまりピンとこないことだろうと思います。

私も、その昔会社員であった時のこと・・
バブルはとっくに崩壊して失われた10年などと言われていたように経済は収縮、失業率は増加に転じ、貧困などが社会的な問題として頭をもたげていた頃・・ それでも、そのようなことは新聞紙面上かブラウン管の向こうだけの対岸のことだろうという程度の認識でした。


しかし、その認識を覆す経験をすることになります。

木工を志して退社したのが2000年の10月のこと。
その翌年の4月に木工の訓練校に入校するまでの半年間は、全くフリーの状態でした。

実は、これは狙ってのことで、この半年間は会社員時代に溜まったストレスを思いっきり晴らしてやろうと計画をして退社をしたのであります。
仕事に行かない生活って全くパラダイスに違いない、と、ワクワクしていたのですが、実際にそのような楽しさを満喫したのは数週間ほどのことでした。

最初は実に楽しかった。

朝起きても出社しなくて良い。
打ち合わせも会議もない。
資料も作らなくていい。
社内調整とも無縁。
経営陣からの理不尽な命令も、自身の組織を統率する悩みともオサラバ。
接待することもされることもなく、仕事の延長線上で飲み屋で人事の相談をすることもない。
成果目標を立てることも、評価されることも、評価をすることもない。
人間関係のしがらみは霧散して、愚痴をいうことも聞くこともなくなった。
そして、なにより、至上の命題であったこと・・商品発売日を厳守して製品を開発し量産を立ち上げるという、精神と肉体を削るような日々は過去のものになりました。


そう、それら全てから解放され、バラ色の半年となるはずだったのですが・・・・


つづく。

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2011年2月 9日 (水)

さて、どうするか??

お客様をお迎えしての打ち合わせ・・
L字型のオーディオキャビネットですが、各所にとてもユニークなご要望をいただきました。

ユニークすぎて、思わず絶句してしまう場面も^_^;


本当に、お客さんからの提案にはしばしば驚かされます。
無論、木工の専門知識がない分だけ逆に発想は柔軟、奔放になるのは必然とも言えます。

しかし、それらの発想の中から新しい構造などが生まれてきたこともしばしばで、改めて考えてみると、代金をいただきながらアイデアも同時にもらっているという、まことにありがたいやら申し訳ないやらといった心持ちです。

また、もちろんのことながら、お客さんにしてみればともかくも家具を考える上でどうしてもこのようにしたいという願望があり、かつ、それを既製品の中では逆立ちをしても見つけることができず、少々大袈裟ながら、藁をも掴む気持ちで手作り家具屋にお問い合わせになることも多いのではないかと思います。

我々手作り屋は、そのようなご要望にお応えできることがその存在価値のほとんどであり、どのようにしてそれを実現するかということを追い求める過程において、進歩も発展もあると思っているのであります・・・
と、ちょっとカッコつけて言ってしまいました。


さて・・・・ どうすればこれを作ることができるのか?

頭を豆腐のように柔らかくして・・・ 考えるべし、考えるべし、考えるべし(プレッシャー)

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大相撲はどこへ行く

生臭い話なので、書こうかどうしようか迷ったのですが、書いちゃいましょう。

大相撲のことです。

もはや新聞一面を飾る大ニュースとなってしまいました。
掘り下げるほどに疑惑は膨らむばかりで、終着点は全く見えない泥沼化の様相です。


でも・・・
一般の方で、これを大問題と捉えて深刻に考えている人ってどのくらいいるのでしょう?

私も、私の周りの人も、そして毎年場所に出かけている相撲ファンの人も、しら~っとしています。
だって、八百長疑惑はもう大昔から言われていたことで、それは相撲好きならば暗黙の了解とも言えることだったじゃないですかね。

今を遡ること40年以上も前・・
当時、まだ曾祖母も健在で、夕方になると相撲に見入っていました。

角番大関などがぎりぎりで勝ち越したりすると、相手力士の温情(?)に感じ入ったりしていました。

ぎりぎりの場面で、相手力士の勝ち越しのために星を譲る・・
それは当時から見る方も了解済みのことで、それを八百長などと穏やかでない声で非難するようなことはありませんでした。

私の父は、八百長と言うと聞こえが悪いけど、要するに星の貸し借りのことだよ・・と言っており、私もなるほどそんなもんか と、納得したのを覚えています。

無論、全てがそのような対戦ではなく、真剣勝負も数多くあるのは間違いありません。
そのような緊迫感の漂う場面と、温情的な星の貸し借りなど、妙な人情まで含めてまるごと受け止め、なおかつそれを興業の妙として楽しむという風がありました。

無論、決して褒められたこととは言えませんが、しかし、誰しも暗黙で了解しており、互いにそれはタブーとして言わずにいたものを、今回それが表に出たからと言ってことさら痛罵するマスコミや、一部の良識人と称される人などの振る舞いを見ていると、言葉は悪いですが、偽善的な匂いを感じてしまい、少々鼻白む思いがします。

あんた、ナニイッテンノ~


マスコミも、相撲協会も・・
責める方も責められる方も、いずれも建前論での応酬に終始しており、また、建前論と十々知りつつもメンツの維持のためにそうせざるをえないという苦しい状況に追い込まれており、どちらも振り上げた拳の下ろし方を考えあぐねている・・ということでしょう。

一般の人は、それを見てしら~っと冷たい視線を浴びせているか、世紀の建前真剣勝負を楽しんでいるか? いずれかではないかなぁ?


ともあれ、大相撲。。
あんたはどこへ行く?


・・・ でも、白鵬の勇姿を見られないのはちょっと寂しい・・・ (TOT)

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2011年2月 8日 (火)

メイプルの学習机セット

新作のご紹介。

学習机セットです。

20110201_005


素材はメイプル。
ここのところ、なぜかメイプルでの制作が続いています。

面白いもので、材種も集中するときは集中するのですね これが。

20110201_006


さて、この机の特徴ですが、お客様からのご要望を受け、いろいろなところがツライチになるようにしました。
ツライチとは、各部が同一平面上にあることで、並べるとフラットな形になります(説明が下手やなぁ)


例えば、机の引き出しと脚がツライチで、ワゴンは引き出しと台輪、そして側板もツライチです。
また、側板は定番の框組ではなく、板組として完全な平面としました。

20110201_012


ツライチにこだわったセット・・・ とにかくシンプルなラインの構成が気持ち良いですね。

(ツライチ  ハライチではないよ 念のため・・)

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2011年2月 6日 (日)

春はもうすぐ

少し暖かくなりました。
今日の工房内温度は16度・・ 防寒着を着ると汗ばむほどです。

こうなると、着衣の調節が難しい。

着なければ肌寒いし、着てじっとしていれば丁度よい。
が、鉋をかけたりして動くと汗が出てくる。

で、脱ぐと、かいた汗が冷たくまとわりつく・・

コマッタモンジャワネ。


まあ、しかし、春が近付いていると思われるのは良い気持ちです。

桜は気が早すぎますが、梅はもう良いあんばいかな?

明日、陽気ならば、ちょっと梅園まで散歩に行ってこようかなぁ?


春はすぐそこまで、近づいています ウキウキ

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2011年2月 5日 (土)

角ノミの行方

機械屋さんが、頼んでおいた諸々のアイテムを持ってきてくれました。
とにかく、持つべきものは御用聞きに来て下さる機械屋さんです。

で、木工事情などをつらつらと・・

その中で話題となったのは、角ノミのこと。

角ノミ・・
一般の方には馴染みのない名前でしょうが、これ、つまりは四角い穴を掘る機械・・その先端に取り付ける刃物のことです。

これを製造供給しているメーカーは、なんと一社しかありません。
寡占を通り越して、文字通りの独占状態。
独占禁止法もしっぽを巻いて逃げ出すというほどの異常な状態です。

メーカーさんはさぞやウハウハ葉っぱフミフミ(巨泉)
と思いきや、実態はその正反対の模様です。

ちょっと前に、そのメーカーより角ノミの製造をやめるというアナウンスがあり、これがネットなどで流れ、全国の木工諸氏が騒然としたという事件がありました。
その後、おそらくは駆け込み的な需要が殺到したのでしょう・・ 製造停止は撤回され、なんとか供給をしてくれることに落ち着きました。


しかし、安定供給があるわけではなく、ある程度の受注がまとまったら製作するというバッチ生産方式となっているようです。
このため、サイズによっては常に欠品や品薄が続き、また、納期も定かでないというどこかの木工房のような心もとない状況になっています。


独占なのに、利益が出ない?
それほど、日本の木工市場というものは基盤が薄いのか?

でも、考えてみるとこの角ノミ、耐久性は高く、切れ味が鈍ると自分で研磨をしたりして使うような代物です。
それだけ品質が良い・・という事でもありますね。
なので、メンテナンス需要はあまり高いとは考えにくく、それがメーカーをして生産停止を考えさせるような事になってしまったのでしょう。

(・・;  コマッタモンダイダワイ


とりあえず、今回確保できましたのでまだ数年は大丈夫なのですが、その先はどうなるのか?
頭の痛い問題です。

ちなみに・・・ 価格は以前の2倍以上。
でも、仕方ないですね ( ´Д`)=3


ともかく、これを読んでいる全国の木工家諸氏。
角ノミの火を絶やさないよう、定期的に注文しましょう。

また、アマチュアの方もご協力いただければ嬉しい限りです。

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2011年2月 3日 (木)

行ってしまった

一月は行く と言われるように、あっという間に行ってしまったような気が・・・(・_・;)

正月からの大寒波で人間の動きも鈍ってしまい、塗料の乾きも遅く、気ばかり焦るもどうにも実態がついて来ないという具合で、いつの間にか一月が終わってしまいました。

2月は逃げる・・
おまけに、28日までなので二日も短いときたもんだ。

・・・

逃げるなら、追いかけるしかありません。

で、今から工房に入ります。
今日は天気が良いので、ちょっとは楽かも?

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2011年2月 2日 (水)

新燃岳噴火

霧島山系、新燃岳の噴火が続いています。

霧島は、その山々が織り成す風景が素晴らしく、ここ数年、毎年出かけている地です。
テレビニュースで映るあちこちも見たことのある場所ばかりで、他人事とは思えず気を揉んでいます。

霧島は複数の山からなっており、一番高い韓国岳からはそのすべてを眼下に見渡すことができます。
見下ろすと、新燃岳は山系のちょうど真ん中辺りに位置して、大きな火口がポッカリと口を開けています。

新燃岳から先は、中岳を経由して傾斜は一度下りとなり、その底にある霧島神宮古宮へと至ります。
そして、神宮を起点として天孫降臨の舞台となった高千穂峰への急峻な登りとなり、その頂は天に向かって突き上げているような山容を誇っています。

高千穂峰が霧島山系の最終となり、その先はなだらかな傾斜で広大な裾野を広げながら、数十キロ先の錦江湾へと落ち込み、その先には噴煙を上げる桜島を・・ そして、左右にある大隅半島と薩摩半島を先にたどっていくと、行き着く先は本土最南端、そして太平洋の水平線へと至ります。

山々の美しさもさることながら、はるか眼下に錦江湾、桜島、そして太平洋まで納めることのできる風景は他ではなかなか得難く、これに魅せられて毎年せっせと登りに出かけるのです。


新燃岳には三年前に登頂しました。
このあたりは人気のトレッキングコースで、道もよく整備されており、登山経験がない人でも気軽にスニーカーで登れるほどの気楽さです。

火口の縁から見下ろすと、底にはエメラルド色の湯だまりがあり、すり鉢内部の斜面のそこかしこから細い噴煙が緩やかに立ち上っているという風情です。
その日は天気が良かったこともあって実にのどかで、火口縁の草むらでお弁当を食べてのんびりしました。


それが・・・

月並みな表現ながら、自然の猛威・驚異とは凄まじいですね。
あの穏やかだった火口から、あれほどの爆裂が発生するとは・・・ ただ、驚くばかりです。

その昔、新燃岳の隣にある韓国岳は、火口からの水蒸気爆発によって山の北側斜面がそっくり吹き飛んだ履歴があるそうで、今でも北側は山全体が大きく抉り取られた異型の形をしています。
そのような話をビジターセンターで聞き、実際にその爆裂火口の跡に立ってもなかなかその凄まじさが想像できなかったのですが、今回の新燃岳噴火の映像で、多少はその場面を思い浮かべることができるようになりました。


天災のことです・・ この先、活動がどのような経緯をたどるのか分かりませんが、人的被害が広がらず、一刻も早くこの事態が収まってくれるのを祈るばかりです。

今年も、霧島に行けることを願っています。

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2011年2月 1日 (火)

地味な そして エキサイティングな

今日は大変お問い合わせの多い一日で、朝から夕方まで右へ行ったり左へ行ったりしていました。

経験則ですが、このようなことは何故か固まって、一時に集中して起こる傾向があります。
不思議です。

このため、今日の製作実時間は3時間ほどしか取ることができず、あとは全て事務や電話、応接などに追われる一日となりました。


その中でも、夕方にいただいたお問い合わせが私にとってはとっても刺激的なもので、それを作る場面やそれが使われる状況を想像するだけでうっとりするような、めくるめく官能的な気分になるアイテムです。

まだ打診のみで、果たして無事ご成約となるかは分かりませんが、数年に一度の得難い機会でもあり、これをおかずにご飯が三杯は食べられそうです(・・?


木工家って、それに興味がある人にとってみると憧れの仕事のように思われたりしているようですが、実際は他の仕事と何ら変わることはなく、殆どは地味な日常の繰り返しです。

でも、時々はドキドキするような依頼があったり、また、いろいろな分野の方に巡り会う機会があったりして、そのような時は冥利を感じますね。

今日は、思いっきり地味な仕事と、思いっきりエキサイティングなお話を同時に経験できた日となりました。

この仕事・・ やはり面白いです(^^)

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