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2010年11月 2日 (火)

三日月テーブル

さて、本日も新作のご紹介です。

なかなかホームページの更新がままならず、最近では新作紹介はすっかりブログの役割となってしまいました。
そんな事じゃいかんのですが・・・


ともあれ、新作。

ちょっと珍しいテーブルです。

20101029_001


名づけて、三日月テーブル。
見たとおり、実に安直な命名ですな。


「三日月型のテーブルが出来ないでしょうか?」と、お客様たってのご相談でした。

ミカヅキテーブル・・・ 正直なところ相談をされたときは、どうしよう? と思いました。
とにかく、とても実用性があるとは言えません。

やんわりとそのようなことを申し上げたのですが、しかし、お客様の意志は極めて固く、三日月にかける思いを色々と聞くこととなりました。

それらをお聞きするうちに・・ ううむ、これは面白そうだ・・ という、モノづくりをする人間特有の厄介な性格が頭をもたげてきたのでございます。


20101029_012


三日月テーブル、なんとなくプラスチック製のものは見たことあるような気もしますが、天然木のものは見たこと無いなぁ。

さて、どのように作るものか?
天板を三日月型にするのは難しいことではありませんが、脚をどうしよう??

ううむ・・

お客様によると、このテーブルはお点前をするときの待合として部屋にしつらえたいとのこと。
当然、置かれるのは和室です。

ならば、和的なイメージでないといけません。

ううむ・・・

考えた末、民家の伝統工法を思わせるような木組みで脚を組んでみたらどうだろう?

また、待合のテーブルとして使うのであれば、実用性はほとんど必要ありません。
言うならば、飾るための家具として考えてもOK♪

と、このような方向で固まりました。

で、完成したのがこれ。

20101029_013


自慢じゃないけど、非常に不安定なテーブルでございます。
でも、その不安定さが遊びであって、ちょっとお茶を飲むときも姿勢を正してお行儀を良くしなければならない、その妙を楽しむのであります。

など、妙ちくりんな説を振りかざしたりして、お客様と大いに盛り上がりました。
洒落のわかるお客さんでよかったわ~

20101030_002


初めて作った、非実用のテーブル。
これはこれで面白く、いやいや、木工というものは奥が深いな と、思った出来事でありました。


同様のものが欲しいと思った数奇者がいらっしゃいましたら、どうぞご相談くださいませませ。

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コメント

こんにちは、シンプルさん
またよろしくお願いします。
こんな非実用的なテーブルが注文になるんですから木工って面白いですね。
でも、これ私も気に入りました。良いですねえ。
真似して作ってみようかな(笑)

投稿: 松本 | 2010年11月 6日 (土) 20:23

松本さんこんにちは。
先日のオフ会は楽しかったですね♪

そうなんです。
非実用品であってもお客様が喜んでくれるならばたとえ火の中水の中・・ 

何でも作りますよ ホホホ♪


でも、これ、密かに気に入っているのです。
私も作って思ったのですが、この三日月テーブル・・見る角度によって全く違う表情を見せてくれるのですね。

それが刺激的で、とても面白いのです。
(自画自賛)


良かったら、ぜひ松本さんも作ってみてくださいませ。

バリエーションで・・半月。
さらに、天板なしで・・新月♪

洒落が効き過ぎかなぁ?

投稿: 栗原@simple | 2010年11月 8日 (月) 00:29

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