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2010年11月16日 (火)

オーディオの世界2

そのような時、テクニクスがUO-Zというステレオシステムを発売しました。
これ、レコードプレーヤー、チューナー、プリメインアンプ、スピーカー そしてラックまで含めて10万円を切るという、当時としては極めて画期的な価格で売り出したのです。

これは衝撃的でした。

しかし、いかに衝撃的な価格であっても、10万円近い出費は中学生にはとても無理!
まだ活気があった頃の商店街・・その入口にあった電気屋のショーウィンドウを覗いては溜息をつく日が続いたのでした。

そのうち、友人の中にはステレオを親から買ってもらったものも出てきたりして、そうなるとそいつの家に入り浸り・・
ビートルズなどのレコードをかけてはうっとり♪


そんな私を見かねたのか、ある日父がどこからか中古のステレオを買ってきてくれました。
それはそれは感動的なイベントで、部屋にしつらえたそれを一晩中眺めたりしたものです。

その当時の親父の気持ちを思うと、今でもちょっと涙腺が緩んできます。

少し時が流れ、高校生の頃。
隣町の大型電気店に、超高級オーディオばかりを展示し、実際に音を聴かせてくれるリスニングルームが誕生しました。

数十キロもありそうなターンテーブルをエアコンプレッサーからの圧縮空気で浮上させ、糸ドライブだったか、電磁駆動だったか・・そのような繊細な機構で回転させるウン十万円のレコードプレーヤー。

操作パネルにはスイッチとレベルメーターしかない、ばかでかいパワーアンプ。

JBLがパラゴンという名前で発売していた、巨大生物のような形をしたスピーカー。

そのような、雑誌でしか見たことのない機器がズラリと並べられており、その店でレコードを買うと、それを持ち込んで自由に視聴することができたのでした。

実際に聞く音は、家のシステムでは絶対に再生できない音・・というか、残響や気配のような空気感 そのようなものを感じることができ、全部で数千万円はするであろう機器に囲まれているという興奮も相まって、多感な高校生を恍惚感へと誘うのでありました。

そんなこんなで徐々にステレオにはまっていく日々・・
大学生になったら、アルバイトをして少しずつ良い機器を揃えていきたいなぁ というのがささやかな夢であり目標でもありました。


しかし、その考えが根底から覆るたいへん大きな事件が起こったのです。


  思いがけず長くなってしまいましたが  つづきます・・

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