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2010年10月 8日 (金)

山口百恵 part2

山口百恵は不思議な人です。

抜群の歌唱力があるとは言えませんし、、
絶世の美女というわけでもありません。
格別スタイルが良いということもないなぁ (失礼なこと言ってるなぁ)

確かにヒット曲は多いのですが、大ヒット・・という曲はあまり思い浮かびません。
オリコンで一位を取ったこともそんなにないはずです。
(まあ、これは同時期にピンク・レディーというモンスターがいたことが大きな要因かもしれませんが)

しかし、あの圧倒的な存在感は一体なんなのでしょう?

マイクを持った瞬間、ステージに現れた瞬間、その周りの空気を引きつけて雰囲気を一変させる・・
そのカリスマ的な魅力は一体どこから出てくるのでしょう?

当時、山口百恵を観音様に見立てるような論がありました。
その時はアホくさ・・と、一蹴した覚えがありますが、先日のNHKを見ていて、ホントにそんな気が・・ 一瞬、彼女の背後から後光が射してくるような気がしました。


楽曲はすべて30年以上前に聴いたものばかり。
懐かしさもあいまって、テレビの前の空気ごと30年前にタイムスリップしたようでした。


30年を経て、彼女の魅力が、今本当に分かったような気がします。


昭和の終盤。
高度成長から、一億総中流と呼ばれた時代。

新しいものが次々と生み出されるエキサイティングな只中にあって、まだ古き好き日本の情緒が色濃く息づいていた頃。

そんな空気を纏い、そんな時代の象徴として君臨したのが山口百恵だったのかもしれません。

可愛いだけではなく、プロダクションの操り人形でもない。
決して幸福ではなかった少女時代、父親との確執。
憂いを帯びた表情と佇まい、そして、未来への確たる意志を持った毅然とした立ち振る舞い・・

それら、全ての複雑な彩りに皆が魅了されたのかもしれません。

高度成長から、一億総中流へ・・ がむしゃらなエコノミックアニマルなどと揶揄されながらも、ひたすら豊かさと未来を求めて突き進んでいたころ、上昇し続ける空気と彼女の人生がリンクし、時代の象徴としての位置にまで一気に押し上げていった、そんな気がします。

モーレツ社員、オジサマたちの偶像になったのもよくわかるように思います。

最終公演でマイクを置き、それからは決して表舞台に登場することはありませんでした。
引き際の見事さも傑出した存在でした。

もう、このような歌手は現れないかもしれませんね。


余談ながら・・・
山口百恵の引退直後に現れたのが松田聖子です。

世は、バブルへと突入していく前夜。

これも、時代の何事かを象徴していた・・そんな気もします。

songsは、ハードディスクにしっかりと録画しましたゼ。
また折りにふれ、ウィスキー片手に楽しむこととしましょう♪

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昭和歌謡」カテゴリの記事

コメント

>山口百恵は不思議な人

私もそう思います
容姿も普通、歌も普通、なのになぜあれほど人気があったのか不思議です
自分には彼女のオーラは見えませんでしたが、秋桜という歌だけは大好きでした。
ちなみに、こないだ買い物に出かけた時にウチのカミさんが見かけたらしいです。私は別の階にいたので見逃しましたが、どんなだった?と聞いたら「化粧が薄くて、ちょっと太めで普通のおばさんだった」とのことw
カミさんと同じ年代だし、同姓として辛めの評価なんじゃないか?とも思いますけど・・・

投稿: パートシュクレ | 2010年10月10日 (日) 02:09

こんにちは。

山口百恵について、その当時は彼女の魅力を感じることはありませんでした。
中学、高校生くらいでは、あの魅力は理解できなかったのかなぁ?

先日、本当に久しぶりに当時の映像を見て、ちょっとした衝撃を受けました。
ああ、こんなにすごい歌い手だったのか・・

まあ、AKBなどに代表される最近のアイドルがあんな調子なので、その対比として余計にそのように感じられたのかもしれませんが。

奥様が街で見かけられた人のこと・・
もう50歳を過ぎているはずですので、普通のおばさんとなっているのかもしれませんね。

人気絶頂で引退し、決して表舞台には顔を見せない潔さ。
しかし、それによって生きながらにして伝説になりました。

これからも、昭和が生んだ巨星として語り継がれていくことでしょうね。

CD買おうかなぁ~

投稿: 栗原@simple | 2010年10月10日 (日) 10:37

>決して表舞台には顔を見せない潔さ

芸能界では珍しいですよね
同時代に大活躍してた某2人組の歌手は再結成して元気に踊ってるようですが・・・
そういえば数年前に自動車教習所に通う姿が報じられてましたが、あれは気の毒でしたね。
「秘すれば花」とも言うし、昔の思い出はそのままに、一般人に戻った今はそっとしておいてあげるのが本人にもファンにも一番なんじゃないかと。
ファンじゃなかった自分でも、プレイバックパート2の「ぼうや、いったい何を~」の時の流し目は脳裏に焼きついてます!

投稿: パートシュクレ | 2010年10月11日 (月) 02:26

○ンクレディー 再結成でびっくりです。

そうですね、タブロイド紙系のものでしょうが、もう彼女は一般人なのだから肖像権など、権利も保護されるべきと思います。

プレイバックパート2はいろいろな意味で衝撃的でした。
これが、沢田研二の「勝手にしやがれ」のアンサーソングになっていたりして洒落っ気が効いていましたね。


ところで、最近は息子の三浦祐太朗がバンドとしてメジャーデビューをしているようです。

先日、こちらのラジオ局に営業で来ていたのですが、あの山口百恵の息子・・ということがしきりに言われていました。

同じように、尾崎豊の息子も色々と取り上げられているようです。

超有名人の子供・・というのも、後ろ看板が重すぎて大変でしょうね。

やっぱり普通の町民がいいわ~

投稿: 栗原@simple | 2010年10月11日 (月) 10:53

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