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2010年4月30日 (金)

無味乾燥でも

連休前の追い込み。

ローテーブル5台分の下拵え。
ほぞ穴をあけて、ほぞを切って、連休明けの組み立ての準備をするという段取り。

同様の構造のものは、同じときに加工をする・・というのが鉄則だ。
スケールメリット。。と呼ぶにはささやかな台数ではあるが、それでもまとめて加工することのメリットはそれなりに大きい。

ただ・・
同じものを加工するということは、機械的に、ルーチンとしての作業が延々と続くということ。

例えば、ほぞ穴は、計160箇所もあけなければならない。
ひたすら、角鑿盤のレバーを上下させ続けるという無味乾燥な仕事。

メリットがあるとは言え、単純作業の繰り返しは堪える。

このような時、どうするか?

私は、ひたすら感情を押し殺すようにしている。
何も考えず、無心に、淡々と、流れ作業のように進めていく。

無味乾燥だが、しかし、感情を沈めてしまうと、それほど苦痛とも思わなくなる。
自分が機械の一部と化したように、機械に同化したような気分になる。
それは、不思議な感覚だ。


ひたすら穴を掘り、ひたすらほぞを加工し。
終了!!

ちなみに、ほぞは少し大きめに切っておき、組み立て直前に微調整する。
転ばぬ先の杖・・ということだ。


そして、明日。
連休前下拵え、その第二段。

板矧ぎ大会。

明日も、無味乾燥で、そして、緻密な作業が待っている。


仕事って・・・そんなもんだよ。

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2010年4月29日 (木)

階段の話

お客様をお迎えして打ち合わせ。

今回のご相談は・・?


ナント 階段。

階段!

怪談

会談

もとい 階段。


今まで、いろいろとユニークなご相談をいただいたが、これはおそらく三本の指に入るほど。
もはや、家具ではないわね。

2.5メートルほどのロフトに上がるためのもの。
聞くと、今は脚立を利用されている由。

これは危ないわね。

酔っぱらったら、脚立ごと転倒して大惨事になりかねない。
なので、事は深刻。


・・・ううむ、どうするかね?


まあ、いろいろなものを作ってきたけれど、さすがに階段は初めてなので、どうするべきか?
なかなか良いご提案も差し上げることができない(腕組)


ともかく、一度ご自宅へお伺いして、現地調査をしてからということになった。

さて、それまで・・
今から、いろいろな階段を見る旅に出ることにしよう。

ゴールデンウイークは、階段めぐりで決まり!

とかくこの仕事・・
飽きることはないね。

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2010年4月27日 (火)

オークのダイニングテーブル

納品へ行った。
ご近所さんの木工家にお手伝いいただき、車で一時間ほどの距離。

ダイニングテーブルのお届け。

合わせる椅子は、あの名品、Yチェアー。

Yチェアーについては、賛否含めていろいろな評価があるけれど、私は好きだなぁ。


ずっと前、まだ家具作りなど夢想だにしなかった一般人?であった頃・・
バブル華やかなりし頃、とあるリゾート施設へ泊まりに行った。

その施設、なんと、丘の上に建つ本館から室内ケーブルカーでお風呂へと下っていく仕組み。
そして、ケーブルカーが発着するスペースの上に展望室があり、そこにオブジェとしてYチェアーが2脚展示されていた。

そこで、その椅子の虜になった。
一目ぼれ・・というヤツかもしれない。

オブジェにもかかわらず、人がいないことをいいことに、座ってみた。
腰掛けると、周囲は総ガラス張りの展望室で、眼下の風景が一望となる。

あれは、なかなか得がたい経験だったなぁ。


話が長くなった。
ということで、Yチェアーにあわせるテーブル。

となると、細身の、シュッとした感じだろう。
でも、ここは日本。
北欧風ではなく、あくまでも日本的な佇まいが好き。

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素材はホワイトオーク。
ビーチのチェアーとも、違和感なくマッチする。

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お部屋は、木がふんだんに使われた気持ちのよい空間。
障子の建具も落ち着きがあっていい。

テーブルの向こうには、合わせてお誂えをしたベンチが控える。

簡素な暮らし。
それが今、最高の贅沢かもしれない。

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2010年4月26日 (月)

ようやく回復

ようやく風邪から回復。

最初は、ちょっと体がきついな・・ と感じたのが、あっという間に発熱・悪寒・頭痛。
39度近い発熱で、この歳でこの体温はしんどい。

受診すると、やはり風邪だろうとのこと。
諸々の風邪薬、そして、抗生剤をもらって帰る。

幸い、これらが良く効いたようで、服用後は徐々に快方へ向かった。
とりあえず・・ よかった。


当たり前だが、個人事業主に有給休暇などない。
ここ数日のツケは、必ず後で巡って来る(汗)

できるだけスピードアップして取り返さねば・・
と思ったら、来週は大型連休じゃありませんか。

一歩進んで二歩下がる。
とかくこの世は、ままならぬ。


ともあれ、皆様。
風邪にはくれぐれもご注意くださいませ。

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2010年4月22日 (木)

風邪

風邪をひいたようで、昨日よりダウン。

お問い合わせをいただいた皆様、大変申し訳ありません。
お返事、もう少しお待ちください。

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2010年4月20日 (火)

昨日に引き続き

昨日の続き・・・

苦労の甲斐あって、框はほとんど反りなく木作り完了。
満足満足♪

格子は・・
これは若干の反りが出てしまったが、許容範囲。
井桁に組むことによって、きちんと矯正されるだろう。
組み方、膨らみの方向を間違えないように・・・

墨つけは、いつものシャープペンシルではなく、今回はしらがきを使う。
精度をより高めるため、そして、材がウォールナットのため、ペンシルよりはしらがきの方が見やすいためでもある。

どうも最近、近くのものが・・・しょぼしょぼ・・

墨付けして、せっせと穴を掘る。
で、今日はここで終了。

伸び放題になっていた髪を切りに、床屋へ。
さっぱり。

さて、明日は格子の加工と、組立まで・・・行きたいなぁ

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2010年4月19日 (月)

反らせない様に

木取り・・

久しぶりに建具のようなものを作る。
とにかく、できるだけ反らないように、気を使う。

反らせない為には、柾目に取るなど、切り出しの仕方も大事だが、手押しや自動がんなのかけかたにも注意しなければならない。

教科書的には、第一基準面と第二基準面を手押しがんなで出して、それを基準として並行に自動鉋で削って平らにするということになるが、実際はそううまくは行かない。

部分的に削ったり、途中まで削って引き上げたり・・
木の内部応力が、変な方向に解放されないように、そろそろと木の動きを見ながら削っていく。

ロマンチックな人は、これを「木と対話する」とか、「木の話しを聞く」とか表現するが、確かに傍からはそのような印象に見えるかもしれない。

だが、やっている人は必死。
ああ、このままじゃ仕上がり寸法に足らなくなる・・
かと言って、こちらを削れば反対側に反ってしまいそうだし・・
木目は、こちら側の方が綺麗だし・・

ああ、もう、なんとかならんかいね!

など、胃が痛くなるような葛藤があったりするのだ。


まあ、そんなこんなで苦労しながらも、何とか木取り完了。
ほっとして、気合が抜けてしまった。

頃合でもあり、コレで今日の作業は終了。

明日は・・・加工にかかる。
反らせない様に・・

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2010年4月18日 (日)

慢性病

昨日に引き続き、今日は朝からテーブルの脚組み。

これも大きいので、組み立て場所の確保が大変。
ホント、広い作業場が欲しい・・・

長いクランプを孫悟空ばりに振り回して、せっせと組み立て。
完了。

今日の実作業は、これまで。


引き続き、設計にかかる。
が・・どうにもアイデア枯渇症候群(慢性病)

このような時は、気分転換が必要。
と、午後から外出。

新緑の季節だ・・
近隣にあるダム湖の堰堤がちょうど良い按配。

このダム、明治時代に当時の八幡製鉄所の工業用水を確保する目的で作られた。
最近のダムのように、コンクリートむき出しの無機質なものではなく、表面は石積みで組み上げられている。

完成から90年ほどの時間が経過しており、堰堤から見上げると、周囲の樹木と完全に調和して、なんともいえない風情がある。

森林浴でリフレッシュ。
その後、スターバックスでコーヒータイム。

ああ、久しぶりにいい気分。

で、アイデアは?


・・・ 出ない ・・(苦)

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2010年4月17日 (土)

あっちへこっちへ

今日はテーブル天板の仕上げ。

昨日までで、表面の鉋がけと、吸い付きアリ桟の打ち込みまでは完了しているので、今日はサンディングと最後の工程であるオイルフィニッシュ。

1700×900ミリと、久しぶりに大きな天板。
しかも、ホワイトオークなので、重い。

狭い工房では、一箇所においてじっくり仕上げることができない。
その都度、あっちへ動かしたり、こっちへ動かしたり。

あるいは、ひっくり返したりと、とにかく体力勝負。

途中、手が滑って落としそうになり、ヒヤリとする(危)


とまあ、四苦八苦しながらも無事完了。
オイルの浸透を待つ間、ゆったりとコーヒータイム。

この、天板の表面を見ながら飲むコーヒーほど美味しいものはない。

今日の作業、無事完了。


そして、夜は?
そう、事務です(おなじみ)

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2010年4月15日 (木)

Cドライブ騒動 最終章??

パソコンのCドライブがいっぱいになったという話・・の続き。

不要ファイルを削除したりと、付け焼刃でやってきたが、いよいよそのような対応も困難となり、ドライブのパーティションを切りなおすことにした。

これ、ハードディスクを均等にCドライブ Dドライブに分割しているパーティションを切りなおし、Cドライブの容量を拡大しようとするもの・・

以前、コメント欄でご紹介いただいた「パーティションワークス CD-ROM起動版」なるソフトを使う。


注意書きには・・
必ずバックアップをとり、また、事前にCドライブのデフラグをやること、とやかましいほど書いてある。
そうしないと、データ消失の恐れあり なのだそうだ。

怖いね、こりゃ。

バックアップは外付けハードディスクにとったが、デフラグするにはドライブに15パーセント以上の空き容量が必要。
だが、その空き容量がないから苦労しているのだゼ だんな。

結局、デフラグせずに(できずに)パーティションワークス、起動。

そして、おっかなびっくりCドライブ拡張を選択し、実行をクリック。
どきどきしながら、進行状況を見守る。

いつエラーメッセージが出るか?
戦々恐々。


だが・・
15分ほどで、すんなりと終った。

ええっ こんなに簡単なの?

CD-ROMを取り出し、パソコンを再起動。
無事、windowsが立ち上がる。

ディスクチェック。

おお、ちゃんとCドライブ容量が広がっているではないか(感動)
ドライブ容量を示す円グラフで、空き容量が大きくとられているのを見るのは、精神衛生上極めてよろしい。

ついでに、デフラグ。
3時間以上かかったが、これも無事完了。

甦ったCドライブ。
これで、今しばらく・・大丈夫かな。

・・・

・・・

だが、この騒動で半日つぶれてしまった。
おかげで、今日の予定であった、天板の反り止め加工が明日に持ち越し。

まあ、それでも・・
PCが生き返った今日は・・いい日だった。

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2010年4月14日 (水)

たかがスケール されどスケール

スケールの話。

スケール ・・ 巻尺のように、長さを測るもの。 物差し。
木工には必須の道具である。

が、稀にスケールを読み間違えることがある。

スケールの目盛りは、一般的には10センチ単位で打たれている。
10 20 30 ・・・ 110 120 ・・ という具合。

そして、その間には1センチ単位でさらに細かな数字が刻まれている。

なので、長さを測る場合、例えばそれが56センチならば、一旦スケールの50という目盛りを読み、そこから右へ6の位置であることを確認するという作業となる。
(文書にするとややこしいが、おそらく誰しも同じようにやっているだろう)

このように、計測するときに2回目盛りを読まねばならないので、読み間違う可能性が高くなるのだ。
そして、間違うときは大概10センチ単位で間違うので、その被害は目を覆いたくなるほど。

また、木工で使う長さについて、その最小単位はミリなので、センチ目盛りのスケールはその都度頭の中で単位変換が必要で、少々面倒。


そんな時、ホームセンターで面白いスケールを見つけた。
ズバリ 読み間違いを防ぐメジャー(巻尺)

これ、目盛りがミリで打たれており、10ミリ単位で直読可能。

つまり  1020 1030 1040 ・・・ という具合。
おお、コレならば、二日酔いでよほど注意力散漫でない限り、読み間違いはないだろう。
しかも、単位はミリ。
嬉しいね~♪


早速購入して使う。
・・・ いい これ♪

ただ・・・
どういうわけだか、このメジャーにはストラップも、クリップもついていない。
なので、持ち歩き、保管がしにくい。

せっかくこんな便利なスケールを考えたのに、なぜ携行上必須ともいえるこれらのものを備えてないのか?

一長一短。
ぶつぶついいながらも、でも、このスケールのおかげで今後は単純読み間違いはなくなるだろうと期待しているのだ。


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2010年4月12日 (月)

おやすみなさい

ブログ書こうかと思ったけど、どういうわけか、今日はとにかく眠い。

学習机シリーズが終って、ほっとしたためか?


そんなわけで、おやすみなさい・・・

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2010年4月11日 (日)

メイプルの学習机

昨日から今日へと、慌しい二日間だった。

昨日は、はるばる関東より、つわものアマチュア木工家三名をお迎えしてのオフ会。
迎え撃つ北部九州組は、私を含めて4名。

総勢7名での酒宴。
話題はもちろん、木工のこと。

それ以外にも、カメラのこと、パソコンのこと、そしてなぜか砂糖の話題など?
百花繚乱で、いや、楽しかった♪

詳細は、松本さんのブログで・・
T's 韓国日記


そして、今日はお客様をお迎え。
学習机のお引取りに、150キロの距離をおいでいただいた(感謝)

空はあいにくの雨模様。
苦心惨憺して車に積み込む。

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メイプルの学習机。
引出しを曲面で仕上げているのが特徴。

このタイプ、最近人気がある。
加工には手間がかかるが、仕上げたときの喜びも大きいアイテムなのだ。


とりあえず、これで昨秋来の学習机シリーズもひと段落。
肩の荷が下りたよう・・

夜は行きつけの居酒屋で一杯。
今日の酒も、美味しかった♪

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2010年4月 9日 (金)

パインの学習机

お客様から写真をいただいたのでご紹介。

パインの学習机。
私が最初に作った学習机も、材種はパインだった。
思い入れが深い材でもある。

100406_001


お孫さんへのプレゼント。

笑顔とピースがとても嬉しい。


実は、ちょっとした歴史がある。
最初にご注文をいただいたのは、今から5年ほども前のことになる。

こども椅子と、こども机。
やはりパインでの製作。

それから月日は流れ、この度学習机をお届けすることとなった。
幼児期をこども机で過ごし、これからは学習机・・・

作り手冥利に尽きるとは、このこと(嬉)


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ご遠方にお住まいなのだが、写真でご成長を見守ることができるのは嬉しい限り♪

笑顔は昔のままですね。

新一年生。
脱ゆとりで勉強も大変になることでしょうが、R君、笑顔で頑張ってネ。

新入学、おめでとうございます。

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2010年4月 8日 (木)

腰パン論争再び2

私の行った高校は風紀に大変厳しいところで、毎週月曜日は必ず服装頭髪検査があった。
まことに恥ずかしながら、私は違反の常習者。

違反が溜まり、罰として丸刈りにされたこともあったなぁ。


まあ私に限らず、10代の頃は、皆何かに抑圧されている重苦しさのようなものを、大なり小なり感じるものだろう。
校則だったり、受験だったり、人間関係だったり・・・

そのはけ口として、校則破りを楽しむ。
体制に反抗しようとか、そのような肝の据わった思想などはない。

ただ、ちょこちょこと校則破りをすることで、抑圧に風穴を開けるような、ささやかなカタルシスを楽しんでいるだけだ。

服装の乱れは心の乱れ!
とは、その当時生徒指導の先生から散々聞かされた常套句。

・・・ ハイハイ 分かりました ・・ と、心の中でベロを出す。

そんな高校時代だったのだ。

時代を遡れば、ヒッピーなど・・
そして、70年代後半(だったかな?)あたりは、パンクファッションなんてものが登場してきた。

これらの発祥について、最初は当時の社会に対する反発のメッセージという思想性を帯びていた。
しかし、それらが世界へ拡散していくにつれ、思想や先鋭的な色彩は影を薄め、単なる新奇的なファッションとして蔓延するに至る。

はしかのようなもの。

そして、新奇的麻疹は、いつの世も大人達によって叩かれる運命となるのだ。


高校時代に散々叩かれた私も、不思議と当時の先生に対する恨みはない。
いや、むしろ、懐かしい気持ちでいっぱいなのだから妙なものだ。

自我? アイデンティティー?
今風に言えば、自分探し・・かな?

つまりは、自分が自分であることの証のようなもの。
それは、おそらく、上からの抑圧を乗り越えるときに生まれてくるものだと思う。

そして、抑圧が強ければ強いほど、育つ自我はよりたくましいものになることだろう。
大人たちの常識、世間の常識、そのような硬直したものから受ける強い抑圧・・
それをつき壊す過程で、強力な自我が育つ。

それこそが、本物の力なのではないかなぁ?


だとすると。
大人の使命とは?

そう、社会の常識というものを、子供たちに押し付けること。
自分の価値観を、遠慮することなく彼らに叩きつけること。

子供たちの強い自我を育てるためにも、物分りの良い大人になってはいけない。

と、半ば暴論と承知しつつ、鼻息を荒くしていたりするのだ。

・・・

・・・

でも、ほどほどに・・
最近は、パワハラなんて言われちゃうからねぇ。

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2010年4月 7日 (水)

スミマセン

昨日の続きを書こうとしたのですが、本日残業のため、スミマセン。

明日、書きます。  多分。

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2010年4月 6日 (火)

腰パン論争再び

オリンピック開幕直前に、スノーボードの国母選手の腰パンが問題になった。

あれから数ヶ月、今度はアメリカで腰パン論争が起こっているらしい。
ニューヨーク州の上院議員が、腰パン撲滅キャンペーンを始めたとのこと・・

まあ、古今東西、大人というものはなにかと若者のファッションにケチをつけたがるもんだ、とニュースを見ながら思わず笑ってしまった。

かく言う私も、腰パンは大嫌い!
もし息子がそんなカッコをするものなら、鋏でジーンズを切り刻むことだろう。

さらに、もし娘が結婚相手として腰パン野郎を連れてきたら、その場で自動がんなに通して、トムとジェリーのような平面人間にしてやる。
(あっ 私に娘はいなかった・・ 興奮してわけが分からなくなった)

でも・・・と昔を振り返る。

今、頑固親父になっている人たちも、20~30年も遡ればみな若者だった。
例えば、60~70年代あたりのサイケデリックや、ラッパと呼ばれたベルボトムのGパン、そして長髪など、その時の大人達から見れば唾棄すべきものであったことだろう。

歌にもあったよね、
「髪の毛が長いと、許されないなら~♪」(戦争を知らない子供たち)

なんのことはない、皆同じ道を通ってきているのだ。

昔は自分達も散々批判されたのに、大人になってみると、今度は若者を批判する立場になっているのだから面白いものだ。
なんでも、エジプトの壁画には、「近頃の若い者は」と書かれているらしいから、数千年前から世代間ギャップは普遍的な命題でもあったのだ。


となると、ちょっと思う。

大人が若者を批判すること・・これは、ちょっと大げさに言うと人間社会における普遍的な原理のようなもので、どうしても変えようがないものであるように思えるし、若干飛躍してさらに言えば、これは社会の新陳代謝のためにも必要なものではないか? とも考えたりする。


なんか適当に書き始めたが、思いがけず大げさな話になってきた。

で、続きは明日。

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2010年4月 5日 (月)

脱ゆとり4

そうなのだ、ゆとり教育にしろ、脱ゆとり教育にしろ、その成否を分けるのは現場で教壇に立つ先生の力に負うところが大きい。

一見無味乾燥に思える教科書丸暗記も、全体をステップに分け、ステップごとに認定試験を課すことで生徒間の競争心をあおり、暗記そのものをゲーム化することによって意欲に火をつけた。

見事 である。


教育行政の迷走による最大の被害者は子供たちであることは言うまでもないが、現場の先生たちの苦労も大変なことだろうと推察する。
先生の奮闘に、感謝。


脱ゆとりで、今後どのような結果が展望されるのか?
壮大な実験とも言えるが、子供たちをそのモルモットにしないよう、せめて我が子だけでもしっかりと捉え、ぶれない軸足を保ち続けてやるのが親に課せられた使命かもしれない。

たまには、テレビを消して、ゲームをやめて、家族皆で読書でも楽しもう。
基本は・・・国語。


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2010年4月 4日 (日)

脱ゆとり3

情緒はそれを表現する言葉によって磨かれる。

日本語の表現は、まさに豊穣。
例えば、雨を表現するとき、ざっと挙げても以下のような言葉がある。

 霧雨、小糠雨、小雨、時雨、俄雨、天気雨、通り雨、大雨、豪雨、雷雨、風雨・・
 春雨、五月雨、夕立、狐の嫁入り、氷雨、慈雨 等々
  (参考 wikipediaより)

これらはまだ一例に過ぎず、雨の表現はまだまだある。
これほどに日本語は豊かな表現を持っている。

これら言葉の一つ一つで、雨に対する印象はずいぶんと変る。

雨を見て感じる気持ち、それが言葉によって表現されることで、よりその印象は鮮烈になり、深く心に刻まれる。
細やかな情緒は、豊かな言葉によって育まれる。

雨一つを取ってみても、これほどの表現ができる日本語を持った幸せを、私達はもっと感じていい。


細やかな情緒は豊かな感情の母体となり、それが人を思いやり、理解することのできる感受性を育む。

また、情緒を表現する語彙を豊富に持つことで、自分自身を外へ向かって伝えることができる。
自己表現ができることは自信につながり、自ずから背筋がピンと伸びるようになるだろう。

これこそが、生きる力 の源泉ではないだろうか。


全ての源、それは国語力だ(あえて言い切る)

この国語力を、教科書丸暗記という荒療治で徹底的に叩き込んでくれた先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいである。

今年、定年で退職されたが、薫陶を受けた児童の父兄が集まり、謝恩の会が開かれた。
ゆとり教育にあって、厳しい授業を受けることのできた我が息子達は、幸せだった。

(暗記のときは、涙目になっていたが・・・)


つづく

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2010年4月 3日 (土)

脱ゆとり2

先生ごとに個性があり(当たり前のことかもしれないが・・)いろいろとユニークな授業をしていただいた。

毎日一人ずつ、新聞記事をピックアップして、その説明と自分なりの感想についてスピーチさせる。
また、その時々の世界の動きをまとめたプリントを配り、論点を整理した上でディベートのような議論を戦わせる。

これらを通して、教科書にはもちろんのっていないダイナミックな現在の動きに興味が向くこととなった。

最も感心したのは、兄弟ともに低学年のときに受け持っていただいたベテランの女性教諭。
国語の教科書を、とにかく暗記させる。

教科書を冒頭からステップごとにわけ、その都度暗唱試験を行い、合格すれば次のステップへと進んでいく仕組み。
これは、課題としては相当に困難なものであったようで、毎日ウンウン唸りながら暗記していた。

だが、それによって様々な表現に触れることができた。
そして、自身の中に蓄積されたそれらの語句は、やがて自分自身を表現する言葉となって外へ発信されていく。

以前、「生きる力」ということがよく言われていた。
私見ながら、生きる力とは、突き詰めていけば国語の力であると思っている。

人は一人では生きられない。
生きていくためには、必ず周りの人とのかかわりや助言が不可欠である。

人との関わりは、自らを表現し、相手を理解する・・・ この繰り返しのスパイラルによってよりその濃度を増していく。

そして、それらの場面で用いられるのは、もちろん日本語だ。


複雑なことを伝えるためには、様々な表現を正確に使い分け、そして使いこなさなければならない。

また、相手の思いを理解するためには、相手の思いに共感できる情緒が自身の中に育っていなければならないのはもちろんのことだ。


長くなったので、つづく・・

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2010年4月 2日 (金)

脱ゆとり

お客様をお迎えして、学習机の打ち合わせ・・
というより、雑談の方が多かったかも?

その中で、話はなぜかゆとり教育の話題へ。

今年度より、ゆとり教育が是正され、脱ゆとりへと舵が切られた。
これについては賛否合わせて百論ほどもあることだろうが、とりあえず、個人的にはこれを歓迎している。

私の長男と二男・・ 彼らは、このゆとり教育にどっぷり浸かってきた。
教科書の薄さを見るにつけ、そして、記載内容のレベルを昔と比較するにつけ、これで良いのか?と危機感を抱いた私と同世代の父兄はたくさんいるのではないかと想像する。

今年度より、教科書の内容は25パーセントほどアップするようだ。
これで、素因数分解や位取り記数法なども復活するのかいな??


ただ、脱ゆとりと言っても、教科書の分量を増やすだけで解決するわけではないだろう。

教科書が厚くなっても、授業時間はそれほどは増えないらしい。
限られた時間の中で、増えた内容分をどのように押し込め、それを理解につなげるのか?
これもまた、悩ましい問題として目の前に展開されそうだ。


そんなことをつらつら考えつつ、何気なくツイッター画面を眺めていたら、タイムリーな情報が入ってきた。

脱ゆとりに関する、毎日新聞、本橋由紀記者の記事。

 発信箱:教科書より先生=本橋由紀(夕刊編集部)


教科書より、先生。
そうなのだ、教育って、当たり前のことながら人間が人間を教え、導くこと。

教科書は手段、ツールに過ぎず、根幹は現場で黒板の前に立つ先生。


振り返ってみると、我が息子達は先生方に恵まれていた。


つづく

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2010年4月 1日 (木)

お知らせ

思えば、このブログをはじめてから6年半ほどの時間が経過した。
わりとまめに更新して、よく続いたものだな~と思う。

木工人が書くブログとは言え、木工だけではネタも続かず、日々のことなども含みつつ、日記のように書き綴ってきた。

また、できるだけ穏やかなものにしたいと思い、一部の例外を除いては、政治・宗教・イデオロギーについては書かない・・ということを自身のルールとした。


そんなこんなで続けてきたブログだが、日々の更新はかなり重い負担となっている。
その為、肝心のHPの更新が滞り気味となっており、どうしたものか? と頭を抱える今日この頃。

そして、そんなときに、よせばいいのに興味本位でツィッターまで手を出してしまった。


もう、飽和状態(泣)


どうしようか? としばらく考えていたのだが・・・ 決心した。

本日をもって、ブログの更新を停止します。
そして、メインのHPに注力し、日々のことはツィッターでつぶやく、という体制で新年度をスタートしたいと思います。


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4月1日。

・・・・・


そう、やめるわけないよ!!

これからも、このブログ、どんどん書くぜ!
もちろん、HPも、そしてツィッターも!

新年度、コレからは今まで以上に攻めの体制で行くこととしたのだ。
肩こりにめげず、疾走あるのみ。


そんなわけで、これからも「木工家がゆく」 よろしくお願いします。

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