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2010年1月 1日 (金)

混迷の時代に

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


年頭に際し、今年の抱負など述べようかとも思ったのだが、朝からの正月酒でどうにも話がまとまりそうにない。
一年の計は元旦にあり・・となると、今年は(も)酩酊の一年になりそうな予感。


いや、あながち冗談とも言えない。
様々なものが混迷しているのはずっと変らず。

そういえば、昨年の正月は派遣切りと反貧困について駄文を書いたっけ。
一年を経て、その状況は変らないどころかますますその深刻度を深めているようでもある。
しかしマスコミも興味が失せてしまったのか、派遣村の状況は昨年ほどには報道に上ってこない。

社会全体がこの状況に慣れ、感受性が鈍磨してしまったのか?
派遣切りを自己責任という人々は相も変らず・・
その舌鋒の背後に、明日はわが身という言葉が忍び寄っているかもしれないのに。


昨年の同窓会、いろいろな話をした。
企業に勤めている者も、公務員も・・
いずれも厳しい状況に置かれているのは変らない。

特に、我々はバブルの絶頂期に新入社員を経験した世代だ。
Japan as No.1 という本が話題となり、浮かれ気分で飲み屋をはしごしたりした。

その後の凋落・・浮き沈みを身をもって経験し、寄って立つべき軸足を何度も見失った。
今日正しかったことが、明日は間違いとなる。

グローバルスタンダードなる言葉に振り回され、企業風土は激震を受け、人事システムは180度転換された。
成果主義が導入され、人は常に100パーセントの力を発揮することを要求される。

その結果が・・今だ。
何を求めて走ってきたのか?

遊びや余裕は効率主義に対する罪悪として駆逐された。
しかし、実はそのような遊びが潤滑剤となり、企業内部の歯車を円滑に動かしていたはずなのに。
余裕がない職場に、果たしてよい人材が育ち、画期的なアイデアが生まれてくるのか?


混迷の時代。
このような時代に、我々木工家なる人種はどこに軸足を定め、どこを目指して走ってゆけばよいのか?

分からないな・・・こりゃ。

デフレ状況にある今日、工房家具と呼ばれる商品群は全く世間と逆行するばかり。
こんな、まるでドンキホーテのようなことで将来を展望できるのやら?
甚だ心もとない・・


などど、新年早々どうにも後ろ向きな話となってしまって申し訳ない。
が、やはり現状をありのままに把握することは大事で、それには目をそらさずしっかりと受け止めていなければならないと思うのだ。

例え蟷螂の斧であっても、何か引っかき傷をつけることくらいはできるだろう。
厳しいほど知恵は冴えるかもしれない。

まあ、考えてみれば開業して8年、将来を展望できたことなど一度もなかった。
その都度、とにかくできることを精一杯やってきただけだ。

では、できることとは何か?
それを探し続けてきて、そして、これからもそれを追い求め続けることしかない。

それしかないのだ・・と、決意する。


酔っぱらって取りとめのない話になってしまって恐縮するばかり。
ともあれ、また一年  頑張ります。
ブログも続けますので、また変らずご愛顧いただきますようお願いいたします。


今年が皆様にとってもよき一年でありますよう。

                   平成22年1月1日  
                   木工房シンプル 栗原浩

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