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2009年3月26日 (木)

羽ばたこうとしている方へ

さて、昨日は木工家志望の方ご来訪。
つい先日、訓練校を卒業されたばかりのほやほやで、フレッシュなイメージが好感度アップ♪

そうだよな、この時期は全国の訓練校、木工科から、新たな木工家志望者達が羽ばたいていく時期だ。
なので、独立に際してメールでの問い合わせなどもちらほらとあったりする。

そして、それに対するお答えも毎年同じ。

・「事業計画書」を書きましょう。
・綿密な資金計画を策定しましょう。

これに尽きる。

このブログやHPのコアな読者の方ならば、もうミミタコの言葉だが、こればかりはどうにも変りようがない。
お問い合わせがあるたび、上の二つの言葉(アドバイス?)をお返しするばかりだ。

どうしてこのように分かりきったことを繰り返し言っているのか?
と、ご不審に思われる方もいらっしゃるかもしれない。

実は、それにはある事実があるのだ・・(ジャジャジャーン)

この数年で、私の工房へおいでになられた木工独立志願者は、おそらくは50人を越える。
そして、その中で、事業計画書を持ってこられた方は、いままでに一人しかいない。

繰り返すのだが、たった一人しかいないのだ。
驚嘆すべきこと・・と言える。


事業を立ち上げるに当たって事業計画書がないということは、家具を作るのに図面がないことに等しい。
なので、お話を聞いても、その方がどのような方針で、どのような商品展開を予定し、どれくらいの収益計算をしているのか? 

それらが全く分からない。
そして、それらを尋ねても明確なお答えが返って来ることは・・ない。

つまり、図面なしに家具の説明をされているようなもので、漠然とした輪郭程度は何となくわかっても、細部は全く不明で、これではどうにもお話が先に続かない。

なので、会話はどうしても抽象論に終始し、時には精神論などへも飛び火し、あちこちへ迷走する。
あまり生産的とはいえない。


さらにもう一つの事実・・・

事業計画書の必要性を説明し、それを理解してもらったように思える人でも、その後本当に事業計画書を書いて再訪された方は・・・ゼロ だ。

ゼロ!!!!!!!!


その後、50名の方々がどのような道を辿られているのか、私には分からない。
ただ、それがよい方向であることを願うばかりだ。


さて、昨日ご来訪のTさんは、まだ20歳過ぎのフレッシュマンだ。
独立はまだ先のことかもしれないが、木工は人生をそれにかけるのにふさわしい、やりがいのある仕事だ。

未来を見据えて、しっかり頑張ってくださいね。
そして、独立前には・・・

そう、事業計画書を書きましょう(こればっかり)

全国の木工家スタートラインの方!
頑張れ!!

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