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2009年1月 1日 (木)

反貧困

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

いつも適当なことを放言しているこのブログ、年頭に際して多少はまともなことを書いてみようかと、お屠蘇気分で思ってます。

例年は今年の抱負を語るのが常でしたが、世の中はそのような多少甘い香りのする事々を書き散らすほど余裕のある気分でもなく、年の瀬から新年にかけて重苦しい気分が漂っています。

本来、このブログでは政治的なこと、宗教的なこと、イデオロギーに関すること・・また、社会的なことなどはタブーとすることを旨としてきました。

私自身、ブログは単なる日記の延長であり、それ以上でもそれ以下でもないと思っています。

対して、ブログを個人が発する言論の舞台と捕らえている人も少なくありませんが、そのようなアルファブロガーを気取る人は別として、私の率直な思いとしては、社会、政治、世界情勢などについては、それらを実際に捕らえることのできる立場にあり、もしくは、捕らえるべく命をかけて行動をしており、そしてそれを生業としている人々の覚悟の前には、個人が発するものなどは、所詮は酒場談義の戯言で、ましてや言論などでは決してない、ということを重々自覚しています。

しかし、年頭に当たり、それを十分自覚しつつもあえてそのタブーを破り、多少なりとも何かを言ってみたいと言う衝動に駆られています。

この単なる木工ブログでも、ありがたいことに1日あたり300~500件程度のアクセスをいただいています。
ほんの爪先で引っかいた程度の影響力しか持ち得ないことを承知しつつも、これを読んでいらっしゃる方々にとって、なにかしら問題を考えるきっかけにでもなってくれれば良いなと思っています。


この動機の発端は、昨年末から急増した派遣切りの嵐です。

私も以前は会社員でした。
東証一部上場の、いわゆる大企業に勤めていました。
入社はバブル真っ只中の日本中が浮かれきっていた時代で、新入社員にもかかわらず高額のボーナスを貰っていました。

全く馬鹿げたことで、異常な時代だったと思います。

その後、バブル崩壊後の日本はご承知の通りです。
ボーナスは下がり続け、入社の頃に夢描いていた未来は、それが単なる幻想に過ぎなかったことを早々に知ることとなりました。

私の会社員時代は、常にその重苦しい気分と共にありました。
そして、不況がもたらす閉塞感は、そのはけ口を旧来的な価値観を破壊する方向へ向けて暴発しました。


規制緩和とは、まだ耳に新しい言葉です。
小さな政府、そして新自由主義の嵐は、社会的な基盤まで市場原理に晒すという大博打を打ちました。

会社も例外ではありません。
実力主義、働きに応じて給与を分配するという、進歩的と呼ばれた雇用体系は、典型的な日本企業であった私の会社にも容赦なく浸透してきました。

つまりは、人材、労働の市場原理化が進行していくことになったのです。
その潮流の中で派遣社員が生まれてきました。

そして、わが社にも派遣社員がやってきました。


つづく

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