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2008年10月27日 (月)

襟を正さねば

木工家志望の方からメールをいただいた。
いろいろとお悩みのご様子、その気持ち、よく分かる。
十数年前の自分が、メールの向こうに透けて見えるような気がする。

当時、インターネットはまだ普及しておらず、かろうじてパソコン通信なるものがマニア的にあった程度。
私もパソコンは所有しておらず、木工の情報は時々発行される「手作り木工事典」がほとんど唯一だった。

周囲に木工家なる人々がいるかどうかも分からず・・
木工を学ぶための方法論も分からず・・・

本屋に立ち寄るたびに、ウッディーライフや、田舎暮らしの本、その他、地方の情報がのっている雑誌などを片っ端から漁って情報を集めたものだった。


それが今は・・

木工家を目指す人にとっては、情報は溢れるほどに手に入ることだろう。
インターネットへアクセスをすれば、木工というマニアックな分野にも、いまや数百を越える情報源がひしめき合っている。

そのような中で、弊弱小工房にも問い合わせが来たりするのだ。
隔世の感があるね~


どのようにお答えするかは毎度頭を悩ませる問題だが、とりあえずあまり主観を交えずに現状をありのままお伝えすることを心がけるようにしている。

もちろん、踏み出すか否かは本人の決断となる。

ただ・・
木工家を目指そうとしている人たちに、木工と言う仕事が人生を掛けるに値する価値を持つものであることを伝えたい。

もちろん、そういう思いが強い。

そして、それはおそらく言葉ではなく、まずは我々現役の木工家が生き生きと創造的な仕事をすること。
その活力が自然と後進に伝達される・・ そうなれば良いし、そうすべき責務があるように思う。


インターネット全盛の時代。
ネットでの発信は、迷える子羊にとってはそのまま生き死にに直結するかもしれない。

ちょっと襟を正さねば・・と思った。

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