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2008年7月24日 (木)

いざ行け

昨日の記事に「きすべ~」さんよりコメントをいただいたので、続きを少々。
学び方 を考えてみたい。

木工科の訓練生を長年見てきての印象なのだが、およそ2種類に大別できるようだ。

・指示待ち、受身の人
・目先が全て、がむしゃらの人


<指示待ち、受身の人>
学校なのだから、とにかく教えてくれることを吸収しようと言う姿勢の人。

結構積極的なのだが、言われた範囲のことしかやろうとしない。
先生からの指示を首尾よくこなせばそれで満足してしまう。

そして、次の指示をじっと待っていたりするのだ。


<目先が全て、がむしゃらの人>
ものすごく積極的で、人が休憩しているときにもわき目を振らず刃を研いでいたりする。

しかし、思いばかりが先行するため、うまく行かないときにそれを理詰めで考え、自身にフィードバックすると言う帰還作用が働かない。

このタイプの最もまずいところは、がむしゃらにやることで満足してしまう傾向が強いこと。

どうも、私の印象としてこれらの人が多いように感じる。
積極性は評価できるが、もう少し学び方を工夫することでさらにワンステップ上達するようにも思うのだが・・・


技能は、理論と実践のバランスが大事。
いずれに偏りすぎてもうまくは行かない。

例えば刃の研ぎや、鋸の引き方など、最初からうまく行くはずはない。
やってもやっても、満足するどころか、だんだんおかしな方向へ行っているような気になるものだ。

そんな時には、理論に立ち戻ってみる。
研ぎや、鋸の引き方についても、正しい姿勢などは教科書に載っているし、もちろん授業でも教わるだろう。

そこに立ち返って点検してみる。
そして、自身の姿勢を修正し、再度実践してみる。

この繰り返し・・

そして、必ず壁に当たる。

技を盗むのは、このタイミングなのだ。


そう・・・ 盗むためには、自身で問題点の整理ができており、それに対する実践的検証もできていないとダメなのだ。

理論と実践で問題意識が極限まで達し、飽和点にある時点で先生の動きを見ると、突然目の前が開けたように光が見えてくる。


うまく行かなくて悩んで、考えに考えて、眠れない夜を何度過ごしましたか?


少々説教っぽくなってしまって反省!
今日はちょっと訓練校の先生の気分を代返してみました。

いざ行け 訓練生!
求めれば、かならず宝はあなたの手に入りますぞ。


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