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2008年6月30日 (月)

オイルフィニッシュの進化

最近、天気の話題ばかり。

ようやく雨が止んだ。
でも、太陽は出ず、湿度も期待ほどは下がらない。

しかし、もはやこれ以上工程を停滞させるわけにも行かない。


オイルフィニッシュ。

オイルは湿度との親和性が高く、湿度の高い日にはうまく乾燥してくれない。
だが、最近はオイルの性能も進化して、通常の酸化重合型に硬化補助剤を添加することで強制的に乾燥を進めることができる。

このタイプ、塗膜強度も高いため、テーブルトップなどに用いるには適している。
ただ、ウレタンと同じく、かけすぎると表面がぴかぴかになってしまうので要注意。

ともあれ、雨の日には有効。
塗布後、数分で硬化が始まり、雨の環境下でも2時間で指触硬化に至る。

だが、硬化反応が急激に立ち上がるので、拭き取りタイミングの見極めがかなり難しく、ずっとついていなければならないのが少々厄介。


結局、今日は太陽は出なかった。
湿度は相変わらず80パーセント前後。

明日は晴れるらしい(ホントか??)

天気に一喜一憂。
これも、この時期の風物詩か・・think

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2008年6月29日 (日)

腐っております

今日も雨(涙)

もう、コリャどうしようもありません。

腐っております。


明日は回復するらしい・・
それに期待。

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2008年6月28日 (土)

梅雨の雨続きには

雨 雨 雨 (ため息)

梅雨とは言え、気が滅入る。
この二日ほど晴天だったので、そのギャップがさらに重い。


しかし・・
こう降ると、もうお手上げgawk

工程停止。
モウオテアゲ、バンザイスルシカアリマセン!!

なので、割り切って事務仕事に専念。

でも、雨の中、暗い事務スペースの端っこでパチパチキーボードを叩いていると、気が滅入ってきそうだ。


気分転換に外出。

甘味処へ・・
八幡 尾倉にある「えびす餅店」
昭和からタイムスリップしてきたような店。

店頭で、わらび餅、水羊羹、そしてなつかしのミルクセーキを買う。

う~ん、懐かしい味。

さっぱりしたところで事務再開。
ホームページも更新したよ♪


外はまだ雨。
今夜は土砂降りになるとのこと・・

梅雨の長雨には?
さて、どうやって過ごそうか?

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2008年6月27日 (金)

いいのやら 悪いのやら?

梅雨の晴れ間は大忙し。

板剥ぎ。
キャビネット一台分。

クランプ総動員でてんてこ舞い。


ところで、キャビネットには大きく分けて二つの構造がある。
木工をされている方ならご承知の通り、板組みと框組み。

板組みとは、文字通り板同士を組み合わせてキャビネットの外郭を作る技法だ。
対して框組みとは、枠を作り、この枠の中に鏡板と呼ばれる板をはめ込んでいく方法。

どちらも一長一短あるが、いずれを選択するかはお好みしだい。

以前は框組みを主に用いていた。
が、最近では板組みの比率が少しずつ高まっている。

板組みの方がデザインのバリエーションを拡げやすいのがその理由だ。

ただ、問題もある。
板組みは、もし加工ミスをしてしまうと、最悪の場合、板全体を廃棄しなければならなくなる。
また、今のように梅雨時など、板が反ってしまう可能性がつきまとう。
そして、重い。

反面、有利な点として・・
板剥ぎさえしてしまえば、その後の加工は框組みよりも早い。
表面が平らなので、お手入れがしやすい(これはお客様のメリット)


さて、今回のキャビネットも板組み。
製作は・・また梅雨の晴れ間を狙っての進行になりそう。

そう、板組みの問題点。
梅雨時は工程が進まない・・・

いいのやら、悪いのやら?

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2008年6月26日 (木)

決戦は金曜日

保管してあった板が反った。

連日の雨による高湿度の影響。

気をつけていたつもりだが、保管方法が十分でなかったようだ。
くそ~(俺のバカ)

どうする?

天気予報は・・
幸いなことに、午後からは晴れ。

ならば・・準備。
簡易的車温室。

車を日当たりのよい場所に移動。
そして、窓を開ける。
これで準備完了。

午後から、予報どおり晴れてきた。
太陽の光で、湿度はぐんぐん下がる。

適当なところで、板をワゴン車に投入。
そして、板の片面のみを日光と風に晒す。

これ、やりすぎるとまずい。

板の温度が上がりすぎたりしていないか、頻繁にチェックへ行く。

果たして、数時間後・・
戻ってきた (ニヤリ)

夕方に撤収。
もう一息。


さて、明日は?
午前中まで晴れが続くらしい。

さあ、板の反り戻しも、その他の板矧ぎ、オイルフィニッシュ、そして洗濯に掃除? なども明日の午前中が勝負。

明日は忙しいぞ。
決戦は金曜日!

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2008年6月25日 (水)

無機的なライン

デザインは直線を基本としている。
直線は、簡単なようで実はかなり難しい。

直線・・
これ以上単純なものはない。

この、単純な組み合わせでどれだけのことを表現できるか?
毎度悩むところだ。


基本は直線。
そして、それに曲線を組み合わせる。

曲線も有機的なものではなく、できるだけ単一Rの単純なものを用いるようにしている。

別に大層な思想があるわけではない。
何となく、それが好み・・という程度のことだ。


木は、天然素材の代表とも言えるもの。
もちろん、それ自体有機的な表情をしている。
それが人を惹き付けるのだろう。

その有機素材を、無機的なラインで切り取る。
そこに緊張感が生まれる。
な~んて、思ったりする。


実は、今日も座面のラインで悩んでいた。
悩むほどに、だんだん考えは複雑な方へ行きそうになる。
そのような時、そのカウンターバランスとして自戒するのが単純なラインのこと。

できるだけ無機的なシルエットを求める。
その先に、解決が見えることが多い。


いや、たいした思想はない。
それが好み・・という程度のものだ。

・・など、独り言・・


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2008年6月24日 (火)

面取りで悩む

面取りで悩む・・

細かいところだが、大事なポイントだ。
全く同じ形でも、面取りの違いで全体の印象はがらりと変わる。

難しい・・・


デザインの補助として、数年前にCGを導入した。
これを駆使して、製作前に完成予想図を画面上で確認するようにしている。

このため、全体のプロポーションなどは事前に十分確認できるので安心なのだが、面取りの優劣まで判断するのはさすがに難しい。

もちろん、CG上で綺麗にモデリングすれば仮想的に確認はできるのだが、どれほどテクニックを駆使しても、所詮は14インチのディスプレイ上でのことにしか過ぎない。

やはり、臨場感はないわね。


なので、結局は仮組みのときなどに実物を見ながら判断する。

今日もそれで1時間ほど悩む、悩む・・

たかが面取り?
とんでもない・・

「神は細部に宿る」

画竜点睛!
とっても大事な作業なのだ。

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2008年6月23日 (月)

泣く子と雨にゃ

昨日、今日と納品続き。
タイミングの良いことに、ここのところ大雨だったのが、ここ二日はぴたりと止んでくれた。

胸をなでおろす。

車から玄関までの間とは言え、大雨の中では納品もままならない。


さて、今年の梅雨はいつまで続くのか?
恨めしく空を見上げる。

雨の中では、板剥ぎ等の大きな工程は停滞したまま。
比較的湿度の影響を受けにくい、こまごましたものを進めるしかない。

その為、並行製作にさらに拍車がかかる。
さながら仕掛品の博覧会のようだ。

曇りでも湿度は高い。

ああ、3日でいいから、カラリと晴れてくれないかなぁ~

泣く子と雨にゃ勝てません。

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2008年6月22日 (日)

19年ぶりの

見ました♪

インディージョーンズ クリスタル・スカルの王国。
19年ぶりのインディー復活。

主演のハリソンフォード、60代半ば。
さすがに老いは感じるが、でも、やはりあのインディーだよ。


とにかく、これでもかというストーリー展開。
そして、今回はついに行き着くところまで行ってしまったか・・の感もあるが、もともと荒唐無稽な話だ、そんなつまらないこと考えないで思う存分楽しめばいい。

スピルバーグの真骨頂という感じかな。


実は、ハリソンフォードのファンだ。
彼の主演作はかなり見てきたが、やはりこのインディアナシリーズはちょっと格別の思いがする。

19年ぶりの快感。
さて、次作はあるのか?

「私が歩けるうちに作ってよ」と、ハリソンフォードがルーカスに言ったとか?


何年後か?
それを楽しみに待っていよう。


何も考えないでドキドキしたいあなた・・・
インディージョーンズ、クリスタル・スカルの王国  お勧めです!

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2008年6月21日 (土)

想像力3

つづき・・

家具の安全について・・
だいぶ前のこと、ある木工作家の子供椅子を見てびっくりしたことがある。

椅子の先端が鋭角に尖っており、背板には丸い穴が開けられている。
もし、目をついたりしたら、そして、穴から指が抜けなくなったりしたら・・・

続いて、私の例。
HPには載せていないが、実は子供用の玩具なども作っている。

以前、木馬を作った。
なかなか良い出来栄えで、試しに保育園生だった息子を乗せてみたところ、びっくりするほど揺すったあげく前のめりに転倒し、顔から着地する羽目になった。

これは、木馬に取っ手をつけていたためのこと。
取っ手があるがゆえに、思いっきり揺することができたというわけなのだ。

以来、木馬を作るときは取っ手無しのデザインとしている。


子供は何をするか分からない。
まさに、想定外行動のオンパレードだ。


物づくりにとって、設計にとって、最も重要かつ難しいことは、あらゆる使われ方の想定をし、それらに対して危険のないよう配慮した構造を考えることだ。


やはり、以前のこと・・

工房に木工家志望の人がやってきた。
話を聞くと、子供家具作りをしたいとのこと。

どうすればよいのかとの質問に対して上のような話をし、保育園や幼稚園にヒアリングに行くことをアドバイスした。

怪訝な顔をしていた。

果たして、彼女は今何を作っているのだろう?
あらゆる危険に対して、十分な想像力を発揮しているものと期待している。


そして、自身もさらに戒めなければと思ったしだい。
想像力・・物づくりに最も必要な資質かもしれない。

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2008年6月20日 (金)

想像力2

つづき・・・

記事を見たとき、まさかと思った。
当然、上に乗られるだろうことを前提とした強度設計がされているはずなのに、どうして割れたのか??

ところが、読み進めてみると、乗ることは想定外で、そのような設計強度にはなってないとのこと。
プラスチック製で、厚みは4ミリ程度。
そして、子供はこの上で飛び跳ねていたと言う。


製造元、設計施工、そして検査・・
その全てをすり抜けている。

誰か気付くものはいなかったのか?
この上に子供が乗るかもしれない・・
たったそれほどの想像力も働くことはなかったのだろうか?

もう、これ以上書くとだんだんボルテージが上がってきそうなので、このあたりで止める。

さて、翻って・・
そう、自身のことだ。

他山の石・・
家具設計において、安全とは?


つづく

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2008年6月19日 (木)

想像力

このブログでは、社会問題や政治のことなど、生臭い話は書かないようにしている。
が、今回はこの自粛を破って書く。

小学生が、天窓を破って転落死した事故。
新聞や、ネットからの断片的な情報だが、どうやら天窓の上に人が乗るのは想定外で、そのような設計でも施工でもなかったらしい。

責任の所在はどこなのか?
また、この悲劇を引き起こした本質が工程のいずれに潜んでいるのか?
それらはいずれしかるべき機関で明らかにされることだろうが・・

まず言いたいこと・・・

この、恐るべき想像力の欠如!

小学生のことだ。
屋根にこのようなドーム状の突起があれば、面白がって乗るに決まっているじゃないか。
ちょっと考えれば、容易に分かることだ。

現実に・・私の経験談。
ちょっと前のことだが、運動会で小学校へ応援に行ったときのこと。
昼休みの弁当の時間。
弁当を広げたスペースの真横に、まさにこのドーム状の天窓が取り付けられていた。
(当該事故のものと同じかどうかは定かでない)

そして、わが息子も含めて、子供達がこれに乗ろうとしたので注意したのだ。

「割れて落ちたらどうするんだ(怒)」

その時は、本当に割れると思って言ったわけではなく、行儀の悪さをたしなめるために少々脅かしてやろうと考えたのだ。


ところが・・・

本日の新聞を開いて愕然!

割れるんだ・・・


つづく

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2008年6月18日 (水)

貴重な晴れ

梅雨の晴れ間は忙しい。

天板の鉋がけ。
まあ、雨の日に鉋がけをしてはいけないことはないが、そこは気分の問題。

広い面積の鉋がけは、気力・体力の両方が必要。
そして、もちろん集中力も求められる。

不用意に逆目を掘ってしまったら大変だ。

端の出を極小にして削る。

だが、部分的に膨れや波うちなどのあるところでは、それでは鉋が通らない。
その部分は、刃をほんの少し出して切削量を大きくして削る。

だが、これで逆目を引くと大変。
天板全面の状態を観察しながら、部分に応じて適切な鉋の仕込みで引く。

そして、最後に極薄状態の刃にして、端から端までを引き通して仕上げる。

心身ともにへとへとになる。
なので、雨のように気が滅入りそうな日は避けて、できるだけ気持ちのよい天気の日にするようにしているのだ。

また、表面状態の確認も、晴れていた方がより立体的に分かってよいのだ。


これ以外にも、オイルフィニッシュや板剥ぎなど・・

梅雨の日の晴れは貴重だ。
やれ、忙しい。

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2008年6月17日 (火)

梅雨の晴れ間

梅雨の晴れ間であれこれと・・

というわけで、多忙につき本日のブログお休み。

スンマセ~ン。

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2008年6月16日 (月)

慈雨

本格的に梅雨になった。
まだ雨はそれほどひどくないが、どんよりとした重い空気が肌にまとわりつく。

やりにくいね~

それでも、気温が低いのは助かる。
今日は日中でも24度程度。
しのぎやすい。

梅雨だからと休むわけにも行かないので、あれこれと算段をしながら進めていくしかない。

梅雨空を恨めしく見上げるも、夏の水不足を防ぐためにも必要な雨。
そう、慈雨と考えよう。

何事も気の持ちよう。
恵みの雨に感謝!

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2008年6月15日 (日)

ブレーンストーミング

今日はあいにくの雨模様。

なので、心置きなく? 事務仕事。
これが、なかなか進まない(嘆)

効率化・・
これが、事務にはなかなか難しい。

ルーチンワークならばなんとか手段もあるのだが、例えばデザインや設計など、創造性を求められる仕事は効率化は難しい・・というより、効率化をすべきものではない。

そして、どれほど経験地を積み重ねても、アイデアが出てきやすくなることはない(私だけ??)


このような時、一人仕事の困難さを思い知る。


ブレーンストーミングという言葉がある。
会社勤めの方ならばご存知と思うが、この言葉、その名の通り、頭の中をかき回すと言う意味だ。

通常は数人で行う。
ディスカッションをしながら、アイデアを縦横無尽に拡げてゆく。

各々の言葉が互いを刺激しあい、刺激のエネルギーが柔軟なアイデアを引き出す。
まさに、頭の中がかき回されるような、創造的、知的な興奮を覚えるのだ。

三人依れば文殊の知恵。
と、諺も言っているね。


しかし、我が工房は私一人だ。
なので、一人ブレーンストーミングをするしかない。

頭をかき回すために、逆立ちしたり、腕立て伏せしたり、コーヒーを飲んだり、シャワーを浴びたり、爪を切ったり、昼寝をしたり(おいおい)


外は雨。
しとしと降る静かな日曜日。

でも、工房内は、そして私の頭の中にはいつも嵐が吹いているのだ。


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2008年6月14日 (土)

にわか家庭教師

午前中納品へ・・
いや、降らなくてよかった。

とんぼ返りで帰宅。

午後から作業の予定だったが、息子の期末考査が近いというので、にわか家庭教師。

これでも昔はスーパー家庭教師と呼ばれた俺だ(本当か?)
家庭教師のトライには負けないぜ。

あれこれ指導しながら、昔のことを思い出したりした。
あの、胃が痛くなるような試験勉強。

が、当の本人。
あまりその重さを感じてない様子。

お気楽だね。

さあ、数十年ぶりの家庭教師の効果は出るか否か?
楽しみなような、怖いような・・

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2008年6月13日 (金)

重いし 固いし

晴れている間にいろいろやっておこう。

天板の仕上げ。
気合を入れなければならない作業だ。

幅2メートル。

気力体力ともに充実していなければ扱えない。

持ち上げて、狭い工房内を移動する。
なんせ、工房内は数百キロの鋳物製大型機械が林立している。
これにぶつけると、簡単に傷、凹み・・など 厄介。

ぶつけないためには?
そう、ゆっくりと左右上下斜め、つまりは四方八方を見ながら静々と進むしかない。

2メートルの天板をもって、静々と・・・
これがめっぽうきつい。

ぎっくり腰の恐怖が脳裏をかすめる。

機械にセットし、幅切り。
その後、再び持ち上げ、再び静々と移動。

鉋がけ。
上、下、横・・
そのたびに持ち上げてひっくり返す。

おまけに材はホワイトオーク。
重いし、固いし・・

ヒーヒーいいながら何とか完了。

大変だが、この満足感は何物にも変えがたい。

梅雨の晴れ間。
まだ続きそう。

明日は?

納品でした。

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2008年6月12日 (木)

段取り大事

梅雨に入って覚悟・・と思っていたら。

晴れsun

肩すかし。

おかげで、いろいろと作業もはかどる。

ただ、雨と晴れの繰り返し。
工程は猫の目のように変化する。

その中でも最大限に効率を上げるためには、複数アイテムの同時進行が必須となる。
その結果・・保管場所には仕掛品が山と積まれることになるのだ。


こればかりは・・・
省スペースだけは物理的に無理。

仕掛かり、組み立て、仕上げ、納品。
これらをうまくローテーションしなければ、パーツの山でついには動きが止まることになりかねない。

このように、木工は技術のみでこなせるものではなく、それ以前の段取り・・
これが最も大事なのである。

まあ、木工に限ったことではないけどね・・・

で、どうするかな~

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2008年6月11日 (水)

地図を読む

ちょっとここのところ、にわか山歩きマニアになってしまった。
先日も小雨の中、九重のミヤマキリシマを堪能してきたのだ。

中高年が山登りにはまるという気持ちがよく分かる。
若かりし頃は、単にピークを目指してひたすら登るばかりだったが、今では風景や小鳥のさえずりを楽しみながらゆっくり登る。 それが楽しい。


そして、もう一つ楽しみを知った。

それは・・・ 読図。

あるサイトで、読図の必要性を説いていた。
ちょっと興味深い記事だったので、早速紹介されていた本を購入。

 「地図の読み方」 平塚晶人 (小学館)

これは、国土地理院から発行されている2万5千分の一地形図の読み方を教える本だ。


面白い♪
それまで、地形図などは単に等高線の羅列ほどにしか思っていなかったが、その中にこれほどまで詳細な情報が盛り込まれているとは衝撃的だ。

まさに、眼からうろこが落ちるとはこのこと・・・

時刻表マニアが時刻表を見ながら旅をする気分を味わうのと同じように、地形図を見ながら擬似登山をすることができる。

新しい楽しみを見つけた。


今では、昼休みなどに登山系のHPを覗き、片方で国土地理院の地形図をウィンドウで開いて、登山レポートを読みながら地形図を追いかけるのが極上のひと時。

地図オタク一直線。


あいにく梅雨に入ってしまったが、梅雨の晴れ間があれば、今度は登山図と共に地形図をもって山に繰り出してみようと思っている。

四十の手習い。
面白い遊びを見つけた♪

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2008年6月10日 (火)

入梅

入梅したとのこと・・
ついに来たか。

木工にとって、最も悩ましきこの時期。
天候に左右される業務のため、生産性の低下は不可避。

なので、この時期の製作予定はいつも少なめにしているのだが、納期の遅延のため、その余裕もなくなってしまうのが悩ましい。

梅雨時はお休みにする木工所もあるとかないとか・・
優雅なことでうらやましい限り(皮肉じゃないよ)


本格的な雨は夜中から始まり、明日はまとまった量が降るらしい。
オイル塗布をバタバタとこなして、材の保管場所には雨よけのベニアを立てかける。

さあ、梅雨め。
来るなら来てみろ(やけくそ)

そして、湿度に悩まされ、ようやく梅雨明けしたあとは・・
そう、35度を超える熱波に悩まされることになるのだ。


ああ、厳しい季節がやってきた。

日本全国の木工諸氏、頑張りましょう。

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2008年6月 9日 (月)

悩みこそが

どうやら今週中に梅雨に突入するらしい。
そんで、今日は梅雨前の最後の晴れらしい。

となれば、やることは唯一つ。
板剥ぎ。

先のものまで見越して、一気にあれこれとやってしまわねば。


しかし、板剥ぎは悩ましい。
技術的に難しいのももちろんだが、木取りの困難さは他の追随を許さない。

例えば、テーブルなど・・
天板の美しさがすべてだ。

木目、色合い、風合い・・
さらに、反り、捩れなどの癖の具合・・

それら複雑に入り組んだ制約を解きほぐし、ベストの状態に組み上げる力が必要。

そして、それこそが量産家具に対して小さな手作り工房が優位性を確保できる唯一のことかもしれない。


効率化・・
合理化・・

しかし、板剥ぎの木取りだけはどうにもならない。

悩む。
物づくりとは、とかく難儀なものだ。

でも、悩みのない物づくりならとっくにやめている。

悩みこそが全ての源泉。
幸せなことだと思う。

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2008年6月 7日 (土)

ジョギング その成果は? 8

ジョギングも9ヶ月目に突入した。
最初は一人孤独に走っていたが、一月半前から長男(中一)がついてくるようになった。

何事も継続することの大事を日ごろから口うるさく言っている手前、もはや止めることはできなくなった。


それにしても・・
中学生の体力はすごい。

最初の頃はヒーヒーいいながら走っていたのが、もはやトップスピードでは全然かなわなくなってしまった。

私の8ヶ月の成果を、わずか一月半で早々と抜きさってしまった。
恐るべし、中学生。

あと半年ほども経つと、もはや一緒にジョギングすることもできなくなることだろう。
ジョギングからランニングへ・・ペースアップしていくのだろう。

悔しいけど  嬉しい。

息子に追い越されること。
複雑だが・・

やはり  嬉しいね♪

さて、おじさんはおじさんなりに、ゆっくりと鍛えていくことにしよう。
マイペース、マイペース。

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2008年6月 6日 (金)

博多へ

打ち合わせで博多へ・・・

ホームシアターの機器を入れ込む大きなラック。
家具というより、設備機器といったほうが良いかも?

家の設計、配線、コンセントなどが密接に絡むので、お客様とホームシアターの業者さんを交えての3者打ち合わせ。


規模が大きく、構造も複雑で制約も多いが・・
チャレンジしがいのあるテーマ。

さあ、どうするか??
帰り道、共同制作をする山根さんとあ~でもない、こ~でもない と話しながら。


困難な仕事は、自己を成長させる格好の題材。
精一杯悩むこととしよう。 (汗)

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2008年6月 5日 (木)

コーヒーショップが・・

ここのところ、飲み会続き・・
昨日は、会社時代の同期達と久しぶりの再会。
楽しかった♪


さて、話題は同期会のことではない。

居酒屋の集合まで時間があったので、ちょっとコーヒーでも飲もうと思ったのだが・・
喫茶店がないね。

いや、スターバックスやドトールなど、コーヒーショップはむしろ増えているのだけど、旧来の喫茶店がこれに反比例するように駆逐されている様子。

ふ~

もちろん、コーヒー専門店はあるのだが、駅から少し歩かなければならないし・・
それに、専門店にありがちな独特の雰囲気が最近馴染めなくなっている。

コーヒー一杯に心血を注ぐ職人魂は感動的なのだが、お客としてもその儀式のような所作を邪魔せず、店の雰囲気を壊さないように気を使う・・・ 
以前はそれら一連の動作を楽しみ、その雰囲気に浸ったものだが、最近はどうも肩がこりそうで足が遠のいている。

そんで、結局昨日もドトールコーヒーでブレンドとクレープ。
そして、李登輝の書「武士道解題」をめくる。


たかがコーヒーだけど、考えると少し深いところに行ってしまいそうだ。
他山の石・・

もちろん、木工だって他人事ではないのだ。

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2008年6月 3日 (火)

Junさんをお迎えして

先週末のこと・・
木工オフ会だった。

ネット社会ならではのイベント。
小倉の居酒屋で・・ 焼酎ともつ鍋に舌鼓を打つ。


今回は、3年ぶりにknotty workshop の Junさんをお迎えしてのオフ会。

木工をされている方ならご存知の通り、ネット黎明期からいち早く良質な木工情報を発信されている草分け的存在だ。

今回、こちら方面への出張があり、その忙しい時間をぬっておいでいただいた。

他のメンバーはいつもの通り・・
のほほんさん、松本さん、pongooさん、イスアキラさん と、これまたネットでは名の通った人ばかりで、ここ北九州の木工密度は結構高いかも?


もちろん、木工人ばかりの会なので、話は木工のことばかり。
楽しかったよ~

孤独な作業が続くこの仕事。
たまのオフ会は、エネルギー充電の良い機会なのだ。

次回は・・ 秋?
それまで、木工ネタを貯めておくことにしよう。

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2008年6月 2日 (月)

手作り感6

とにかく、最初の頃は困ったときの組み手・・なんて感じで、手作り感演出のために用いること頻繁だった。

組み手=手作りの証明 という方程式だ。
安易だね。

当時、売り込みのために展示会やクラフトフェアなどにも頻繁に参加し、露出をあげることに必死。
必然的に、お客さんとふれあい、会話をする機会も多く得た。

そこで気付いたこと・・
組み手に興味を払うお客さんなんて、ほとんどいないこと。

たまにこのような造作をしげしげと眺めている人がいると、決まって同業者かアマチュア木工家。
つまり、技法などに興味を払うのは、木工関係者しかいないということだ。

お客さんに、これが蟻組みですよ・・
伝統技法なんですよ・・
丈夫ですよ・・
などと説明するも、関心を引くことはできず上滑り。

頭を抱え込むことになった。

迷路。
どうすれば手作り感を演出できるのか?

試行錯誤の日々は続き、あるとき気付いた。

手作りとは造作のことではない。
手作りとは技法ではない。
手作りとはデザインではない。
そして、手作りとは演出するものではない。

手作りとは、お客さんの話を良く聞く事。
お客さんの思いを自分のものとして理解し、共有すること。
そして、それを形にすること。


そう、
手作りとは心構えのことなのだ。


ちょっと視界が開けた思いがした。
デザインの自由度が広がった。


手作り感は小手先で演出するものではなく、自然と感じていただけるもの。
例えば単純な箱でも、お客さんとの対話から生まれたそれには、自ずから手作り感が漂う。
そうありたいし、そうあるべきだ。


悩んでいるとき、手作りの看板を外そうかと思った。
でも、やはり看板を外すのではなく、看板の意味を考え続けることを選んだ。

そして、今でも悩み続けている。

手作り・・
何気なく、そして、便利な言葉だが、深耕するほどにその本質は限りなく深くなっていく。

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2008年6月 1日 (日)

手作り感5

大量生産の対語としての「手作り」 その範囲はずいぶんと広い。
このため、手作り感を追い求めるのは、羅針盤の壊れた船で島を目指しているようなものだ。

漂流!
この言葉がぴったりくる。

私なんて、開業してから・・
いや、訓練校の頃から碇のない舟のようにフワフワしている。

そして、このフワフワ感は、木工暦が長くなるほどにより強くなっている。
困ったもんだ。


ただ、手作りは、やはりお客さんとの距離感を近くしていなければ感じてもらえない。
どうやら、これだけは確かなようだ。

なので、フワフワな浮揚感をつなぎとめて、軸足をしっかりと着地させるためには、やはりお客さんとのコミュニケーションが欠かせない。
と言うよりは、それが全てだ。


開業当初、手作り感を「演出」するためにいろいろなことをやった。
組み手もずいぶんと使った。

組み手は大量生産品にはなかなか見られないものなので、手作り感を訴えるには便利なのだ。
そして、自己の技巧を誇示する顕示欲も同時に満たしてくれる。

便利だが・・・ 安易だ。

では、組み手を用いずに手作り感は演出できるのか?
そんなことを考え始めていた。


う~ン、やはりまとまりがなくなってきたぞ・・
でも、勢いで  つづく。


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