投入堂3
入山。
小さな川に架かる橋を渡り、少し歩くと・・
ええっ(驚)
人の列が、頭の上へ連なっている。
それまで、少しきつめの登山くらいかな? などと思っていたのだが、これは登山と言うよりは崖のぼりだ。
崖の土肌を砕いて、あちこちに木の根が露出している。
その根を手掛かり、足掛かりにして、ちょうどはしごを上るような按配で上へと体を押し上げる。
皆、無言で登る。
時折、上から石ころが落ちてくる。
そのたび、緊張が走る。
下を見る。
足元から下へと、やはり人が連なっている。
根っこのはしごを登ってくる。
ジャックとまめの木を思い出したりした。
しばらく行くと、岩場に出る。
鎖があり、これを手にして登る。
登った先には舞台づくりのお堂と、驚いたことに鐘楼がある。
鐘の重さは2トン。
調査によると、この場所で鋳た形跡はないらしい。
とすると、中型自動車一台分の重さがある鐘を、ふもとから運んで据え付けたのか??
人智は想像を超えている。
つづく
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