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2007年2月19日 (月)

要望と作風と9

ギャップの一例・・

木工では、木口が露出することをあまり好まない。
構造上、耐久性上、それが合理的なこともあったりするのだが、それ以上に意匠面としての理由が大きい。

このため、枠組みなどは留めにするなどして、できるだけ木口が表面に出ないようにしたりする。

そういうものだ・・と教えられ・・
先達の作例を見ても・・その通りの造作になっており・・

そのような”専門的な”目で見てみると、確かにそのように配慮されている作りが多いことに気付く。

なので、そうするべきなのだろうな・・
と、思い、それが自分の標準になっていく。


しかし・・
お客様は木口を忌避しないし、いや、むしろ、好むことも多い。

何故か??

それは、木口はフラッシュなどの量産ベニア家具では決して見ることができないからだ。

木口には年輪が表れる。
これがまさに無垢材の証明ともいえるもので、無垢材ならではの温かみを木口から感じられる方も多い。


これは氷山の一角、ほんの一例で、この他にも同様なことはあちこちにある。


私自身、お客様のご要望とのギャップを埋めていく作業は、このような小さなことから始まっていった。


つづく


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