« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

2006年3月31日 (金)

不器用のススメ2

不器用な人が家具を作るためには、どうすればよいのか?

まず第一に、粘り強いこと。

家具作りというもの、道具の習熟が不可欠だが、不器用な人はこれがなかなかうまくならない。
あっちでつまづき、こっちでつまづき・・

そのうち、いやになってくる。

投げ出してしまいそうになる。

もしくは、これくらいでいいんじゃない? と、妥協してしまいそうになる。

そこをぐっと我慢する。
または、気分転換に体操をしたり、将棋をしたり(?)して、またチャレンジする。

すると、あるとき突然できるようになる。


訓練時間と、習熟度は綺麗な比例関係にはない。

上達しない時間が延々と続く。
それでも粘り強く繰り返していると、あるとき、おっ・・できるじゃん! と言う感じで、突然できるようになる。
不思議なものだ。

この感じ・・・楽器の練習をしたことのある方なら分かるのではないかと思う。

ギターの場合、どうしても音が出なかったFコードが、あるとき突然弾けるようになる。
ドラムの場合、やはりあるとき突然ダブルストロークができるようになる。

器用な人は、この上達しない時間が短くてすむようだ。
反して、不器用な人は、その倍、三倍とかかるので、いやになるのだね。

ホント、器用な同級生がうらやましかったこと・・・

つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月30日 (木)

不器用のススメ

この仕事をしていると、「器用でいいですね~」と、よく言われる。

と~んでもない!

何を隠そう、この私、自他共に認める不器用人間。
この為、会社を辞めて家具作りをする・・・と宣言したとき、周囲の誰からも本気にされなかった。

まあ、人はともかくも・・・
この自分自身が一番不安で、果たして本当に家具作りなんてできるのだろうか? と、思ったものだ。


今は・・・
相変わらず不器用で、この生来の特性は、そう簡単には直らないようだ。


訓練校でも、あまりできの良い生徒ではなかった。

研ぎでも、のこぎりでも・・器用な同級生はすぐこなしてしまうが、こちらはそりゃ大変。
研げば丸刃、のこぎりは曲がって切れる・・と言う具合。


でも、不器用でも家具は作れるのだ。
いや、家具に限らず、どのようなものでもそうだと思う。

不器用ばんざい??

と言うわけで、不器用のススメについて書いてみよう。
と言っても、たいしたことは書かないと思うが・・・

つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月29日 (水)

つらくも楽しい

板組み家具の仕上げのため、一日中鉋をかけていた。

鉋がけ・・・木工を象徴するような作業だが、これ、かなりの力仕事。
鉋をしっかりと押さえつけて、腰を入れて引いて行く。

緩慢な腕立て伏せをしているようで、腕の筋肉が悲鳴を上げそう。

そんなこんなで、肩こりは慢性化。
これ、職業病なり。


つらい鉋作業だが、削った後の木肌を見ると、その疲れも吹っ飛ぶのだ。

達成感、満足感も、木工作業の中で一番大きいかもしれない。
だから、つらいのだが、とても楽しい作業でもある。


ただ、鉋仕上げには若干なりとも引きムラが出る。
超絶技巧の鉋師ならば別だろうが、十人並みの私の腕ではなかなか鉋一発仕上げはできない。

そこで、この引きムラを取り去り、全体を均一に慣らすためにサンダーをかける。

もったいない・・・いつもそう思う。

鏡のような鉋仕上げの艶が、サンダーで曇っていく。
でも、こうやって慣らしたほうが、仕上げ後の見栄えはいいのだ。


とにもかくにも、準備完了。

これは、後日お客様をお招きして、共同で組み立てることになっている。
傷つけないように、大事に保管しておかなきゃね♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月28日 (火)

迷惑トラックバック

朝気付くと、迷惑トラックバックが十数件。
このやろ~(怒)

すぐに削除手続きをとるも、コントロール画面が開かない。
ニフティーのサーバーメンテとのこと。

またか!!

ここのところ、どうもニフティーが不安定だ。


夕方過ぎにようやく復帰。

さあ、削除・・・
と思うと、これが遅い。

どうなってんだよ??

ニフティー・・しっかりしてくれよ。


何度かトライして、ようやく削除できた。


こんな感じで、時々妙なコメントや、トラックバックが来ることがあります。
気付き次第直ちに削除していますが、様々な事情により、メンテナンスが追いつかないこともありますので、妙なタイトルのコメントや、トラックバックにはアクセスしないようご注意ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月27日 (月)

春の風物詩

朝は肌寒いが、昼間は暖かい。

工房には、断熱材なんてもちろん入っていないので、さながら温室のよう。

そう言えば、知り合いに断熱材入りの豪邸ならぬ、豪工房(?)を建てた人がいる。
そのうち、エアコンが入るんじゃないかな?

まあ、ともかく・・
あたしんちの工房には、そんなものないので、寒いときは寒いし、暖かいときは暑いくらい。


こんなとき、服の調整が面倒。

朝は寒いので、薄めのフリースの上から作業着を着ているが、昼間はさすがにこれでは暑い。

なもので、作業着を脱ぎ、フリースを脱ぎ、そして再び作業着を着る・・となる。


夕方になると、また冷え込んできて、作業着一枚では寒い。

なもので、作業着を脱ぎ、フリースを着て、そして再び作業着を着るわけで、もう・・・めんどくさい!!


まあ、でも、冬の寒さよりは10倍はましだ。

作業着で悩む・・・これも木工ならではの春の風物詩なのだ。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年3月26日 (日)

大宰府へ行く

朝一番で納品へ。
高速を飛ばして、一路大宰府まで。

ところが、ぼ~っと運転していたため、大宰府インターを行き過ぎてしまった。
次の筑紫野インターで降りて引き返す。
でも、道が・・・分からん。

セブンイレブンに入って、福岡の地図を立ち読み。
ようやく現在位置把握。

で、何とかたどり着いたってわけだ。

カーナビなんてしゃれたモン、ありませんぜ、だんな!
おまけに、カーステレオのテープはイジェクトボタンを押しても出てきやしねえ!

ともかくも、椅子四脚、無事納品完了。
パインの椅子。

お部屋は杉をふんだんに使ったナチュラルなイメージ。
大きなテーブルも、杉で大工さんが誂えたそうだ。

パインとよくマッチしていい感じ。

納品後に、以前から行きたいと思っていた九州国立博物館へ・・
お客様にご案内していただいた。

なんと、招待券までいただいてしまって、恐縮するばかり。

p060326_016

博物館は・・・いや、これはすごいよ。
教科書で見たものが、その実物が、その本物がそこにある。

あっち見ても、こっち見ても、上見ても、下見ても、右見ても、左・・(くどい)
ともかく、どこを見ても目玉商品のオンパレード。

これは、もう一度歴史を勉強しなおして、きちんと予備知識を仕入れて見に行きたいところだ。

楽しみができた。


その後、太宰府天満宮へ・・・
p060326_017

受験のお礼参りだろうか?
親子連れが多かったような・・・

天満宮裏の桜は三分咲きほど。
その奥に、有名なお石茶屋がある。

ここ、梅が枝餅が美味しいのだ♪
p060326_018

でも、ダイエット中なので買わずに帰る。


久しぶりに、文化的な雰囲気に浸ったようだ。
たまには、こんな休息もいいね。

満喫しました。
O様、ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月25日 (土)

仕事三種

午前中、打ち合わせへ。
製作直前の打ち合わせ。

注文家具なので、打ち合わせは欠かせない。

では、打ち合わせって、いったい何回くらいやるのだろう?
なんて、素朴な疑問ありませんか?

作るものによっても違うのだが、一回で終ることもあれば、10回近く行うこともあったりする。

回数を重ねるごとに、徐々に輪郭がはっきりしてくる。
この、積み上げていく過程も、注文家具ならではの楽しみかもしれない。


打ち合わせ後、写真撮影へ。
今日は天気で気持ちがいい。

こんな日は、どこか気持ちのいいところに車を止めて、本読んで、昼寝でも・・したい気分だが・・・
いや、仕事、仕事。


その後帰宅して事務仕事など。

ふと気付くと、温泉の無料招待券が残っていた。
なんと、もうすぐ期限切れではないか。

というわけで、夕方からいそいそと出かけてしまった。

仕事はどうした??

ご心配なく、湯船の中で、いろいろな構想を練るのも立派な仕事なのだ・・よ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月24日 (金)

訓練校といえば

家具の合間に、小物をいろいろと製作中。

小物・・・といって侮ってはならない。
小物で、寸法が小さいほど、精度はむしろシビアになる。

また、各パーツも小さくなるので、加工もしにくい。


5センチに満たないパーツの鉋がけなんて、結構な高等技術だぞい!

短尺材の鉋がけは、訓練校で散々練習した。
その成果が今活きている・・というわけだ (エヘン)


訓練校といえば・・・

そう、もう卒業の時期。
そして、来月は新入学。


入学を控えて、このブログを読んでいる皆様もいることでしょう。

そんな方のために、ちょっとしたアドバイスをメインサイトの「木工Q&A」に書いてます。
4月にかけて、思いつくまま更新していきますので、是非参考にしてください。

ただ、独断・偏見が散りばめられておりますので、取り扱いにはくれぐれもご注意!


ああ、桜も咲いたし・・・いつ花見しようかな?
あっ いや 仕事ももちろんしてますよ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年3月23日 (木)

そこの、アホなサイト管理者へ

毎日届く迷惑メール・・うんざり。

今年に入ってから、数が徐々に増加しており、今では一日あたり80通を超える勢いだ。

迷惑メール登録をして、受信拒否をするも、焼け石に水。


まあ、HP上にメールアドレスを公開しているので仕方がないことではあるのだが・・・

これを避けるためには、属性を画像などに転換してやれば済むのだが、そうなると、お客様の使い勝手が悪くなるので、踏み切ることができない。

お問い合わせフォームも考えたりするのだが、このようなテンプレート型のものは、どうもあまり好きになれない。

そんなこんなで、解決策がないままの運営となっている。

まあ、プロバイダのほうで自動的に迷惑メールやスパムメールを振り分けてくれるので、まだ今のところ何とか処理できている。

それでも、まれにお客様のメールが迷惑メールフォルダーに入ったりするから油断できない。


困ったもんだ。


ところで、迷惑メールもいろいろなものがある。

中には、インテリア、資材関係の紹介をするような一見便利なものもあったりするのだが、この手のものは、一方的にメールを送りつけておいて、不要ならば登録解除せよなどという、ホントに腹立たしいものが多い。

どのように優れた内容のサイトでも、このような親切の押し売りみたいな態度で来られたら、それだけで絶対このサイトにはアクセスするものか・・・なんて思うのは私だけではないだろう。

宣伝のつもりか? ネットマーケティングでもやっているのか?
真意は不明だが・・

そこのあほなサイト管理者さんよ・・・
こんなことして、日本全国に不評をばら撒いていることに早く気付きなさいよ!

ホントに・・・いいかげんにしなさ~い!


ああ、ちょっとすっきりした。

さあ、また迷惑メール退治にかかろうっと!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年3月22日 (水)

ラッキー

午前中、納品と打ち合わせ。

終って時計を見たら、もうお昼過ぎ。

帰宅途中で昼食を済ませ、ついでに本屋さんによる。
ダヴィンチコードをついに買った。

ミーハーなので、ずっと読みたいと思っていたのだが、同時にしみったれなので、文庫化されるのを待っていたのだ。

これで、夜のくつろぎのひと時が充実しそうだ。


昼からは、次作、次々作、次々々作・・・などをまとめて木取り。
力仕事だ。

無言になる。

はぁ~ 疲れた。

さあ、養生して・・後日の加工に備えるのだ。


力仕事にけりをつけて事務仕事にかかっていると・・
ごめんくださ~い! の声。


新聞屋さんである。

更新してくださいとのこと。

了解!

おまけは何がいいですか?

そうか、おまけくれるんだった(ラッキー)


洗剤、石鹸、ビール・・・それから・・・


ビールください(きっぱり)


ビール(正確には発泡酒) 2カートンゲット!


ラッキー!


ああ、でも、ダイエット作戦崩壊の危機が・・

あああ~

毎日悩みは尽きぬ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月21日 (火)

おめでとう 王ジャパン

やったぜ、王ジャパン♪
もう、今日はこれに尽きる。


荒川選手以来の興奮だった。


途中、いろいろあったが、日の丸を背負う重圧の中で、最高の結果を残した監督、選手に敬意を表したい。


オリンピック、WBCと続き、さあ次はワールドカップじゃね。
ジーコジャパンも頑張れ!

今年は盛り上がるね~♪


やっぱり、スポーツって素晴らしい。
と思った今日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月20日 (月)

ビールの誘惑

鹿児島で桜が咲いたそうだ。

いよいよ春!

Spring has come♪

楽しい季節になってきたぞ。


ところが、暖かくなってくると、少々悩みも出てくる。

と言うのは・・・

増えた体重を減らすために、ずっとビール断ちをしているのだ。
最初はつらかったが、慣れてしまうとそれはそれで平気になる。

でも、あまりダイエット効果は無いようでもある。
でも、少なくとも増えてはいないから、無いと言うことも無いようでもある(紛らわしい)

まあ、代わりに焼酎のお湯割を飲んだりしてるんで、あまり意味が無いかも?


とにかく、ビール断ちがそれほど苦痛でなかったのは、冬で寒かったから・・・という理由が大だ。

これが、暖かくなると、その誘惑を絶ちづらくなりそう。

うう・・・まずい。

日々の悩みは尽きないのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月19日 (日)

黄ばんだ図面

注文家具屋なので、フルオーダーのご依頼がほとんどだが、時々HPと同じモデルのご依頼をいただくことがある。

最近、このようなご依頼も増えてきた。


過去の図面を引っ張り出したり、試作品が残っているものは、保管場所の奥からほこりまみれになったものを取り出して参考にしたりする。


懐かしい!

大掃除のとき、昔読んだ漫画や、古いアルバムなどを見つけて、掃除そっちのけで読みふけったりする・・あの感じに似ている。


ああ、あの時は、こんな設計していたんだな~
なんて感じ。

今改めて振り返ってみると、ずいぶんと無駄なことをやっていたり、ちょっと野暮ったいデザインだったり・・・

それらを少し修正して、改めて作ってみる。
どれほどの差が見えるのか?
これが、自分の進歩の証なのかもしれない。


今月末で、開業丸四年。
早い早い・・・と思っていたのだが、少し黄ばんだ図面に確実に月日の経過を感じる。

進歩しているのかい?
と、図面が笑いかけた・・・ように感じた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年3月18日 (土)

おひとついかがですか

作業をしていると、いろいろな人が来る。

郵便屋さんや、宅配便はおなじみ。

その他、定期的にくるのがガス屋さん、水道屋さん、電気屋さん、
面白いところでは、お味噌屋さんが時々御用聞きに来る。

また、めったに来ないけど、銀行の営業マン。
融資のご案内。

こんな弱小工房に融資してくれる、奇特な銀行もあるのだね。

でも、これ以上借金を増やしたくないので、今は丁重にお断りする。


そして、近頃はあまり来なくなったが、塗料メーカーの営業マン。


最近では、郵便局からゆうパックの売込みがあった。
郵政公社も頑張っているのね。


これ以外に、招かれざる訪問者もちらほらと・・・

一昨日、ボランティア団体を名乗る若い女性が来た。

録音テープを再生しているようなしゃべり方で、なにやら袋を差し出す。


「おひとつ・・・いかがでしょうか」 (微笑)


なんだ? これ?


「障害者が、一生懸命袋詰めしました」 (微笑)


みると、どうやら布巾のようだ。


「おひとつ・・・いかがでしょうか」 (微笑)


もらえるのかな?


「いえ、障害者団体への協力と言うことで、おひとついかがでしょうか」 (微笑)


つまりは、買えってことだよな。
さて、ハウマッチ?


「障害者が一生懸命袋詰めしました  2000円になります  障害者団体への協力と言うことで、おひとついかがでしょうか」 (微笑)


どうやら、体の中に再生装置と乾電池が組み込まれているようだ (奇怪)

それにしても、この布巾・・・
どう見ても100円ショップで5枚束で売ってそうな代物・・・


2,000円はないでしょう。


「障害者団体への協力・・・・・・・」


やはり、同じフレーズしか再生されないようだ。


まあ、ここでボランティアの意義や、その他諸々のことについて云々言うつもりもないが・・・

どういう事情があるにせよ、突然人の家にやってきて、善意を人質に取るような物言いで、正当な価格の20倍以上のものを請求するような行為がまかり通るはずもないだろう。


2,000円というと、木工の商品では額縁くらいになる。
これ一つ作って、その対価をお客様に払っていただくまで、どれほど多くの工程があるか。

布巾はお返しして、彼女にはお帰りいただいた。

名乗っていた団体名をインターネットで検索すると・・・
うわぁ~ 出てくること・・・


まあ、これ以上は書かないことにしましょう。


結論は・・・お引取りいただいてよかった。
ということでした。


昼間、作業をしていると、実にいろいろな人が来る。
でも、それはそれで、結構楽しかったりもするのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月17日 (金)

砥石について10

鉋で逆目を掘らないためには、なんだ、かんだ、あれも、これも・・いろいろ大変なことがあるのだが、ここでは砥石に限って書いてみたい。

以前、砥石は面を常に平面に保っていなければならないと書いた。
これが、逆目と関係してくるのである。


逆目を掘らないために大切なことの第一は、刃の出を極力ぎりぎりに抑えること。

出をぎりぎりにすると、鉋屑も薄くなる。
よく、大工さんが しゅ~っと 透けるような鉋屑を出していたりするが、薄いほど逆目は起こりにくい。


では、どれくらい薄いのだろうか?

ものの本によると、だいたい30ミクロン(3/100ミリ)くらいの薄さで良い鉋屑とされているようだ。

と言うことは・・・・・
そう、砥石の面も当然30ミクロン以下の平面に保ってなければならない・・ のだ。


こりゃ大変だ。


しかも、研いでいるうちに、砥石の形はどんどん変わっていく。

どれほど平面を作っていても、数分も研げば面はたちまち崩れる。


こりゃ大変だ。


そうなんです、大変なんです。


このように、どんどん変わる砥石の形、そして刃の形・・・
この状態の中で、どうやって刃先を真っ直ぐに研ぎあげるのか?
これが超難問。

しかも、この砥石の難しさは、鉋全体のほんの一部にしか過ぎない。


あぁ~ どうする・・・??


なんてわめきながら、鉋の本当の難しさにはまって行ったのであった。

そんな開業当時の話・・・


今では・・・
まあ、多少は上達したかも?

それでも、まだまだ鉋は難しい。

だから・・・・面白い!


今年、訓練校へ入学される皆様・・・
ようこそ、鉋の世界へ・・・

この長い道のり、楽しみながら修行してください♪


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年3月16日 (木)

砥石について9

独立して、初めて使った材はパインだった。
これは問題なくこなせた。

次はチェリー・・
逆目で苦労したが、まずまずOK。

続いてホワイトアッシュ。
今は使ってないが、開業当時はこの材を多用した。

広葉樹にしては原木価格が比較的安価であるので、慢性的資金難であった開業当初にあってはとても重宝したものだ。

これも、鉋がけは思いのほか難しくない。


そして真打登場 パンパカパーン♪

ホワイトオーク そして ハードメイプル。


購入するときに、材木屋さんから「大変ですよ」と言われた。


その通り!

なんじゃこりゃ??

と言うのが第一印象。


まあ、今でこそ二つとも何とかこなすことが出来るようになったが、開業当初のへっぽこな腕前ではこの二つの壁は高かった。


まあ、それでも順目(ならいめ)ならば何とかなる。
問題は・・・逆目。

節があったりすると、どちらから引いても逆目が起きる。


なんだか、話が砥石からそれてしまった。

鉋がうまくかからない理由はたくさんあるので、なかなか全てを説明することは出来ないが、もうちょっと砥石について書いてみよう。

この砥石シリーズも長くなったな~

つづく

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年3月15日 (水)

砥石について8

一転して今日は暖かい。

暖かだと、刃の研ぎも楽チン♪


というわけで、砥石の話。


砥石の面は、常に平面にしていなければならない。
なぜなら、刃物は砥石の形を逆転写して研ぎあがっていく。

凹んだ砥石で研ぐと、刃物は凸になってしまうのだ。

その逆に、砥石が凸だと刃物は凹・・ということになる。

どちらも具合が悪い。


なので、砥石を平面に保つのは大事なことなのだ。


とは言っても、そんなに神経質になることないやろ~
なんて、すぐいい加減に考えてしまいがちなのが私の悪い癖。

研ぐことばかりに夢中で、砥石の面直しは滞りがち。
多少研げるようになると、そればかりに夢中になるのだ。


それでも、訓練校で使うような素直な材ならば、ほどほどの研ぎでもそれなりに削ることができる。

なもので、いっぱしの鉋の使い手になった気分でいたのだった。


ところが、独立して固い材を使うようになると、その鼻っ柱は無残に打ち砕かれることになるのだった。


つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月14日 (火)

砥石について7

寒波!
寒い。

寒いときは、刃の研ぎがつらい。

というわけで、砥石の話。


とにかく最初のうちは、研ぎばかりに意識が集中する。
砥石の上で刃物が安定せず、丸刃とよばれる状態になったりして、なかなか切れる刃物になってくれないのだ。

これで悩んでいる方も多いことだと思うが、丸刃の克服は、実はそれほど困難ではない。

毎日研いでいると、ひと月もすれば真っ直ぐに研ぎあげることができるようになる。
長い時間研ぎ続けるよりは、一日数分でも良いので、毎日やっていることが大事。

コツ・・・というより、根気の問題かも。


真っ直ぐ研げるようになると、研ぎも結構楽しくなる。


こうなると、調子に乗ってどんどん研いでいったりするのだが、ここに落とし穴があるのだ。

それは・・・


砥石の面管理!

面・・・ツラと呼ぶ。


砥石の面は、常に平面に保っていなければならない。
これ、研ぎで最も大事なことなのだ。


が、駆け出しのときには、その重要性があまりよくわからない。

これが、研ぎを更なる迷宮へ誘う原因となっていくのだ。


つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月13日 (月)

解放感!

朝一番で、確定申告の書類を郵便局へ持っていく。
やっと終わった。

すっきりした♪

この解放感・・・

例えるならば、受験が終わり、これで明日から受験勉強をしなくて良いんだな~ と気付いたときの、あの感じに似ているかな。


自営業の宿命とは言え、毎年とっても面倒。
だが、これで一年の総括を数字という最も客観的な指標で確認することができるので、それはそれで意義深いことでもある。

まだまだ無駄が多いかな~?

業績改善の要諦は、最も単純にして重要なことだが、入ってくるものを増やして、出て行くものを減らすこと!
これに尽きる。

さらに気を引き締めていかねばならないと思った今日なのであった。


ここのところ、書類作成にかかりきりで、お問い合わせに対するお返事が滞ってばかり。
お待たせしている皆様、申し訳ありません。

今から順次、鋭意回答させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

というわけで、砥石の話はまた明日。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月12日 (日)

砥石について6

刃を研ぐときに大事なことは、とにかく真っ直ぐに研ぐこと。

鎬面を真っ直ぐにすることと、刃先を真っ直ぐにすること。
これが基本。

が、最初はなかなかこれがうまくいかない。


研ぎ方の姿勢、刃の持ち方、力の入れ方など、授業でも習うし教科書にも書いてあるのだが、いざやってみるとなかなかうまくいかない。

訓練校でも、最初の数ヶ月はひたすら研いでいるばかりだ。


こればかりは、ひたすら繰り返して体で覚えていくしかない。
それでも、ひたすら研いでいると、ひと月ほどすれば大体は真っ直ぐ研げるようになるものだ。


そんなこんなで、とにかく研ぎそのものに意識が集中する。
もちろん、それはそれでいいことなのだが、ここで大きな見落としをしてしまうのである。


今年訓練校に入校を予定されている方は、是非引き続きご覧くださいませ。

つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月11日 (土)

砥石について5

さて、私の使っている砥石は・・・
普通の人工砥石。

キング社製の 中砥石(#1000番) 仕上げ砥石(#6000番)

たぶん、人工砥石の中では最もポピュラーなものだろう。


訓練校のときからこればかりで、今の砥石は三代目。
およそ、一年半で一つの砥石をすりつぶしていることになる。

切れ味は・・・
良い♪

と言うより、これ以外使ったことないので評価方法としてはかなりあいまいだが、これでパインからメイプルまで・・・軟から硬まで対応できる。

きちんと研いで、鉋も適切に調整しておけば逆目も起きない。
実用的には全く問題ない・・・と思っている。


値段は・・・
実勢価格で 2,500円前後かいな?

これで一年半持つのだから、安い・・と言えるかも。


ホームセンターでも普通に売っている、どこにでもあるキングの人口砥石。

ところが、実際に研ぎを始めると、それは奥の深い世界・・・迷宮に入ってしまうのだ。

つづく・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月10日 (金)

砥石について4

プロバイダのサーバーメンテナンスとかで、ずっとアップできなかった。
ニフティーさん、しっかりしてね!


ただいま、椅子8脚の製作と、確定申告の伝票整理(まだやってない!)で少々グロッキー気味。
昨日は、徹夜で伝票のパソコン打ち込み。
だから、日ごろからまめにやっておけばいいのに・・


砥石の話・・・

天然砥石、まさに目が飛び出るほど高価なものだが、ところが、高価だから研ぎ上がりが良いとも限らないのだそうだ。

なんでも、刃物によって砥石の相性は違うとのこと。
つまりは、自分の刃物にぴったりの天然砥石を探さないことには、鋭い切れ味にはならないのだ。

これ・・・品質管理の言葉では交互作用と呼ぶ。
もしくは、男女の恋愛関係にも似ているかもね?


例えが極端でよく分からんが・・
いずれも大変困難な問題であることには違いなく、刃物と砥石の関係も、これらと同様に厄介なものなのだ。


なもので、いまだに天然砥石に手を出せずにいる。


つづく・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 8日 (水)

砥石について3

天然と、人工・・どこが違うのか?

と言ったって、白状すると、私は天然砥石を使ったことがない。
なもので、天然砥石を実体験として語ることはできないのだ。


天然砥石・・・
ちょっと憧れる。


行きつけの道具屋さんに言わせると・・・
「天然砥石でなけりゃ、刃のホントの切れ味なんざ、分かんね~ぜ ちきしょーめ」
なんだそうだ (脚色あり)


なんでも、日本産の天然砥石は世界最高なのだそうだ。
最高の切れ味を誇る日本の刃物文化も、この砥石がなければ発達しなかった。
・・・そうだ。


なんて話をしながら・・
道具屋の親父さん・・取って置きの天然砥石を奥から出してきた。


おおっ これが!

と言っても、よく分からん。
傍目には、普通の石である。


が、その価格・・・
20万円なり。

ニジュウマンエンナリ で、目が回る。

目が回ったところで、つづく。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2006年3月 7日 (火)

砥石について2

砥石といえば、昔は台所にあったように思う。
お袋が刃を研いでいたような・・いなかったような?

記憶があやふや。


ともあれ、ステンレス包丁の台頭とともに、砥石は一般家庭からは姿を消してしまった。


私も、訓練校に行くまで砥石なんて触ったこともなかった。
一般の人には縁がないものだよね。


で、この砥石。
ぼ~っと見ていると、単なるレンガブロックのようでもあるが、なかなか奥が深い。

単純なものほど、難しい。
砥石を笑うものは、砥石に泣くことになるのだ・・ハハハ


さて、砥石にも天然物と養殖物・・じゃなくて、人工物がある。

天然砥石と人工砥石。

さて、いったいどこがちがうのか?


つづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 6日 (月)

砥石について

今日は雨模様で、沈丁花のにおいも強い。
春が近づいていると思うと、雨もそれほど鬱陶しく感じられない。


沈丁花の香りをかぎながら、刃を研ぐ。


研ぐ・・・と言えば。
そう、砥石。

砥石・・
これ、とっても重要なものなのだ。


木工職人の言葉に、「女房と砥石は人に貸すな」なんてものがある。
そう、砥石とは、それほど大切なものなのだ。


訓練校のときなど、研ぎの練習を始めたころは、研ぎそのものに意識が向きがち。
が、それ以前に・・いや、それ以上に注意を払わねばならないのは砥石なのだ。


というわけで、砥石を考えてみたい。


つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 5日 (日)

沈丁花

刃物を研いでいると、どこからかよい香りが・・・


沈丁花。


ああ~ 春が来たな~
と、この香りをかぐたび、毎年そう思う。


ところで、沈丁花といえば・・・
かなりマニアックな話になって恐縮だが・・・

同世代(40歳前後)、フォーク、ニューミュージックの洗礼を受けた方ならご存知と思うが・・・

その昔、コッキーポップと言う音楽番組があった。
確か、日曜の昼間に放送されていた。


これ、ヤマハ提供で、ポピュラーソングコンテスト・・通称ポプコン出身ミュージシャンの音楽を流していた番組。

司会は確か・・大石吾郎。


長い前ふりになったが、ポプコン出身の石川優子、そのデビュー曲が確か「沈丁花」だった。

ちょっと演歌調で、物悲しい雰囲気の曲。
石川優子の透明な歌声が印象的だった。

もう、歌詞も思い出せないが、沈丁花の香りをかぐたび、あの透明な歌声がフラッシュバックのように甦ってくる。

当時、高校生。
そんな時代もあったな~


恥を忍んで告白するが、何を隠そう、私もポプコンに出たことがあるのだ。
と言っても、最下層の楽器店大会。
で、見事落選。


そんな時代もあったな~


春が来るたび思い出す。
昔々の思い出話。

でも、ちょっとノスタルジックで感傷的な気分になったりする。
そんな早春の風物詩なのです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年3月 4日 (土)

やる気のカンフル材 

いい天気♪

どこか、遊びに行きたいな~

なんて思いながら朝刊を取りにポストへ。
見ると、材木屋さんからの請求書。

げげっ!


今回、高価な材料ばかり大量に買っていたので、きっと支払額も・・・・
おそるおそる開封する。
いつもながら、この瞬間がいや~な感じ。


・・ううっ・・・

 よ、予想通り・・

  いや、予想以上に・・高い・・


はぁ~ 


と、今度は佐川急便。
頼んでいたクランプなどの工具が届く。
これも、請求書在中。


さらに、郵便屋さんもやって来たってんだ~ ちきしょーめ。
その手には、機械屋さんからの請求書。


連続砲撃にさらされた気分。


こりゃ、遊びなんて行ってる場合じゃないぞよ。
仕事せねば。


全く、仕事のやる気を出すカンフル材として、請求書ほど効くものはない。

全ての伝票をまとめて、ネットバンクで振り込む。
さあ、減った分頑張って取り戻さねば。

どんどん作りますよ~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 3日 (金)

支えあってこそ

ご近所の木工家、コロールさんと連れ立って大川へ。

家具の町、大川。
必要な資材の買出し。

いろいろまとめて、三年分くらいの量を購入。
これで、当分は安心じゃね。


材木屋さんへも行って、情報交換。

困ったときの材木屋さん。
いろいろと助けられることばかり。


やっぱり、仕事って支えあって成り立っているんだよな~!

売主だの、顧客だの そんなもの関係ない。
お互いに、良い物を作って行きたい・・・という思いを共有して、信頼関係を築き上げてこそ、はじめてよいものができる。

そうに違いない!


もちろん、商売であるからには、収益だの、ビジネスとしての本流は大事なことだ。
しかし、それだけではない。

ビジネスの背後に、やはり背骨となる思いだったり、ちょっと大げさに言うならば、思想だったり・・・

そのような熱気がなければモノは立ち上がっていかない。


大川に行くたび、その熱気をもらって帰る。


帰りがけに、温泉によって、夜はそのまま飲みに行った。
これも、自営業の特権かも?

まあ、いいじゃないですか、たまには・・・ね♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 2日 (木)

両面テープはがしの必殺技

昨日、倣い加工でパターンビットを使う話を書いたが・・
倣い加工になくてはならないもう一つのアイテム。
それは・・・


両面テープ。


被切削材に、テンプレートを固定するためになくてはならないもの。

だが、この両面テープ
と~ってもはがしにくい。

このため、一つ加工するごとに、指先でごしごしこすりながら剥がしたりして、全く時間がかかることはなはだしいし、指先も痛くなって二重にいやな感じ。


昔から悩みの種で、以前もこのブログにボヤキを書いたこともあるのだが・・・
それをご覧になった方より、テープ剥がしの必殺技を伝授していただいた。


その技とは・・・


もったいぶるが・・・


クレープテープ!!

クレープテープ??
と思ってられる方もいるだろう・・・

これ、マスキングテープの一種である。


用済みになった両面テープの上に、このクレープテープを貼る。
よ~く、押し付ける。

そして、クレープテープの端を持って、エイやっと一気に剥がすとアレ不思議!
あれほど困難を極めた両面テープが、綺麗に、見事に  剥げる。


こりゃすごいよ。


ストレスがたまっていても、これで一気に解消。

一家に一個 クレープテープ。

指先が痛くて悩んでいる皆様・・・
是非お試しください。


M様、必殺技をご伝授いただきありがとうございました。
おかげさまで、倣い加工のスピードが三倍になりました(喜)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年3月 1日 (水)

切れる刃物は

朝起きると三月になっていた(驚)
まったく、この仕事始めてから時間の経つのが早い。

早すぎ!

このままだと、あっという間に老人になってしまいそうだ。

これって、労災?


くだらないことはこれくらいにしておいて・・・

三月が終わると、開業してから丸四年が経ったことになる。
よくやってきたな~ なんて感じる。

毎年、それなりに設備投資もやってきたのだが、以前も書いたように工房の狭さゆえ、もはや大きな機械の導入は不可能だ。

ので、その分を他の備品にまわしている。
とりあえず、クランプの増設、そして、トリマービット。


トリマービット・・
開業当初、その安さにつられて外国製のものを揃えた。
それを、徐々に国産へ変更している。

今日は、新しく仕入れた兼房製のパターンビットを使ってみた。

パターンビット・・・
倣い加工にはなくてはならないもの。

このあたりは、一般の方には良く分からないと思いますが・・
スンマセン!


いや、よく切れること。
やっぱり、刃物は国産だゼ!


木工をやっていて、刃物が良く切れる・・と言うのはとても大事なことなのだ。
するすると切れると精神衛生上きわめて良いし、安全性も高いのだ。

切れない刃物で無理な力を加えるほど危険なことはない。
これについては、過去苦い経験もしているのだが・・
まあ、これは言わないでおこう。


ともあれ、より快適な作業環境を作るため・・
ひいては、少しでも納期を短縮するため・・
今年は備品の拡充に努めていこう。

と、決意表明でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »