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2006年1月26日 (木)

仕事の流儀

NHK プロジェクトXが終わって、仕事の流儀という番組が始まった。
この番組は、いろいろなプロフェッショナルを個人的に掘り下げ、彼らの仕事に対する思い、流儀を描こうと言うもの。

前番組と違い、淡々と話が進行するのがいい。
思わず引き込まれる。

先日の放送の中で、菓子作りのプロが語った言葉だが・・

「あたりまえが一番難しい」

「あたりまえを積み重ねると 特別になる」


この二つが特に印象に残った。


あたりまえ・・・この実践は難しい。

私にとっての家具作りは、芸術ではなく、趣味でもない。
自己実現のための方法論でもないし、ライフスタイルでもない。
もちろん、自己顕示でも自己満足でもない。

家具作りは、仕事なのだ。
そして、もちろん商売である。

納期、コストの縛りがあるのは当然。
(納期はしょっちゅう遅れているので、肩身の狭い限り・・スンマセン)

これに加えて、お客様の思いをどのように形にするのか?
限られた時間、資源でこれを実現しなければならないプレッシャーは大きい。

まあ、こんなこと、どんな仕事でもそうですよね。


プレッシャーにさらされると、あたりまえのことをするのがとても難しくなる。
これくらい・・・という悪魔のささやきが聞こえる。

が、それをやっちゃ~おしまいよ(寅さん)
・・・なのだ。

家具の印象は、細部のディテールを積み上げた先に決まってくる。
細部の作りこみは、ひとつひとつの工程を、あたりまえにきちんとこなしていくことで完成する。

ひとつの家具を作るためには、おそらくは千を超える工程があるだろう。
それらを一つ一つ積み上げていくこと。

その、あたりまえのことを再認識されられた。


仕事の流儀・・・
それは、とっても地味で淡々としたものなんだろうね。

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コメント

素人の木工屋、山章工房です。
私も、あの番組見てました。
洋菓子の師匠、最近TVによく出る有名パティシエとちがい、自分にはったりや演出がなくて惹きつけられました。
「当たり前のことをやる」
私もこの楽しみがようやく木工をやる時に分かるようになってきました。
今、何も変哲のない建具を50本近くせっせと作っています。
単純作業の繰り返し、特に人を惹きつけるような斬新さは全くありません。
でも、できあがった時人に対してではなく、自分の中から静かな喜びが湧いてきます。

話を元に戻して、栗原さんのhpを見せていただいて、また最近かんないじりが面白くなってきました。
ブログも楽しみにしています。
 静岡県 山章工房

投稿: yamashow | 2006年2月 2日 (木) 14:42

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