« 引き出し考 | トップページ | 仕事の流儀 »

2006年1月25日 (水)

引き出し考2

つづき・・・

だからと言って、量産家具のがたがた引き出しを批判するつもりはない。
例えば、生産地が東南アジアで、そこから日本へ持ってきて、複雑な流通を経てどこに納品されるかわからないのが量産家具の実態だ。

このように大きな環境変化のなかで、シビアな引き出しなど作ることは物理的に不可能だ。
がたがたもやむなし・・・だろう。

その代わり、価格も安い。
ホームセンターに行くたび、びっくり仰天玉手箱・・って感じ。


そもそも、家具は量産できるものではなかった。

木と言う、天然で気まぐれな素材を扱うのである。
素材ごとに性格が異なり、それを適材適所で用いていかねば良い家具はできない。

我々手作り家具屋がやっていることは、従来は当たり前であった家具に求められる要求品質を、できるだけ再現することかもしれない。

そのために、す~っと出る引き出し・・・
これにこだわったりするのだ。

量産のがたがた引き出し・・・それもありだ。
スライドレール・・・便利なものだ。

でも、木で作られた す~っと出る引き出し・・
やっぱり、これにロマンを感じたりするのだ。

なんて、四方山話でした。

|

« 引き出し考 | トップページ | 仕事の流儀 »

言いたいことなど」カテゴリの記事

コメント

スーと開く引き出し!まさに理想です。
最近の家具はスライドレールに頼っているので、味気ないです。
継方もダボで、蟻継できないオーダー家具屋さんも(泣)
昔家にあった家具は、そんなの普通だったんですがね〜
そんな理想を叶えてくれる家具となると、バカ高くなり(泣)
欲しい家具は庶民の手から離れていきます(>_<)

投稿: ほのぼの | 2015年7月 8日 (水) 13:33

ほのぼのさん、古い記事へのコメントありがとうございます。

引き出しは、我々手作り家具屋にとっては腕の見せどころ、というところがあり、いつもほどよく緊張しながら作ってます。

ただ、価格については・・
う~ん、耳が痛いところです。

あり組については、確かに堅牢な連結であるには違いありませんが、しかし、もっと簡易で十分な強度を持つ仕口もたくさんありますので、それらを使いつつ、できるだけお求めになりやすい価格を実現できるよう頑張りたいと思います。

よろしければ、是非お問い合わせください。
営業スマイル ・v・

投稿: 栗原@simple | 2015年7月 9日 (木) 10:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54115/8339692

この記事へのトラックバック一覧です: 引き出し考2:

« 引き出し考 | トップページ | 仕事の流儀 »