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2005年10月31日 (月)

木取りはパズルだ

午前中、事務仕事をしてからOMエコショップへ出かける。
展示会の後片付け。

一ヶ月の長丁場だったが、いろいろな方に見ていただき、いくつかの商談もさせていただいて、実り多い展示会であった。

サンプル品の一部は、引き続きサン建築工房さんの住宅見学会に合わせて展示することになった。
行橋で11月3日〜6日 12日〜13日 の日程で実施の予定。
ご近所の方・・いらっしゃいましたら是非おいでください。
詳しくはこちら → サン建築工房


午後からは作業。

だいぶ寒くなってきたので、工房の窓を閉め切っての作業。
ようやく、蚊の攻撃から解放されそうだ。

蚊取り線香を片付ける。
これで、秋の深まりを知ったりするのだ。

さてさて、今日も木取りで悩むこと・・・

キャビネットの棚板と、収納ボックスのケーシング・・・
いずれもチェリーを用いるので、両方無駄なく取れるように考える。

毎度毎度思うことだが・・木取りはパズルだ。
これによって、出来上がった作品の品位が大きく左右されるし、もちろん、コストにも大きく関わる。

高い品質、低コストを以下に両立させるか。
それが、全て木取りにかかっているから悩ましい。

20枚ほどの板を並べて、ひっくり返したり、そりを見たり。
マーキングして、切って・・・

これで良し 良いかな? 良いだろう! 良いに違いない・・・
良いんだよ〜
と、自分を納得させる。

チェリーは高価なもので、失敗が許されないのだよ〜
ホント、チェリーに刃物を入れるときは緊張するのだ。

さあ、切っちゃったし、どんどん進むよ〜

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2005年10月30日 (日)

芸術の秋に

午前中作業をして、午後から門司港へ行く。
現在、門司港アート展開催中。

門司在住の工芸家、芸術家達が一堂に会して行われる展示会。
芸術の秋を感じるには良い企画。

昨年までは、私も出品していた。

これ、けっこう準備が大変なのだ。
アート・・・なんて冠をつけられると、腕組みをして唸ってしまう。

私が作っているのは実用家具。
アートとは一線を画したいと思っているのに、アートをやれ・・なんて言われると、こりゃまたどうしましょうか? 
なんてことになったものだ。


アート、芸術
どのように定義するものなんだろうね?

いや、そもそも、アートに定義なんてあるのだろうか?
芸術論、なんて本を読んだこともあるが、これ、言うならば今までアートがたどってきた路線を分類しただけのもの。

鶏が先か、卵が先か・・・
と同じようなもので、芸術の理論があって造形が生まれるのか、造形が先にあって、それの分析が理論になるのか?

知的思考としては面白いかもしれないが、あまり生産的なこととは思わない。
(まあ、一介の町民が言っていることなので、あまり気にしないでくださいね!)

ともあれ、アート展を見た。

面白いものもあるし、そうではないものもある。
著名な人のものが面白いとは限らない。
でも、それは、私の感受性の問題かもしれない。

アートの面白さとは、発信側と受信側の周波数があったときに感じるものなのだろう。
私も、以前は陶器などは全くその良さが分からなかったが、この商売をはじめて陶芸家達とつきあう機会が増えてから、忽然とその造形が面白いと思うようになった。

興味があるから、ものに対する感受性も高まってくる。
それで、今まで何気なく見えていたものが、突然輝きを増してくるのはとても刺激的なことであるには違いない。

アートを見て、それを感じることができる。
その感受性こそが、最も大事で、最も贅沢なことなのかもしれない。

芸術の秋に、つらつらとそのようなことを思ったりするのだった。

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2005年10月29日 (土)

ラジオ体操

肌寒さがすっかり定着して、次第に咳も治まってきた模様。
先日ご紹介いただいた抗ヒスタミン剤を飲んでいることもあり、ようやく落ち着いて仕事ができる。

肩こりも、おきゅ膏が効いているようで、少しずつ痛みが減ってきた。
痛かったのが、痛痒いような感じになり、いい感じ!


先日、ラジオで肩こり特集をしていたのだが、やはり体操やストレッチをするのが効果的とのこと・・
なもので、ラジオ体操をすることにした。

工房の中で、一人でラジオ体操の音楽を口ずさみながら体を動かす。

「チャンチャンチャチャ~チャン♪」
なんて具合で、傍から見ると怪しい人に見えるに違いない。

人目を忍んで、郵便屋さんなどが来ていないことを確認しつつの体操。


でも、ヤッパリ体操っていい!
真剣にやると、けっこうな運動量になる。

肩こりを治すという立派な目標があるので、かつてないほど真剣なラジオ体操になっているのだ。

ああ、何という健康的な生活。
さあ、頑張って、今日も いち に さん ♪

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2005年10月28日 (金)

シミュレーションは念入りに!

キャビネットの組み立てにかかる。

幅が1800ミリを超える大きなもので、私の小さな工房では組み立てをするのもなかなか大変。
狭いところで、いかに組み立てるか??
これも切実なテーマなのだ。

工房内の機器レイアウトを見ながら、どこでどうやって組み立てていくのか・・・
それをシミュレーションしてみる。

もちろん、事前にシミュレーションをして、結果を設計に落とし込んでいるのだが、実際に現物が出来上がってくると、当初の計画から変更をしなければならないところも出てくる。

部材を手にして、あっちに振り回したり、こっちへ持ってきたり。
一人でぶつぶつ言いながら組み立ての予行演習をするのだ。

接着剤を塗ってしまったら後戻りはできない。
ああ~っ クランプの長さが足りない~ なんて叫んでみてもあとの祭りとなるのだ。

そのようにならないためにも、組み立て予行と、仮組みでの現物寸法チェックは欠かせない。
結構面倒ではあるのだが、ここで時間をかけることが確実な組み立てを担保することになるのだ。

この手間を飛ばしたために、過去に何度か手痛い失敗をしたこともある。
組み立て時点での失敗は、修復できないことが多いのだ。

さあ、これでいいかな。

接着剤を入れる。
この瞬間は、いつも緊張する。

あとは予行どおり静々と、淡々と組み立てていくのだ。

よし、無事完了。
設計図、部材加工と、今まで二次元だったものが三次元へ変貌する瞬間である。

各部材の形がそれぞれ組み合い、そこに忽然と家具の骨組みが立ち上がる。
なんどやってもぞくぞくする瞬間なのだ。

作り手の、ひそかな楽しみ。
さあ、これからは扉や棚板など、キャビネットを飾るパーツの加工へと移行していく。
まだまだ先は長いぞ。

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2005年10月27日 (木)

おきゅ膏 その2

すっかり健康問題ブログとなってしまった今日この頃。
本日は、肩こり問題の続き・・

おきゅ膏!
名前がふにゃけているのであまり期待してなかったのだが・・・結構すごいぞ。

お灸のような効果がある・・・と言われてたのだが・・・
本当にそうだ。

だんだん暖かく・・・いや、熱くなってくる。

風呂上りに貼ると、効果倍増。
これ、かなり熱いぞ。
よっぽど剥がそうかと思ったくらい。

説明書見ると、風呂上りには貼るな! と書いてある。
なるほど。

さて、効果は・・・
・・・ ありそうな感じ

痛みが、少しずつだが緩和されてきている
・・・ ような気がする

結構いいかも。

ただ、一つ問題が。
結構臭いがきついのだ。

どんな臭いかって?

そう  子供のころ、おじいちゃんのそばに行くとこんな臭いがしていたな~
という臭い。

サロンパスをかなり強烈にしたような臭い、と言えば想像できるかな?


複雑な感じ。
こりゃ、打ち合わせのときは絶対に貼っていけないな~

良薬口に苦し ならぬ 良貼り薬とっても臭し・・・!!


まあ、痛み緩和のためには仕方がないね~
でも、工房にこもっていると、一日中人にも会わないので、その点は気兼ねがなくてよいかも。

痛みとの戦いはまだまだ続くのだった。

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2005年10月26日 (水)

咳が出るのだ

ここのところ、急激に冷え込んだせいか、咳が出る。
咳が出るだけで、風邪の他の症状はない。

喉も痛くないし、熱も出ない。
だるくもない。

ただ、咳が出るのだ。

これ、持病のようなもので、毎年この時期になると必ずこの症状が出る。

うう~む。

咳止めを飲めばよいのだけど、機械を使う作業のときは少々ためらわれる。

うう~む。

ほこりに反応しているわけではなさそう・・・
その証拠に、粉塵が舞う工房で咳き込むことはない。

昼間は治まっているのだ。
深夜、明け方などがひどい。

酒を飲むと余計ひどくなる・・って あたりまえね。
でも、飲んじゃう。

病院に行ったら~?
と、カミさんが言う。

もっと症状がひどくなるか、熱でもあれば行くが・・・
微妙なところで、病院にいくほどでもない。

病院にいくのが面倒なのだ。
いや、正確に言うと、病院の待合室でぼ~っと待つのがいやなのだ。

それよりは、肩こりのマッサージに行きたいし、歯医者にも行かねばならないのだけど・・・
どうも奥歯が怪しいのだ。
親知らずもちょっと出てきているし・・・


気づいてみると、体のあちこちがよろしくない。
機械と一緒で、メンテナンスが必要かもね。

ああ、最近のこのブログ・・・
木工ブログと言うよりは、健康問題ブログになってるな~

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2005年10月25日 (火)

おきゅ膏

すっかりおなじみになった肩こりの話題。

肩こりが痛みに変わっており、首を曲げると背中に痛みが走る。
インドメタシン配合の湿布を試してみたところ、だいぶよくなったのだが、それでもまだ痛い。

湿布・・・
最大の弱点は剥れやすいこと。
まともに一日貼っていられない。

という訳で、一週間ほど前に塗るタイプに変えた。

でも、これ、どうもいまいち効いているのかいないのか??
良く分からん。


なもので、薬局に行くと、肩こりのコーナーに行くのがお馴染みとなった。

今日も所要で駅前まで出かけたついでに寄ってみた。
あれこれ見てみると、やっぱり主流はインドメタシン。

薬局のおじさんが近寄ってきてインドメタシンがいいよ~と言う。
「でも、今ひとつ痛みがとれないんですが・・・」 と答えると、

これはどうですかね~?

と、出されたのは おきゅ膏 なるもの。


??????

おきゅ????

どうやら、お灸のような効果がある貼り薬らしい。
ついに俺も、お灸をするようになったのかぁぁ~ !!

悲しい


でもな~
これで痛みが取れるのなら 試してみるかな~


で、買いましたよ  おきゅ膏
(どうも名前が今ひとつ気合が入ってないような気が・・・)


効果は・・・
またブログでご紹介します。

皆様も、痛み緩和の特効薬をご存知でしたら、是非教えてくださいませ。
大変だよ~

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2005年10月24日 (月)

設計と木取りと

キャビネット二つの並行製作に取り掛かる。
チェリーとパイン、互いの養生時間を補完しあっての工程組み。

最近は、このような工程計画にもだいぶ慣れてきた。
ただ、問題は保管場所。
これ、物理的な問題だけに悩んでも仕方がないのだが・・

さて、まずは設計。
自分なりの構造案については、いくつかの種類が確立されているのだが・・・
だが・・・・

相手は天然木。
そう簡単にゃ~いかねぇのだ これが。

あと5ミリ幅が足りない・・・ とか
ここに節がなければ、この原木から2本取れるのだけど・・ とか

原木を前にして、あちこち寸法を測りながら考え込む。

物づくりの根底は設計にあるのは間違いないのだが、木工の場合は、素材のばらつきに合わせて設計を変えることも必要。

木取り効率を上げてコストを圧縮する目的も、もちろんある。
さらには、それに加えてできるだけ同じ原木、同じロットから切り出したほうが、木目や色合いが統一されて出来上がったときの質感も良くなるのだ。

原木を見ては、設計図を修正して・・・
それにあわせて原木を切って・・・
そのサイクルで製作は進んでいく。

これが、設計~製造を同じ人間がやっている強みとも言える。

サイクルが回り始めると、製作スピードも上がってくる。
いわゆる、波に乗った状態になるのだ。

そのまま 乗ってけ 乗ってけ 乗ってけサーフィン
波に 波に 波に 乗れ乗れ ♪♪♪ 

という具合なわけ。
若い人、ご存知~??

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2005年10月23日 (日)

工芸家共通の悩みとは

朝から事務仕事をする。
毎度のことながら、遅々として進まない。

ああ〜 どうにかならんもんか?

家具作りでもっとも大変なのは、最初のアイデアだし。
ここでよいプランがでれば、あとはそれを設計に落とし込んで作るだけ。

だが、その良いアイデアを出す方法というものは・・・ない!!

突然わいてくることもあるし、全くでないときもある。
バイオリズムのようでもある。

今は・・でない時期に当たっているのかも。
だから、お待たせしている皆様・・申し訳ありません、しばしのご猶予を。

昼に写真撮影でアート村まで出かける。
ついでに、友人の工芸家達としばし雑談。

どのようなものでも、もの作りの悩みは共通。
お客様が望むもの、自分が作りたいもの、その二つの狭間で揺れ動く。

軸足が置けるようで置けない。
でも、軸足を置かないと、出来上がったものは碇の切れた舟のようにあちこちまとまりなく漂うことになる。

さりとて、軸足を置くとしても、その置く場所が間違っていると、それは独善に陥ってしまい、未来は展望できない。

そんなことを話しながら、いろいろと悩むのであった。

そのあとは家族サービス。
久々の磯遊びで、子供達も満足した模様。

まあ、一番はっきりしているのは家庭円満と言うこと。
これだけは、間違いない。

好きなことをするためにも、家族サービスは欠かせないのだ。
いかがでしょうか、皆様!

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2005年10月22日 (土)

長袖の日

今日は寒かったぞ。
今秋、はじめて長袖の作業服を着た。

今日は木取り。
けっこう体力を使う工程で、肌寒い日には丁度いいかも。

それにしても、材木・・重たいぞ。
今日はメイプルで、ますますその重さが堪える。

ぎっくり腰にならないように、注意しながらの作業。
幸いなことに、腰痛はここのところだいぶ良くなってきた。
でも、肩の痛みは相変わらず。
どこかが良くなれば、どこかが悪くなる。

最近は、湿布を塗り薬に変えてみたのだが・・・
どうも、いまひとつ肝心なところに効いていない感じ。

木工人共通の悩みなのかな??
皆さん、どうしてますか?
何か良い方法があればご教授を・・・

夕方からは溜まった事務仕事をやる。
これはこれで、遅々として進まない。

アイデア、アイデア・・・
どこかにアイデアがわき出す泉でもないかいな?
皆さん、アイデアだし、どうしてますか〜?

ああ、それにしても久しぶりに寒い日だった。
今日は、今秋はじめての焼酎のお湯割りだ〜♪

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2005年10月21日 (金)

学習机と秋の気配

製作、製作、製作
ようやく涼しくなっていい気分。

セブン○レブン いい気分♪?

作業服、長袖に替えようかな?
でも、鉋かけると暑くなるしな。
でも、最近の冷え込みで、ちょっと咳も出るしな。

木工でも、衣替えの季節なのだ。

んで、結局半袖で作業することに。
木工家の日常なんて、こんなしょーもないことで悩んだりしてるのだい!

夕方から打ち合わせでギャラリーに出かける。
学習机のご相談。

車で一時間以上の距離をおいでいただいたお客様と、ギャラリーで待ち合わせ。
遠いところ、恐縮するばかり。

秋からは学習机のお問い合わせが増える。
人生最初の家具は、やはり無垢の木で・・というご両親の思いが伝わってくる。

ひょっとすると、一生つきあうかもしれない机。
作り手としても気合いが入るのだ。

学習机のご相談をいただくたび、秋が来たな〜 
なんて思ったりする。
木工家にとって、学習机とは秋の季語といえるのかもしれない。

さあ、学習机の季節到来。
今年、来年にかけて、また作りますよ〜!!
おお〜っし(気合い)

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2005年10月20日 (木)

メイプルは

引き続きメイプルと格闘中。
甲板の鉋がけ。

メイプルの時は、より綿密な鉋の調整が要る。
で、各部の総点検。

刃の研ぎも、いつもより念入りに。

とにかく、油断すると一気に逆目を掘ってしまう。
慎重に・・・ね!

研ぎのインターバルも、通常の半分。
数分おきに砥石に向かう。

何とか無事完了。
鉋をひいた後のメイプルの輝きは格別。
大理石のような光沢がある。

さあ、もう一息。
次は甲板端面を曲線で切り落とす作業にかかる。

これも油断大敵。
木の繊維をはじかないように。
慎重に、慎重に。

メイプルは、とかく手が掛かる。

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2005年10月19日 (水)

佇まいの良い・・・

おもしろい椅子を見た。

いや、おもしろいというのは適切な表現でないかな?
いいね〜 という椅子。

友人がオークションで手に入れたもの。
ヨーロッパの学童椅子、アンティークらしい。

p051018_015

簡単なつくりだが、その佇まいがとてもいい。
日本のちょっと無骨な学童椅子とはだいぶ雰囲気が異なる。

もちろん大量生産だろう。
でも、よく見てみると、前脚の内側を少し斜めにカットしていたり、細かい造作にセンスがきらりと光る。

いいね〜!

でも、座面の布張りの感じはいまいちかな?
実際のすわり心地もあまりよいとはいえなかった。
これ、ひょっとして後で取り付けたものかいな?

これを木の座面などに置き換えると、とってもいい雰囲気になることだろう。
などと、想像を膨らますのも楽しい。

以下、個人的な嗜好なのだが・・・
家具作家や家具職人などと称される人たちが、ふんだんに手間隙をかけて作り出した逸品・・というような椅子より、大量生産のなかにクラフトマンシップが感じられるようなものがたまらなく好きだ。

家具作っている人の発言とは思えないが、そう思うのだから仕方がない。

大量生産では、もちろん低コストが最優先の課題として求められる。
その中で、遊び心やデザイン的遊びを盛り込むのは、コスト制約が大きいほど困難なものになる。

学童椅子なんて、その制約が最も厳しい家具の筆頭なのではないかな?
なんて思う。

この椅子が作られてから何十年経つのだろう?
この設計者、製作者は、この何気ない椅子に何を盛り込もうとしたのだろう?

椅子を眺めながら、そんな古のヨーロッパの名もない作家たちに思いをはせるのもいいものだ。

私の椅子も・・・何十年後かにそう思われるようなものになってくれるといいな〜
名前なんて残らなくてもいい。

「何気ないけど、いい佇まいだね」
「どんな人が作ったんだろう」

なんて言われたら最高だろうね。

いや、そう言われるように精進せねばならんのだね。 ウンウン!

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2005年10月18日 (火)

焦げないように

今朝のラジオは、プレーオフの敗戦一色。

レギュラーシーズンの結果がひっくりされたのは忸怩たるものがあるが・・・
でも、ロッテ 強かったね~

あの四面楚歌のような福岡ドームで、よくあれだけの試合ができたものだ。
負けて悔い無し・・・と割り切ることはできそうにないが、敵ながら見事と言うほかはない。

さあ、気持ちを切り替えて仕事。

メイプルのローテーブル。
脚のデザインがちょっと面白い。

天板との間に隙間を作るのだが、さて、どうやって加工するか?

やり方はいろいろある。
最も確実な方法は?

ルーター? トリマー? 昇降盤? 横切り盤?
どれも一長一短ある。

考えた結果、昇降盤にて加工する。

これ、精度は最も高い加工ができるが、唯一の欠点は”焼け”
切削時の発熱で木の表面が焦げることがしばしばある。

チップソーの切れ味が落ちていたり、材の送りスピードが遅すぎたり、材を押すときの力、方向に乱れがあるときに発生する。
そして、焦げると、これを取り除くことは至難の技。

さあ、加工は一発勝負。

材のセッティング、立ち位置の確認、送り方のシミュレーションを繰り返す。
サンプルの材でまず加工し、状態を確認。

よ~し!
さあ、いくぞ~!

脚は四本。
一本あたりの切削回数は四回。
つまり、計16回の加工が必要。

集中力を高める。
一つ一つ、計16回、集中力を持続しながら一定の速度で材を押し続ける。

よし、OK!
無事加工完了。

メイプルはその白さが命で、焦がしてしまうとせっかくの美しい木肌が台無しになる。
やさしく・・丁寧に・・・
繊細な加工が必要になる材なのだ。

まず、第一関門は突破。
次は幕板、それからメインの天板と・・まだまだ続くよ。

ハードメイプル
文字通り、とっても硬い。
相手にとって不足はないぜ!

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2005年10月17日 (月)

負けた

まけたぁ〜

I'm down.

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バッテリー上がり

せっせと製作に励むのだ。

今日は昼から写真撮影に行かねばならぬ。
それまでに、あれも、これも、どれも、それも、なんもかんも、せねばならぬ。

時計とにらめっこで進める。

よ~し、これでOK。

ばたばたと作品を車に詰め込んでキーを回す・・・と?
あんっ?

セルが回らん!

もう一度。

回らん。

ありゃりゃりゃりゃ?
バッテリー上がりじゃ これ。

インパネのランプがみな暗い。

そういえば、ここのところ最初のスタートに少しストレスを感じることがあった。
トヨタからも、バッテリー交換を進められてたっけ。

と、後悔先に立たず。

トヨタに電話。
すると・・電話にでんわ!

だじゃれ言ってる場合じゃない。
今日は定休日だそうだ。

JAFを呼ぶ。

「バッテリー 何年目ですか?」

「おぼえてないほど昔です・・」

「あ~ こりゃもうだめですね」

「そうでしょうね」

「新品がありますけど、交換しましょうか?」

是も非もない。
このままじゃ、単なる重たい鉄くずと一緒。

「おねがいします」

という訳で交換してもらった。


終わるともう夕方。
写真撮影どころではない。

予想外の出費も痛いね~!


はぁ~

この気分を吹き飛ばすためにも、ホークス・・・頑張ってくれよ!
松中・・・今日は頼んだぜ!!

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2005年10月16日 (日)

街中工房のジレンマ

午前中よりお客様をお迎えして打ち合わせ。

打ち合わせのたび、狭い作業場で恐縮するばかり。
半年前にだいぶ片付けて四畳分くらいスペースを広げたのだが、焼け石に水。
本当は、常設の展示スペースなどもほしいのだが、こりゃどう考えても無理だわね。

街中工房のジレンマ。

郊外へ移転しようか・・・とも考えており、外出するたびに適当な場所はないか探したりしている。
だが、郊外や田舎になると、今度は打ち合わせなどで出かけるのも一苦労。
打ち合わせに行って帰って、一日がかり・・なんてことにもなるのだね。

木工で商売するには、作ることと、営業することは車の両輪。
どちらが欠けてもうまくいかない。

ただでさえ生産性が悪いのが木工という仕事だ。
だから、時間がとても貴重になる。

生産性の悪さを自明のこととして、それをコストに転化するのは簡単なことだが、コストアップが売価のアップに連鎖する愚は絶対に避けねばならない。

かといって、売価を固定した場合、コストアップはそのまま減収へ直結する結果となり、これはボディーブローのように財務の悪化を招く。

木工のコストとは、えいやっと大別するならば、材木代と労賃である。
我々木工家にコントロールできるのは労賃のみ。
つまりは時間のみなのだ。

時間にシビアでなければ木工では生き残れない。
気分が乗ろうが乗るまいが、製作のペースが変化してはプロとは言えない。
開業四年目にして、それが心底身にしみる。
しかし、それが一番難しい。

工房移転を考えるたび、いつも考えは循環してここに戻ってくる。
しかし、現状維持がよいわけでも決してない!

常に頭を悩ませ続けるジレンマ。
街中工房の悩みなのである。

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2005年10月15日 (土)

司馬遼太郎

午前中お客様をお迎えしてテーブルの打ち合わせ。
久しぶりに、ウォールナットを使うことになりそう。
楽しみ。

昼食に回転する寿司を食べに行ったあと、ちょっと本屋に寄る。

司馬遼太郎に関する二冊の文庫を発見、購入。

司馬遼太郎は、古今東西でもっとも好きな作家。
このブログのタイトルからおわかりの通り、「竜馬がゆく」をはじめとして、「坂の上の雲」「峠」など、背筋をしゃんとさせてくれる小説ばかり。

また、密教の本質をズバリと突くようなタイトルである「空海の風景」も傑作だし、美術に関するエッセイ「微光のなかの宇宙」は、家具作りをする私がバイブルとしている書でもある。

はたまた、「風塵抄」「この国のかたち」など、挙げはじめるときりがない。
読み切ってしまわないように、毎年少しずつ読み進めている。

司馬のすべての本に貫かれているテーマは、思いこみを廃するということ。
予断や偏見、また、イデオロギーが先行すると物事の本質をとらえることはできない。

裸眼でものを見る・・・
リアリズムの追求がもっとも大事だが、しかし、これが非常に難しい。

家具作りという針の穴のように狭い世界に限っても、なかなか本質をとらえることはできない。

いろいろと風当たりもあったりするのだ。
難しいね〜

あんまり書いていると、ちょいと問題発言などしてしまいそうなのでこれで終わり。

さあ、今日はゆっくりと読書をすることにしよう。
秋の夜長であるよ。

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2005年10月14日 (金)

ホームページ改変

製作は淡々と進んでいるのだが、事務仕事は遅々として進まない。

その中でも、ホームページの改変・・・これが難題!

そもそも、綿密なサイト設計なども考えず、とりあえず立ち上げたページを、その都度の更新で継ぎ足しながらここまできてしまった。

気づいてみるとかなりのボリュームになっており、大幅な改編はほとんど不可能に近い。

問題点は多々あるが、こちらを変えればこちらがだめになる。
なんて具合に、ページ間の複雑なリンクにがんじがらめの状態なのだ。

まるで、建て増しして迷路のようになった温泉旅館のようだ。
ハレホレヒレハレ♪


ともかく、それでも少しずつは改良を加えて行きたいと思っている。
しかし、その為には将来的な展開も見越して改変の方針を立てていかないと、ますますどうしようもなくなるのは必至。

どうすればいいんだべ~?
と、考えること数ヶ月。

なかなかこれがベストと言う結論も出ないが、まずは椅子のページに価格を明示することから始めてみたい。

価格を出すということは、定番品を設定することと同義。
注文家具における定番品とはどのような位置づけになるのか?
フルオーダーとの差異は?

などなど、難しい諸問題を抱えての改変だが、これらについてはお客様のご意見もお聞きしながら、より良い方向を探っていきたい。

とにかく、お客様が分かりやすいように。
できるだけ簡単にアクセスできるように。

それを至上命題として、今後も智恵を出していきたい。
いくのだ。
いけるのか?
いければいいな~ 

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2005年10月13日 (木)

白髪が気になるお年頃

仕事を早めに切り上げて散髪に行く。
ここのところ、バタバタしてだいぶ髪の毛も長くなっていた。

白髪が増えた。

もともと若白髪で、高校時代からあったのだが、40歳を過ぎて増え方が加速したようだ。
まあ、仕方がない。

染めようか・・とも思う。
が、染めた状態で髪が伸びると、生え際の白髪が逆に目立ってしまう、という難点がある。
そのため、未だに染めてないのだ。

白髪・・・
あまり気にしなかったのだが、ここまで増えてくるとやっぱりちょっと気になったりして。

昔はカラーリンスというものがあったが、最近は見かけない。

散髪屋さんに、カラームースというものがある。
色が付いているムースで、白髪を目立たなくさせる効果がある。

これがいいかも。
でも、これ、業務専用らしい。
一般では手に入らないのかな?

インターネットを検索してみると、おおっ あるじゃん(横浜弁)
買ってみようかな。

まあ、そんなこんなで、それなりに小さな悩みもあったりするのだ。

散髪してすっきり。
明日も頑張ろう!


ところで、ところで、ところで・・・・
どうしたんだよ〜 ソフトバンク。
昨年に続くのか? 勘弁してくれ〜

松中・・・気負わずに、平常心で打ってくれよ〜!!!
お願い!!

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2005年10月12日 (水)

寸六 寸八

ダイニングテーブル甲板の鉋がけ。
今日は気温28度、工房内はおそらく30度超だろう。

鉋がけは体力勝負。
暑い。

相手はホワイトオーク。
これがまた硬いんだ。

はぁはぁ・・・やってると、おなじみの郵便屋さんが・・・
「お づかれ・・さま○▲!% で &ず」 


今日は久しぶりに寸八鉋を使った。

寸八(すんぱち)とは、一寸八分のこと。
すなわち、鉋の刃長が55ミリくらいの鉋である。

ちなみに、手道具は今でも尺貫法を用いる。
道具屋さんに行って、55ミリの鉋をください・・と言っても通じません。

いままで寸六(すんろく)を使うことが多かったのだが、甲板仕上げはやはり広い鉋のほうが早いだろう・・
というわけで、久しぶりの登場となった。

でも、そのかわり重いのである。
重い・・・鉋の重さではなくて、鉋をひくときの切削抵抗が重いのである。
これが寸八を避けていた理由なのだが、そんな軟弱なことではいかん! と、私の中の男気が急にむくむくと頭をもたげたということ。

この寸八鉋・・学校の修行時代に買ったのだが、台癖が良く、あまり狂わない。
なので、仕上げ鉋として使うにはなかなかよいのだ。

ヤッパリ軟弱はいかん。
ちゃんと寸八で仕上げるぞい!

久しぶり使ってみると、やはり重い。
重いのだが、台も大きいので、手の大きな私にとっては寸六よりも握りやすい。

安定度が増したような気がする。

「おおっ こんなに使いやすかったっけ?」

という訳で、寸八鉋・・・見事メインの鉋へと復活。
これから、甲板の仕上げはこれにしよう。

でも、次はハードメイプルなんだな・・これが!
ホワイトオークの倍は重いだろうな~

いやいや、そんな軟弱なことでは・・・
などと、自分に活を入れるのであった。

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2005年10月11日 (火)

おちおち捨てられない

今日は工房にこもって、ひたすら製作に励む。

日中、だいぶ涼しくなってきたのがありがたい。

夕方に来客・・?
??? と思っていると、鉋屑が欲しいとのこと。

どうやら、花壇の土に混ぜ込むようだ。
こんなところに利用価値があったのね。

毎月、大量の鉋屑が出る。
それらは、一般ごみとして処分しているのだが、ゴミ捨て場に出していると、時々出したゴミ袋の数が減っていることがあった。

どうやら、もって帰る人がいるらしい。

う~ん、困ったものだべ。

というのも、ゴミ袋に入れるのは鉋屑だけとは限らず、DMやら、クレジットカードの使用明細やら、一般ゴミも入っているのだ。

まあ、悪気はないのだろうが、必要ならば今日いらした方のように、一声かけていただければありがたく差し上げるのに・・

こりゃ、防衛せねばならん。
まあ、私の個人情報が漏れたところでたいした影響もなかろうが、それでもちょいとばかり気持ち悪い。

鉋屑と一般ゴミは分けるようにしなければならぬ。

街中で木工をするのは、何かと気苦労もあったりするのだよん。

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2005年10月10日 (月)

連休最後は

午前中、お客様をお迎えして打ち合わせ。

この三連休、納品や打ち合わせで人と合う時間が多かった。
カミさんと子供たちはディズニーシーに出かけており、久しぶりに独身の気ままな生活を送ろうという目論見はもろくも崩れ去ることに・・・

でも、やはりお客さまとお話をするのは楽しい。

いろいろなライフスタイルがあり、それらについてお話を聞く機会はそうそう得られるものではない。
これ、建築、家具など、生活に直結した仕事をしている者達の特権かもしれない。

午後から、溜まっていたフレームの仕上げをして・・・さて、どうするか?

時刻はまだ三時。
木取り、板剥ぎなど十分にできる時間はある。

でも、近隣の家は皆休日でまったりモード。
天気の良い昼下がり、ここで機械の騒音を撒き散らすのも気が退ける。

なので、もう今日は終わり。
まあ、連休最終日の夕方から休んだって、誰も文句言わないだろう・・・ ねっ!

久しぶりにカレーでも作るかな。

私にとって、料理は日々のよいストレス発散になる。
特製チキンカレー。
と言っても、別に本格的なものでもないが、トマトペーストを加えて時間をかけて煮込むカレーは美味しいぞ~♪

さあ、今日はカレーとビールだ~!

おっと、お鍋が焦げてしまいそう・・・
という訳で、今日のブログはこれでおしまい。

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2005年10月 9日 (日)

打ち合わせ二つ&蕎麦

今日は打ち合わせの日。

朝から門司へ。
書斎机のご相談。

書斎机と言っても、今やパソコン抜きには考えられなくなっている。
必然的に、いろいろな配線や、プリンターなどをどのように配置するのか、ということなどを考えながらの設計になる。

その上で、木の存在感や重厚感をどのように生かしていくのか?
機能性と存在感・・・そのバランスが難しい。


さて、昼過ぎからの打ち合わせの前にどこかで昼食を・・・
昨日はラーメンだったので、今日はあっさりと蕎麦にしよう。

午後の打ち合わせは徳力。
ならば、近くの守恒にある「ほり田」へ行くことにしようっと。

北九州はなかなか美味しい蕎麦屋さんがないのだが、ここはとてもいい。
あ~ ひさしぶりに美味しかった。

本当は、合鴨焼きや、玉子焼きなどで日本酒を一杯・・・といきたいところだが。


午後の打ち合わせはメモリアルボックスとでも呼ぶべきか?
無宗教の仏壇(変な言葉だね、こりゃ) と言ったらよいのか?

無宗教にて故人を偲ぶための家具 と言うご相談をいただいた。

仏式ならば、現代風仏壇のようなものもあり、その様式もある程度定番といった形があるのだが、無宗教となると、それこそ決まりや様式にとらわれることなく、自由に発想を広げることができる。

しかし、自由であるだけに、逆に難しい・・・とも言える。
う~ん と、腕組みをする。

納めるものが故人の思い出や、魂(あれば・・・のことだが)など、観念的なものになるので、単に機能を求めたものとは一線を画すような”思い”が必要になるのではないか、という使命感に身が引き締まる思いがする。

考えるほどに難しいテーマだが、正面から受け止めてみたい。
これも、木工家具を手がけている身の責務ではないか・・なんて、ちょっと肩に力が入ったりするのだ。

面白い・・・と言うと不謹慎だが、この仕事のやりがいを感じるテーマであるには違いない。
木工をやってよかった・・と思う瞬間であった。

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2005年10月 8日 (土)

納品へ

納品で福岡市まで走る。

愛車のラジエターにはひびが入っており、一応補修しているのだが微妙に液が漏れている模様。
このため、長距離の時はちょっと緊張する。
オーバーヒートしませんように。

午前中に東区へ椅子をお納めする。
お持ちのテーブルと同じ、オークで仕上げた椅子。
いい感じで納まった。

その後、城南区へ。

このあたり、全く土地勘がないところ。
しかも、道がだんだん狭くなる。
しかも、渋滞が・・・

うう、福岡、くるま多過ぎ!

地図とにらめっこしながら無事到着。
学習机の納品。
白いお部屋に、白い学習机。
これもいい感じで納まった。

さて、どうしよう?
せっかく福岡中心まででてきたので、久しぶりに天神にでも行くか〜

最近、天神に青山ブックセンターが新しくできた。
ここ、美術、アート関係の書籍が充実しているらしい。

市街地の渋滞をかわしつつ、何とかたどり着く。
期待して行ったのだが・・・残念ながら収穫なし。
う〜ん。

仕方ないのであたりをぶらぶら。
天神もだいぶ変わったね〜

インテリアなどの品揃えや、ディスプレーはさすがで、やはり時々は刺激を受けに来るべきかも。

それにしても・・・天神!
人 多すぎ!!
都会は疲れる。

帰りがけに、お客様から紹介されたラーメン屋でチャーハンセットを食べる。
うまい。
今日一番の収穫かも?

車も無事で、故障なく帰り着いた。
よかった〜♪

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2005年10月 7日 (金)

額縁の技法

額縁の依頼をしばしばいただく。

ステンドグラスや、パッチワークなど、額装すると映える工芸も多い。
当然、市販のものではサイズが合わないし、質感も・・・

さりとて、額縁屋さんが作るような気合の入ったものではなく、ごくオーソドックスなものを・・・

というご要望が多い。

これ、隙間産業かいな??

ともあれ、市販でもなく、額縁屋さんでもなく、建具屋さんでもない・・となると、家具屋さんが一番小回りがきく、となる按配なのである。


ところで、この額縁・・・
何気なく見えて、結構手間がかかる代物。

アマチュアの方なら皆ご存知ですよね~
結構面倒くさいのです。

特に、接着剤を塗った後の圧締、養生に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

これについては、のほほん木工房さんが、いろいろなアイデアをご提案されているので、是非ご参考ください。

で、私もいっちょ、いつものやり方をご説明いたしましょう。

これ、学校で習った方法で、いたって簡単。
材料費もほとんどかからない。

p05-1007

ご覧の通り、荷造り用のPPバンドに木片をはさむだけ。
木片を隅に寄せていくほど、締め付け力が強くなる。

寄せるときに、目違いなどを指で調整することもできる。
何より、安上がり!! ハッピー!

急ぐときや、大量に作るときは、木工ボンドに瞬間接着剤を併用すると手離れも良い。

というわけで、今日もたくさん作りました。
一人流れ作業。

作品を支える裏方。
この中には、古布のパッチワークが入る予定です。

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2005年10月 6日 (木)

肉体労働と頭脳労働

だいぶ涼しくなってきて嬉しい。

椅子の座面加工をする。
夏場だと脱水症状を起こしそうになる過酷な作業だが、涼しいと、それだけでだいぶ負荷が軽減される。

オイルを塗布して、完了。

ここまでで区切りをつけ、今日は早めに作業を終了。
これで、今日の仕事終わり・・じゃない。

早めに作業を終えて、事務仕事にかかる。
溜まっているお見積もりや設計など、一つ一つ前に進めていかねばならない。

家具には季節変動のようなものがある。
秋から翌年の春にかけて、お問い合わせが増えるのだ。

以前は弊工房だけの傾向かと思っていたのだが、人に聞いても皆同じことを言う。
ひょっとして、全国的な波があるのかな?

なもので、油断しているとすぐ事務仕事が溜まってしまうのだ。
油断・・・しているつもりはないのだが・・・ムムム。

お見積もりも、定番的なものであれば比較的早く計算できるが、一品注文ものになると、ある程度設計をしていかねばなかなか正確な算定は難しい。

で、腕組みをして頭をひねることとなり、なかなか前へと進んでいかないのだね これが。

目下、納期の短縮を目標にしているのだが、お見積もり納期の短縮も考えていかねばならぬ。
うう~ん、何かいい方法はないものか??

肉体労働と、頭脳労働。
木工家には二つの労働があるが、総じて頭脳労働のほうが大変である。

さあ、う~ん、これ、どのような構造にしようかな~??

と、設計の合間にブログを書いてみました。

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2005年10月 5日 (水)

起業のジレンマ

学習机の仕上げ中。
ご要望により、白く着色している。

通常は、クリアで仕上げることが多いのだが、時々着色すると雰囲気が変わって面白い。

クリア仕上げしかしない人も多いようだが、私自身はあまりこだわりなくやっている。
いろいろな可能性を試すことができるのは、面白いではないか・・・と思う。


塗っていると、来客。
今度、近所で開業される方が挨拶にみえた。

その、律儀で紳士的な姿勢に感動。
これは、私も学ばねばならぬ。

互いに切磋琢磨し、時には一緒に展示会などやれる関係になればいいな。

聞くと、開業間近で資金繰りに苦労しているとのこと。

生産性の根幹は、言うまでもなく機械の能力である。
そして、もちろんのことながら、能力と価格は比例する。

能力の高い機械を入れると、初期投資が増えて、内部留保が減る。
回転資金が厳しくなる。

しかし、能力の低い機械で妥協すると、将来的な生産性向上は望めない。
従って、収益は頭打ちになる。

どちらを選択すべきか?
まさに、究極の選択といえる。

私の場合は、初期投資を採った。
そのため、最初の半年から一年くらいは、眠れない日々を過ごしたものだ。

でも、今考えると、その選択は正しかったな・・と思う。

しかし、これはすべてに普遍的に通用する真理ではない。
軌道に乗る以前に資金がショートすれば、ハイそれまでよ・・・!
なんてことになってしまう。

究極のジレンマ。

でも、皆悩んで大きくなったのだ。
起業にリスクはつきもの。
そして、悩み、不安も・・・

どう克服するか。
とにかく、頑張ってほしい。

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2005年10月 4日 (火)

他山の石として

午前中、お客様をお迎えして打ち合わせ。
ご新居に置くキャビネットの打ち合わせ。

ご新居の建築に伴う苦労話をたくさんお聞きした。

最近は、自然素材を使ったナチュラルな感じの家が見直されつつある。
今までの新建材一辺倒の、金太郎飴的なものではなく、捩れたり反ったり傷が入ったり・・・住むには少々難儀な点もあるが、やはり天然の木に囲まれた家はいいものだ。

ところが、いざそのような家を建てようとすると、それはそれは想像を絶する困難が待ち受けているようなのだ。

ずっと新建材を扱ってきたハウスメーカーが、突然自然素材に切り替えることは難しいらしい。

技法や素材・・・その他タイルや金属に至るまで、気に入ったものを取り入れようとすると、そのたび様々な障害が・・・
そのたびに、相談、説得、説諭、叱咤、教育、なだめすかし、懇願、泣き落とし、色仕掛け(?) などなどを駆使して突破する覚悟が必要とのこと。

さらに・・・
相手は、営業マン、インテリアコーディネーター、建築士、大工、左官、クロス職人、建具屋、ネコ、しゃもじ、タコ、マヌケ・・・と、まるでドラクエモンスターのように出てくること出てくること・・・

家は一生の買い物。
プラスワンリビングに出てくるようなお部屋を手に入れるためには、まさに不退転の覚悟が必要。

これで、一冊のドラマがかけそうだ。


なんてお話を聞きながら盛り上がったりしたのだが、いやいや、これは他山の石とせねばならん。
と思った。

作り側の論理や、業界の常識がお客様のご要望に合わない典型例で、文字通り、本末転倒なお話。
そして、これはそのまま木工業界へも当てはまる。

笑い話にするのは、天に唾するようなもの。
視点をどこに置くか・・改めて思い知らされる出来事であった。

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2005年10月 3日 (月)

復調!

すごいぞインドメタシン。
たった一日で、痛みがだいぶ退いた。

だが、この湿布、剥がれやすい。
せっかくの効き目が・・・

ともあれ、肩の痛みに一筋の光明が見えてきた。
すごいぞ、インドメタシン。


今日は機械屋さんにメンテナンスに来ていただいた。
先日なめてしまった手押し鉋のボルトを交換。
復活!!

ついでに、自動鉋の調子も見てもらう。

自動鉋、とにかく複雑な構造をしており、調整ポイントが山ほどある。
状態に合わせて、自分で多少の微調整はするのだが、それを繰り返していると、基本の調整状態から少しずつずれてしまい、そのうち収拾がつかなくなる。

いい機会なので、調整を見直してもらった。


セッティングはそれほど狂ってなかったようだが、前後テーブルの取り付けボルトに少し緩みがあり、若干がたついていたようだ。

テーブルを昇降させるときに少し異音がしていたのと、材を削った後に、ほんのわずか凸凹があった原因がやっと分かった。

このあたり、やはり素人では難しい。
連絡後、直ぐに来てくれた機械屋さんに感謝!!


ところで、もう10月。
今年の目標を立てた正月が昨日のよう。

目標通りなっているのか?
汗 タラタラタラ・・・・

さあっ 頑張ろうっと。

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2005年10月 2日 (日)

肩こりから考える

午前中、打ち合わせ二つ。
また面白いお問い合わせをいただいた。
さあ、頭を悩ませなければならないぞ!

その後、カタログをギャラリーに持っていく。
ようやく出来上がったカタログ。

20ページほどのささやかなものだが、家具作りよりも大変だった。

今後は、ホームページ上でも同様の試みをして行きたいと思っているが、どのようにお伝えしていくのか、その基本方針はまだ決まっていない(悩)

何とか秋までには・・・と思っているのだが。
悩みは尽きぬ。


ともあれ、ちょっと一段落。

カタログ製作で肩こりは相変わらず。
こりが痛みに変わっている。

サロンパスを貼り続けても、あまり効果がない。
で、コジマの薬売り場へ行って、インドメタシン配合の湿布を買った。

インドメタシン・・うん、名前からして効きそうではないか!
そう言えば、昔タイガージェットシンと言うプロレスラーがいたな。

店内をぶらぶらしてると、マッサージ機が目に留まった。
店員さんがにこやかに 「お試しになりますか?」

最新式を試した。
こりゃすごいね。
まるで、飛行機のビジネスクラスのようなシートだ。

おぉぉぉぉ 
なんて言いながら、10分のお試しコースを選択。
気持ちよかったが、こりは直らず。
今ひとつ、あと一歩、何かが足りないのだ。

ふと見ると、10個ほどのシートは満員御礼。
皆、悩んでいるのね。

それにしても、この最新式。
なんと45万円もする。

巨大なシートといい、日本家屋のどこに置くのじゃい?
でも、売れてるんだろうな。

肩こりも、考えてみるといろいろと面白い。
木工も・・・自分のことは、やはり難しいかも?

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2005年10月 1日 (土)

わくわくする世界

朝、ばたばた事務仕事をこなして打ち合わせへ。
今日は暑い。
夏が戻ったようだ。

ローテーブルのご相談をいただく。

テーブルと言うもの、考えてみると、これほど単純な機能の家具もない。
つまりは、ものを乗っけるだけ。
それだけの機能だ。

形も、天板があって、脚がついている。
それだけの構造だ。

でも、この究極とも言えるシンプルさの中に、奥のふか~い世界が潜んでいるのだ。
ふふふふ。

この世界を垣間見ることができるのは、テーブルのオーダーをお考えになられている方の特権ともいえる。

単純であるがゆえに、悩みも大きく、悩ましいがゆえに面白い。
そのような、まるでドラクエの迷宮のような、なんだか良く分からないたとえであるのだが・・・・とにかく、わくわくするような世界であるのだ。


打ち合わせ後、うどん屋さんで、よせばいいのに思わず鍋焼きうどんを食べてしまう。
よせばい~いのに~♪

後悔先に立たず。
夏日でただでさえ暑いところが、うわぁ~ もうたまらん。

少しクールダウンして小物の納品へ。

その後、展示会の準備のためギャラリーへ行く。

よし、まあ、とりあえずこれでいいか。


帰りがけに本屋に行くと、「住む」という雑誌が目に止まった。
ぱらぱらと見ると、なんと、テーブルの特集ではないか。

ヤッパリ、テーブルへの思いは全国共通事項であるようだ。
さっ 帰ってから読もうっと。

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