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2005年9月28日 (水)

お客様のための

「誰のための家具なのか」
トラックバックいただいた、GAKUさんのブログをご覧ください。


これについて、もう少し思うところを書いてみたい。

誰のための家具か?
もちろん、お客様のための家具であることは疑いない。

ただ、最初から具体的なイメージを持たれているお客様はほとんどいない。
市販の家具では満たされない不満を抱えて、でも、じゃあどんなものが良いのか? ということは漠としている。

そんな悶々とした思いを抱えながらご相談にお見えになる方がほとんどである。

我々の仕事は、それを具体的な形として示すこと。
そして、出来ることならば、お客様のご期待以上のものを提案したい。

想像力は、その一点に集中させなければならないように思う。


独創性・・・その美名の背後で独りよがりになっていないか?
独創性・・・それは造形のみにて発揮されるものなのか?

工芸なのか、アートなのか?

結論は・・・おそらくない。

しかし、結論がないと分かっていても、考え続けなければならない、きわめて矛盾した命題なのだろう。
今までも、そしてこれからも、その命題の周りをぐるぐる旋回しつつ、中心には近づけないままなのかな?

でも、それでいい。

進歩なのか、後退なのか?
それすら分からないが、唯一ついえることは、常にお客様の視点を持ち続けること。
いや、持ち続けようとする努力をすること。

その努力をしている限りは、それほど妙な方向には行かないのじゃないかな??
なんて思ったりするのだ。

これって哲学?
不惑の歳なのにね~(溜息)


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コメント

初めましてgonnzaです。いつも楽しく拝見しています。
お客の立場からーー
家にある”もの”との付合い方は、収納の概念から具体的な方法まであらゆる本があふれているように千差万別。
暮らし方の変化に真っ先に対応してほしいのは家具です。オーダーを考える時、自分のスタイルを再確認することから始まっているはずが以外に後回しになっているかもしれませんね。

投稿: gonnza | 2005年9月29日 (木) 08:52

gonnzaさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

本当にご指摘の通りで、注文家具の設計は、ライフスタイルを再確認することから始まります。

しかし、このライフスタイルというもの・・・けっこう曖昧な概念で、改めて考えてみても漠然とすることが多いようです。

ご自宅へ伺い、あれこれ雑談をしているうちに、何となくぼんやりと方向性が見えてくることが多いですね。

十人十色、お客様のいろいろなお考えをお聞きすることが楽しみで、それでこの商売をやっているのかもしれません。

今後も、お客様の立場から忌憚のないご意見をお聞かせいただければ幸いです。

よろしくお願いします。

投稿: 栗原@simple | 2005年9月29日 (木) 20:32

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