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2005年7月31日 (日)

椅子は難しい その2

午前中、お客様をお迎えする。
椅子のご相談。

ここのところ、椅子のお問い合わせが増えている。
やはり、椅子についていろいろとこだわりを持たれている方が多いのであろう。

昨日に引き続き、椅子をいろいろと考える日であった。

世に名作と呼ばれる椅子がいくつかある。
その中でも、北欧デザインには秀逸なものが多い。

面白いことに、北欧デザインのものは日本の住環境においても違和感なくとけ込む。
湯布院などの老舗旅館に行くと、太い梁が通る民家作りの重厚な空間に、さりげなくYチェアーが置かれていたりする。

なかなかいい佇まいである。

北欧デザインについて、もう一つ特筆すべき点は、これが工業生産、大量生産を前提とした構造であることだ。

工業生産品というのは、得てして味気ないものになりがちであるが、それをデザインの力で美しさの次元まで押し上げている。

手間暇もかかっており、これを個人の工房で一品生産したとするならば、とうてい6万円前後の実勢価格は実現できないだろう。 
脱帽するしかない。

そんなことをつらつら考えると、我々木工家が作る椅子とはどのようなものであるべきか? という果てしのない命題に行き着く。

一品生産の椅子とは?
それを現実的な価格で提供できるようにする構造とは?

考えはいつもこの命題の回りをぐるぐると旋回する。
はたして収束はあるのか? 
それとも???

椅子は難しい。

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2005年7月30日 (土)

椅子は難しい

午前中、お客様をお迎えして椅子の打ち合わせ。

椅子・・・考えれば考えるほど難しい。
体を直接あずけるものなので、座り心地が第一。

座面高さ、座面の傾き、背板の角度、曲率などなど。
背骨や肩胛骨へのあたり具合・・人によって微妙に違う。

姿勢が決まるようにフィット感がある方がよいのか、自由な姿勢をとることができるように融通性を付与した方がよいのか?

人間工学では、平均的アプローチしかできない。
これが唯一、という数値化が最も難しい領域である。

そのような諸々のことをお話ししながら、30分ほどサンプルの椅子に座っていただいた。
椅子は長い時間座って、はじめて評価が定まる。

長く座っても疲れない椅子。
それを求めて数ミリ単位で寸法を修正してきた。

また、強度も重要。
しかし、無骨では興ざめ。

強度とデザインをどのように両立させるのか?
椅子は難しい。
作れば作るほど難しくなる、迷宮のようでもある。
だから、面白い。

午後からは、学習机の天板、本立てなどの製作にかかる。
と、お客様。
二時間置きくらいで二組のご来訪。

今日は来客の多い日であった。
昼寝して恥をかかなくて良かった・・と胸をなでおろすのであった。

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2005年7月29日 (金)

CAD

久しぶりの曇り。
涼しくてしのぎやすい。

気温が低いのを幸いに、椅子のオイル仕上げをする。

さて、一段落。
明日からは学習机の天板仕上げが待っているが、その手前に空いた半日の空白。

どうしよう?
久しぶりに勉強でもしよう。

勉強??
そう、CADの勉強。

今まで図面はすべて方眼紙などに手書きしていたが、ここにきてさすがにそれも大変になってきた。

先日お客様よりCADのフリーウェアを教えてもらい、ダウンロードしていた。
その使い方の勉強でもしよう。

思えば、CADを使って図面ばかり描いていたのは10年以上も前のこと・・・
昔取った杵柄・・・とは言え、離れて久しく、もはや勘も戻ってこない。

しばらくあれこれいじってみたがどうも良くワカラン。
仕方ないので、その使い方を説明しているサイトを見つけ、そのマニュアルに従ってやってみようとしたところで力つきた。
腕の筋肉が、どうにも限界!

連日のパソコン作業で、ただでさえ肩こり、眼精疲労、腰痛、アホ、マヌケがひどいのに、加えてCADなんかやった日にゃ、こりゃ一体どうなるんだよ??

ああ、しかし、もはや木工でもCAD主流の時代。
方眼紙の図面をスキャナで読み込む手間よりも、CADですっきりといった方が効率的だし、お客様もそちらの方が見やすいだろう。

というわけで、もう少し頑張ってみます。
そのうち、私からの提出図面がCADに変わります。

お客様、ご期待くださいませ。
なんて、言ってしまっていいのかな〜?

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2005年7月28日 (木)

ファミリー達

新しいサンダーを購入。
先日故障したものと同モデル。

使ってみてびっくり、こんなに静かだったかな?

今考えてみると、ベアリングの耐久寿命が尽きてしまったのかな?
故障前はかなり大きな音だった。

3年間お疲れさんでした。

開業後3年経って、あちこちでメンテナンスの必要性がでてきているようだ。
電動工具の宿命。

それに比べると、手工具は静かである。
鉋、鑿など、日々使用することがそのままメンテナンスにもなる。
日々研いでいるが、刃もほとんど減っていない。
おそらく数十年は持つことだろう。

3年経って、電動工具も、手道具もすっかり体に馴染んでしまった。
こうなるとファミリーのようなもの。

お気に入りの工具に囲まれて、今日もまた作業にいそしむのであった。

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2005年7月27日 (水)

コロンブスの卵

今日は椅子の座面加工。
中腰が続くきつい作業。

なんとかならんもんかね?
などと考えていると、ふと思いついた。

「そうだ、昇降盤を作業台にすればいいのでは?」

昇降盤、テーブルソーのこと。
私保有の昇降盤は、ハンドルを回すとテーブルの高さが上下するもの。

であれば、テーブルを上げて、フェンスを外せば作業台として使えるではないか。

まさにコロンブスの卵・・
なんて思ったりしたが、他の木工家の方はとっくに気づいてやっていることだろう。

試してみると、何と楽なこと。
まるで天国。
何でもっと早く気がつかなかったのだろう?

作業時間が短縮されたわけではないが、無理のない姿勢になるだけで気分はハッピーよん♪

椅子の座面加工して、ワゴンの最終組み立てをして、次作の板矧ぎをして、ご近所のガラス工房用の小物を作って・・・相変わらずの超並行製作。

とにかく、今日できることは少しでも先に進めておかないと。
その積み重ねが押している納期の改善につながるのだ・・と信じる、信じるとき、信じれば、信じろ、信じたい(活用してどうする)

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2005年7月26日 (火)

世界の名品

先日注文しておいたサンドペーパーが届いた。
スイス シア社の製品、シアレックス。

以前に友人の木工家より紹介され、何枚か試しに使っていたのだが、このペーパー、切れ味が鋭い上に耐久性が極めて高い。

耐久性が高いと言うことは、すなわち研磨粒子のはがれや摩耗も少ないということ・・・
大助かり。

サンディングの悩みで最も大きいものは、研磨粒子の剥離。
粒子がはがれると、これが木の表面に深い傷を付けてしまい、除去するのが大変。

このペーパー、シアレックスははがれが皆無といっても良い。
サンダーに取り付けると、見る見る仕上がっていく。

よく使う150番と240番を100枚ずつ購入。
値段は少々高いが、その効果や耐久性を考えるとむしろ安い買い物である。
世界の名品だね。

良く切れること・・・気持いい〜♪

鼻歌歌いながら研磨していると電話・・・
道具やさんから。

修理に出していたサンダーとトリマー・・いずれも修理不能とのこと。
あららら・・・いいことばかりじゃないね〜

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2005年7月25日 (月)

危機管理は?

注文していたバンドソーの補修パーツが届いた。
R社さん、迅速な対応ありがとうございました。

この商売で、機械の故障は死活問題になる。
運送会社のトラックが故障するようなもの・・・

バンドソーが動かないと、椅子など、曲線が多いものはお手上げ状態。
かなり焦ったのだ。

危機管理対策として、よく使う機器類は日本製のものを複数持つようにしているが、中型・大型機械までそのようなことはできない。

このあたり、頭がいたい問題。

大型機械ならば、機械屋さんに来てもらえればよいが、今回のバンドソーのようにアメリカ製のものにトラブルが起きると、なんだかんだ言っても結局は自力でリカバリーするしかない。

今回は幸いに代理店に在庫があったために救われたのだが・・・
さて、どのように対策をすべきか?

やはり、日本製のものに置き換えるべきか?
今度、機械屋さんに相談してみることにしよう。

ともあれ、トラブルが一つ解消して気分が良い。
これで製作も順調に進むというものだ・・・ハハハ (って本当か??)

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2005年7月24日 (日)

鍾乳洞に工房を

保管場所の大掃除、いや中掃除?、いやいや小掃除??をする。
仕掛かりが増えること。
保管場所を確保せねば・・・

いらない物を整理して、捨てて、ようやく畳二畳ほどのスペースを拡張する。
これでもずいぶん広くなったように感じる。

とにかく、スペースの確保が急務。
整理整頓に心がけましょう。

さて、ワゴンに取りかかっている。
机の下へ入れるワゴン。
このくらいの大きさが、一番作りやすい。

学校での修業時代に作った整理箱を思い出す。
などと、ノスタルジーに浸っている場合じゃないよ。

暑い・・なんて感じている暇もない。
でも、やっぱり暑い。
うらめしや〜 ヒュー ドロドロドロ♪

鍾乳洞にでも行きたい気分。
いっそ、鍾乳洞の中に工房でも作ってしまおうか?
なんて、製作しながら考えるのは、このようにくだらないことばかり。

でも、今日はNHKのクラシックを聴きながら、ちょっと格調高くもあるのだ。
くだらなかったり、格調高かったり、とかく木工は忙しい。
これも、太陽がまぶしいから・・・なのか?

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2005年7月23日 (土)

急いで 慎重に!!

午前中にお客様二人。

お一人目は椅子のお引き取りにおいでいただいた。
ご近所の方なのだが、わざわざおいでいただき恐縮。

お二人目は代金のお支払いに。
納品はまだだいぶ先なのだが、持っておくと使い込んでしまいそうで・・・とのこと。
事前の全額納金に、またまた恐縮。
こちらも、持っておくと使い込んでしまいそう。
今月で計上するか? 納品月で計上するか? う〜ん。

一時間ほど作業風景を見学して帰られる。
暑い中、お疲れさまでした。
お客様に見られると、ちょっと緊張したりして!

さて、暑さはピークを迎えているのか?
今日はことのほか暑い。

板矧ぎも超猛スピードで行う。
本当は、夕方以降で気温が下がってからの方が接着剤の乾きが遅くなり、その分余裕ができてよいのだが、工程の都合上そこまで待っていられない。
納期は押しまくっており、とにかく先へと進めていかねば破綻しそうな予感が(汗)

クランプをかけて養生し、次はワゴンの木取りへ。
ある程度標準化された形なのだが、微妙に違う部分もある。

これ、カスタムメイドとでも言うのかいな?
間違えないように、やはり図面を描く。

急いでいるときほど慎重に。
悠々として急げ・・・って、以前ブログでも書いたかな?

とにかく、先へ進むのみ(固い決意)

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2005年7月22日 (金)

歯医者に行く

歯医者へ行く。
歯医者と床屋はいつも同じところ。

銀冠が取れただけなので、それを再びつけて終わり・・・と思っていたのだが。

「ちょっとレントゲン撮るね」 とのこと。

いや〜な予感が・・・!

「ありゃ〜、こりゃいかんね、中が虫歯になっとる」

やっぱり。 
いやな予感的中。

「削らんといかんね〜」

やっぱりね。

そして、あのいやなキーンという高周波。
この音は昔から変わってない。

削られる間中、全身の筋肉が緊張。
背中には冷や汗が・・・タラーリ。

どこまで削るんじゃい?
たっぷり10分間は口を開けっぱなし。
顎がどうにかなりそう。

そんなこんなで、削り削られて今日は終わり。
次は来週の火曜日とのこと。

まあ、このあたり自営業はいいね。
勤務時代は、歯医者の予約で時間調整をするのが大変だったこと。

午後から気を取り直して製作。
まあ、いろいろありますな。

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2005年7月21日 (木)

故障、不具合 あ〜あ!

先日修理に出したサンダー、トリマー、また、寿命寸前のドライババッテリーに続いて、今日は自動鉋が不調。
材の終端が薄くなる、いわゆるスナイプ現象が起きる。

この暑さで、機械も狂ってきているのかしらん?

蓋を開けて調整。
おそらく、回転胴後端のプレッシャーバーのテンション不足・・と思われる。

少しずつテンションを上げていく。
上げすぎると、送材抵抗が大きくなりこれまた具合が悪い。
試し削りをしながら少しずつ調整。
ヨシ、何とか復活。

と、今度はバンドソーから異音が・・・
調べてみると、モーターとプーリーを連結するタイミングベルトに亀裂が。
このままだと、切れるのは時間の問題。
早急に補修せねばならないが、このバンドソー、デルタ社でアメリカ製。
はたして、パーツは手に入るのか?

開業三年を経て、機器の不具合が一気に集中してきたようだ。
ストレスも溜まるが、まあ、一つ一つ片付けていくしかない。

夕食時、何か歯の調子が今ひとつ・・・と思っていると、奥歯の銀冠が外れてしまった。
どうやら、人間にもメンテナンスが必要なようだ。
ともあれ、明日は歯医者行きだな・・あ〜あ!

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2005年7月20日 (水)

暑い? 暑くない?

夏本番!!

暑い・・・と言ってもしかたがないが、暑いものは暑い。

でも、人間の体とは面白いもので、暑いと思うと余計に暑くなる。
だから、「ぜ~んぜん 暑くないもんね」と無理にでも思っていると、不思議と暑さを感じない。

また、あせらないこと、ミスをしないこと。
あせったり、ミスをしたりすると、それだけで神経が高ぶって暑くなってくる。

このときこそ、マイペースなのだ。

まめな水分補給は必須だが、飲みすぎると胃をこわしたりするので具合が悪い。
また、スポーツ飲料などは意外とカロリーが高いそうな!
やっぱり麦茶かな?

さあ、とにかくもっとも過酷な夏がやってきた。
夏は好きだが、嫌い。
遊びに行くのはいいが、仕事はね(溜息)
複雑な気分。

何はともあれ、マイペースでやります。
暑くないぞ~!!!

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2005年7月19日 (火)

ささやかな幸せ

久しぶりの連休、キャンプに行く。
しかし、家族と一緒なので、自分の好きなことをしてリラックスする・・というわけにもいかんわね、こりゃ。

行き先は阿蘇、高原で気持ちがいい。
夜は肌寒いほど。

思えば、当初はこのような高原に工房でも構えて、のんびりとマイペースで木工をしたいなどと思っていたものだ。
が・・・・なんという境遇の違い。

ああ、でも、今にみておれ・・・
そのうちに、絶対、そのような生活を手に入れるのだぁぁぁ~!!
そして、スローライフなんて言ってしまうのだぁぁぁ~!!
はぁ~!

というわけで、今日から現実へ。
街中の狭くて暑い工房で淡々と製作する。
まあ、そんなもんですよ。 
そんな、理想的な仕事なんて、あんた、あるわきゃないでしょう?
と言うよりは、理想に近づくべく、日々努力せにゃならんのでしょうね。

ところで、サンダーが動かなくなった。
3年間酷使してきて、おそらくカーボンブラシの磨耗と思われる。

3年も経つと、機器にも不具合が出てくる。
充電ドライバのバッテリーもそろそろ寿命かも?
電子トリマーの回転も不安定。

で、近所の工具屋さんへ修理を依頼しに行く。
サンダーとトリマーを預ける。
この工具屋さん、とても応対が丁寧でいい感じ。

以前から探していたステンレスのコーススレッドとトラスネジもここで手に入ることが分かり、思わぬ収穫となった。

ついでにすぐ近くのラーメン屋「龍王」へ行く。
暑いときには熱いラーメンだゼ!
相変わらず美味しい。

ますます暑くなったので、またまた近くのセブンイレブンへ。
ここはコーヒーマシンを置いており、淹れたてのコーヒーを楽しむことができる。

こんな近くに、工具屋さんと、ラーメン屋さんと、コーヒーが美味しいコンビニがある。
それだけのことで、なんだかとても幸せな気分になる。

ささやかではあるが、ささやかな幸せと言うものが、実は究極の幸せかもしれない。
などと、暑さで多少ぼけた頭で考えたりするのであった。

ともかく、お待たせしていた皆様、今日から日常に復帰いたします。
これからも、どうぞよろしくお願いします・・・ねっ♪

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2005年7月15日 (金)

ハードメイプル・・堅い

さて、学習机に取りかかっている。
素材は、パイン、ホワイトオーク、ハードメイプル。

久しぶりのオークとハードメイプル。
いずれも堅い。

その中でも、とりわけハードメイプルは堅い。

ちなみに、メイプルにはソフトメイプルというのもある。
ハードメイプルに比べると、木肌が多少赤い。
安価だが、ハードメイプルよりは見劣りがする。

最近ホームセンターなどでソフトメイプルを売っているようだ。
表示には単に「メイプル」と書いている。
だが、ハードメイプルとは似て非なる物。

ハードメイプルの白い木肌を思い浮かべて買い求めると、「ありゃりゃ? 何か違うぞ??」ということになりますので、注意しましょう。
ハードかソフトか? お店の人に良く尋ねてください。
コンタクトレンズみたい。

話がそれた!
で、ハードメイプルはことのほか堅い。
これを鉋で仕上げるのは至難の業、というか、私の技量の限界。

ハードメイプルに鉋をかけるときは緊張する。
台直し、刃の研ぎ、押さえ刃の調整・・・などなど、鉋に必要なすべての項目をチェックし、調整し、ハードメイプルに挑む。

まあ、サンダーで仕上げてもいいのだが・・・ひょっとすると、そちらの方が近道かもしれないが、しか〜し、これは木工家としてのプライドに関わる問題なのだ(荒い鼻息)

刃が少しでも摩耗すると、たちまち切れなくなってしまう。
このため、一分ごとに研ぎにいくような有様。
良い鋼ならばもう少し持つのかな?
もしくは、天然砥石を使えば、もう少し切れ味が良くなるのかな?
なんてことを考えながら仕上げていく。

ふぅ〜、何とか終了。
組み立ても半分まで完了。

ハードメイプル・・敵にとって不足はないぜ。

さて、私事、明日から三日間お休みをいただきます。
お待たせしているお客様、大変恐縮ですが、家族円満のためにご容赦下さい。

それに伴い、ブログもお休みです。
また、この間にいただいたメールの返信は、休み明け以降とさせていただきます。
皆様、どうぞよろしくお願いします。

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2005年7月14日 (木)

端材の行方

先日このブログで端材のことを書いたのだが、ご近所の方、ご遠方の方など、合わせて数名の方よりお問い合わせをいただいた。

処分について悩んでいたので、これらお問い合わせは本当に嬉しい。

家具作りには端材がつきもの。
そして、その量も半端ではない。

木を扱う者として、木を処分するのは切ないものだ。
木は商材であるには違いない。
商材である以上、また、それで商売をやっている以上、素材としての品質や経済効率が最優先されるのは当たり前のこと。

しかし、だからと言って、品質や効率の範囲からはじかれた物を何のためらいもなく捨て去るというところまでは割り切れない。
もったいない。

端材といっても、木目や木肌はとても美しいのだ。
寸法が合わない、ねじれが大きい、節がある・・・
家具にはできない異端児。
でも、それであるが故に個性的な物達とも言える。

おもちゃや小物などならば、これでいくらでも作れるのだろうが、それを作る時間がない。
いや、それ以前に、それらを立派な作品にするためのアイデアが思いつかない。

誰かに使っていただけるのであれば嬉しい限り。
立派な作品にしてもらえよ・・と声でもかけたい気分である。

ともあれ、端材の行方について新たな道ができた。
今日は祝杯を挙げよう・・・って、結局呑んでしまうのね!?


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2005年7月13日 (水)

独立志望の方 ご来訪

午前中、独立志望の方がおいでになる。
北海道で木工職人をされていた方で、職を辞し、独立前に車で全国のいろいろな工房を訪ねているとのこと・・・そのバイタリティーには驚嘆する。

まあ、全国にはいろいろな方がいらっしゃるものだ。
振り返って自分を考えると、職を辞してから学校へ入るまでの自由時間はゲームをしたり、ワイドショーを見たりと、全く自慢にならない堕落しきった生活をしてたもんで、いや、この人の爪の垢でも煎じて飲めと昔の自分に言いたい気分。

それにしても、木工の独立志願者は一体全国に何人いるのやら?
木工独立ブームはまだ続いているようだ。

ともあれ、経験浅い私であっても、何らかの知見なりを後進に伝えていく義務を感じている。
自分も独立するときには先達からいろいろとご指導をいただいた。
それを後に続くものに伝えていくのも大切なことなのだろうと思う。

納期に追われているときに数時間でも作業がストップするのは痛いが・・また、お待たせしているお客様に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、それでも、その数時間をにこやかに応対できるくらいの度量は持ちたいと思ったりする。

昼食をご一緒して、彼は次の目的地、熊本へ去っていった。
Sさん、頑張ってください。
独立の連絡を待ってますよ。

さて、午後は遅れを取り戻すべくノンストップで作業、作業、作業。
椅子、学習机、入れ替わり立ち代り進めるのであった。
おりゃ~♪ ?

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2005年7月12日 (火)

頭が痛い

椅子が一段落したのでとりあえず仕掛かり状態で置いておく。
そして、やはり仕掛かり状態であった学習机に本格的に取りかかる。

デザイン三通り、材種三種、サイズ三様、というわけで、またまた間違わないように慎重に取りかからなければならない。

ここのところ雨続きで、工程は天気予報とにらめっこ。
あちこち、仕掛かりの山となり、母屋の保管場所は脹らむばかりで、人が通るところはけもの道。
何とかしなければと決まり文句。

何とかしなければ・・・ということで、端材も頭の痛い問題。
端材を捨てるのももったいないので、まあ、何かに使えるだろうと言うことでとりあえずとっておくのだが、それが溜まり溜まって狭い工房がますます狭く・・・

何かに使えるだろう・・・と思っても、これがなかなかそうはいかない。
そもそも、何かに使えるならば端材ではないのだね。

でも、もったいない。
チェリーなんて、高価な材料なのに〜!
おもちゃなどならたくさん作れるだろうな。
ご近所でおもちゃなど作られている方がいらっしゃったら、取りにおいで下さいませ。

で、全然使わないので、もったいないと思いつつも思い切って処分した。
まあ、ちょっとした小山ほど。
でも、これでもまだ全体の三分の一くらい。

処分も大変だし・・・
ああ、頭が痛い!!

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2005年7月11日 (月)

四十の手習い

昨日デッサンの教科書を買ってから、いろいろと練習している。

まずは直線が基本とのことらしいので、延々と線を描く。
定規など使ってはいけないそうなのだ。

ふむふむ、直線というものも、描いてみるとなかなか難しい。

次は、直方体を描く。
立体的に見えるためには、遠近法と影の付け方がポイントだそうだ。
なるほどね〜

感心しながら練習。

この年になって全く新しいことを学ぶのもけっこう刺激的。
四十の手習いということかいな?

お客様からも励ましのメールをいただき、恐縮至極。
K様、ありがとうございます。
頑張りますよ〜!

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2005年7月10日 (日)

デッサン力を磨くのだ

さて、日曜日は事務仕事の日・・・
と、決めているわけでもないが、なんとなく事務が集中する。

メールを何本か打って工房へ。
椅子の続き・・・さらに二脚を組み立てる。

残り三脚・・・だが・・・今日はカミさんが外出中で、子供の面倒を見なければならぬ。
家庭サービスも、まあ、仕方がない。

昼食はファミリーレストランへ。
ここはランチに加えてサラダ、パン、スープのバイキングがつく。
しかも、パンは焼きたて。
目の前で焼いてくれるのだ。

ファミレスも、低価格路線と味追求路線の二極に別れてきているようだ。
選択肢が多様化してくるのは面白い。
なんてことを考えながら、パンを大盛り食べておなかいっぱい。

次に街のスーパー銭湯へ・・・JRがやっている「極楽湯」
それにしてもすごい名前だが、大きな風呂は気持ちがいい。

湯上り気分で小倉へ・・・本屋へ行く。
実は最近デッサンの重要性に目覚め、同時に、自分の絵心のなさを憂いていたので、デッサンの入門書を探しに行った次第。

家具作りの第一ステップは、言われるまでもなくデッサン。
スケッチブックに向かって、あれこれイメージを描いていく。

ちなみに、私はデッサンの勉強などしたことなく、これまで我流でやってきたのだが、ここに来てさすがに限界を感じはじめた。
もう一歩、ブレークスルーするためには、やはり基本のデッサン力を磨かなければならないと思う次第。

とは言え、デザイン学校やカルチャースクールに通う時間などあるはずもないので、せめてデッサンの入門書でも買って独学しようと鼻息を荒くしているのだ!!!

店頭であれこれ悩んで買ってきた。
さあ、今日から練習するぞ~! と、決意するのだった。

あっ、でも、その前に夕食を作らねばならぬ。
デミグラスソースを使った特性ハヤシライスだ・・・おいしいぞ~♪

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2005年7月 9日 (土)

椅子とほぞ

昨日から椅子の組み立てにかかっている。
毎度のことながら、ほぞの調整に気を使う。

少ない部材で強度を出さなければならないので、ほぞは堅めに調整。
とは言え、堅すぎると組み立てられないし、それでも無理をすると部材が破壊する。

昔、この様なミスを何度か体験した。
こうなると、泣こうにも泣けない・・・

また、ほどが緩すぎると強度がでない。
組み立て当初は接着剤の力でもっているが、時の経過とともにほぞがやせてくるとがたつきがでてくる。
特に今は梅雨時、ただでさえ木が膨張している時期である、乾燥したときの寸法差は最も大きい。
より気を使う。

堅すぎない上限の堅さ・・
堅めに作っておいたほぞを、小刀などで少しずつ削って調整していく。

そして、組み立てる前に玄翁などでほぞを叩いて一時的に圧縮する。
木殺しと呼ばれる方法。

圧縮されたほぞが、ほぞ穴の中で接着剤の水分をすって再び膨張する。
これでがっちりと組み合わせる仕組み。

その他にも、なんだかんだあるのだが、とにかく椅子はほぞの強度が命なので他の家具に比べると組み立て前の調整がいっそう大事なのだ。

さて6脚分。
昨日の午後からはじめて、今日で二脚分が完成。
まだまだ続くのだ!!

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2005年7月 8日 (金)

フル製作の一日

ここのところ、事務仕事や打ち合わせなどで一日フルに製作に当てられる日がなかなか取れなかったが、今日は久しぶりに製作三昧となった。

朝から一日中工房にこもる。
やっぱり、フルで製作できるのはいい。

そもそも、もの作り三昧の生活にあこがれて木工家になったようなもの。
ところが実態は・・・三分の一くらいは事務や打ち合わせ、はたまた営業回りなど、製作以外のことに費やされる時間がとても多い。

まあ、考えてみるとごく当たり前のことだわね。

それでも、本当に製作時間が少なくなった。
目下の悩みの種。
どうするかな〜?

とは言いつつも、結論は見えているのだが・・・
だが・・・ やはり資金の裏付けなしには厳しいのが現実。
どうするかな〜?

ともあれ、今日は製作。
椅子椅子椅子、椅子三昧。
木工満喫の一日でした。

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2005年7月 7日 (木)

電話勧誘のあなたへ

ホームページで住所や電話番号を公開していると、時々変な電話がかかってくる。

相手「家具を作っているんですよね」
私 「はい」

相手「いやね、実は私のところに家具の問い合わせがたくさん来てまして・・」
私 「はぁ?」

相手「それで、良い家具を作ってらっしゃる方と、お客様とを結びつけたいんですよ」
私 「そうですか」

相手「ところで、ウェブサイトとお客様のマッチングが悪いとお感じになりませんか」
私 「??? なんですか〜?」

相手「いえ、ですからね、マッチングが悪いと・・」
私 「意味が分からないんですが」

なんていう不毛な会話となる。
つまりはなんてことない・・ウェブサイトのアウトソーシング(外注)の誘いというわけだ。

そこに誘導するために、延々と長い前振りをするというわけ。
その他には、雑誌への出稿依頼など、前振りから延々話す業者の多いこと。

しかし、これら電話をしてくるあなた達に言いたいことがある。
せめて、ホームページの中身をある程度読んで勉強してからかかってきなさい。

ちょっと突っ込まれてしどろもどろになるようでは、電話勧誘のプロとは言えませんな〜 ははは!
逃げも隠れもしないので、修行してから出直してきなさ〜い。

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2005年7月 6日 (水)

注意力勝負

製作の続き。
淡々とこなしていく。

ほぞ作りもほぼ終わって、アームの加工にかかる。
アーム・・・椅子の肘掛けのこと。

取り付け位置など、寸法が拾いにくい部品なので、型板に原寸図を書いて、それから墨を部品に移していく。
ここで間違えたら一巻の終わり・・何度も確認して慎重に墨を移す。

これがまた、バリエーション違いで微妙に(数ミリ程度)寸法が異なるので要注意。
慎重に慎重に、気を使うのだ。

椅子は体力勝負と言うよりは注意力の勝負。
一日終わったときの疲れ方は、椅子が最高。
まあ、その分、出来上がったときの喜びも大きいのである。

しかし、学習机の木取りもしておかねばならない。
明日は大変になりそうな予感!

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2005年7月 5日 (火)

定休日

午前中納品へ。
高速を飛ばして一時間ほど、粕屋町まで。

すべり台の納品。
はたして子供達に気に入ってもらえるか?
結果、納品直後から大騒ぎ。 後ろ向きに滑ったり、寝ながら滑ったりと、およそ制作者の想定外の遊び方がいっぱい。
ともあれ、気に入ってもらって良かった。

さて、外出時のお決まり・・・何か美味しいものは??
いろいろ考えて、先日お客様より紹介してもらったラーメン屋へ行くことにした。

直方にある「千成や」という店。
なんでも、ネギラーメンがことのほか美味しいらしい。

ここへ向かうべく、一路犬鳴トンネルを抜け、若宮、宮田町と狭い道を進み、直方の信号だらけの市街地を抜けてラーメンを目指す。

おおっ、見えてきた。
ネギラーメンの大きな看板。
左ウインカーを出し、駐車場へを入るが・・うん? なんか変?

なんと 「定休日」 との看板。
ああ〜っっっっっっ なんちゅ〜ことだ。
このために、わざわざ山越えをしてきたというのに。 とほほほ。

仕方ないので、そのまま小倉へ。
ギャラリーに立ち寄って、先月の精算と、今月の作品を納品。

さて昼食は?
こうなったら洋食の雄、「999サンキュー」しかない。
ラーメンとは全然関係ないが、チキンカツ定食食べたい。

店の前に車をつけると・・・うんっ? なんか変。
ああ〜っっ 「定休日」の看板!!!!!!!

魔の火曜日。

仕方ないのでうどんの資さんでカツ丼を食べました。
まあ、これはこれで美味しいのだが、130キロも走って、昼食はご近所のうどん屋さんとは・・
ちょっと寂しい。

で、帰って作業の続き。
食べられなかった一日でした。

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2005年7月 4日 (月)

地味な一日

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さて、製材にかかる。
一体何本あるのやら?
まあ、いつか終わるだろう・・・と思いながらやっていたら、半日で終わった。

大型の集塵機、ダスト袋が二回満杯になった。
ごみ捨てもただじゃない。
ゴミ袋8枚分・・・

ところで、北九州市はゴミ袋の値段が上がるそうで。
はぁ~、大変になるばかり。

さて、墨付け。
これも、パーツごとで微妙に寸法が違うので、間違えないように細心の注意を払う。

ベニヤに記入した各モジュールとにらめっこ。
慎重に、慎重に。

というわけで、地味な一日でした。
まあ、いつも地味と言えば地味だけどね!

ところで、今から図面を書きます。
さらに地味な作業です。

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2005年7月 3日 (日)

市場調査・・なんてね

朝は事務仕事。 
淡々とね・・・いつも通り。

その後納品へ・・・ベンチをお持ちする。
ここのところ豪雨が続いているので心配したが、納品の時にはほとんど降っておらず一安心。

午後は、久しぶりに黒崎まで出かける。
家具・インテリアショップが目的。

数カ月ぶりだが、なんだか閑散としている。
品揃えも、以前から比べるとぱっとしない感じ。
バイヤーが変わったのかな?

重厚長大なものが多いのは変わらないが、う〜ん、こんな大きな家具、一体どこに置くんだろう?
総桐ダンスなんてのもあり、特価で80万円となっていたが、しっかりとフラッシュ構造であった。
これ、付け桐というのではなかったっけ? いいのかいな?

ついでにフロア違いの無印良品の家具も調査。
「・・・・・・・・」
まあ、あんまり他のものは気にしないでおこうっと。

そんなこんなであまり参考にならず、本屋で本を物色。
建築専門書、インテリア雑誌など漁るも収穫なし。

結局、綾辻行人のミステリーを買って帰る。
これが一番の収穫でしたね。
梅酒飲みながら読もうっと!

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2005年7月 2日 (土)

梅雨の逆襲か?

今月は強化月間・・・なのに、朝から豪雨。
まるで今までのカラカラ天気を取り戻すように、バケツをひっくり返したよう。

フフン、君たち梅雨をなめてはいかんよ・・!
と、梅雨の逆襲でもあったのか? と言わんばかりの雨量。
カラカラの次は、めちゃくちゃな雨。
まるで熱帯気候のよう。

なもので、強化月間の出鼻をすっかりくじかれた感じ。

それでも、小ぶりになるのを待って木を工房へと移動し、静々と木取りにかかる。

悩ましい木取り。
しかも椅子6脚分、しかも材種は三種類、しかもデザインも三通り。

切り間違えないように、木目の動きを見ながら、白太を避けながら、節も避けながら、木目が回っていないように、なんだらかんだら気を使いながら少しずつきり進めていく。

半日以上かけて、ようやく木取り完了。

そのころには雨もやんでいた。

今日はテーブル移送の日なので、やんでよかった。
ヤマト運輸に無事引き渡し完了。
元気で行ってこいよ~っと、声をかけるのであった。

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2005年7月 1日 (金)

強化月間突入

今月は、学習机と椅子の強化月間。
いくつかをまとめて作成する。

デザインはそれぞれ違うのだが、各部の基本構造にはそれほどの違いはない。
まとめて作るほうが効率的・・・ではあるが、しかし、同時に間違う可能性も増えてくる。

んんっ?? 言ってることが矛盾してないか? と思われる方もいらっしゃるだろうが、矛盾ではないのだ。

基本的には同じだが、少し違う・・・と言うところが難しい。
大きく違えば間違うことはないが、少しの違いは間違いを直感的に判断することができない。

たとえば機械にセットしてスイッチを入れる瞬間に・・・「うんっ この墨線の幅はちょっと大きすぎないか?」などと、感覚的に間違いを感知することがあるのだが、複数製作で、微妙に寸法が異なる場合など、この直感が利かなくなる。

このため、図面などでチェックリストを作り、それとにらめっこしてミスを防がなければならない。

ミスしなければ効率的・・・だけど・・・落とし穴も大きいのだぞ!

さて、木工関連で面白いブログを見つけたのでご紹介します。
家具作家を目指す淡路さんのブログ・・・真摯に木工と向き合う姿勢には私も襟を正さねばと思います。
お勧めです。

最後に、今日の作品をご紹介。
3人がけのベンチ、チェリー材を用いた。 
オイル塗りたてでーす!
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