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2004年11月30日 (火)

ジンギスカン

いくつかを同時並行で製作する。 例えば接着剤の養生時間などに別の家具の加工をしたりして、できるだけ手待ちとなる無駄な時間を減らしていく。  量産メーカーではごく日常に行われていることであるが、一人で製作しているとついつい怠惰になってしまい、手待ち時間に昼寝したりすることもあるのだが、とにかく今は無駄を極力減らすことで製作効率を上げることが大事である。 

今かかっている大きなキャビネットの形が徐々に見えてきた。 ちょっと、想像以上の重量になるかもしれず、さあ、納品をどうしよう? などと考えながらの製作である。

ところで、全然脈絡のない話であるが、突然ジンギスカンが食べたくなった。  ジンギスカン・・・羊である。  数年前に偶然インターネットで見つけた北海道のお店のものを食べて以来病みつきになってしまった。  しばらく食べていなかったのであるが、思い出すと食べたくなり、そう思うといても立ってもいられなくなり、このブログを書く前に思わず注文してしまった。 明々後日に到着予定。  それを楽しみに今週を乗り切ろう・・

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2004年11月29日 (月)

ホームページ二周年

ひたすら製作あるのみ。  時間を短縮するような魔法の手段があるはずもなく、一つ一つの工程を地道にこなしていくことだけである。  面白いもので、集中すると自然と動作に無駄がなくなるようで、結果的にスピードアップにつながる。 また、できばえも良くなることが多い。

こう考えると、時間や余裕があるときが良い仕事ができるとも限らないようである。 人それぞれだろうが、私に関してはそのようで、これは会社員の時から変わらないようだ。  

ところで今日はホームページ開設から二周年である。 早いものだなと思う。  二年前、わけも分からず、虎の巻とにらめっこしながら、工房での作業を一週間止めて作ったページである。  おかげさまで二年間で8万件以上のアクセスをいただいた。 このようなこと、当時は思いもしなかったことである。 

ホームページのおかげで、いろいろなお客様、アマチュアの方、木工家志望の方、同業者の方、異業者の方、ギャラリー、雑誌社、その他の様々な方々と知り合うことができた。 ありがたいことである。

さあ、新たな気分で三年目を迎えることにしよう。 とは言っても、メインサイトのネタ切れは慢性化しており、今までのようになかなか頻繁な更新もままならなくなってはいるが、その分、このブログでお楽しみ下さい。 

えっ ? じゃあもっと面白いことを書け・・?  ごもっとも。 でも日記ですから、まあこんなところで淡々とやってみたいと思っております。  なんだか訳が分からない文章ですが、何はともあれ、これからもよろしくお願いします。

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2004年11月28日 (日)

年末ではないか・・!

うわっ、もう年末ではないか。
年末納期でお約束しているものがいくつかあり、完全に追い込まれてしまっている。 果たして間に合うのか?  さあ、どうする? さあ、さあ、さあ〜っ !! などとふざけている場合ではなく、本当にここは正念場である。

よくお客様などから、「自分で好きなものを作れるって楽しいでしょうね」などと言うお言葉をいただくことがあるのだが、スケジュールに追いまくられる生活が続くと、とにかく目の前のことをこなすのに忙殺され、だんだん神経が高ぶってくる。 周りの景色などを見る余裕もなくなる。 もちろん楽しい瞬間も多くあるのだが、カレンダーを見ながら冷や汗をかくことも少なくない。  

まあ、このようなこと、木工に限らずどのような仕事でも同じである。  波というものは必ずあり、ピーク時には死に物狂いで目の前のことをこなしていくなどという経験はよくある。 しかし、それをこなしてこそ本物で、そのような追い込まれた状態でベストの仕事をするのがプロである・・・などと格好いいことを言っているのだが、これが自分の信条でもある。  この言葉を譫言のように繰り返しながらひたすら木を加工するのである。

いつ休むのか?  今年フルで一日休んだのは、おそらく15日ほどしかないと思う。 でも、それでも他の起業家からは「休みすぎ」と言われるかもしれない。  マイペース・・・などという言葉はどこのことやら?  しかし、そのような過密な状態を乗り越えてこそ視野が開けてくるはず。 自分がどのような精神状態にあろうと、作り出すものは常に感動を与えるものでなければならない。 それがものを作る人間のプライドであろう。 ナンチャッテ、かっこつけすぎ。

ううっ ほとんどライブドアでよく見られる起業家ブログのような内容になってしまったが、木工で起業して二年半・・・ここが自分でも大きな試練かもしれないと思う。  良い仕事をする。 どのような状態でも。  でも、忘年会にもしっかり行くのであった・・・じゃんじゃん!

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2004年11月26日 (金)

さながらパズルのような

キャビネットの作成中。 かなり大きなもので、横長のタイプである。  リビングに置くアイランド型で、表と裏側の両方から使う構造である。  表側の中央に扉と引出、裏側の左右にオープンラックと引出、さらに、マガジンラックがつくという複雑な形をしている。

頭の中で構造を組み立てて、それを紙に書いてチェックし、さらに図面に落とし込む。 図面とにらめっこをしながら、設計上の間違いがないのか? これで本当に組み上がるのか? などを何度もシミュレーションしてみる。  設計ミスは致命傷で、加工後に「あれっ?」ということになると目も当てられない。  特にキャビネットは部品点数が多く、構造も複雑なため、このようなミスが起こりやすい。

図面チェック後は加工へ・・・この時のミスは材料を捨ててしまうことになるので慎重に。 機械にかける前に再度チェックを繰り返す。 少しずつ加工を重ねていく。 一つ一つ、慎重に。  

ところで、このキャビネットは両側使いになるので、通常のキャビネット違って表・裏の明確な区別を付けることができない。  通常は部品に勝手墨という目印を打ち、これで表・裏・外・内などを区別するのだが、このキャビネットに関しては、言うならばどこも表であり裏となり、内・外の区別もないので非常にやっかいである。 

墨付けは、さながらパズルを作っているような感じで、墨を打っては仮置きして頭の中で加工後の姿を描いてみる。 その繰り返しで大変疲れるのであるが、徐々に加工後の部品ができてくるのを見ると、だんだん気持ちが高ぶってくる。 難しいほど作りがいがあると言うか、だんだん商売などそっちのけでものを作る楽しさが高まってくるのである。 幸せな瞬間で、楽しみながら作りたい。 でも、一瞬のミスは命取り・・楽しみながら、慎重に慎重に・・・作業は続くのであった。

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2004年11月25日 (木)

唐戸市場 

忘年会シーズンで、それはそれで忙しい・・・

さて、下関唐戸市場である。 あれこれ店を見て回ると、皆それぞれ工夫を凝らしていて面白い。 ふぐ、かに、エビ、ホタテ、等々、同じ海産物でもいろいろと調理の仕方があるものだと感心する。  

いくらと鮭の海鮮丼、穴子の寿司、ふぐのみそ汁、鯨の串カツ、サザエの壺焼きなどを買って外に出て食べる。 最初はビールで、次はやはりふぐのひれ酒・・燗酒はあまり好きではないのだが、ひれ酒は別、ひれをちょっと焦がしたものが中に入っており、ふぐの風味が何ともたまらない。  

目の前は関門海峡で、貨物船が頻繁に通る。 関門海峡は潮の干満が作り出す急流が有名で、見るとあちこちに渦巻きのようなものができている。  流れに乗るのと逆らうのとではスピードが全く異なり、見ていると面白い。 小さい船など、今にも止まりそうな感じである。  昔は、流れに逆らいきれず、流されそうになってしまっている船がよくあったのだが、最近はエンジンの性能が上がったのだろう、さすがにそのようなことはなくなった。

そんな風景をぼけっとしながら見るのは楽しい。 よい息抜きになった休日であった。  でも、その遅れを取り戻さなければならない現実が翌日に私を襲うのであった。 はぁ〜! さあ、どうなる? 間に合うのか?  

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2004年11月23日 (火)

勤労に感謝しよう

ふと気づいたのであるが、今日は「勤労感謝の日」なのである。 と言うことは、今日はやっぱり休みにして、勤労できることに感謝しなければならない使命があると言うことなである。  仕方がない・・そのような使命を背負ってしまったので、今日は休むことにする。

と言うわけで、久しぶりの家族サービス。 ホントは、こちらがサービスして欲しい気分であるが・・・天気も良いので車に乗って門司港へ行く。  門司港には仕事で頻繁に行くのであるが、遊びで行ったのは久しぶりである。  レンタサイクルを借りて家族でサイクリングという、きわめて正しい家族の休日である。

関門橋の下をくぐり、関門トンネル(人道)を自転車で走って下関へ渡る。  下関を関門海峡に沿ってサイクリング・・・途中赤間神宮という竜宮城のような神社に立ち寄った。 ここは、源平壇ノ浦の合戦にゆかりのある神社だそうで、境内には平家一門の墓があり、なんと、耳なし芳一の木像がまつられている。

芳一の木像には体全体に般若心経が書かれており、またスピーカーから琵琶法師の語りが流されていたりして何となくおどろおどろしい雰囲気である。  隣に平家一門の墓場があるので、よけいに恐ろしげな雰囲気が増幅され、夕暮れ時には近づきたくない感じ。

それにしても、神社に木像に般若心経などと、神仏習合というのか、神仏混淆というのか、本地垂迹説というのか・・・はたまた、仏教に悪霊などという、仏教なのか土着信仰なのか、混合なのか、なんか良くわからない日本という国の宗教観の縮図をそこに見る思いがして深く考えさせられた・・・などと言うことは全然なく、芳一の木像に耳がないのを確認して喜んだり、売店の甘酒が500円もすることに「このご時世に何を勘違いしているのか?」と、鋭い批判を加えたりするのであった。

その後、唐戸市場へ。  魚市場であるが、ここは休日には一般に市場を開放し、各店が寿司や、唐揚げや、みそ汁や、刺身や、その他書いていると大変面倒くさいし、読む方はそれ以上に面倒なことだろうと思うのであるが、要するに海産物のあれこれを並べて「らっしゃい、らっしゃい」と売っているのである。 魚市場全体が、さながら屋台村になったようで、あちこちの店を見て回って、自分の気に入ったものを買い、それを外に持ち出して関門海峡を行く貨物船を見ながら食べるのである。 素敵なところなのである。 下関・・・侮りがたし!!

なんだか長くなったので、続きは明日に・・・お楽しみに。

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2004年11月21日 (日)

あわただしい一日

何かとあわただしい一日であった。 アート村にてお客様と打ち合わせ。  お嬢様用の学習机についていろいろとご相談をさせていただいた。  少し曲面を取り入れて、柔らかいイメージで作成することにする。  作るのが楽しみである。

その後フリーのお客様より携帯へお電話をいただく。 ところが、携帯の調子がおかしく、お客様の声を聞き取ることができない。 すったもんだのあげく、固定電話を使ってようやく通話が可能になる。 しかし、あいにくアート村と言うところは大変わかりにくく、電話での説明にも限界があるため、こちらからお迎えに伺った。

テーブル、椅子などのご相談をいただく。 いろいろな木を見ていただき、またゆっくりご検討いただくことになった。  

その後食事へ・・・帰ってくると、別のお客さま・・・以前、楠の平板をお預かりして、これで座卓でも作りましょうとのお約束をしていた方である。  「いつでもいいです」との言葉に甘えて、なかなかご連絡を取れずにいたのであるが、本日直接進行状況の確認にこられた由・・・不作法を恐縮しながら、鉋がけした楠をごらんいただく。  予想以上のきれいな木目で、結局低めの酒卓にすることで決定。  

その後、やはりフリーの見物客や、観光客の方の接待など、あわただしいこと。  やっぱり秋の天気がよい日はみなさん散歩や観光がてら、あちこち行かれるのですね。  そんなこんなで、結局今日の仕事の予定(デザイン、図面など)は半分もはかどらず、こりゃ今夜は深夜まで残業だな・・・こんな日記書いてる場合じゃないって・・?

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2004年11月20日 (土)

小物を作る

昨日、今日と、小物をいろいろと作成する。 以前よりご依頼をいただいていたものたちであるが、なかなか取りかかるタイミングがなかったものをまとめて製作した。  額縁、小さなイーゼル、CD置き、ブックエンドなど・・・

このような小物は、家具を作ったときに出る切り余り材を使って作るのである。 切り余り材は大量にあり、その中から適当なものを見つけるのだが・・だが・・・探すと、これがなかなか見つからないのである。 これが結構大変で時間がかかる。  

また、小物といって簡単にできるものでもない。  材が小さくなるほど機械にかかりにくくなるため、長い状態で加工して最後に切るなどの工夫が必要で、加工手順を間違えると立ち往生してしまったりする。  また、仕上げの鉋も、かける長さが2センチくらいしかないところもあったりして、この長さを安定してかけるためにはそれなりの集中力を要する。  このように、小物を作るときは、段取りや機械の使い方の工夫、手道具の習熟など、いろいろな要素が必要となるので、結構大変なのである。 

で、集中力を維持するために、昼間は回転寿司を食べに行った。 集中力と回転寿司の間にどのような関係があるのかというと、実は全然関係はなく、ただ食べたかったから行っただけなのである。  と、唐突に終わる。

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2004年11月19日 (金)

木工家ブームか?

メインサイトの掲示板に、木工家を志す人の書き込みがあった。 若い人のようである。  最近は、若い人が木工家を目指すケースが急増しており、私の母校である職業訓練校の木工科も、20代、30代の若年層の比率が高くなっているようである。

どういう現象なのでしょうか?  自分のことを棚に上げて言えた義理ではないが、一体全体どういう現象なの? ひょっとして一種のブームか?

そういえば、木工のホームページも続々誕生しており、私の知る限りでも今年に入って50くらいの新しいサイトが立ち上がっている。  ホームページを作っていないところまで含めると、おそらくもっと多いだろう。 

いろいろな人が、いろいろな感性で、いろいろな家具づくりを始めると、家具市場も楽しくなりそうである。 是非新しい感性で、家具を提案してもらいたい。 なんて偉そうなことを言って・・・私も思いっきり新参者なのであるが、新しい方がでてくるのはやはり励みになり、良い刺激になる。 頑張ってもらいたいね。

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2004年11月18日 (木)

座面を掘る

椅子の座面加工をする。 座板をお尻の形に合わせて彫り込むのである。  以前書いたような気がするが、これは椅子づくりの中でももっとも面倒な作業なのだが、これによって座り心地が変わるため、とても重要な作業なのである。

機械や、手道具を駆使しながら掘っていく。  いろいろと考えてみても、この作業についてはやはり一つ一つ曲面鉋などを使って彫り込んでいかないとうまくいかない。  手づくりの椅子は市販のものに比べるとやはり高価になるのであるが、実はこのような作業に対して高額の代金をいただいていることになる。 ので・・・当たり前の話であるが、それに見合う座り心地を作り出すのが我々の使命とも言える。

この作業、中腰が続く。 それがつらい。  作業が終わったときは、中腰の姿勢で冷凍保存されてしまったように体が硬直してしまう。  背中に手を当てて、少しずつたたきながら腰を伸ばしていくのである。 腰痛の元凶でもある。  いただいた代金は、腰痛の湿布薬などに変わっていくことになるのである。  それでも、削り終えて座面をセットして、一番最初の座り心地を堪能できるのは制作者の役得であるね。 こうして、できあがったばかりの椅子に座って、腰痛を癒したりしているのである。  

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2004年11月17日 (水)

いよっ 右近

昨日は昼からオフにして歌舞伎見物に出かけた。  「南総里見八犬伝」 猿之助一門である。 歌舞伎は初めてだったのであるが、いや、面白かった。  博多座が会場である。  エントランスから客席のホールをあがっていくと屋台が並んで弁当を売っている。 いわゆる幕の内弁当というやつで、これが色とりどりでどれも美味しそう。  

序幕終了後の30分の休憩時間に座席で幕の内を食べる。 いや〜いいものであるね。 芝居見物の合間に弁当を食べるという行為自体が非日常的で、たかだか弁当一つでとてもリッチな気分になる。 映画館のポップコーンとはだいぶ違いますな。

会場では解説のイアホンを貸し出しており、ワイヤレスで劇の解説が進行に合わせて生中継される。  歌舞伎初心者の私としては大変ありがたい仕組みである。

それにしても、歌舞伎というのはすごいエンターテーメントであるね。  あの見得の切り方。 なんて大袈裟な・・・などと普段思っていたのであるが、会場で見るとこれがいい!!  あのぴたっとポーズが決まったときに、ぞくっとするような興奮を覚える。  いよっ すごいぞ歌舞伎。  こりゃ病みつきになるかも?

で、今日は日常へ・・・ひたすら制作する。 制作の合間に、ちょっと見得を切る仕草をしたりしていたりして。

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2004年11月15日 (月)

木工家って地味?

日記というもの、当たり前なのだが日々の出来事を書くものである。  で、これも当たり前のことなのだが、人の日常にそうそうドラマもないので、日記の内容も毎回似たようなものになる。  書いていると、あまりにも毎回同じなので、これを読まれる方も面白くないだろうな・・などと考えたりする。

そうなのですよ、木工家というと、どうも世間一般の人からはかなり特殊で、想像もつかないような日常を送っているように見えるようなのだが、実は相当に地味なのが実態。  地味な日常の日記は、やはり地味になるのが当然で、もし地味な日常のくせに、波瀾万丈の日記になったりしたら、それは日記ではなくフィクションですな。

ああん? 一体何がいいたいのだ? なんて声が聞こえてきそうであるが、これは日記なので別に何か問題提起しようとか、たいそうなテーマを扱おうかなんていう気は全くないのである。 単に、今日の出来事を書こうとしてはたと考えると、毎日同じようなことばかりなので、ああ木工家って地味な仕事なのだな! などと思った次第で、まあこのようなとりとめもないことを書くのもまた日記なのである。 などと、禅問答かい??

で、今日も事務処理と製作。 ようやく椅子が一脚できあがった。 明日はもう一脚です。

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2004年11月14日 (日)

寝不足だ

寝不足!
昨日は一件納品したあとお客様宅へ打ち合わせに行き、終了後、夕方から小倉で会社時代の友人と久しぶりの飲み会。 久しぶりに聞く社内の実状もあまり変わっておらず、とかく組織の新陳代謝というものは遅々として進まないということを再認識した次第。  まあ、そんな話を肴になんだかんだと午前二時頃までのんでしまい、家に帰って寝たのは三時過ぎ。  寝不足。

とはいえ、仕事は待ってくれません。  今日もやはり事務処理をして、その後お客様宅でうち合わせ。 さすがに打ち合わせの時は寝不足も忘れ、頭の回転も明快?である。  昼過ぎまでかかって基本方針を決定。 その後近所のファミレスで昼食。  さてどうするか?  今から工房に入っても時間的に中途半端なので、散髪に行く。 ひげを剃ってもらっているときに、不覚にも寝てしまった。 店の人によると、けっこう寝ていたらしい。 こんなところで、寝不足の解消をするのもみっともないったらありゃしない。  今日は早めに寝て、体力を回復させるようにしよう。

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2004年11月12日 (金)

もの作りの醍醐味

お客様と打ち合わせ。  ご新居の新築中で、その完成に合わせてキャビネットをお誂えするのだが、その最終打ち合わせを建築現場で行った。  内装もだいぶ進んできており、お部屋のイメージも徐々につかめてきた。  このお部屋にキャビネットが入るところを想像すると、自分の家ではないのだがちょっとワクワクする。

床のフローリングやタイルの仕上げも、キャビネットに合わせて行うことを決めているのであるが、いわば、大工さんや左官屋さんとの共同製作とでもいうべき感じで、もの作りをする身としては、他のプロの方に見られて恥ずかしくないものを作らねばならないという使命感のようなものを感じたりする。  もの作りの醍醐味を感じる瞬間である。 来週から着手の予定・・・楽しみながら作りたいと思う。

午後は工房に帰って椅子の製作。 図面に書いていたものが、徐々に実物となって形ができはじめている。 実物で仮組みして見てみると、やはり図面ではわからないボリューム感や、立体的なバランスがよく見えてくる。  前で腕組みをしながら、少しずつ寸法を微調整したり、面取りの大きさをいくつか試してみたりする。  結果、背板をもう一度取り直して、10ミリほどボリュームアップすることに決めた。  このあたり、誰に誇示するわけでもなく、単に自分なりのこだわりの部分である。 これがどのように評価されるのか?  楽しみでもあり、怖くもある。  さあ、次は本組み、今の段階でしっかりチェックしなけりゃね!!

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2004年11月11日 (木)

産みの苦しみ

朝からアート村へ行く。 オイル塗布や写真撮影をしたあと、ひたすら家具のデザインを考える。 が・・・出ない・・・アイデアが・・・  産みの苦しみというやつ。 腕組みをしたり、ため息をついたり、が・・・どうしても出ない。

シンプルなデザインを旨としているので、その方向を誤るような形にはしたくないし、第一、そのようなデザインはお客様もきっと望んでいないだろう。 う〜ん、どうすればよいかな?

雑誌を見たりする。 インテリア・家具の雑誌はもちろん、デザインの雑誌や、雑貨関係のもの、家電の新商品ニュースなど、どこかにヒントが隠れていないか?  でも、今までの経験から、このように必死に探している時に限って良いプランは浮かんでこないものなのである。  良いアイデアは、ある時突然浮かんだりするのだが、でも、必ずこのような苦しみの過程を経たあとでないと出てこないのも事実。

4時間近くスケッチブックに向かって結局アイデア出ず。 シンプル・・と言うキーワードが逆に災いしているのか? シンプルなものほど実は難しかったりする。  ああ、どうしようかな? などと悩む一日なのでした。

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2004年11月10日 (水)

木工家の日常

朝少し事務処理をして、あとは製作に専念する。 図面を確認しながら、必要なパーツを必要な形に整形していく。 何度も繰り返してきたことだが、繰り返すたびに少しずつ手順を変えたり、やり方を見直したりしている。  加工精度を落とさないように細心の注意を払いながら、いかに加工スピードを上げていくか? と言うのも、商売として木工をやっている以上は常に考え続けなければならない大事な命題である。

だんだんとリズムができてくる。 波に乗ってきたかな?  と思うと、ご用聞きの人が来たり、郵便屋さんが来たり。 こんなことでリズムが乱されるようであれば、まだまだ修行が足りないということだね。

時々アマチュア木工家の方がいらっしゃることがあるが、このときは楽しい。 なんと言っても、木工の話をできる相手というのはどなたであれうれしいもので、孤独な作業の反動がでてつい話し込んでしまったりする。  

一方、宗教関連の方は少々気が重く、このような方はとても礼儀正しい方が多いため、無碍に断ったあとは自分が悪人になったような妙な嫌悪感があったりしてやっかいである。 まあ、昼間に自宅でなんだかんだやってると、それなりに小さなドラマがあると言うことですね。  

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2004年11月 9日 (火)

図面と、木取りと

午前中は事務処理である。 最近恒例ともなっているのである。  お客様へのお返事などの他に、材木屋さんへの発注をしたりするが、また、その発注伝票にミスがあって、訂正の電話をするやら、なんだかんだとてんてこ舞いの状況。 一人で全部行うのも何かと大変であるが、一人でやっていると伝達ミスなどによる手戻りがないので、そのあたりはいいね。  まあ、とにかく今は、一人でできる最大限のことをこなしていくということに心を決めているのである。  

午後からは、椅子の設計にかかる。 ちょっと大きめの椅子で、お客様と打ち合わせをして以来、頭やスケッチブックに描いていたものを正確な図面に落とし込み、しばらくそれを眺めながら全体のバランスを考える。 それでもわからないときは、原寸図を描いたり、試作モデルを作ったりすることもあるのだが、最近は図面の段階でもけっこうできあがりの形をイメージすることができるようになった。  このあたり、自分にも経験という財産がついてきたということなのだろう。

図面チェックを行い、木取り表をかんたんに作成し、原木を切断する。  毎度毎度の悩ましい作業。 さあ、どこにどの部分を使えばよいか??  特に、今回はパインを使うので、節の存在がきわめてやっかい・・・荷重がかかる部分、特に、ほぞの部分に絶対に節がこないように気をつけながら木取りをする。 また、できるだけ芯に近い赤身の部分で脚を取ったり、ヤニつぼを外したりと結構面倒。  でも、やはりこの作業も以前に比べるとだいぶ速くなってきた。 まあ、多少は進歩しているのかもね?

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2004年11月 8日 (月)

問屋制度というやつは

朝から門司港での展示会の片付け。  これでようやく今年の展示会はすべて終了。 お疲れさまでしたと自分で自分をねぎらうのであった。  とかく展示会というものは大変で、特に私なんぞは大きな家具を展示するため、その運搬だけでも結構な負担である。  今やすっかり運搬車になってしまったトヨタのハイラックスサーフが私の愛車であるが、この車、図体の割にあまり荷物が載らないのである。  いい加減、ワンボックスの商用車に買い換えようかなどと常に思っているのだが、取りあえずまだ十分に走るため、未だに乗っている。

片付け終了後、昼食は近くのファミリーレストランへ、一人で食べるファミレスのランチというのも味気ないものである。  昼食後アート村。  なんだかんだと雑事を片付け、次はガラス屋さんへ。  キャビネットに使う特殊なガラスを探してはや一月あまり経つのだが、今日は知り合いのインテリア企画会社さんからご紹介いただいたガラス屋さんに打ち合わせに行った。  ようやく目処がつきそうでほっとする。  家具作りにもいろいろな困難があるのだが、ガラス、取っ手、蝶番、はたまた様々な動きをする専用のハードウェアなど、副資材の調達で悩むことが多々ある。  

これらの副資材・・・作っているメーカーはわかっているのだが、未だに問屋制度がじゃまをして、代理店経由で、しかもまとまった数がないと売ってくれないところが多いのである。  どのメーカーもホームページを持っているのだが、例外なく会社案内のパンフレットのような感じで、これがまったく役に立たない。  何とかならないものかね?

まあともあれ、地元の北九州で面倒なガラス加工を行う業者さんを見つけられて、今日は大きな収穫であった。     

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2004年11月 7日 (日)

起業祭へ

午前中納品へ、天気がよいと納品も楽である・・と思っていたら、運び込んだ机の大きさがマンションのエレベーターぎりぎり、また玄関の扉もようやく通るくらいのサイズで、結構大変な運搬になった。  お客様に手伝っていただき、何とか無事納めることができて一件落着。  お手数をおかけし、申し訳ありませんでした。

それにしても良い天気、帰宅後どうしようかな・・・と、しばし考える。 遊びに行っちゃおうかな? 誘惑は強いが、やはりだめ。  溜まっている事務処理をしなければ、お客様へのお返事をお待たせするわけにはいかない。  しかも、明日は展示会の片づけも待っており、今日ご連絡をしないと二日遅れになってしまう。  と言うことで、良い天気を恨めしがりながらも、午後いっぱいかけてメール、FAXなど送信する。

五時過ぎにようやく一段落、くそっ、こうなったら意地でも遊びに行ってやる・・と言うことで、子供たちをつれて起業祭へ行く。  これ、北九州の人にはおなじみであるが、新日鐵のお祭りである。  起業のお祭りと言っても歴史が古く、すっかり秋の風物詩となっており、規模も大変大きい。  肌寒い縁日もなかなか良いね。  焼き鳥、おでんを食べながら一杯、なんと缶ビール500円也。 おいおい、それはないだろう・・と思っていたら、数件先の店では300円。 「やられた」

まあ、こんなことも何となく楽しい。  東南アジアの屋台のような感じで、喧噪の中で食べるおでんは、あまり美味しくなくてもなんとなくいいものである。  そんな休日でした。

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2004年11月 6日 (土)

木工家志望の方へ

午前中門司港へ、木工家志望の方とお話をさせていただいた。 遠路鹿児島からおいでになられたとのこと。 私のつたない経験でも、何かのお役に立てるのであればありがたい。  私も木工家を志していたとき、やはり一番聞きたかったのは先達の意見なのだが、当時インターネットなどもあまり普及しておらず、どこにどなたが居るのやら? そのような情報もなかなか取ることができなかった。  その点、今はだいぶ良い状況になっている。 木工家志望の方は、是非いろいろな工房を訪ねてみてください。  

アート村にちょっと寄ったあと、小倉のギャラリーへ、先月の精算とクリスマスフェアに向けての簡単な打ち合わせ。 トナカイを作りますと宣言したのであるが、果たしてどうしましょう?

昼はお決まりの麺・・・ちゃんぽんである。  小倉の「おおむら亭」というチャンポン屋さんで、ここは豚骨ベースの白濁したスープが持ち味である。 こしょうを少々と、ラー油を数滴垂らして少し辛目の味付けにして食べるのが私流。 ここは月に一度は必ずいく定番のお店なのである。  支店も数店あるが、やはり本店が美味しい。 小倉の中井が本店。 北九州の方、おすすめです。

工房に帰って製作。 小さなテーブルなどをつくる。 少しでも製作ペースを上げていかねばならない。 最近は天気がよいので楽であるが、良い天気の中で工房にこもっているのも少し寂しい。  明日どうしようかな?  休んじゃおうかな?  世間は日曜日だもんね。

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2004年11月 5日 (金)

実力とは?

事務処理も大事なのだが、いい加減製作のペースも上げていかないとまずい。 いつの間にかもう11月、年末納期のものが多いので、一日の遅れが重なっていくと、あとで修復できなくなる。 急いで急いで!  でも、当たり前の話であるが、作りに手を抜くことは絶対にしてはならない。  

時間があるときに良い仕事ができるのは当たり前、時間が無く追い込まれたときにどれだけ良い仕事ができるか・・・それが真の実力! と言う言葉を聞いたことがあるが、正鵠を射ている。 力をつけていかねばならない。

最近感じることであるが、木工作業にもテンポというものがある。 リズムのようなものだろうか?  調子がよいときは、一つの作業からまた次と、体が無駄なく動くような、そのような実感を覚えることがある。 波に乗ると言うやつかな?  この波に乗っているときは、仕事がとてもはかどるのである。  と言うことは、この波をどれほど維持することができるのか、また、維持し続けるためにはメンタル面、フィジカル面含めて、どのように自己をコントロールしていけばよいのか? それを探し続けている。  力のある人は、きっとその解答を見つけているのだろう。  奥が深いね。

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2004年11月 4日 (木)

事務事務事務事務 処理

ひたすら事務処理の日。 二日間の展示会で、終わったあとに飲みに行ったり、食事に行ったりと、遊びほうけたつきが回ってきた。  朝から、お見積もり、お見積もり、デザイン、設計、など 机上の仕事。 このようなデスクワークは、どうも明るいときでないと集中力が続かないのである。 なもんで、一日中事務処理の日でした。

実際最近は、だいたい4分の1位は事務処理。 まあ当然と言えば当然のことで、きちんとやっておかないと、これまたあとで訳がわからなくなり、結果としてお客様に迷惑をかけることになってしまう。  実際、先ほどお客様から進行状況を確認する電話をいただいた。 ああ〜っ こんなこと、恥ずべきことだ。  きちんとね・・・お客様に不安を与えないようにこなさなければ。 大丈夫、決して忘れているわけでも、放っているわけでもありません。 言い訳がましいですね・・・トホホホ

でも、こんな愚痴のような日記、面白くもなんともないね〜! 読んでくださってありがとうございますです。 でも、明日も事務処理は続くのであった。

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2004年11月 3日 (水)

展示会終了

二日間の展示会が終了。 いや、想像以上の人出で、うれしいようなくたびれたような。  私のエリアにおいでいただいた、すべてのお客様、アマチュア木工家の方、同業者の方、バイヤーの方、家具屋さん、木工家予備軍の方、学校の先生、なにやら怪しげな目線の人・・すべての方に感謝します。 とても楽しい二日間でした、ありがとうございました。

ある方から、日記拝見しています・・などと言われ、うれしいやら恥ずかしいやら。  昨日は、飯塚でペイント家具を製作されているコロールさんと飲みに行き、日本酒を飲み過ぎて日記を書くことができませんでした。 ははは!

とても大規模な展示会で、いろいろと巡ってみるのも楽しい二日間でした。 これほど多くの人が、これほどいろいろな種類の様々な手作り品を作っているとは思いませんでした。  ポリマークレイってなんだろう?  ドールハウスの気の遠くなるような造作の細かさ・・・ものは違っても手作業のもつ力をまざまざと感じることができ、もの作りのすばらしさを実感した充実した時間でした。  これで明日から、また新たな活力でもの作りができそうです。  

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2004年11月 1日 (月)

展示会の準備

朝一番でお客様宅へ机の納品。 天気予報の外れに振り回された納品スケジュールであった。 朝雨が降ったみたいで心配していたのであるが、その後は晴れ、無事納品することができた。

とんぼ返りで工房へ・・・作品のオイル塗布などを行う。  実は、今日は展示会の搬入日で、何かとばたばたと忙しい。 昼食後に少し作業をしてアート村へ・・・いくつかの作品の写真撮影をする。 その後、展示会に持っていく作品を車に積み込んで小倉へ。  会場は西日本総合展示場の本館、大きな建物である。

作品の展示をして一段落、その後ホームセンターへ。  木工ボンドやシリコンスプレーなどの備品の買い出し。  帰宅してホームページの更新、メールの発信、注文請書の郵送などなど・・・何ともあわただしい週はじめ、段取りが大事である。 何か忘れたものはないかな? 

さて明日から展示会。 二日の短期間である。 ご近所の方、是非遊びにおいで下さい。

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