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2004年10月31日 (日)

手打ちそば最高

午前中にオイル塗布をする。  雨が降るとの天気予報がいっこうに当たらず、気象庁に損害賠償を請求したい気分である。  予定が大崩れ!  作業をしているとお客様、テーブルのご相談をいただく。  狭い工房の中での打ち合わせで恐縮であるが、直接お話しできるのはありがたい。 やはりチェリーでのお誂えとなった。  やはり素材のすばらしさにつきるかな。

午後からはオフにして、友人の木工房へ出かける。  近所の犀川町というところで、廃校を工房にしている方である。  今日は街のイベントの一巻として工房を開放しており、作業場にはなぜかそば打ち職人さんが来ていて、手打ちそばの実演をしていた。  昨日の日記の通り、私は麺類大好き人間なのである。  実は、工房を訪ねる途中もラーメン屋に立ち寄ってきたばかり、おなかも一杯なのであるが目の前でそばを打たれては食べないわけにはいかないね。

粉を練るところから、延ばして切るところまでの全課程を初めてつぶさに見た。 手仕事というのは何を見ても飽きることがない。  作りたてのそばをその場でゆでてもらい、ざるそば一枚がなんと200円也。  ほんとにいいのか?  つゆに絡めて一気に食べる。  美味しくないわけがない。  ああ、日本人に生まれて良かった。 ここに辛口の冷や酒でもあればいうことないね・・・なんて、一体何しに来たのだ?

友人の木工家も元気そうで何より。 来客が多かったためゆっくりと話することはかなわなかったが、頑張っている様子を見るのは私にとっても励みになる。  いろいろと元気をもらい充実した一日であった。

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2004年10月30日 (土)

ゴボウ天うどん

展示会の当番にいく。  今日は休日なので人出も多い。  何でも、おなじ門司港レトロ地区で、安達由美のトークショーとサイン会をやっているようで、その会場はどこですか?なんて言う質問も多く、結構大変。  こちらの展示もしっかり見てよね!

この展示会は、展示即売会ではないので、接客なども頻繁ではなく少々ひまでもある。  恒例のデザインや設計、見積もりなどを進めるが、これらはいずれも集中力が必要な作業であるのだが、数分おきに見学の方がやってくるのでなかなかはかどらない。  まあ仕方がないね。

昼は、近所の栄町商店街の「立花流麺打ち研究会」へいく。  なにやらいかめしい名前がついているが、つまりはうどん屋さんである。  麺打ち研究会というくらいなので、麺はすべて手打ち。  何を隠そう、私は麺類大好き人間である。  うどん、そば、ラーメン、ちゃんぽんと、麺類は何でも好き・・・

ここのうどんは、少々細麺。 半透明のうどんがもちもちして美味しい。 腰が強いと言うだけで堅いうどんがあったりするが、それじゃ魅力は半減ですな。  注文はゴボウ天うどん。  これも定番。  だしは関西風というのかな? 透き通った薄目の味付けである。  ゴボウ天はささがきにしたゴボウを、麺の茹で上がりに合わせて揚げ、揚げたてをうどんに乗せて出してくれる。 熱々のゴボウ天をだしに絡めて食べるのが美味しいのである。  だしが薄目のため、素うどんで食べるには少々物足りないところが、ゴボウ天を入れることで濃厚になる。 一体誰が発明したのか・・・ゴボウ天うどん。  幸せ。

ところで、ここはそばも打っている。  私はそばも大好きで、いつかここでざるそばか、鴨南蛮を食べようと心に決めているのであるが、店にはいると条件反射でゴボウ天うどんを注文してしまう。  こんどこそ・・・そばに挑戦しようと心に誓うのであった。

で、展示会は?

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2004年10月29日 (金)

天気予報も・・・

小引出の続き、中吊りの桟を打って、引出本体の作成にかかる。  引出作りは結構すきなのである。  面倒なのだが、差し入れしたときの感触が何とも言えない。  ちょっと満足感がある。

午後から雨が降るとのことで、また仕上げのタイミングが難しくなった。  湿気の高い日は、オイルの乾燥に影響がでるため塗布できない。  どうしようか? と思いながらの製作であったのだが、うん? 全然降る気配がない。  青空である。

天気予報もあまり当てにはなりません。  ということで、引出と小さなテーブルにオイルをかけて今日の製作はおしまい。 その後は、デザインや見積もりなどの事務処理をしなければならない。  また肩が凝るのである。

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2004年10月28日 (木)

五枚組

午前中は小テーブルの甲板作り、午後は小引出の製作、小引出は板組で仕口は五枚組。 機械加工しやすい組み手であるが、細かい部分の作り込みはやはり手道具がなければできない。  のみをよく研いで、慎重に加工する。

板も微妙に反っていたりして、これらを見越してうまく加工するのに結構神経を使う。 小さいものも結構難しい。  が、このように手道具を多用する加工は、木工の原点ともいえる楽しみを味わうことができる。 商売抜きでじっくりと時間をかけたりする。 外郭を組み立てて今日は終了。 明日は引出作り。  

なんだかんだとやっているうちに、今年も残り二ヶ月あまりとなっているのに気づいた。  と言うのも、ギャラリーの店長さんより、クリスマスイベントのための作品作りの依頼メールをいただいたのであるが、それを拝見し、もうそんな時期かね? と思った次第。 年を取るにつれて、一年の時間経過も早くなるね〜! 今年も残り少し、頑張りましょう。
 

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2004年10月27日 (水)

紺屋の白袴

朝から事務処理。 見積もり、デザインなど・・・メール、FAXなどでご連絡。  なんだかんだで午前中いっぱいパソコンの前に座っている。  肩、肘が痛い。  目もかすんでいるようで、やはりVDT症候群か?  原因の一端はパソコンデスクの狭さである。  奥行きが狭いため、肘が甲板の端からでてしまう・・・これが肘に負担をかけている原因なのである。

原因ははっきりしているので、以前より自分用のパソコンデスクを作ろうと思っており、パソコンデスクに興味を持たれている何人かのお客様にも「取りあえず私用のやつを作るので、期待しておいてくださいね」なんて調子の良いことを言っていたのであるが、未だにできておらずすっかりオオカミ少年状態。 

よくお客様から、「きっとご自宅の家具は全部手作りなのでしょうね」などと聞かれるのであるが、何を隠そう、独立後に自宅用の家具を作ったことは一度もないのである。 威張ることではないが、まあ紺屋の白袴・・・木工家のフラッシュ家具とでも言うべきかな・・・ははは!

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2004年10月26日 (火)

鉋がけ

今日はちょっと寒い日であった。 だからと言うわけでもないのだが、テーブル甲板の鉋がけをする。  汗がでてくる。 夏場の鉋がけは気が遠くなり、目の前に星がでてくるようだが、この時期は体が温まっていい。  鉋がけ後、研磨して組み立てて完了。  あとはオイル塗布を残すのみ。

さて、明日からは久しぶりの小物製作。 精密性が要求される小物は、自分の木工技術を客観的に計測するバロメーターになったりする。  腕を磨いておくことにしよう。

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2004年10月25日 (月)

こだわりの椅子

昨日はギャラリーの当番で、今日は展示会の当番。  連日はしんどい。  月曜日なので人出も少ないのかな?と思っていたのだが、さにあらず、観光客を主になかなかの入りである。 

大分からお見えのお客様、椅子に関心をいただきいろいろとお話をさせていただくことに・・ 聞くと、家具について、特に椅子についてかなりのこだわりをお持ちで、すでにいろいろな椅子をお持ちとのこと。  今度、自分専用のアトリエを作り、その中にオーディオやスクリーンシアターの導入を検討されているそうである。   そこに置く椅子をお探しで、ゆっくりと時間をかけて考えていきたいというお話であった。

椅子にこだわられている方の、使われる立場からの貴重なご意見をいろいろいただいた。  なるほど・・と感心させられるところが多く、とても参考になった。  アトリエ完成は二年後になるとこのとで、ゆっくりとしたプロジェクトになりそである。  先を楽しみに待つことにする。  

それにしても、今日はたまたま私の当番日で、この日にたまたま椅子にこだわりをもたれている方に巡り会うとは・・出会いとは本当に面白く、不思議なものであるね。 この商売の一番の醍醐味である。  記念すべき一日になった。  やっぱり当番もするものですな!

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2004年10月24日 (日)

古材

今日は門司港アート村ギャラリーの当番日、朝から門司港レトロへ。  9:00〜17:00まで常駐していなければならず、それはそれで大変。  来客は200人ほど・・観光客が主である。  20人くらいの集団で、ガイドさんに先導されてあちこち回っているのであろう、一気に来て、一気に退いていく、津波のようでもある。

波の合間合間にそこそこ時間があるので、デザインや設計をする。 ちょっと工房へ、というわけにもいかないので逆にはかどったりする。  二つほどいろいろと考えを巡らせる。

それが終わると読書の時間、最近読書の時間もなかなかとれないでいたので貴重な時間である。  先日購入した「ローマ人の物語」を読む。  その昔、世界史で覚えた名前がいっぱいでてくるので結構楽しい。  その当時は、味気ない年表を覚えるような感じであったが、このような小説仕立てになると登場人物も生き生きとしており面白い。 ただ、記述が経年体といった感じであるのが少々物足りない気もするが、ローマの壮大な歴史を語るという大きな作業であるので、それもまた仕方のないことなのだろう。  今後の展開が楽しみである。

読んでいるとお客様・・古材バンクの方で、古民家を解体したときにでる古材の有効利用を考えているとのことである。  興味はあるのだが、古材をどのように家具に応用できるのか、まだまだアイデアを持ち得ていない。  テレビのバラエティーなどではそのようなことをやったりする木工家が登場しているが、個人的には少々批判的な目で見ている。   テレビであるが故の演出などもあるのかもしれないが、古材という特性に特化しすぎて奇をてらったような感じが多いような気がする。  古材の魅力がそのような形でしか表現できないのか?  などと思いながらみるのであるが、ではおまえはどうなのだ? と言われても、う〜ん、と唸ってしまうのが現実。  まだまだ修行が足りないのだな。

来年、古材の内覧会をするので是非おいで下さいとの言葉をいただいた。  ありがたいことである。  新しい可能性が広がるのかどうか・・・また面白い展開があるのかもしれない。  まあ、それもたぶんに自分次第ということでもあるね。  常にオープンな考えを持つことが大事と認識を新にしたのであった。

で、明日は展示会の当番日・・・まったくもう。 製作はどうなるの?

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2004年10月23日 (土)

トークセッションを聞く

朝は事務処理、その後製作。 テーブルの脚を組み立てる。  狭い工房で、大きなテーブルの組み立ては結構大変、最初の頃はよく機会の角に体をぶつけていたものだが、最近はだいぶ慣れてきて、狭いなりに工夫して組み立てている。

昼からは門司港でのアートセッションを聞きに行く。 4名の工芸家による工芸についてのトークセッションで、コーディネートは門司港アート村の川端村長である。  パネリストの一人に木工芸家の村山明氏が参加されるとのこと。  村山氏は木工芸の人間国宝である。  どのような話が聞けるのか楽しみ。

久しぶりにJRで門司港へ、途中小倉で立ち食いうどんを食べる。  実はこれが密かな楽しみ。  小倉駅8番ホームの立ち食いうどんはとっても美味しいのである。  鳥の細切れを甘辛く煮たものと蒲鉾が乗っており、これに長ネギの薄切りをたっぷりと乗せて、一味唐辛子をかけて食べる。 うまい・・!  この立ち食いうどん、結構有名らしく、うえやまとちの「クッキングパパ」にも登場しているようである。 隣で注文していた若い女性は、鳥をたっぷり入れて下さいと注文をつけていた。  ううむ、達人。 

さて、トークセッション・・・面白かった。  工芸とは人の生活に密着したもので、普段の生活の中でさりげなく使われるものを作りたい、でも、つい色気がでて自己主張をしてしまいたい欲求もある・・・とのことである。  いや、このような悩みは人間国宝になったような人でもずっとあるものだなと感心、私が悩んでることなんて当たり前の話だったのね。   

普段の生活において工芸品とどのようにつきあえばよいのか? 傍聴者からの質問への答えは 「良いものを手にすると、自然とそのものを大事に使おうする気持ちが芽生えます。 普段の生活において、そのような気持ちを持つことができる、それが生活が豊かになることなのではないかと思います」とのこと。 う〜む、なるほど。 これは確かにその通りだな、と納得した次第。  作り手も、そのように思われるようなものを作っていく必要があるなと再認識した。  たまにはこのような話を聞いて、自分の考え方を整理するのも大事なことだなと思う。 いい時間であった。

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2004年10月22日 (金)

ひたすら制作

今日もいい天気、朝から作業。 テーブルの板矧ぎをする。 何度やっても面倒な作業である。 今回はシーズニングした板に反りが出ており、この影響を加味しながらの制作となった。  反ると矧ぎ面の加工がやっかいになるのだが、反りを完全に取り去るために削っていると、どんどん板厚が薄くなってしまって具合が悪い。  どのあたりで見切りをつけるか、毎度毎度悩ましい。

なんだかんだやったあげく、普段の倍くらいの時間をかけてようやく接着。  これで24時間養生するのである。  その後、脚の加工。 これは問題なく進行する。

作業をしていると、機械メーカーの方がいらっしゃった。  しばし雑談。  まあ内容というのも恒例となった木工業界の厳しさについてで・・・どうしたもんですかね?

この二日ほど作業が進んで精神衛生上きわめて良い。  明日は講演会などに行く予定なので、また中途半端な制作となりそう。  見積もり、デザインもしなければならないし・・・ううっ、やはり泣きが入りそう。

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2004年10月21日 (木)

制作の一日

台風一過で晴れ、気持ちがいい。  今日は朝から制作に没頭する。

小さな引き出し付きのテーブルといったもので、構造としては簡単なのだが、やはり図面を書く。  図面を書くのは昔からの習性のようなもので、これを書かないと何となく落ち着かないのである。

図面なしで作る人もいるようだが、私にはなかなかまねできない。  図面は一種のチェックリストであり、加工するごとに一つ一つを確認していく。  これで少なくとも加工忘れをするといった致命的なミスは防ぐことができる。 必需品である。

昼にヤンキース対レッドソックスの試合をやっていたので、それを見ながら昼食。 あらら、負けてしまいましたね。  

昼からも制作の続き、いや、暑くもなく寒くもなく快適。  刃物を研ぐのも気持ちがいい。  ずっとこんな日ばかりだと木工も楽しいだろうね。  本体を無事組み立て、引き出しを作り、出し入れの感触を確かめて終わり。  やはり制作に専念できる日はとても満足感が大きい。  あしたは・・・どうなるかな?

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2004年10月20日 (水)

また台風か・・!

また台風。  腹立たしいが自然現象には勝てない。  材料置き場と工房の間も横殴りの雨になっているので、落ち着いて制作できない。  で、事務処理を行う。

お見積もりをいくつかご連絡したあと、ホームページの改変に取りかかる。  独立してから二年半が経ち、この間それなりに経験をしたり、いろいろ考えることもあったりして、制作についての考え方も少しずつ変わってきた。  これらをまとめて「家具製作への思い」としてアップした。  

思いを伝えるためにはやはりある程度長い文章になってしまう。  と言って、冗長な文章は意味が伝わりにくい。  いざまとめるとなるとなかなか難しい。  こう考えると、文筆業の人ってすごいね。

昼過ぎにページを更新。  その後、雨が少しおさまってきたので作品作りにかかる。  今日から門司港で展示会が始まったのだが、来月に小倉で別の展示会の予定もあり、どこでどの作品を作り、どれをどこに持っていくのか? 注文品はどうするのか?  納品スケジュールは? など、毎日悩むのである。  よしこれで行こう、と思っていても、今回のように台風なんかが来たりすると予定が大崩れである。 今年は大変。

結局、いくつかの作品を同時進行することになりそう。  頭を三分割くらいにしなければならない。  でも、このように追い込まれている方が集中力が上がるようで、何かとアイデアも出やすくなる。 奇妙なものである。
  


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2004年10月19日 (火)

寝不足で・・・

昨日東野圭吾の「悪意」を読んでいたら止まらなくなり、結局二時過ぎまでかかって読了してしまった。 このため、今日はちょっと寝不足。  コーヒーを飲んで目を覚まして、メールを何本か送信。 その後アート村展の準備へ・・・

今年のテーマは、素材との対話、ということであるので、木工で対話するといえばその象徴は鉋屑だろう、などと一人で勝手に決めつけ、鉋屑を大量に展示することにしたのである。

artmura2004_002.jpg
 
その鉋屑の中に椅子を埋めてみた。  鉋屑を作るのが大変だったこと。  刃を研いでは削りの繰り返し、体はへとへと、一昨日の山登りの疲れも加わり、おまけに寝不足も手伝ってへろへろ状態。  何とか展示の準備を終わり、空き時間でぶらぶらと散歩でもして喫茶店でコーヒーでもと思っていたのだが、台風接近の雨により中止。  セブンイレブンのカレーパンと缶コーヒーがおやつがわり。

その後、業者さんとライティングの打ち合わせをして完了。 明日から一般公開である・・・が、明日は台風で誰も来ないだろうな!

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2004年10月18日 (月)

展示会の準備

雑然としていた材料置き場の整理をする。  原木は重いため、整理するのもなかなか大変。  端材や段ボールなどのゴミ類もだいぶ溜まっていたので、一緒に整理。  だいぶすっきりしたかな?

ここのところ良い天気が続いていて気持ちがいい。  でも、またまた台風がくるそうで、今年は一体どうなってんのやら?  

二日後に展示会が迫っているので何かとあわただしい。  注文品も制作しなければならないのだけど、展示会の準備もしなければならず、工程の組み立てが結構大変。  午前中に少し木取りをし、午後からは展示会の準備へ出かける。  

場所は門司港レトロ地区、ここは昔、貿易港として栄えたところでレトロな建物がそこかしこに残っている。  建築様式などについてはよく知らないが、その当時としては先進的な建物だったのだろう。  すっかり寂れていたものを、北九州市が10年ほど前に復旧して観光地として整備しなおしたのである。  今や、年間200万人以上の人が訪れる観光地となっている。  

でも、門司港の魅力はこのレトロ地区ではなく、これから少し山の手に入ったところあたりなのである・・・と私は思っている。  山の斜面に沿って、車も入ることのできない路地があちこちにあり、このあたりをぶらぶら散歩するのが楽しい。  いつの間にか小さな喫茶店ができていたりして、新たな発見があったりする。  大きな観光地に行かなくても、手近なところを楽しんでみるのもいい。  展示会の準備は明日も続く。 準備が終わったら、あの路地にある喫茶店でコーヒーでも飲むことにしよう。  それを目標に、明日も頑張ると決意するのである(大袈裟か?)

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2004年10月17日 (日)

山登りと中華料理と

朝からアート村、相変わらずオイル塗布を淡々と行う。  オイルも上塗りをすると艶がでてきていい感じ。  木肌の感触もよく、やっぱり家具はオイル仕上げに限る、などと思ったりする。

こんな仕事をやってると、土日とか休みとかいう感覚がなくなってしまう。  別段休みたいとも思わないのだが、休みなしにやってるとだんだんマンネリ化してしまうような感じもする。  なもので、午後からはオフ。  久しぶりの家族サービス。

お弁当を持って平尾台へ、ここはカルスト台地で木がほとんど生えていないため、景色が一望できて気持ちがいい。  ここで子供たちを遊ばせながら、寝ころんで小説を読む、というのがいいパターンなのであるが、今日はなんということか、カラオケ大会のようなものをやっており、へたくそな演歌がうるさいこと・・・ 気分を変えるためにちょっと山登り、小学生についていこうとしたのが間違いの元、ああ息切れが・・・情けないことである。

夜は小倉の台湾料理店へ行く。  ここは、中華特有の漢方の香りがする香辛料が特色で、現地っぽい味が結構好きだったのであるが、今日久しぶりに行ってみると、なんてことない日本風の無難な味に変貌してしまっていた。 がっかりである。  やはりあの香辛料の香りは一般受けしなかったのかな?  一つの味を守り続けるべきなのか、お客の舌に合わせて変えていくべきなのか?  料理店もいろいろ考えているのだろうね、人ごとではありません。

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2004年10月16日 (土)

インテリア雑誌をチェックする

朝、メールを何本か送信。 その後制作。  今後の簡単な工程を考え、木取りをしてシーズニングを行う。  と〜っても地味な作業なのだが、大事な作業である。  ついでに、手持ちの原木の在庫もチェックする。  在庫スペースが狭いので、保管効率が悪い。  町中で限られたスペースでやっている悩みである。

今まで6種類の原木を在庫していたのであるが、あまり人気のないホワイトアッシュの取り扱いを休止することにした。  これで、若干ではあるが、保管スペースを広げることができる。  そろそろ、材木屋さんに次回発注分の見込み量を連絡しなければならないかな?  現段階で受注が確定しているもの、進行中のものなどを考え、空きスペースとの相談しながら、もちろん、金額とも相談しながら見込み量を計算せねばならない。  

午後よりお客様と打ち合わせ。  現在新築中のご新居にて、ハウスメーカーの方、左官屋さんと工事の段取りを決める。 大きなキャビネットで、据え付け後、それに合わせてタイルを貼り、周囲をコーキングするので、その寸法決めを行う。  また、配線処理をどうするかなど、いくつかの懸案事項を話し合った。  家と同時進行で仕様を決めていくことができるのはありがたい。  特に配線など、家具に合わせて設定できるため、設計の自由度も広がり、見栄えも良い。  うん、なかなかいい感じに仕上がるのではないかな?  

打ち合わせ後、本屋に立ち寄り恒例のインテリア雑誌チェック。 今回もあまり変わりばえしないが、北欧系の家具は相変わらず人気のようである。 高いんだけどね〜!  50年代のイームズや、アジア系のものについては、そろそろブームが去りつつあるのかな?  ファンシー系カントリーは、相変わらずの人気のよう。 アンティーク系カントリーといった感のある雅姫さんも定着したのでしょうか? 家庭画報、婦人画報はセレブ色満載で独自路線。 

古民家移築、スローライフ、自然派、田舎暮らしなどのものは、やはり確固たるポリシーに貫かれているが、都市部ではちょっと無理だね・・・などなど、考えながら読んだりする。  もう、これは職業病のようなもので、素直に雰囲気を楽しむといったことができなくなっている。 いかんね。  マニアックなところでは、建築系の「confort」や、業界誌といった感のある「室内」なども面白いが、このあたり、一般人の間隔からかなり遊離しているような気もする。  木工家と言うよりは、家具デザイナーなどというカッコいい肩書きの人好みかな?

なんだかんだと立ち読みして、結局何も買わず。  池波正太郎特集をしていた「サライ」と、前から気になっていた塩野七生の「ローマ人の物語」一巻を買って帰る。  そんなこんなの一日でした。

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2004年10月15日 (金)

長浜ラーメン

朝からアート村、ここのところ天気がよいので、いろいろとまとめてオイル塗布をする。  刷毛塗りは結構大変、量がまとまると、結構な時間がかかる。  天気の良い日はオイルの乾燥も早いので、その前に拭き取りもしなければならず、一度始めたら途中で休止することはできない。  でも、オイルをかけるごとに艶が増していく木を見ていると、やはり楽しい。

昼はアート村近所の長浜ラーメン屋へ行く。  まあまあ美味しい。  長浜特有の細麺がいいね。  もちろん替え玉もあり。  昔はよく深夜に車を飛ばして、博多の長浜通りにある屋台まで出かけたものだが、最近はそんな元気はなくなった。  ホントは、屋台で食べるラーメンが美味しいんだけどね。  あの雰囲気がいいね。

昼食後は缶コーヒーを買って、ミスチルを聴きながらしばし休憩。 こんなとき、組織に属していない気安さを実感したりする。  昼からはひたすら鉋がけ。  お客様からお預かりしている楠の一枚板を平らにする。 また、来週の展示会で、ディスプレイ用に鉋屑を大量に使うため、鉋屑を量産する。  およそ5時間あまり、ひたすら削り、刃を研ぐ。  こんなこと、訓練校以来だな・・・  

長い時間やってると、あちこちの筋肉が疲れてくるので、どこをどのように使っているのか? ということを、自分なりに把握することができる。  それらをチェックしながら、もっと合理的な力の入れ方はないか? など、いろいろと考えながらひく。  刃の研ぎ方も同様。  久しぶりの肉体労働だったが、それなりに収穫もあったかな?

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2004年10月14日 (木)

オイルにまつわるエトセトラ

今日は朝から冷え込んだ、いよいよ本格的な秋かしらん?
午前中にお客様、とある塗料メーカーの方と、その代理店の営業担当の方という、お二人連れである。 家具用オイルのご紹介をいただく。  この商品の存在については以前より知っており、ちょっと興味もあったので、ゆっくりとお話を聞かせていただいた。

以前より疑問があった事々・・・例えば、自然塗料を標榜する上での法的基準はあるのか?  成分表や、安全性についての実験を伴う数値データはあるのか?  安全性について、日本における法的基準はあるのか?  あるとすれば、それはどのような内容なのか?  シックハウスとの関連性は?  などなど、いろいろと質問させていただいた。

このあたり、とても重要なことであるのに、なぜかネットをどれほど検索してもほとんど情報を得ることはできない。  自然や安全という言葉だけが一人歩きしているような胡散臭さを感じていたのであるが、今日は実に明快にお答えいただけた。  

また、オイル成分と硬化のメカニズムや、最終仕上げ時の艶のコントロールなど、今まで調べてきたこととは全く違う切り口でご説明いただき、改めてオイル仕上げとは奥が深いものだと思った次第・・・サンプルをいただいたので、これらのことを自分なりに実験して検証してみようと思っている。  

今までも何度かオイルの売り込みを受けたことがあるのだが、知りたいのはイメージ的なキャッチコピーではなく、きちんと計画された実験の数値データであり、それから得られる合理的な考察と、結論である。  これが完備されていない・・・と言うより、営業の方の不勉強と言うべきか・・・いわば塗装技術とそのパフォーマンスのアピールをしに来ているのに、データを持たない、その説明ができない、というのは、基本的な部分が抜け落ちていると言わざるを得ない(苦言) もしくは、何かまずいデータをあえて出さないようにしているのか? などと勘ぐりたくもなってくる。  とかく自然を強調する者には偽物が多い・・・などと息巻きながら偏見を持っていた次第。  今日初めて、満足のいく回答が得られた。  収穫である。  良ければ、このオイルに変更しよう。

午後は、火災保険の継続についてと、PL保険についての打ち合わせ。  小さい工房でも、それなりに自己防衛は必要ってことですな。   

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2004年10月13日 (水)

板矧ぎ

机甲板の板矧ぎをする。  板矧ぎ面の調整は、いろいろな木工作業の中でももっとも精度が必要で気を遣う作業である。  シーズニングした板を少しずつ慎重に削って仕上がり寸法へ近づけていく。  反りがでると、その後の加工が極端に難しくなるので、反らないように・・慎重に・・削る。

板矧ぎ面は、手押し鉋で軽く削り、手鉋で仕上げていく。  コンマ数ミリ以下の微妙な調整なので、集中力を要する。  その後、ビスケットの目印を打ち、それにそってジョイントカッターでスリットを作る。  このスリットの切り込み方も、いろいろと試行錯誤があったのであるが、最近ようやく自分なりのパターンになってきた。  さて、接着剤を塗ると後戻りはできない。  淡々と一定のリズムでこなしていく。  時間をかけすぎると接着剤が乾いてしまい、失敗する。 時間との戦いである。  クランプで挟んで養生する。  一息つく瞬間である。

と、お客様・・・ベッドのご相談をいただく。  和風のベッドにして欲しいとのこと、ううむ・・・と腕組み。  畳ベッドにすることで決定。  いろいろと使い前がありそう。  ベッドはまだ作ったことないので、楽しみである。

夕方から「門司港アート村」へ出かける。  来週から始まる展示会の最終打ち合わせ。  展示の配置や、照明などについて業者さんを交えての打ち合わせ。  気分は盛り上がっていくが、最終プランはまだできてないのである。  ・・・どうしよう?  まあ、何とかなるだろう、と、楽天的な性格なのである。

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2004年10月12日 (火)

プレーオフ

ダイエーが負けてしまった・・・なんということ・・・トホホ。

この一年のリーグは何だったんだ?  プレーオフ、そりゃ盛り上がっていいけれども、連日の白熱した試合は見応えがあったけれども、5戦まで戦って、福岡ドームは儲かってそりゃ結構だったろうけれども、なんか・・・納得いか〜〜ん!  と思っている福岡県人は多いだろうね。

今日は工房で作業の一日、ラジオのパーソナリティーは、やはりダイエーの話題ばかり。 まあ、今日は仕方がない。 それでも制作は淡々と続く、制作に没頭するのが悔しさを紛らす特効薬と気づいた。 一つ勉強になった。


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2004年10月11日 (月)

アートを考える

朝はメールから・・・お見積もり、打ち合わせのまとめ、デザインなど・・・何本か送付。  ところで、最近同業者の方からメールをいただいた。  同じ木工を志しているだけに、とてもうれしく励みになる。  インターネットがなければ、おそらく一生言葉を交わすこともなかったかもしれない、と思うと、ネットって画期的なツールだと思う。  

今日は晴れ、久しぶりの青空である。  こんな日は、そう、オイル塗布を行う。  オイルを塗るとしっとりとした質感が出てきてとても美しい。  これを見て、ようやく完成したな・・と感慨にふけるのである。  でも、まだ下塗り、乾燥後に研磨して、上塗りをし、再研磨して・・・完成! となる。

午後は次の作品へ取りかかる。  木取り、木作りをするのであるが、毎度毎度悩み大き作業である。 チェリー使うのだが、この木は赤身と白太の色差が激しいため、歩留まりをあげるのが難しい。  原木を前に腕組みをするのは昔も今も変わらない。  ようやく木取りをし、桟積みして養生・・ また、机の脚になるパーツを二本の木を集成してクランプで締め、養生。  これで、明日からの本加工の段取りは完了。

残り時間で、目前に迫った「門司港アート村展」の展示についていろいろと考える。  今回のテーマは、ズバリ、アートである。  芸術などには傾倒しない、と志を決めていたのであるが、最近少しずつ考えが変わってきた。  アートとしての家具作りをする気など毛頭ないが、アートそのものに向き合うというのはそれはそれで結構刺激的である。  自己満足といわれようと、実用から離れたところで造形を見てみるのも面白い。 

アートとしての造形を家具へフィードバックさせるつもりはない。  家具はあくまでも実用品であり、スタンダードで寡黙で機能的なものを作りたいと思っている。  が、デザインを考える課程において、発想のすそ野を広げるという意味においては、アートそのものを見つめる経験はそれなりに意義深いものになるのではないかな・・・などと思ったりするが・・・なんか理屈っぽくていやだな。  まあ、要するに、年に一度くらいははじけてみて、それが新たな活力になればよい、と思っている次第なのです。  で、アート村展、どうしよう?

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2004年10月10日 (日)

椅子の座面加工

朝から見積もりなど・・・メールを何本か送信・・・その後工房へ、椅子の座面加工をする。  座面の板をお尻の形に合わせて掘るのである。  椅子作りの中でもっとも大変な作業。  粗彫りは機械を使うのだが、その後の微妙なカーブの調整には、四方反り鉋という特殊な鉋を使って掘っていく。  掘っては手で触って曲面の感じを確認し、また掘って・・・ということを繰り返していく。

中腰の姿勢が続く、曲面が削り出されたなら、サンダーを使って削り跡を慣らしていく。  一つの座面ができるまでおよそ一時間、腰痛との戦いである。

午前中で目処をつけ、午後はアート村へ。 お客様とカトラリーケースの打ち合わせ。  銀の食器を収納する小箱である。  銀の食器・・・触るときもちょっと緊張するね。  お客様から、銀製品についていろいろと教わった。  自分の知らないことを教わるのはとても楽しい。  この商売をやってると、いろいろな分野の方と知り合えるので、それもまた醍醐味である。

打ち合わせ後、溜まっている図面やデザイン図を描く。  これも溜まる一方で、一つ終われば、また次ぎという具合。 アイデアをどのように絞り出すのか・・・うう〜っ ちょっと泣きが入る今日この頃。

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2004年10月 9日 (土)

ラーメンおいしい

朝一番はやはり事務処理、メールを何本か送信する。  その後アート村へ、お客様をお迎えして書斎机の取っ手について打ち合わせ。  取っ手は大変重要なアイテムで、この選定によって家具全体のイメージが180度変わったものになってしまう。 引き出しの打ち合わせ時には避けて通れない問題なのである。  

しかしこの取っ手というもの、いざ探してみるとなかなかこれといったものが見つからない。  金具の問屋などへ出かけても、いわゆる量産家具に使われるような味気ないものしかないし、海外サイトの通販では、送料が何千円もかかって経済的でないし、アンティークショップは当たりはずれが大きく、いいものが必ず見つかるとも限らない・・・悩ましい問題なのである。

今日はお客様が自ら選定されたものをお持ちいただいた。  ちょっとくすんだ真鍮で、なかなかいい感じである。  チェリーの机によく映えることだろう。  取っ手の話から雑談で盛り上がり、二時間近くお引き留めしてしまった。  すみません。  でも、この時間が楽しいのである。

昼食は工房近所のラーメン屋「竜王」にいく。  豚骨ラーメンではこの店が一番美味しい・・・と私はかたくなに信じており、実に高校時代から25年間も通い続けているのである。  ラーメン、おにぎり、ゆでたまご、の三つしかないメニューも何十年も変わってない。  進化し続けることも大事だが、一つのことをずっと守り続け、それでお客様を魅了し続ける技術もすごいと思う。 いつも二時過ぎには売り切れで閉店してしまうのである。

昼食後工房へ、あいにくの雨なので、制作は休止して図面やデザインなどを手がける。 その後ホームページの更新。 最も重要なメインコンテンツをそのままにしていたため、少しずつ見直していくことにした。  そんなこんなの一日、ラーメンはやはり美味しかった。

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2004年10月 8日 (金)

終わりよければ

昨日失敗したパーツの取り直し、加工して今度は無事組み立て。  午前中に椅子の組上げを完了する。  途中失敗もあったけど、まあ、終わり良ければすべて良し、としよう。  チェリーの椅子である。 やっぱり、いつ見てもチェリーは美しい。  本当にきれいな木である。  しみじみ思う。 

午後はお客様。 狭い工房へおいでいただいた。  ローテーブル、座椅子などのご相談をいただく。  お客様の家具に対する思いをお聞きするのは楽しい。  手作り家具なんて一生もので、次世代、三世代と使っていただけるものを目指して作っている。  それを考えると、責任の重さに身が引き締まる思いがする。  その思いを新たにする。  やはり、直接お話しできるのはありがたい。  

打ち合わせ後、椅子の座面用の板はぎをして今日の作業は終了。  かみさんが風邪気味なので、今日は私が夕食を作らねば・・・得意のハヤシライス。  これ、結構いけますよ!  

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2004年10月 7日 (木)

やっちまった

午前中は事務処理。  お客様へメールやFAXなどを送信したり、見積もりを計算したり・・・仕様を決める大事な場面なので、一つ一つ腕組みしながらの作業である。 時間がかかる。  でも、時間をかけて練り上げていかないと、いいものはできないのでこのような時間は大切である。  スピードも大事であるが、時間をかけるべきところは徹底的に時間をとって熟考すべきだろう。  何通かの文書を送信し終わると、すでに昼、NHKのニュース、笑っていいともなどを見ながら昼食、休憩。

午後から椅子の続き。 ここはスピードを上げたいところ。 今月の予定よりだいぶ工程に遅れがでている。 明日以降の段取りを考えると、何とか今日中に組上げを完了したい。

ひたすら加工、加工、加工。 だんだん集中してくる。  何とかパーツ完成。  水引きして鉋がけ。 秋になって鉋の狂いも少なくなり、すこぶる調子がよい。  鉋の調子がよいと、気分も高揚してくるから面白いね。  

組み立て・・・慎重に打ち込んでいく。  まずは右のアームのユニットから・・・うん、上出来。 クランプをかけて養生する。  次、左のユニット。  ちょっとアームのほぞが堅いかな?  どうかな?  外して調整した方がよいかな? いけるかな?  いけそうだ! なんて事が頭に渦巻く。  結局何とかいけそうと判断して打ち込みを続ける・・・と、あっ 割れが・・・ ああ〜 やっちまった!  実に一年ぶりの打ち込み失敗。  なんたること。  

急ぐときほど慎重に、時間をかける。 初歩的な教訓である。  ずぼらをするとてきめん痛い目にあう。  未熟だな〜!  でも、このようなときには、反省はしても落ち込んではいけない。 天を仰いで、気を取り直して、心を落ち着かせる。  そうしないと、また失敗を繰り返して泥沼に陥る。

結局今日は作業終わり。  明日、割れたパーツを木取りし直すことにする。  なんて落ちがついた一日でした。

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2004年10月 6日 (水)

天ぷらとコーヒーと

朝一番でお客様宅へテーブルの納品。 だいぶ長らくお待たせしてしまい、恐縮しながらの納品であったが、とても気に入っていただき、「待った甲斐がありました」とのお言葉をいただいた。  もの作りをする身にとって最高にうれしい瞬間である。 これでまた頑張れる。 ありがとうございます。

しばしお客様と雑談して小倉へ向かう。  ちょうど昼時だったので、魚町銀天街にある天ぷら屋「ふじしま」へいく。  創業50年近くになる老舗、地下にある食堂である。  カウンターのみで、注文をしてから目の前で揚げてくれる。  できたての天ぷらに、ご飯、みそ汁がついた天ぷら定食が500円・・・うまい!  昼時は超満員である。

昼食後本屋へ・・インテリア雑誌を立ち読みする。 家具にもやはり流行なるものがあり、どこが、どのように仕掛けているのか?  そんなことを考えながら読んでいる。  流行とは無縁でいたいもの・・・と思いつつも、情報をシャットアウトして超然とするほどの度胸はない。  流行を見た上で、自分の方向性を再確認したい・・などとカッコいいこと言ってるけど、なかなかね〜 これが難しいんだよな。  で、一冊購入・・

それを持ってこれまた老舗の喫茶店に行ったのだが、あいにく休み。  ここのコーヒーが美味しいんだけど・・・残念。  仕方ないのでスターバックスへでもと思ったが、やめた!  最近、このような、カウンターで間髪入れずに注文しなければいけない形態の店にテンポが合わなくなっている。  やっぱりコーヒーは静かな店で、ゆっくり飲みたいね。  

次にガラス屋へ、キャビネットに使うちょっと特殊なガラスの相談に行ったのだが、「できない」とつれない返事。  「北九州では、たぶんできるところはないと思うよ」 だそうである。  さてどうするかな?

帰宅して工房へ、椅子の続きをやる。  だいぶ形が見えてきて、明日は組み上げられるかな?  と、盛りだくさんの一日でした。


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2004年10月 5日 (火)

椅子の風景

ここのところ、打ち合わせや説明会、事務処理などでなかなか木を触る時間がとれなかったのだが、今日三日ぶりに工房に入った。  最近は涼しいので工程もはかどる・・・ということもなかったりして。 やっぱり天然のものが相手なので、割れや節、曲がり、等々、さてどのようにしようかと考えつつ木取りをする。
考え込んでいると、肌寒さに思わずくしゃみ、長袖の作業服に着替える。

最近チェリーでのご依頼が増えているので、いくつかの作品を見越して一気に木取りをし、桟積みしてシーズニングしておくことにする。  このような芸当ができるのが小さい工房の良いところで、別々の作品でも、それを部品単位に分解して一気に木取りをすると、その分材料効率も上がり、コストダウンにもつながっていく。  できるだけお求めやすい価格を目指している身としては、この木取りが最も重要な作業なのである。

で、今日からはチェリーでの椅子づくり、お客様からのご依頼品で、低めのテーブルにあわせる椅子である。  テーブルに合わせて座面も低くできるので、ダイニングとリラックスを兼ねられる便利な椅子になりそう。 この椅子は、お客様の了解をいただき、今月下旬から開催される「門司港アート村展」に出展することにしている。

mono2_002.jpg

椅子といえば・・・アート村の友人の工房で面白い椅子を見た。  アンティークショップで買ったとのこと、ヨーロッパの学校の椅子だそうである。  だいぶ汚れているので判別は難しいが、オークかビーチだろう。  でもなかなかいい感じのデザイン。  座面と足は、ほぞではなく専用の金具で連結するという潔さ・・・素早く作るための構造だろう。  座ってみる、びくともしない、頑丈である。  きちんと作れば金具を用いても、ビス止めしても十分な耐久性はでる、その証明のような椅子である。  

座り心地は・・・あまり良くない。  背板の角度がまずく、背骨が当たっていたいのである。 むむ? これは体格の違いか?  それとも、授業中に居眠りをしないよう、あえて快適でない構造にしているのか?  椅子一つから、このようなストーリーを思い浮かべるのも楽しい。  アンティークも・・いいね!!

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2004年10月 4日 (月)

イチローに思う

すごい男がいたものだ。 イチローである。
記録の偉大さは言うまでもないが、それを成し遂げるために彼が行ってきた事々、それがどれほどすごいことなのか、それに思いをはせている。

彼の偉大さは、野球に対する限りない愛情を原動力とし、それを軸にして、今なすべきことは何か、と言う命題を常に客観的にとらえ、フィジカル面メンタル面を含めて自分をベストの状態に維持したということ、いや、維持するという努力を日常的に続けたと言うこと。  これは常人にできる技ではない。  彼を修行僧にたとえる人がいるが、なるほど・・・と感心したりする。

私の敬愛する作家である司馬遼太郎氏は、事を成す人物に不可欠な要素として、「気概」と「リアリズム」をあげている。  気概・・・どのように解釈すべきか、人により様々であろうが、敷衍すると、情熱、思い、理想、夢、愛情などというキーワードがあげられそうである。  体の中からわいてくる、強い何か・・・それを実感するとき、体中に力がみなぎってくるような、そのような何か・・それが気概というものなのかもしれない。

事を成そうとするときに、夢を実現しようとするときに、それを動かすエンジンが気概や情熱であるとするならば、舵を切るのはリアリズムであろう。  リアリズム・・・どう言うべきなのか?  現実認識、現状把握、とでも言うべきなのか?  つまりは、物事が動いている、その根幹にある原理はいったい何なのか?  それを主観や思いこみを廃して、客観的に、冷徹に見通す眼、とでも言うべきなのか。  

熱くなればなるほど、それに対するカウンターバランスとして、常に冷徹な現状認識が不可欠となる。  熱さばかりが先走ると、それは必ず自己肥大化し、コントロール不可能なものとなり、やがては迷走を始める。  情熱という名の独善が、周囲の冷たい視線の中を走り続け、やがては力つき、自己満足というレッテルを貼られて消滅してしまうことになる。  高い理想や夢を持ちつつも、周囲の言葉に耳を傾けなかったために挫折していった人を何人も、いやと言うほど見てきた。  やるせない思いになる。 

また、逆に、リアリズムばかりに偏ったときには、世の中の矛盾や不条理の枠内に閉じこめられてしまい、必然的結果としてシニカルな物の見方しかできなくなる。  少々くたびれたサラリーマンが吐く常套句 「これが現実だよ」 という言葉には、何かそこに暗い穴が開いているような、何ともいえないむなしさを感じる。 ニヒリズムの中で生きている意味があるのか?  少なくとも、そのような雰囲気をまとった人間に、私はいっさいの魅力を感じない。  最近流行の自分探しは、これらに対する生理的な警報がその背景にあるのかもしれない。

気概とリアリズム。  いずれに偏重しても、行き着く先はおそらくあまり望ましいところではないだろう。  高い理想を掲げ、それを実現するための気概、情熱を持ち、しかし、それを実行する過程において現実がどのように動いているのか・・・それを常に客観的に把握し、現状に立脚して取りうるベストな方向性を常に考えていく、といった徹底したリアリズムの追求、これらが車の両輪のように絡み合ってこそ、初めて現状を打破し、夢の実現に至る道が開かれるのではないか?

常にこうありたいと思っているのだが、日々の生活の中で、やはり流されてしまうことが多いのが現実である。  流れに棹させば流されるとは、古の文豪の言葉であるが、これは時を越えて普遍のものであるのだろうね。  であるが故に、イチローの偉大さが際だつのである。  

一万冊のビジネス書を読むより、イチローの打席をみたいと思うし、インタビューの一言に耳を傾けたいと思う。 自己実現はノウハウではなく、地道な日常を積み上げていった先に見えてくるものなのだろう。  積み上げる情熱を持ち続けるように、また、積み上げる方向を誤らないように、イチローの打席を見ながらそのようなことに思いをはせるのである。  いや、すごい男がいたものだ!

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2004年10月 3日 (日)

打ち合わせ

朝一番で、お客様と納品の段取りについて打ち合わせ、その後アート村へ、お客様をお迎えして椅子の打ち合わせ、その後、溜まっているいろいろなデザイン案を考える。  腕組みしたり、逆立ちしたり、お茶を飲んだり、雑誌を見たり、最近私の風物詩となった行動である。

セブンイレブンの弁当が昼食。 午後からキャビネットの打ち合わせ、ローテーブルのご相談など・・・気がつくとすでに5時、日が傾き始めている。  納品、打ち合わせはどうしても土日に集中する。 このため、土日をフルで休む機会はなかなかない・・・なんて、これ、起業した者なら当たり前のことだろう・・・とお叱りを受けそうですね。  ベンチャー系の企業家のブログなどをのぞいてみると、そりゃみなさんすさまじい生活で、それに比べるとまだまだ甘い。

さて、打ち合わせの時は意識を集中させている。  お客様の意向をくみ取り、それを目の前でデザイン図という形で示していかなければならない。  できるか、できないか?  それを常に考えながらお話をさせていただく。  できない・・・とは極力言いたくない。  必死にできる技法・構造を考えている。 が、安請け合いは無責任なので決してしてはならない。  そのあたりのせめぎ合いというか、呼吸というか、さじ加減というか、毎度毎度難しい。  デザインにしろ、構造にしろ、技法にしろ、自分の引き出しを大きくして情報を常に仕入れておかないと、実際の打ち合わせにおいて良い結論を得ることはできない。  難しい。

そんなこんなで、今日も一日、木には全く触ってないのである。  明日は午後から展示会の説明会。 明日も、木にふれる時間は余りとれそうもない。  これが常にジレンマなのである。  はぁ〜!

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2004年10月 2日 (土)

ひたすらに地道な・・・

朝はやはり事務処理、恒例になりつつある。  デザイン図を書いてFAX、お見積もりをメール、進行状況のご連絡をメール、打ち合わせの段取りなどをやはりメール・・・などなどしている間に、お客様からのFAX・・・次は電話・・・このところ、設計が同時進行のものが多いので、頭の中の回線も少々混線気味、どれがどこまでどのような状況で進んでいるのか?  折に触れてのメモが命である。 

このような事務的処理に午前中いっぱいかかる。 事務員がいたらどれほど楽だろう? なんて思ったりする。  弟子入り志望の人からのお問い合わせが多いのだが、欲しいのはこのような事務手続きをきちんと段取りよくこなしてくれる人なのである。   

午後からはお客様宅にて打ち合わせ。  座卓のご相談をいただく。  座卓って、何気なく見えるかもしれないが、どうしてどうして、使い勝手やお部屋内のレイアウト等々、いろいろな要素があって結構大変なのである。  でも、大変なものほど愛着がわく。  幸いお近くなので、直接お話しできるのはとてもありがたい。  

打ち合わせ後、ギャラリーへ。  新しい商品を持っていく。  ここは、木工以外にもいろいろな手作り品をおいているので、日々変わっていくそれらを見るのも楽しい。  分野は違っても同じ手作り、やはりあい通ずるものを感じる。  店長さんと少し雑談をして、ギャラリーを出る頃は外はすっかり暗くなっている。  日が短くなりましたね。

そんなこんなで、今日は一度も機械にも手道具にも木にも触っていない。  でも、これらも制作以上に大事な仕事である。  どのようにお客様のニーズをくみ取り、それを具現化できるのか?  木工技術の100倍は難しいだろう。  どうも端から見ると木工家というのは自由で気ままに仕事をしているように感じられるらしいが・・・それが若い人を中心に木工志望の人が増えている原因のようだが・・・と〜んでもない。  基本の基本は、とても地道な活動をしているのだよ・・・木工家志望の若い諸君・・・よ〜く知っておいてね!

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2004年10月 1日 (金)

センスがね〜

起きると、イチローの最高安打記録まであと一本と迫っていた。 こりゃ大変、大リーグ中継を見ながら朝食。  あ〜あ 三振。  ちょっとがっかり。

今日も晴れ、朝はやはりメールや見積もりなどの事務処理に追われる。 昨晩のうちにやっておけばよいのだけれど、アルコールが入るとどうもだめなんですね・・・意志が弱いな〜!  

メール・FAXなどを送信後、昨日の木馬の続き。  ほぞ組などはなく、加工は簡単なのだが、曲面が多いため結構手間がかかる。  今回でバージョン6くらいかな?  作るたびに、少しずつ形を見直している。  結構細かい部分の面取りや、目の位置、大きさなどによってがらっと表情が変わるので、気が抜けない。  かわいいんだけれど、甘すぎるイメージにならないよう、インテリアとしても十分鑑賞に堪えうるものを目指しているのだが、その微妙な呼吸が毎度毎度難しいのである。  このあたり、センスだよな。  センスを磨くの、どうすればよいのかな?

絵を見たり、彫刻を見たり、いろいろな展示会に行ったらいい・・・なんてアドバイスをいろいろな先達からいただくので、折に触れて見たりさわったりしているのだけれど、どうも効果は今のところ出てないようで、まあ気長に続けてみるしかないですね。

と言うわけで、木馬バージョン6、無事完成。 明日はギャラリーへお嫁入りです。

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